私は、青山 惣一。今日はバードウォッチングにきた。
惣一「おや」
私以外にもこのいわく付きの林にきている男がいたとは
惣一「お」
相手の方も気づいたらしい
???「あんたは?」
惣一「私は青山惣一、今日はバードウォッチングにきた。」
???「なるほど…」
惣一「君は?」
???「俺は西田真之介だ」
惣一「君はなんのようで?」
真之介「友人に着替えをとどけにいくんだ」
惣一「あー…つまり君の友人は」
真之介「ああ、そうだ」
惣一「なら、ついていっても良いかな?」
真之介「??」
惣一「ここで男性一人がいたらサバンナへ全身に生肉をつけた状態で乗り込むようなものだろう?」
真之介「なるほど、互いに利があるな。よろしく」
惣一「よろしく。」
そのまま彼についていきながら鳥を見る
惣一「見たことのない鳥がたくさんいるな…」
真之介「確かにな…」
そのまま彼の用事を済ませて帰り道…
惣一「あれは…」
何かが目の前を走り去っていった…
真之介「急いだ方が良いかもしれないな」
惣一「だねぇ…」
そのまま入り口まで急ぐ…
真之介「ってまたか…」
また何かが目の前を走り去ったかと思うと止まった
惣一「!?」
???『やっぱり…♪』
止まったのは、やはりというか魔物だ
真之介「どうやら、ハーピーか?」
???『正解〜♪』
彼女はもう一人魔物を乗せていたらしい
???『〜♪』
もう一人は緑色の羽根をもつハーピーらしき魔物だ
惣一「ちょうど二人、か…」
???『〜♪』
彼女は嬉しそうに、そして幸せそうに近づいてくる
真之介「二人とも、飛べないのか…」
???『あたしはダチョウからハーピーになったからねー』
真之介「だからあの高速を出せたわけか」
???『そだよー』
惣一「君の方は?」
もう一人にも問いかける
???『なんだと思う〜?』
惣一「わかるのは、尾羽とかをみてオウムの仲間かなと」
???『正解〜♪』
しかし、オウムから変化したとして彼女は割と大柄だ、そしてそれに反比例するように翼は小さめだ…
惣一「…」
???『???』
惣一「いや、いるはずが…」
真之介「ダチョウもそれならそうだろ」
惣一「法律もなにもあったものじゃないな…」
???『あたしは何か違う景色が見えたから走ってきたんだよ』
惣一「なるほど…」
恐らくそこから魔物に変異したのだろう、高位の魔物がやりそうなことだ…
真之介「高位の魔物がやりそうなことだな…」
惣一「同感」
???『ん〜??』
???『あ、私たちを変えた魔物さんの話?』
真之介「そうだな」
惣一「…」
もし彼女が…だとしたら…私の疑惑は膨らむばかりだ
おわり
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