アグレッシブプリンセス

それから、当たり障りのない話をしていると…

瑠璃『わかります、貴方は本当は怖いんでしょう?』

和也「いえ」

瑠璃『!?』

和也「侮るわけでも戦闘狂というわけでもないんですがね」

瑠璃『…?』

和也「…もう遅い、そろそろ寝た方が良いですよ」

瑠璃『…』

そのまま俺が自室に戻ろうとすると…

瑠璃『…教えて』

和也「???」

瑠璃『何が貴方をそこまで戦いに誘うのかを』

和也「…一国の王女様が高々一人の傭兵にそこまで構うことはないでしょうに」

瑠璃『身分は関係ない、私はただ知りたいのです』

和也「…どちらにせよこの戦いには意味がある。そういったはずですが」

瑠璃『…』

そのまま俺は自室に戻る

和也「!?」

ほんの少しだが眠れた、が…

和也「なんだこれは…」

俺の手首には拘束具がついている

瑠璃『お目覚めですか?』

和也「悪い冗談でも笑えない」

瑠璃『貴方は第二陣以降の出撃です』

和也「何でだよ、わざと第一陣に志願したのに」

瑠璃『かんがえてみて、分かりました』

和也「???」

瑠璃『貴方が言った「どちらにせよこの戦いには意味がある」という言葉の本質が見えた気がしました』

和也「というと?」

瑠璃『貴方がそれを語ったときの真っ暗な眼を思い出せば簡単なことでした』

和也「…」

瑠璃『貴方は、勝てなかったとしたら多分魔物を道連れにする気なのでしょう?』

和也「…」

彼女は俺の考えていたことを言い当ててきた

和也「ああ、だからこそ俺には勝鬨を上げるか相討ちかしかない」

瑠璃『…』

お姫様はそのまま俺を頭から抱き締める

和也「?」

瑠璃『辛かったでしょう、苦しかったでしょう…』

和也「だからこそやられたままでは居られない」

瑠璃『いけません!!』

和也「!?」

彼女はものすごい剣幕で迫る

瑠璃『大丈夫、貴方一人が居なくても精鋭と可能性の塊のような人員を行かせました』

和也「…」

それから二週間ほどたったある日…

瑠璃『いいお知らせです』

和也「第二陣かな?」

瑠璃『魔王が滅びました』

和也「そう、か…」

瑠璃『正確に言えば人間を憎まない新しい代に変わったという感じですね』

和也「奴らのしてきたことは消えない、それを理解しているのか?」

瑠璃『殆どの魔物は変わりました、そして貴方の故郷を滅ぼした魔物は変化の前に滅されています』

和也「…」

空っぽになったような感じがして崩れ落ちる

瑠璃『これで安心ですね…』

和也「?」

瑠璃『はい。』

手首につけられていた拘束具が外された

和也「??」

瑠璃『ふふ…
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#65039;』

彼女からは妖しいものが見える…

和也「!?」

彼女はゆっくりとドレスを脱ぎ始めた

瑠璃『ここまで待った甲斐がありました
#10084;
#65039;』

和也「!?」

瑠璃『覚えて居ませんか?』

和也「まさか…」

俺は故郷が滅ぶ前のことを思い出した

和也「あのときの…」

瑠璃『はい
#10084;
#65039;』

幼い日の彼女に襲いかかろうとしてきた魔物を兵隊に知らせたことで彼女が守られたことがあった

瑠璃『お父様からももう許可は得ています』

和也「しかし、なんでわかったんだ…」

瑠璃『簡単です、あの時に貴方は顎筋の右側に怪我をしていました』

和也「…これか」

瑠璃『で、もしかしたら…と思って聞いてみたら合っていました。そこからはお父様も私の話を引き受けてくれたのです』

和也「そう、か…」

瑠璃『あのときの約束を、果たさせてください』

和也「んな小さいときの約束、忘れても良かったのに」

瑠璃『ふふ…
#10084;
#65039;』

そして彼女は一糸纏わぬ姿になった

和也「…」

瑠璃『…
#10084;
#65039;』

そのまま頭から抱き抱えられた

和也「…」

瑠璃『ふふ…
#10084;
#65039;』

どうやら身体は本能を優先したようだ

瑠璃『さぁ…
#10084;
#65039;いきますよ…
#10084;
#65039;』

そのまま俺は仰向けに寝かされて彼女は腰を落とす

瑠璃『んっ…くぁぁ…
#10084;
#65039;』

彼女から何かが伝ってくる、これは…

和也「血!?」

瑠璃『ふふ…
#10084;
#65039;貴方のためにずっと…
#10084;
#65039;』

そのまま渡された紙を見ると、どうやら特殊な飴で彼女は感度こそそのままに処女になったようだ…

瑠璃『動き…ますね…
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#65039;』

ゆっくりとだが動き始めた彼女に俺はすぐに限界が来た…

瑠璃『ぁ…
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