人さらいに拐われてた姉が帰ってきたと聞いたときには、あまり嬉しさとかが湧かなかった。
なにせ自分とは一回り以上離れた姉で、物心ついた頃には既に両親は諦めていたようで、今さら戻ってきたことに驚きを隠せなかったようだ。
しかも姉と名乗るその人は、角や翼、蛇になった尾、そして体にさまざまな動物の顔が着いたような魔物に変貌していて、両親は泣きながら神へと祈りを捧げ出して、その姉も自分が拒否されたと感じたのか、こちらまでポロポロ泣き出すので、面倒さしか覚えなかった。
両親が寝た後、姉はしょぼりとした様子で家の外へと出て、外れまで行くとそこでござを敷いて横になる。
しばらく迷ったが、魔物も数人暮らすようになったから入っても大丈夫、と言うと、自分の方を見上げてきた。
姉という人の目は確かに母に似ているけれど、色は茶色じゃなくて、炎のような赤色。
吸い込まれそうな、綺麗な目だと思っている内に、姉は家へと向かうとそのまま入って、猫背のまま椅子に座る。
私はもう娘じゃないのかな、と、ぼそりと呟く。
そんなことはないだろう、と言いかけたけど、諦めがついていたことを知ればなおのこと落ち込むだろうと考えて口を開くのやめる。
姉ら喋らないが、ふと姉の瞳の色が変わっているように見えた。
赤から黄色なんて見間違える筈もないけど、姉が自分に急に抱きついてきて、「私、ちょっと寒いの苦手なんだぁ……」と言ってきて思わず背筋が震えて、そこまでする義理はないと振り払う。
少し悲しそうな目をしているかと思えば、赤目に戻っていて、少し涙ぐんでいる。
何が起こったかは分からないまま三日が過ぎる。
気づいたのだが、黄色の目をしている時の姉はまるで獲物を捕まえた蛇のようにくっついて離れず、少し舌が伸びてるようにも見える。
赤目の時よりも、少しうざいと言うか……。
とにかくこの時の姉は苦手だ。
緑色の横線みたいな目をしている時の姉は何処と無くぼけーっとしていて、角が少し伸びて、髪が少しウェーブがかってる気がする。
他よりも何を考えてるか分からないけど、あまりに無防備過ぎて少し構いたくなるが、その瞬間に黄色の目になったりしたら嫌なので構ってない。
赤い目をしているときはやはりネガティブだ、蛇の尻尾をだらんとさせて、自分を見つめてくるだけだ。
両親どころかネズミにさえ驚いており、自分に抱きつくのはいいが、何とかしてほしい。
また、頭の上から生えてる耳が丸くなっているのと、猫のように丸くなって寝ているのが特徴か。
青色の目の時は異常に高圧的ではあるものの、隣の村に薬を買いに行く時や、サバトとやらの集会が来たときについてきてくれる。
頼りにはなるが、変わりようが酷くて驚いたから最初は別人かと思った。
そんな生活が続く中で、姉が魔物だということを思い知らされた、最初は赤目のときの姉だ。
赤目の時の姉は、あまりにネガティブだったから油断していた、ある朝、布団に潜り込んでいて、自分の服を脱がせて、全裸になっていた姉が朝勃ちしているペニスを胸に挟み込んでいた。
苦しそうだったからと言いながら、胸から出る先へとかなり熱い涎を垂らされて胸肉で擦られて腰が浮いてしまう。
精液を顔に放つと、少し嬉しそうな顔をしながら、精液と涎が混じったものでさらに刺激され続けて、無様に姉へと二回目の射精をする。
それでも姉は嬉しそうに喉で鳴きながらもやめず、自分が情けなくて泣き始めるまで胸擦りを続けたあと、やめてと訴えるとようやく離したかと思えば、どこからかピンク色の瓶を取り出して、自分の口へと容赦なく注ぎ込んできた。
さらに股間が固くなるが、抵抗する元気も出てきたと思った瞬間、尾の蛇が首に噛みついてきて、体が痺れる。
姉は嬉しそうにすると、ボタボタと獲物が涎を垂らすかのように濡れた股間を押し付けてくる。
――お姉ちゃんは弟君のこと大好き、愛してるからいいよね?
そんなことを言いながら、容赦なく蜜壺へとペニスを飲み込んだ。
そしてはしゃぐように嬉しそうな声と喘ぎが混ざったような声で跳ねて、自慰とは比べ物にならないくらいの刺激を与えてきて、我慢できるはずがなかった。
実の姉であろう女性の子宮へと、我慢した時の小水のように、射精してしまう。
お姉ちゃんと体の相性ばっちりだねなどと言いながら、姉が下側に寝転ぶが、足を使って、かなり強く拘束してくる。
麻痺も取れてきたのに、腰が抜けずに、熱く蠢く肉に覆われたペニスは子宮以外に射精することを許されない。
お姉ちゃんがたくさん生むから、お姉ちゃんがいっぱい生むの、と、繰り返して言いながら、翌日まで離すことはなかった。
その翌日、まだ媚薬で股間が痛い中で、黄色の目になっていて絶望した。
当然のごとく自分に密着してきて、勃起したペニスを肉球で挟んで弱
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