‐金属変化‐ Metalphose

俺は、篠田 光輝。今日はいきなり近所に出現した洞窟に友人たちと探索に行ってみることにしたのだが…

光輝「これは…?」

洞窟の奥辺りにあるところに青白く輝く鉱石らしきものがあった

光輝「…?」

その鉱石は脈動するように光っていて友人たちは触れたり採掘しようとするがびくともしない

光輝「??」

そのまま俺は触れてみる、すると鉱石は目映く光り目を開けていられなくなるほどに輝く

光輝「なんだこれは…!!!!」

そのまま光が収まると、視界がはっきりとしてきた

光輝「??」

そのまま友人たちは後退りして行く…

光輝「どうした?」

友人「ば、化け物…!!!!!!」

光輝「???」

友人「化け物だぁぁぁぁぁぁ!!!!」

光輝「あ、おい!!」

何が化け物なのかわからない…

光輝「???」

そのまま洞窟の外に出ると、友人たちが俺を化け物という理由がわかった

光輝「なんだこれは…??」

手首から先が先ほど触れた鉱石と同じ色になっている…

光輝「なんだよ、これ…!!」

訳がわからず近くの木を殴るがその木には拳型に陥没した跡がついている…

光輝「これは…」

すると、頭のなかに声が聞こえてきた「君は選ばれた、この力をどう使うかは君次第だ」と

光輝「もしかして…あの金属か?」

聞こえてきた声は「そうだ、私は「意思を持つ金属」というところだ」と

光輝「なるほど…」

そのまま手袋をはめて帰宅した

光輝「どう使うか、か…」

そのまま肌色の手袋をはめ、爪部分を塗装してごまかすことにした…

光輝「…」

それから数日して、手袋が破れてしまったところに親が来た…

光輝「か、母さん…」

母「こ、光輝…その手は…」

光輝「…」

母「大丈夫なの?」

光輝「ああ、なんというか金属なんだけど熱さや寒さに強くなった程度で特に違和感もないんだよ」

母「…病院行くよ」

光輝「…」

あまりにも強い意思が見えたので従うことにした

光輝「…」

向かったのはまず内科に行くがすぐに大学病院に行けと言われ大学病院に移動する

光輝「…」

大学病院でも、健康に異常はないことがわかった

光輝「だから大丈夫って言ったろ?」

母「とりあえず、健康に異常なくて良かったね…」

光輝「たぶんだけど凄い力になると思う」

母「…かもね」

それから数日して、俺は…

光輝「…」

政府の人に呼び出された、当然だろう…

光輝「で?」

政府の人によると、自分を要するに兵器として使いたい国が居るらしく…

母「確かに彼の身体は金属と融合していますが、それでも私達の息子です…お断りします」

光輝「母さん…」

その日はとりあえず帰ることができたが、何度も何度も話が来た

光輝「…」

その度に父さんや母さんが断ってくれたが…

光輝「…」

政府の人間や軍の人間は俺たち家族の周りに居る人たちまで脅し始めた

光輝「…」

力が絡むと人間ってここまで醜くなるものか…と思っていると…

母「光輝、お客さん…」

光輝「誰?」

母「良いから」

そのまま出るように押し出されるとそこには、恐らくだが海外の軍人が居た

光輝「母さん…?」

母「ごめんね…ごめんね…」

軍人「さあ、来てもらおうか」

片言ながらその軍人はそう言った

光輝「俺を、売ったのか…?」

母「ごめんね…ごめんね…」

光輝「答えろ!!俺を売ったのか!?」

軍人「そう言うことだ、大人しく来い」

光輝「!!!!!!!!」

俺はこの身体になってからこの金属の意思と対話をしていて基本的な使い方を理解していた…

光輝「…」

とりあえず彼らに近づき…

光輝「このゴミが!!!!!!!!」

そのまま軍人の股間を蹴りあげる、手足どころか首から下が金属に変わっているので蹴りあげただけで奴は失神した

軍人「き、貴様…!!」

光輝「我欲のために関係ない人を苦しめて…それでも、それでも人間か!?」

軍人「人間でないお前に言われる筋合いはないな」

光輝「っ、そうか…」

軍人「???」

光輝「俺は「化け物」だ!!!!!!!!」

そのまま軍人たちは銃を撃つが俺の身体に当たっても服が破れる程度で銃弾は俺の体内に吸収されていく

光輝「化け物に叩き潰されて死ね!!!!!!」

そのまま気絶した軍人を掴んで起こした上で眉間に拳を叩きつけると顔面が陥没した

光輝「!!!!!!!!」

そのまま来ていた軍人も同じように叩きのめしていく…二度と関係ない人を苦しめられないように頭を陥没させ、手足を踏み砕いていく…

光輝「…」

そのまま両親を見据える

母「…」

光輝「もうお前らを親とは思わん…」

そのまま両親を一発づつ殴り俺は飛び出す…

光輝「…!!!!」


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