考えた末に俺はローラを選ぶことにした、何と言うか感じるものが一番柔らかかったからだ。
彼女に連れられて着いていくと、より自然が鮮やかさを増していくようにみえる…『どうかされましたか?』と俺に向けて彼女は問いかけて来たので俺は「何と言うか、自然がさらに伸び伸びとしてきているように見えた」と言うと『この辺りからはより綺麗にみえるといろんな方が言っていますよ…♪』と彼女は返す。
さらに進むと彼女の言う通りで柔らかな日差しと青々とした葉と咲き乱れる花々、川のせせらぎが聞こえる環境、こんな美しい環境があるとは…。
俺が呆然としていると彼女は『どうかされましたか?』と聞いてきた。俺は「いや、ここの景色、すごいなと…」と出来るだけ纏めて言うと『ふふ、なるほど…♪ここの美しさがわかるなら貴方は信用できますね…♪』と笑みを見せた。
そこからさらに歩いて大きめな家がみえてきた、どうやらあそこが彼女の家らしい。
真っ白な壁と淡い青色の屋根が特徴な二階建ての家が近くで見た感想だ。
彼女に連れられ家に入り部屋に案内された。彼女の寝室のとなりが俺の部屋になるらしい。
それから少しして、彼女が部屋のドアをノックした。俺が扉を開けると『嫌いな食べ物とかありますか?』と聞いてきた。俺にそこまで好き嫌いはないことを伝えると彼女は『なるほど…それなら良かった。』と言う。さらに彼女は俺を案内した。
その先にはたくさんの作物、野菜や果物の木がありたくさん実っている…見たところどれも俺のいた世界ならかなりの値段になりそうなレベルで新鮮さと色鮮やかさと大きさを併せ持っている…
『ひとつ食べてみますか?』と彼女は林檎の樹から実をひとつ取り俺に渡してきた。早速齧ってみる。強い甘さとそれをくどくならないようにすると言わんばかりの酸味が広がり、食感も硬めだが硬すぎるわけでもない。はっきり言ってひとつ2000円くらいでも買って後悔はしないレベルだ…。食べ終えた後に「他の作物もこのレベルならこれからめちゃくちゃうまい飯と果物が食えるんだな…」と言うと『美味しかったなら何より…♪』と柔らかな笑みを見せた。
彼女が言うには近くの魚や森の獣も狩猟して食べるらしいので俺も役に立とうとルアーっぽいものを作り魚を取りに行き、数時間して結果5匹釣れたので彼女に持っていくと『それならこれは焼いて食べましょうか♪』と喜んでくれた。こんな素晴らしいところに住める以上俺も役に立ちたいと始めてみたが彼女も喜んでくれたので万々歳だ。
さらに数日して彼女は猪を狩に行くらしく、俺もキノコを集めに行くつもりで同行することにした。
彼女が作ってくれたスリングショットを俺は持ち、腰の袋にゴツゴツしたりぼこぼこしたかたちの石を入れて援護もやれるようにする。
彼女は魔力で作られた弦の弓矢を使うらしい。俺はキノコを採りつつ彼女に着いていくが猪が現れた、どうやらキノコを集めることで猪を呼び寄せるのも理由らしい。
彼女は猪の腹と脚に矢を射るが猪は止まらず突進してくる…俺はと言えば良く狙い、猪の顔面に石を何とか直撃させることに成功しそれによりバランスを崩し猪は木に激突し気絶してしまったらしい。彼女は『いいときに当ててくれましたね、これなら…』と矢を眉間に射ち絶命させた。
「役に立てたのか?」と聞くと彼女は『もちろん、不意打ちとはいえあれで体制を崩してトドメに繋がったのよ?』と嬉しそうに言う。猪を彼女は魔法で解体していく、手から光の刃のようなものを出し皮を剥ぎ内蔵も取り出して骨もはずしていく…
それから帰宅して猪肉を使った料理を食べる、彼女の料理はどれも美味しい…いい作物もあるのかもしれない
その日、俺が浴室に行こうとすると彼女は上がりたてだったらしく彼女の肢体が見えてしまった…急いで脱衣場から出て彼女が上がるのを待ち、彼女は『上がったらお話があります』と真面目な顔で言う…
風呂で体を洗い終え、彼女の部屋に着くと彼女はドアを開けて俺は部屋に入る。するとローラは『別に怒ってはいませんよ?むしろ』と言う。俺は言葉を待つと『貴方と言う人間を知ることが出来て、そして悪い人間でもない。』と言う、さらに『貴方のいる日々は私の人生の中で楽しいものです。』と続ける。俺が「それなら、良かった」と言葉が出る
そしてローラは『私と共に生きて貰えますか?』と言う、俺は「貴方のような強さと美しさ、そしてうまい飯を作れる美女と過ごせるなら喜んで受ける」と返す。
彼女は『それなら、夫婦となるための一歩を共に踏み出しましょうか…
#9825;』と着ていた服を脱ぎ始めた…
脱ぎ終えた彼女の肢体を見る…俺より頭ひとつは背が高い…そして晴れた空のような色の鮮やかで艶のある髪と瞳、健康的さと白さを併せ持つ肌、スラッとしているが美しさを保
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