……私はどうすれば良いのだろう?
私は牛野 雫、8歳の娘と6歳の息子の母、愛する夫の妻である。
しかし私はある悩みを抱えていた。
数年前に、私の父が借金を抱えて亡くなってしまった。
私たち一家はその借金の支払いをしなければならなくなった。
それだけならまだ良かった。
夫が病に倒れてしまったのだ。
元々裕福でもない家だった。
それでも夫は私たち家族のために頑張ってくれていた。
だがそれは最悪の形で返ってきてしまった。
なんとか死は免れたが家で殆どの時間を寝たきりになる生活を続ける事になった。
私はパートなどでなんとか最低限の生活ができるほどのお金を稼いではいるが……
「もう、私はどうすれば……、私たちが苦しむのはまだ良いんです。
でも、子供達は常に腹ペコで何もお腹いっぱいに御飯が食べさせられたのはいつなのか……、いっそ施設に預けた方があの子達は幸せになるんじゃないかと……」
「そんな事は言わないでください、梨沙ちゃんはいつも両親のことを嬉しそうに話してくれるんですよ?」
彼女は、娘の先生の熱美先生。
学校に家のことを相談しにきた私の話を優しく聞いてくれる良い先生だ。
女性である私から見ても惚れ惚れするほどの美しいスタイルと熱い教育への想いを持ち合わせた女性だ。
……それと比べて私はどうだろう?オシャレするお金すらなく、気づいたら酷くやつれた顔をしてるだろう……。
「すみません……、わざわざ家に来てもらったのにこんな話を聞かせて……」
「いえいえ、生徒、そしてその家族の幸せの為に頑張るのは教師の役目ですから!」
優しい先生の言葉に感謝しつつも、そんな気を使わせてる事に私は苦悩していた。
「……とりあえず、一番はお腹いっぱいにしてあげたいんですよね?」
「……?、ええ、せめてお腹いっぱいにはしてあげたいんです、空腹で苦しまなくて良いように」
そういうと先生はカバンから一本の牛乳瓶を出してきた。
「このわた、私の知り合いの牧場で作ってる牛乳なんですけど……ちょっと飲んでみます?」
「今ですか?」
見たことがないブランドの牛乳だ。
でもなんだろう……
「……甘い匂い、すみません、お話中に。頂きますね」
ゴク、ゴク、ゴクと飲み干していく。
こんなに上手い牛乳は飲んだことが無かった。
まるで砂糖が入ってるかのように甘く、そしてお腹を満たしてくれる。
……ああ、もっと飲みたい。
「まだまだおかわりはありますよ?」
また新たな瓶に手を伸ばして、飲み干してくる。
ああ……、どんどんこの甘さに癖になっていく。
また一本、また一本と飲んでいく。
なんだか服が窮屈だ、はしたないけどもうキツくてキツくて仕方がない。
上着を、いや下着も脱いでしまおう!
「もっともっと飲んでくださいね……
#10084;
#65038;」
もうどれほどの時間が経ったのだろう?
あんなに牛乳を飲んだのに、まるで牛乳がそっくり自分の身体に吸収されていくような快感を感じる。
でも、なんだろう?別の味わいを飲みたくなってきた。
かつて味わったことがある、それはなんだったのか……?
「今のお母さんなら、みんなのお腹を満たせますよ
#10084;
#65038;その大きなおっぱいで
#10084;
#65038;」
その言葉に私は気づく、全体的に体つきは痩せていたその姿は、沢山の子供を産めそうな大きな尻、それでいて引き締まったお腹、そして大きな大きな乳房ができているではないか。
「私のおっぱいで……?」
「そうです、今のお母さんはさっきまで飲んだミルクと同じミルクを家族に与えられますよ」
ああ……、あの子達に、そして正さんにもあんな甘いミルクを……。
そうだ、早く家に帰らないとあの子達にもこのミルクを飲ませてあげないと。
そう思うだけで、乳首から母乳が滴り落ちる。
もう、足は部屋を出ようと向かっていく。
そんな私に先生は最後に声をかけた。
「喜んでもらって何よりです。ではまた……
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#65038;」
#12316;
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私は牛野 正。
かつてはある企業の社員として働いていたが……。
身体を壊して結果会社はクビになってしまった。
妻や子供達には苦労をかけている事がとても心苦しい。
頑張って身体を動かそうとするも、病気の後遺症か息切れも激しく、体への激痛などに悩まされて殆ど身動きができない。
普通ならヘルパーを頼むのだろうがそんなお金は家にはない。
いっそ離婚してもらった方が妻や家族は幸せになるのではないのだろうか?
そんな事を考えてしまうほどに私の心は疲弊していた。
「……貴方、入って良いかしら?」
「……ああ、薬の時間か、入っ
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