俺は篠田博、このイベントでの最後の一人だ
博「…行くか」
彼らの残してくれた情報を頭に叩き込み、魔方陣に向かう
博「…」
そのまま転送され、俺は早速溝を飛び越え、宝箱のあるところまで向かう
博「…」
さらに一度宝箱を確かめて戻り、鍵を取りに溝を二つ飛び越え、そのまま急いで戻る
博「第一関門はクリアだな…」
宝箱を開けて下の階層に向かえる道が開いたのでほふく前進で進んでいく…
博「さて、ここは少し急がんとな」
着地してすぐに小さな足場へトン、トン、トンと飛び越え、向こう岸へ渡り終えた
博「…」
断言にしか思えない予言を見つつ少し休む
博「さて、行くか…」
進んだ先にある三つある縄ばしごの真ん中に飛び移り、段差の上に上る
博「落とすのは気が引けるが…許せ…」
二段目の段差に乗り、タイミングをあわせてそこにある樽を落とす
博「…」
彼女が落とした宝石らしきものを腰のポーチに入れ、縄ばしごを降りる
博「次は…」
一番奥の縄ばしごに飛び移り、そのまま登っていく…
博「許せ…」
宝石を投げると宝石は光を放ち飛んでいた飛竜の魔物は落ちてきたので抱えて仰向けに寝かせ爆弾を頂き宝石を回収する
博「あとはこれで…」
下に降りて一番手前の縄ばしごに飛び移り、登った先の箱を爆弾で壊して中のコインを手に入れる
博「…」
そのまま向こう岸へ縄ばしごを経由して着地しコインを入れ道が開通したことを確認してしゃがみながらの前進で進んでいく
博「あとは…」
剣を引き抜きそのまま全速力で戻る
博「…」
とても強いプレッシャーと共にそれと同じくらいの強さをもつ魔力を感じる…
博「居るんだろ?夜の貴族さんよ…」
ひしひしと感じる魔力とプレッシャーに怯みそうになるも仲間たちと交わした約束を支えに俺は気を強くもつ
???『ほう…』
そのまま縄ばしご伝いでないと行けなかった水槽らしき水場の水が抜け普通の階段一段程度の段差になったかと思うとその新しくできた床の真ん中に魔方陣が浮かび声の主が姿を表す…
???『ここまでたどり着くか…面白い…♪』
博「俺は、約束した…ここから抜けると…!」
???『ほう…私の下僕になれば生活の面その他諸々を保証するとしてもか?』
博「あんたたち魔物には分からんだろうさ、あいつらは俺を、ただ他の仲間より身体能力が高いだけで俺を庇って情報のためにリタイアしていった!その後の事なんて知るか!!俺が脱出しないとあいつらの気持ちは浮かばれんだろうが…!!!!」
???『なるほど…義理と友情か…』
博「ああ、それを果たすためにもここで負けられない…!!!!」
先程手に入れた剣を構える
???『本当に面白いな…ひさびさに楽しめそうだ…』
博「…!!!!」
そのまま彼女は飛び上がり俺は彼女を見据えて剣を構える
???『ほう…突っ込んでは来ないか』
博「突っ込んだらそれこそ隙をさらしかねない…」
???『なるほど…ならば…』
彼女は青紫色の魔法弾を放ってくる
博「!!!!」
何とか避け、いくつかを打ち返す
???『!!』
魔法弾を打ち返したことに驚き、彼女は避けられず直撃してしまう
博「…!!」
今しかまともに当てられるタイミングはない、魔物の作った武器なら相手を傷つけたり殺したりはしないと確信しそのまま一気に間合いを積めて首もとに剣を向ける
博「どうする?恐らくだがこの剣で斬られても死にはしないんだろ?」
???『そこまで分かっていたか…』
博「ああ、だが非殺傷とはいえな…」
???『甘い…』
そのまま先程と同じ魔法弾を放って来たので無理矢理身体を捻って避けつつ斬りつける
???『そうだ…!この剣で斬られても殺すどころか傷は負わない、人間風情が手など抜くな!!!!』
博「なら…」
今度は地上戦になり、彼女も刺突剣を出してきた
???『この剣も同じく斬られても死にはしない、尤も貴様に耐えられるかな?』
博「…」
接近戦ではどうやれば良い?頭をフル回転させて考える
博「!!!!」
考えていても仕方ない、直感的な最善手を打つしかない…!!
博「これなら…」
片手で持てる剣だったのが幸いし俺はポーチに入っている宝石を出す
???『しまった…!!』
宝石は強く光を放ち、彼女はとっさに顔を覆ってしまう…汚い手だが…
博「だっ!!!!」
そのまま渾身の一閃を放つ
???『…見事』
彼女は汚い手を使った俺に賛辞の言葉を送り倒れた
博「…?」
すると、彼女が最初に出てきた魔方陣が別のかたちに変化した
博「ここか?」
そのまま魔方陣に乗ると、転送されたさきは…
博「ここは、館の外か…!!!!!!」
脱出出来たことと、仲間
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