和也「…」
起こさないように目を覚まして布団から出る
和也「さて、やりますか」
今回作ろうと思う菓子は手間がかかる、なので…
和也「これでいいな」
魔力で出来たての温度のままを維持できる蓋をホットケーキに被せてテーブルに置いておく
和也「…」
一つづつ飴細工を作っていく…
和也「…」
それから、組み立て終える頃には昼どころか夕方になっていた
和也「やっとできた…」
作ったのは赤、青、黒紫色の薔薇で作られたブーケのような形の飴細工だ
和也「さて、いくか」
そのまま台所から出る
楓『遅かったですね』
和也「やっと納得いくのできた」
雫『見ても?』
和也「もちろん」
そのまま台所へ案内する
瑠璃『これ?』
テーブルの上にある箱を指差す
和也「ああ。」
楓『開けても?』
和也「もちろん」
雫『…!!!』
瑠璃『!!!』
楓『!!!』
箱を開けた彼女たちは愕然としている
和也「前にジュンさんと飴細工の体験したことあるんだけど、その技術でやってみた。素人にしては頑張ったと思う」
雫『そんなレベルじゃないですよ…
#9829;
#65039;』
瑠璃『一枚一枚花びら作ったの?』
和也「ああ、それから張り付けてたくさん作って纏めた」
楓『食べるのがもったいないです…
#128149;』
和也「えらく苦労した、職人ってすごいな…」
雫『では…』
雫はそれを早速1つ手に取り、食べる
和也「…」
瑠璃『うん…』
楓『もったいないですが…』
瑠璃と楓も食べた
和也「どうかな?」
雫『甘いけどくどくなくて酸味もあって美味しいです…
#9829;
#65039;』
和也「良かった…」
瑠璃『うん…
#10084;
#65039;美味しい…
#10084;
#65039;』
楓『これだけ魂込めていれば美味しくもなります…
#128149;』
和也「職人はこれを二時間前後でやっているらしいからな」
雫『なるほど…』
和也「喜んでくれて何よりだ」
瑠璃『…
#10084;
#65039;』
そのまま夕食にする
和也「今日は牛肉の赤ワイン煮込みとグリーンサラダ、あとは魚のカルパッチョとパン、スープにした」
楓『作ってたんですね』
和也「ああ、圧力鍋って便利だな」
雫『なら、食べましょうか』
和也「ああ、腹ペコだ」
瑠璃『…♪』
食後、洗い物を終えて食休みだ
楓『…
#128149;』
雫『…
#9829;
#65039;』
瑠璃『…
#10084;
#65039;』
風呂が沸くまでの時間、大きなソファで寄り添いながら待つ
和也「暖炉の休みはもう少し後だな」
楓『そうですね…♪』
和也「春は見えないような気がするが近づいてきているんだな」
雫『そうですね…♪』
和也「…」
瑠璃『…
#10084;
#65039;』
いろいろ柔らかいものに埋もれて動きにくい、でも心地良い感触だ…
和也「お、風呂沸いたな」
楓『…
#128149;』
雫『…
#9829;
#65039;』
瑠璃『…
#10084;
#65039;』
心が満たされたあとは、そうなるのも当然か。ホワイトデー第二幕が、始まる…。
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