俺は、乾 一真。職業はモデラーをしている。
一真「いきなり決めるな!!」
スマホに電話がかかって来たので声を荒げる
一真「人の仕事の都合とか考えろよ、あの色ボケ夫婦が…」
俺の叔父の夫婦(奥さんはエキドナ)の娘を二人来させるという話だが、仕事の都合とか一切考えずに前日に言って来た…懸賞が届いたから旅行に行くらしい…
一真「ったく…」
とりあえず、今日中に仕事を仕上げないと…
一真「よし、できた…」
夕方に納品する背景を含めたセットが出来上がった
一真「はい、すぐにでも…」
明日の朝一番に納品することになった…
一真「さて、と」
そのままゴミを纏めてごみ捨て場に置いてくる
一真「…」
携帯栄養食とミネラルウォーターで夕食を済ませた
一真「寝るか…」
風呂にも浸かり、洗い終えた
一真「…」
そのまま寝ることにする、残りは明日で良い…
一真「さて、やるか…」
すんでいるアパートへ来た編集員へ納品を終えて、部屋の掃除を始める
一真「こんなものか…」
すぐに掃除を終え、とりあえず携帯栄養食とミネラルウォーターで朝食を済ませる
一真「さて…」
そのまま寝間着から部屋着に着替える
一真「ったく…」
十時過ぎに、彼女たちは来た
一真「…」
???『貴方が、一真さん?』
聞いていた話によると茶髪の牛の魔物。彼女が妹のミノタウロスの娘だろう…
一真「ああ、お前たちに恨みはないがお前たちの親には小言を一時間はぶちまけられそうな気がする…」
???『ごめんなさい…』
そしてもう一人が白い髪に黒のメッシュな牛の魔物、彼女が姉のホルスタウロスなのだろう…二人ともミノタウロス系統の魔物らしくスイカでも積めたかのような胸を持っている…
一真「お前たちは悪くないだろう、人の仕事の都合とか一切考えずに前日に言ってくるあの色ボケ夫婦が悪い」
???『我々の親ながらなにも否定できない…』
一真「今朝に仕事が終わったからまだ良かったもの…」
???『あの、自己紹介良いですか?』
一真「ああ、悪い…」
???『私は、春花です。』
姉のホルスタウロスの娘はそう名乗った
???『あたしは、芽衣って言うんだ!』
一真「乾一真だ、まあそこまで長くない期間だがよろしく」
芽衣『しかし、一真兄ちゃんの部屋、何て言うか変な匂いがする…』
俺の作業場を見て彼女は言う
一真「俺の仕事はプラモや模型のセットを作る仕事だ、塗料の匂いだろう…」
春花『なるほど…』
一真「換気をしてなかったな、するか…」
隣の部屋の居間に移動して作業部屋は換気する…
春花『お兄さんは、なんでこの仕事に?』
一真「ネットに投稿した俺のある模型がプラモとかの雑誌の編集長に俺の作ったセットが気に入られてそこから雇われた」
芽衣『おおー…』
あのときは、面食らったものだ…いきなり雑誌の編集長が俺の住んでいるアパートに来たのだから
一真「後は、そういうことが元々好きだったのもある」
春花『そうなんだ』
一真「ああ。」
芽衣『なら、暇になったんですか?』
一真「いや、次の仕事を仕事始めから数日後に納品する」
春花『なるほど』
一真「…」
話すことがない…
一真「とりあえず」
普段使っていない部屋に案内した
一真「仕事の邪魔しないなら好きにしてて良いから」
そのまま仕事部屋に戻り、窓を閉めて内容を確認していく
一真「…」
芽衣『兄ちゃん、すぐに仕事?』
芽衣が部屋に来た
一真「やることだけは確認して日程を組み立てないとな」
芽衣『ふーん』
そのまま後ろから胸を押し付けてくる
一真「??」
芽衣『兄ちゃん』
一真「ん?」
芽衣『さっきあたしたちが入ってきたときに、おっぱい見てたよね』
一真「ホルスタウロスやミノタウロスって乳自慢の魔物だからドアの幅大丈夫か?とおもってな」
芽衣『うん、二人で同時にはいるのは無理だった…』
一真「だから、玄関の傘立てとかどかしといて良かったなと」
来る魔物の娘の種族を聞いておいて良かったと思う
芽衣『…確かに…』
一真「どかしてなかったら倒れてたなと」
芽衣『ありがとね』
一真「ああ…」
芽衣『どんなセットを作るの?』
一真「これだな」
設定資料を見せる
芽衣『廃墟?』
一真「ああ、戦いの終わった廃墟に佇む戦士を作ることになっている」
芽衣『なるほど…』
一真「材料は貰ってるから、どうやって形にして行くか…」
そう話していると…
春花『お昼ごはんできましたよー』
一真「お、って作ってたのか」
芽衣『なら、行く?』
一真「そうだな」
居間に向かうと、大盛りのチャーハンが盛られていた
春花『チ
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