俺は、沢本 洋介。今日はあるものを発見した…
洋介「博士、これって…」
???『そうね、間違いなく…』
俺が見つけたのは、骨、というよりは形が丸々残った化石(?)らしきものだ…
洋介「これ、骨格的に現代人だよな…」
???『間違いないわね…怪我もないところを見ると怪我や暴行を受けて死んだとは考えにくいわね…』
彼女は蓮花、俺の家の近所に住んでいる通称博士と呼ばれている女性で白澤という魔物の女性だ
洋介「とりあえずこれ、警察に連絡すべきかな…」
蓮花『そうね…』
魔物が来てもう十数年経つ、もしかしたらそれより前の人かもしれない…
洋介「とりあえず、警察に連絡しますね」
蓮花『えぇ…魔物の警官も連れてくるように頼んでおいて』
それから数時間経ち、その骨、というよりは形が丸々残った化石のようなものは魔物が来る数ヶ月前に行方不明になっていた少女が川に転落し死んだと言うものであることが骨から魂を呼び出したリッチの術師により明らかになった。というよりは彼女はそのままスケルトンという魔物に転生した…
洋介「発掘できて良かったのかな…?」
そのまま彼女はどこかへ去っていった
蓮花『お手柄よ♪』
洋介「なら良いが…」
さらに二時間ほどして、彼女が自身の両親を連れてきた…
洋介「まあ、長い間離れてても会えて良かった」
彼女の両親は何度も礼を言って去っていった
洋介「まあ、魔物になっても戻ってきたなら嬉しいもんか…」
蓮花『そうだと思うわ〜♪』
洋介「やれやれ、いろいろ聞かれてもう夕方だよ…昼飯食いそびれた…」
蓮花『そうね…ならうちで食べていかない?』
洋介「お、久しぶりだ」
そのまま彼女と帰り道にあるスーパーに向かう
洋介「お、今日は丸焼きとかに使える鳥が安い」
蓮花『あら、本当ね〜』
それからその鳥と他にも食材を買う
洋介「なら、行きましょうか」
そのまま買い出しを終えて移動する
蓮花『なら、手伝ってくれるわね〜?』
洋介「えぇ」
そのまま俺は食材の皮を向いたり下ごしらえをしていく
蓮花『オーブン準備できたわよ〜』
洋介「なら、持っていきます」
蓮花『ふふ…♪』
洋介「??」
蓮花『久しぶりね…♪』
洋介「そうですね…」
蓮花『ふふ…♪』
洋介「なら、焼きますか」
蓮花『なら、居間で待っててね〜♪』
洋介「…」
居間でとりあえずソファに座りスマホを弄る
蓮花『お茶入れてきたわよ〜』
洋介「どうも…」
そのまま運ばれてきたお茶を飲む…
蓮花『ふふ…♪』
洋介「まさかのでしたね…」
蓮花『そうね〜』
洋介「…」
彼女は俺が五歳くらいの時に来た、そのときはまだ彼女も中学生だったなと思い出す
洋介「ん…いい匂いがしてきたな」
蓮花『もうすこしね〜♪』
さらにしばらくして、食事ができた
洋介「あつつつつ…!!」
なんとかもって来たが、軍手だけでは熱かった…
蓮花『なら、切り分けましょうか』
洋介「そうですね…」
危うくやけどしかけた、ミトン用意しておいてくれよ…
蓮花『いただきます♪』
洋介「いただきます」
彼女は料理以外は本当に有能だ、料理はできないらしく出来合いの物を買ってきていたりしている…
洋介「ん、味付けはそんなにか派手にしなくて正解だ…」
蓮花『んん〜♪』
それから食べ終えて、帰ろうとすると…
蓮花『居間出るのは不味いわよ…』
洋介「???」
蓮花『今日は満月だし、このアパートの未婚の娘たちが男を求めてうろつくこともあるらしいわよ…』
洋介「マジか…」
蓮花『えぇ…』
外を見ると、早速男が魔物に組伏せられている…
洋介「うわぁ…治安どうなってんだよ…」
蓮花『まあ、そうよね…』
洋介「…」
とりあえず外は危険なのは理解できた
蓮花『早く…!まど閉めて!!』
そのまま窓を閉める
蓮花『はぁ…はぁ…』
洋介「大丈夫ですか?」
蓮花『何とか、ね…』
魔力に彼女もあてられてしまったらしい…
洋介「…」
どうしたものかと思っていると…
蓮花『…』
彼女の眼が据わっている、不味いかもしれない
蓮花『まさか、私がなにも考えずにこの展開になったと思うかしら?』
洋介「え」
蓮花『ふふ…
#9825;』
洋介「…」
ある程度掌の上だったらしい
蓮花『でも、あのスケルトンの娘には感謝しないと…
#9825;こんなに早くチャンスが来るとはね…
#9825;』
洋介「さすがにあれは想定外、か…」
蓮花『死んでしまった娘を助け出したのは貴方よ
#9825;』
洋介「偶然か必然か…」
蓮花『ふふ…
#9825;お祝いしなきゃね…
#9825;
#9825;』
洋介「託つけ
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