あるマインドフレイアの敗北

私はレミア、マインドフレイアという魔物だ

レミア『なんなのこいつ…』

私の住んでいる小屋は森の中にあるのだが、そこに妙な男が迷い込んだ

???「ぼく、しろう」

レミア『あ、ご丁寧にどうも。私はレミアよ…ってそうじゃない!』

しろう「???」

レミア『貴方、どうして私の家の前で座ってたのよ…』

しろう「さんぽしてたらまよった」

レミア『なるほど…』

しろう「いかのまものさんがすんでてよかった」

レミア『イカって…近いといえばちかいけど…』

しろう「??」

レミア『まあいいわ…』

なんというか、力が抜ける男だなと思う…

しろう「〜♪」

何が楽しいのか、空を見ている

レミア『まあ、今日は泊まっていくと良いわ…外で何かあったらそれこそだし』

しろう「わ〜い♪」

レミア『…』

見た目からして十代後半から二十代前半の男だが、まるで子供のようだ…

レミア『明日、森の入り口まで送っていくからまたまよわないでよ?』

しろう「う〜ん」

本当にこいつ大丈夫か?とさえ思う











翌朝、彼がスマホを持っていることに気づき彼の親に連絡を取る

レミア『あの、しろう君のお母さんでいいかしら?』

出たのは母親だった

母「はい、志郎は無事ですか?」

レミア『えぇ、私の住んでいる小屋の前で座ってたんです』

母「なるほど…」

レミア『はい、はい…そうですその森の入り口で待ってますので』

自分が魔物であることを明かしても彼の母親は安心した声色だったので彼らは恐らく少なくとも中立出身なのだろう

レミア『来たわよ』

それから一時間弱経過して、彼の親は来た

母「志郎、なかなか遠出したね…」

しろう「さんぽしてたらまよったんだ」

レミア『あの…』

そのまま志郎の母親に彼の事を聞く

母「はい、この子は頭は悪いですけど優しくて力持ちなんですよ…」

レミア『なるほど…』

やはり彼は普通とは少し違うらしい

母「志郎が気に入りましたか?」

レミア『なんというか、悪い人ではないですけど力が抜ける男だなと思ったので』

母「お陰で喧嘩してる人たちの仲裁にはよく駆り出されますね」

レミア『ある意味天職ね…』

母「志郎は確かにバカと言われます、でも…」

レミア『えぇ、分かってますよ。』

彼は確かにバカと言われる類いの男かもしれない、だがとても可愛げがあるバカで良い意味で脱力系と言うやつなのだろう

レミア『真相を知って可愛いと思いましたし』

母「そうですか…」

レミア『はい』

なんというか、仮面を被っているように思っていたがあれが素なら可愛げがあると思う

母「もし良かったら」

レミア『??』

母「志郎のそばにいてあげてもらえないでしょうか?」

レミア『あの、私がなんの魔物か知ってますか?』

母「スキュラの仲間では?」

レミア『えぇ、スキュラの仲間は仲間でもマインドフレイアという魔物ですよ?』

母「確か、混沌出身の…」

レミア『えぇ、性格に言えば私は混沌から魔王の影響を受けて最初にこの世界に出てき
たその孫世代ですけどね』

母「ならなおさら、男を得られる機会は少ないのでは?」

レミア『良いんですか?』

母「はい、志郎が幸せならそれで…」

レミア『分かりました、それなら…』

母「志郎を、よろしくお願いします」

レミア『はい…』

そうして、私と彼の生活が始まった

しろう「〜♪」

相変わらず彼は何が楽しいのか空を見ている

レミア『楽しいの?』

しろう「あの雲、はっぱみたい〜」

レミア『…本当ね』

確かに彼の見ている視線の先にある雲は葉っぱの形をしている

しろう「あっちの雲はばななみたい」

見た先にある雲は確かに房からちぎって一本のバナナのような形をしている

レミア『志郎』

しろう「ん〜?」

レミア『気持ちいいことしない?』

しろう「うん♪」

どうやら乗り気のようなのでとりあえず寝室に向かう

レミア『なら、行くわよ?』

しろう「うん♪」

そのまま耳のなかに私の触手をいれようとするが耳が割りと詰まっている

レミア『その前に耳掻きね』

耳掻きで彼の耳を掃除していく

しろう「んん〜♪」

志郎は気持ち良さそうだ

レミア『これで良いわね』

しろう「ん〜?」

今度こそ彼の耳の中に触手をいれていく

しろう「えぇあぁ〜!?」

彼の頭の中身をこれで快楽に染め上げる、私はそう思っていた

レミア『んん…これは…』

彼の頭の中身は、本当に力の抜ける中身しかない。そこが可愛いが…

レミア『何か、もう混沌とかどうでもよくなってきたわね』

しろう「もっと…」

レミア『ふふ…
#128156;』

それから彼の頭の中身を吸って私はもう立ち
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