いしきのはしっこが、『わたし』からはなれる
『わたし』から、『アタシ』へ、『オレ』へ、『ミリィ』へ…どんどんとうつりかわっていく感覚
それは『私』でありながら、全く違う、異質なものだ…
「…起きたか?『エルマ』」
柔らかなスライムの絨毯の上で、彼は『私』をそう呼ぶ
「…起きたか、も何も、『私』はあくまで一つの意識、いや、性格設定なわけだから、普通に私全体としては起きてるにきまってるでしょ」
…毎回、起きるたびにこういう風に言ってしまうのは、きっと『私』が「理屈屋なツン妹」として作りだされたスライムだからだろう
ご丁寧に毎回メガネのような形に目の周りがなっているのも、そう言う「設定」であるが故、だと思う
「やれやれ、ホントにお前たちは色々な顔を見せてくれるな……この無人島で、俺とお前だけだってのが本当に信じられねぇ。」
…そして、『私』、いや、『私たち』と言った方がいいかもしれない、とにかくこの男は、『私たち』(の元になったスライム)だけしか居なかった無人島に漂着してきた。
そして、ヤることはやって、”俺はお前を愛してる”、なんて臭い台詞を吐いたのがもう何年前か、モンスターの寿命で言えば一瞬の事なのだろうけど、その間健康に、下も毎日数回という生活を送った私たちとこの男は、今では『ガッコウ』というものの一クラス分ぐらいは、身体を出しておけるような、そんな中規模なクイーンスライムの群体になったわけで…
「おにーちゃん♪きょうも『ミリィ』に一杯ご飯が欲しいなぁ…」
…と、『私』が考え込んでいるうちに、『もう一人の私』がこの男にすがりついている、彼女は『ミリィ』、身体的特徴としては『ロリ』に入るのだろうけど、私たちの中では『女王様』に次ぐ、最古参だったりするわけで…
…言ってて少しこんがらがるけど、それでも『ミリィ』の中ではこの男は『愛すべき兄』である、ということには変わりないのだろう、実際、『私』の中の彼女は
“いつでもお兄ちゃんラブ”
本当に、それだけしか考えてないキャラなのだ、ある意味、私たちの始原である、『スライム』というものに最も近い『私たち』なのかもしれない、と最近は思ったりする
「んむっ…はぁ?、おにーちゃんのここ、いつにも増しておっきいかも……んふ〜…『エルマお姉ちゃん』は、混じらないのかなぁ〜…美味しそうだけどなぁ〜…」
「あ、アンタが先に始めたんでしょ!さ、流石に『妹』の順番を奪うような『おねえさん』じゃありませんから!」
「…まあまあ、そんなに慌てなくても俺は逃げないって…それとも、二人いっぺんに…ってのも乙かもしれんな。」
そんな顔でこっちを見つめてくる二人(内一人は『私』だけど)
…正直言って、さっきの言葉は嘘だ、あくまで表面だけ取り繕ってはいるけど、『私』ももう抑えてられない、だって、私は『ミリィ』でもあり、この男が大好きな『女王様』でもあるのだから…
「んんっ、れろっ♪んちゅ…ほらほら、『エルマお姉ちゃん』も頑張らないとぉ…私が白いの全部貰っちゃうんだからぁ♪」
「んっむ!ちゅ…絶対に、れろ…はぐ…負けないん…っむ…だからぁ!」
『私達』の上で、『ミリィ』と『私』は彼の肉棒を舐め合う
どちらが勝っても『女王様』の栄養になるのは確かなのに、と頭の中で思ったりもするのだが
正直今は、スライムとしての淫欲が上回っているわけで…
「っく、いつやってもらっても、気持ちよくって…くうっ、そうら、行くぞッ!」
「〜んんんっ!!!!!!!」
「ふ、ふわわ、わわっ!!!?」
そんな事を頭の片隅で思っている間に、彼の肉棒は快楽の頂点を迎え、咥えていた『私たち』に向けて白濁を打ち放つ。
「ん、んちゅ…えへへ…いつもお兄ちゃんのせーえき、濃くていっぱいで…大好きだよっ♪」
「んっ…また、一杯出したわね…でも…」
…………頭の中でガンガンと「もっと欲しい」という声が鳴り響く
それは『私』の心の声の様でもあるし、あのおっとりとした声と顔の『女王様』が、私を通じて彼をもっと受け止めたいと、思っているのかもしれない
「………とりあえず、火をつけたんだから…解ってるわよね?」
そういいつつ、私はまたがるように彼の上へと進む、『ミリィ』も、『私』を通じて感じ取っているのか、明確な抗議の声はあげることなく、彼の口を吸うようにしているのが見えた
「んー!んー!んんー!!」
「何よ…嫌なの…こんなに立たせておきながら?ホント嘘つきだよね…アナタ…」
とろとろと、コアがうずくような(私たちの体は元から溶けているのだが)快楽を受けつつ、『私』は目標を定めるかのように彼の上で尻を軽く振る
…本来なら全身で受け止められるはずの『私達』の身体だが、どうしても私はこうやってやらないと気が済まないのだ、
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