魔女と王妃

「ですが!?」

「ええい!うるさい!この話はここまでだ!」

「……分かりました」

私はこの国の妃であり最強の魔導士。
この国を守るためならどんな手でも打った。
優しい夫では無理などんなことでも……。

「……は、今や巷では私を魔女と罵るものもいるらしい……」

騙し討ち、暗殺、なんでもやった……。

「やれやれ、それじゃ怖がられるだけね」

「だ、誰だ!?」

突如後ろから声がする。
振り向くと幼い少女がそこに居た。
顔は帽子を深く被り、わからないが強い魔力の持ち主である事は分かった。

「炎よ!」

「水よ!」

お互いに魔法を打ち合う。
一進一退の攻防が続いた。
そして………

「くっ!殺しなさい!」

「殺しはしないわよ……」

負けた私はベッドの上に魔法で作った鎖で繋がれている。
手足を封じられ、少女に身体中を触られていく……。

「最近ケアしてないんじゃない?肌の艶が足りないわよ?」

「う、うるさい!」

確かに最近は、会議や魔法の行使などで肌に気を使っている暇はなかった……。

「こんな、辱め……!」

気がついたら服は脱がされ裸にされていた。
だが少女は優しく体に触れていき……

「そ、そこに触れるな!?」

「……30年前のあの時の傷を?」

「!?」

私の下半身に大きく残る傷、それは30年前、まだ18だった私は夫を庇い、槍を受けてしまい、当時の精鋭の魔導士達によって命は助かったが、その下半身には傷が残り子供ができない身体になってしまった……。

「この傷は私の誇りだ!」

それから私は夫と結婚した。
幸い王には弟が居た。
私達が亡くなったら弟の子供が後を継ぐ。
子供を産めない女を妻にした事で酷い言葉を吐かれた事もあった。
それでもあの人は私を庇ってくれた。
決して身体が強くないのに……。
だから私はあの人が傷つかないように強くなると……、

「……もう良いのよ」

「な、何?」

その時だった下半身に少女が大きな魔力を与えているのを。

「っあ
#9825;ああ
#9825;ああああ
#9825;身体が
#9825;あつい
#9825;
#9825;」

「もう良いの、あなたはよく頑張ったわ。あなたも自分の望みを叶えたら良いの」

「の、望みなんて!?」

「もっと、あの人に愛されたかったでしょう?」

……あの人は身体が弱かった為、夜の際も大人しいものであった……。

「決してそれが嫌だったわけではないけど、もっと激しく愛されたかったでしょう?」

「そ、それは、ああ
#9825;」

「今では、もはや行うことすら少なくなってきてたじゃない」

確かに少女が言う通り、今はもはや行うことすら無かった、決して愛していないわけではない。
彼の身体が、そして私の身体が想いについていけないだけなのだ。

「で、でも……
#9825;ああ
#9825;身体が溶ける
#9825;」

「そして……子供が欲しいでしょう?」

「……欲しい、欲しいよぉ!あの人との赤ちゃん産みたかった!一緒に二人で育てて行きたかったよぉぉぉ!」

もはや涙を止められなかった。

「だから……私が叶えてあげるわ」

「あ
#9825;ああああああああああああああああ
#9825;
#9825;」

そして今までで一番強い快楽を受けて意識を失う瞬間……

「だって……貴女は私だもの」

その帽子の下にある顔が見えた。
そこにあったのは……幼い頃の私の顔であった。






「……彼女を幸せにしたいか?」

「……ああ」

「ならこの薬をやる」

「……これは……」

「副作用はあるがな……」

「ありがとう……!」

「礼は言わなくて良い、なぜなら俺は……」












目が覚めた時、私は鏡を見て驚いた。

「こ、これが私?」

その姿は二次性徴がまだ来てない12歳前後の頃の自分の姿だったのだから。

「……ああ、初めて会った頃の君の姿だ」

「!?、その姿は……リオン?」

後ろを向くとそこに居たのは狼のような獣人の男が居た。
しかし何故か今の自分には分かる、それが愛する夫なのだと。

「……君の苦しみに気づいてあげられなくてごめん」

「……良いのよ。私だって一人で無理してた……」

その長くなった舌で私を抱きしめながら舐めていく……。
その時気づいてしまった。
かつて傷を負って以降、働いてなかった子宮が動いているのを。

「リーム……
#9825;すまない
#9825;この身体だとより……!」

ふと夫の股間を見ると、かつて以上に大きく活立している男性器があった。
そして私の子宮はそれを求めて疼いている。

「……良いの
#9825;私もあなたのが欲しい
#9825;子宮が治ったみたいなの……
#9825;」

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