その花の花言葉は…

あれから、ひとつだけ気になることがあった

晶「あの花、見たことある気はするがなんだろ…」

鈴に渡したブローチは、いくつかの青い花が纏まっているかたちのものだ

鈴『どうかしましたか?』

晶「いや、大したことではないんだが」

鈴『??』

晶「渡したブローチのモチーフになった花、どこかで見たことあった気がするなと思った」

鈴『調べてもらいますか?』

晶「そうしようか」

そのまま出掛けて彼女にしっかり着いていくと、林に出た

晶「…?」

彼女は樹の魔物でドリアードと言うらしい

鈴『これ、なんの花を象って作られたか解りますか?』

茜『これは…』

彼女は茜と言う名前なのをさっき聞いた

茜『なるほど…解りました』

晶「なんの花?」

茜『この色、かつこの形なら勿忘草と言う花ですね』

晶「あ、思い出した。植物図鑑で見たんだ」

鈴『勿忘草…』

茜は何かを耳打ちしたらしい

晶「??」

帰り道に誰かの視線を感じたがよく解らなかった











碧『おかえりなさい』

晶「鈴が他の魔物避けの術を施してくれたらしい」

碧『一応、そこは解ってたみたいですね』

鈴『襲いかかられてはさすがにね…』

碧『で、謎は解けたんですか?』

晶「お陰様で、このブローチの花は勿忘草らしい」


碧『…なるほど』

少し諦めたような呆れたような顔をして彼女は去っていった

晶「???」

そのまま俺は部屋に戻り、夕食を食べて風呂の順番を待っていると鈴が来た

鈴『…♪』

晶「???」

鈴『勿忘草の花言葉、知ってますか?』

晶「いや…」

鈴『一つ目が「私を忘れないで」です』

晶「魔物ならまずそれはないだろうな」

鈴『大事なのがもうひとつの花言葉です』

晶「というと?」

鈴『真実の愛、です♪』

晶「!!」

明らかに地雷を踏み抜いたなと思う

鈴『なら、真実の愛を…これでもかと言うほど注いであげます…
#128155;』

晶「…」

確かに地雷を踏み抜いたが、なんと言うか覚悟は決まった

晶「…の前に風呂かもな」

鈴『はい…
#128155;』

しばらくして、風呂の順番が回ってきた

晶「なら、行こうか」

浴室に向かうと、彼女の姿を見て面食らった

晶「尻尾七本って…最上位クラスの狐か…」

鈴『??』

晶「狐の妖怪や魔物は二本から確かそう扱われるんだろ?」

鈴『よく知ってますね』

晶「なら扱いは細部こそ違っても大体同じかもしれんな」

鈴『というと?』

晶「狐の妖怪や魔物は二本から三本の間は下位の存在として扱われ、四本と五本は中位の存在として扱われ六本以上で上位、七本以上は最上位として扱われ、九尾は神に近い種族の扱いって俺の知ってる情報ではあった」

鈴『概ねあってますね、私は私のいた神社で唯一の巫女だったので神の力を多く受けたのではないかと思います』

晶「なるほど…」

鈴『ふふ…
#128155;』

晶「なら、上がるかな」

鈴『はい
#128155;』

部屋に戻り、火照りが冷めるまで部屋で待ち水分補給をする

晶「ふぃー…」

鈴『そろそろ、しますか?』

晶「そうだな…」

俺は寝間着を緩めて脱ぎ畳む

鈴『なら…
#128155;』

彼女も着物をふぁさ…と落とす

晶「サラシ着けてたのか」

鈴『はい、擦れたりすると痛いので…』

晶「なるほど…」

鈴『なら…
#128155;』

ふと空を見ると満月が目に入った

晶「稲荷でも満月はさすがに精神的なキツさあるか…」


鈴『はい…ここまで来てお預けはしないで下さい…』

晶「いや、聞いただけ。」

鈴『なら…
#128155;』

そのままサラシをほどく

晶「…綺麗だ」

鈴『…
#128155;』

彼女の肢体が露わになり出た言葉がそれだった

鈴『ふふ…
#128155;
#128155;』

頭を抱き抱えられる

鈴『擦れたりすると痛いですけど、愛しい殿方に喜んでもらえるなら…
#128155;』

晶「柔らかい…」

快楽と安らぎを同時に与えてくる…

鈴『…
#128155;』

晶「準備、完了か」

俺の男性器は既に臨戦態勢だった。最上位の稲荷だからかその気にさせる力も凄まじいようだ…

鈴『もう、良いですよね…
#128155;』

晶「来るなら来い」

覚悟も完全に固まった

鈴『なら…
#128155;』

晶「ああ」

俺は仰向けに寝転がる。

鈴『はい…
#128155;
#128155;』

そのまま鈴は俺に跨がると、一気に腰を落とした

晶「!!!これ…は…」

荒々しく容赦のない快楽に意識が飛びそうになる

鈴『んんんぁぁぁぁぁ〜〜〜
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