ゲームはルールを守って…

俺は佐久間 康司、今日は休みだったから映画でも見に行こうと思ったらいきなりなぞの場所に飛ばされた

康司「なんなんだここは…」

???『不思議の国にご招待〜♪』

康司「全く、人の都合を無視するのは魔物の悪癖だな…」

声のした方向を振り向くと紫色の髪と目をした猫らしき魔物が居た

康司「チェシャ猫か…なるほど…」

???『ご名答〜♪』

康司「…」

とりあえず、スマホで二つの連絡場所に連絡を取る

???『一人は知り合いみたいだけど、もうひとつの方は…』

康司「あの地方はこういうのを禁止してるんだ、罰則を受けろ…」

友人に連絡を取った後に魔物絡みの問題の専門家の警察に連絡を取ろうとする

???『思ったよりドライ…』

康司「まあ、代わりの男はは用意してやる。」

???『??』

康司「俺の友人に、不思議の国に行きたいって言ってた物好きが居るから」

???『生け贄?』

康司「あいつ一人で満足するなら、通報はやめてやる」

???『むう…』

康司「どうする?」

???『とりあえず呼んできてほしいな』

康司「なら、ついてきても良いから一回もとの世界に戻してくれ」

???『了解〜』

そのまま一回待ち合わせ先の俺の家に着いたが、来ていないので家で飲み物とかを持ってきた

???「ほんとだ…チェシャ猫だ…」

彼は士郎、俺の友人で走ってきたのもあるが不思議の国の魔物を見たのもあり息が荒い

士郎「さあ、俺を早く不思議の国に連れていけ!!」

康司「な?こいつの方が良いだろ…」

???『そうだ、ならゲームで勝負しない?』

康司「ゲーム?」

???『彼がどれくらいでお持ち帰りかって感じの』

康司「おいおい、人をゲームの駒にするのか?」

???『貴方はどう?』

士郎「不思議の国に連れていってくれるなら受けても良い」

まあそういうだろうなとは思う

康司「俺はやるとは言ってない、それに俺が受けるメリットないだろ」

???『むー…』

士郎「確かにこれ康司居なくても成立はするよな…」

康司「だからなおさらな」

???『康司、貴方が好みだから是非とも引き込みたいのに…』

士郎「やめとけやめとけ、こいつダイヤモンドみたいに意思が硬いから。」

???『??』

士郎「職場の魔物に言い寄られても他に合いそうな男を渡して自分は逃げてるから」

康司「まあ、彼女たちはその方が幸せらしいから問題はない筈」

???『なおさら興味が湧いた…♪』

康司「…」

とはいえ逃げても何をされるかわかったものではない

康司「で、勝ち負けの説明は?」

???『やる気になった?』

康司「何をされるかわかったものではないからな」

彼女たちはまるで信用できない、元々性的なことでしないと言って信用できない魔物な上で色狂いの不思議の国出身だ…

???『なら説明するけど、彼が不思議の国に入ってからどれだけの間お持ち帰りされないかの時間を決めるの。』

康司「ふむ…」

???『で、何分以内、または以上で正解した方の勝ちってルール』

康司「まあ、良いだろう」

康司の嗜好はある程度わかる、それなら勝ち目はあるだろう

そのまま不思議の国に行く

康司「なら、俺は3分以上でいい」

???『なら、三分より短い時間でお持ち帰りされたら私の勝ちね♪』

康司「ああ…」

???『逃げはしないと思うけど…』

彼女は士郎に香水らしきものをかけた

康司「マーキングか」

???『まあねぇ…♪』

そして彼に地図を渡して始まる

???『よーい、スタート!!』

そのまま士郎は不思議の国の僻地に落とされ、俺はストップウォッチを起動した

士郎「!!」

いきなり息が荒くなる、何をしたんだ?

???『地図で貴方がどこに居るかはわかるからね…♪』

士郎「了解…!!!!」

そのまま移動するがこれではいつお持ち帰りされてもおかしくない

???『どうなるかなぁ…♪にしし…♪♪』

康司「俺は士郎を信じている」

そのまま士郎は一心不乱に走り出す

???『!?』

そのまま時間が経過していく、不思議の国の魔物たちは彼を追うが彼はものすごい勢いで一方向に走り出す

康司「よし、行け!!!!」

そのまま屋敷らしきところへ突き進んでいる

士郎「!!!!」

そのまま地図を見て頷き、チャイムをならす

その屋敷から出てきたのは、褐色の肌をした濃い紫色のドラゴンだった

士郎「…」

???『私がジャバウォックと知って訪ねたのか?』

士郎「はい!!」

ジャバウォック『ほう…』

士郎「俺は、決めていたんだ。」

ジャバウォック『ふざけてはいないらしいな、聞いてやろう。』

士郎「俺は、小さい頃に魔物の出てくる本を見て不思議の国の魔物たち
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