俺は城戸 耕一、今年で高二になる普通の高校生だ。
耕一「やっと終わった。」
学期最後の授業が終わるチャイムが鳴り、俺は伸びをしているなか、他の生徒は大体パートナーの魔物と帰るか部活に勤しむようだ。
???『耕一、今日は暇?』
彼女はリーフ、エルフという種族だ。
耕一「お、リーフ、どうした?」
リーフ『貴方、このゲームやってるのよね?』
彼女が見せてきたのは所謂FPSゲームだった
耕一「ああ、やってる。」
リーフ『ランクはどんな感じ?』
耕一「最近やっとプラチナランクになった」
リーフ『え…?』
耕一「?」
リーフ『プラチナランクって、上から二番目のやつよね…?』
耕一「ああ、先週末の夕方になった」
リーフ『実は私たち、まあチームでやるイベントに参加しようと思うんだけど人数か一人足りないの』
耕一「俺に参加しろと?」
リーフ『頼めない?』
耕一「構わんぞ、参加チームを探してたところだ」
リーフ『なら決まりね、明後日の店舗大会、お手並み拝見させてもらうわ』
耕一「の前に」
リーフ『?』
耕一「チーム組む以上、チームメイトの編成とか見ないと」
リーフ『なら、LINE教えて』
耕一「わかった。」
彼女とLINEを交換して俺は家に帰った。
耕一「さて…」
俺はいくつかのパターンに合わせて編成とかを組んでいく
耕一「お、LINE来たな、なになに…?」
書いてあることによると
ルールは
使用可能デッキは二つまで
一チーム三人で先に拠点をすべて制圧するか敵の復活コストをゼロにした方の勝ち
拡張コストは150まで
とのことだった
耕一「彼女らの編成からしたら、俺の使うデッキはこれだな。」
早速二つのパターンのデッキを組んだ。
耕一「なら早速…」
彼女に俺の作った編成を見せる
耕一「もう一人にも伝わったな、よし。」
そして当日になった。
耕一「…」
リーフ『早いわね』
耕一「近間だからな」
リーフ『期待しているわよ?』
耕一「そういや」
リーフ『?』
耕一「エルフってもっと頭が硬いと思ってたが」
リーフ『母さんとかは貴方の思う通りよ、私は父さんが人間だから多少は柔らかいのかも』
耕一「なるほど。」
???『お待たせ』
耕一「お、もう一人も来たか」
彼女はキュリン、マンティスという魔物らしい
キュリン『あなたの編成、即席だといっていたけど』
耕一「昨日のうちに試運転と推敲はしておいた、おれの基本は中距離で高火力高機動力の砲撃主にした」
キュリン『わかったわ、なら行きましょうか。』
耕一「ああ。」
リーフ『勝つわよ?』
耕一「敵さんの出方次第だ。」
そして大会が始まった。
耕一「まあ、そんな楽でもないが苦戦もしないな」
リーフ『貴方の上空爆撃は本当にえげつないわ、流石その系列のテンプレをカスタマイズしてあるだけはあるわ』
耕一「一部はおれの好みだがな」
キュリン『次で準決勝だね』
耕一「まあ、気を抜かず、かといって気負い過ぎず行こう」
リーフ『貴方の強さはある意味で自然体なのもあるのかもね』
耕一「かもな」
準決勝の相手も苦戦こそしたが何とか勝てた。
耕一「決勝の相手は、奴らか…」
リーフ『知ってるの?』
耕一「実力は高いが人間性が悪いやつらだ、マナーとかも粗雑だし相手にたいしての煽りや挑発もたくさんやる。」
リーフ『…』
耕一「えげつなくなっていいか?」
リーフ『?』
耕一「二人には、高火力かつ高機動力のやつになってほしいが」
リーフ『どんなやつ?』
耕一「これだ。」
俺は元々使う気はなかったが今回は已むを得ないデッキを見せた
リーフ『…いいわ、奴等に一泡吹かせてやりましょう?』
キュリン『あれは、良くない。』
よし、ならやろうと心に決めて早速決勝に進んだ。
耕一「さて…」
今回の策は敢えて拠点を守らずに敵を倒すことに重点を置いた編成だ。
リーフ『…』
早速彼女たちは遠距離から攻撃を始めている。
耕一「…」
俺は早速トラップを設置していく
リーフ『まだなの…!?』
耕一「よし、終わった。」
対戦相手は耐久力のほとんど残っていない拠点1つしかない俺たちを見て完全に油断している
耕一「それはどうかな?」
リーフ『いまね!』
そのまま彼女たちが一斉攻撃で相手を三人まとめて倒す
相手「!にゃろ…」
相手が勝ち誇ったような言葉で煽って来るが俺は作戦を決行するサインを出した。
相手「!たかが一回…お前らはもう後がない、この勝負、お前ら雑魚に負けるかよ!」
耕一「雑魚はお前達だろう、リスポーン地点を見てみな。」
相手「!」
俺が仕掛けたのは、リスポーンの無敵時間
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