「ああんっ……
hearts;
イイっ、気持ちイイ、よぅっ……
hearts;」
対面座位で抱き締め合いながら、俺はウィルマリナを突き上げる。
一日の大半を費やす、俺達にとって大切な時間。
俺達のセックスは、一般的な魔物夫婦のセックスのように激しく腰を振り合うものではない。
「ちゅっ……んむぅっ………」
「はむぅっ
hearts;、あぁむっ……♪」
互いの唇を甘噛みしながら奪い合う、キスをする。
キスをしながらも腰は止めない。
ゆっくりと力強く、じっくりと彼女の膣を擦りあげる。
窮屈な膣壁に、俺のペニスを塗り込むように。
「んんんっ……
hearts;、あむぅぅっ……ん
hearts;
hearts;」
キスをしている唇から、ウィルマリナの嬌声が漏れる。
その声と、甘い唾液と熱い吐息と、俺を見つめる蕩けた視線が、俺を燃え上がらせる。
思い切り激しく腰を振って、彼女を貪りたい衝動に襲われるが、実行はしない。
勿論、そうしてもウィルマリナは悦んでくれるが、もっとウィルマリナを悦ばせられる交わりを知っている。
もっともっと二人で気持ち良くなれる交わりがあるのだ。
ウィルマリナもそれを望んでいる。
挿入時から既に暴発寸前だったペニスに、更なる圧力が加わる。限界が近い。
キスを止め、彼女の背を抱いていた腕を解いて、シーツに後ろ手を着く。
ウィルマリナも俺の意を汲んで、絡めていた腕と脚を解き、俺と同じようにシーツに後ろ手を着く。
以前二人で読んだジパングの指南書で『カガミチャウス』とか書かれていた体位だ。
深い結合が解除され、浅くなってしまったが、コレでいい。
最初の一回目は。
―ぶぴゅるるるるっっ!!
「あああっ
hearts;あああぁぁぁぁぁぁ………
hearts;
hearts;」
喉を反らしてウィルマリナが長い嬌声をあげる。俺の精液を受け取る。
彼女は俺の精液を注がれると簡単に絶頂に達してしまうらしく、子宮に注がれれば絶頂を重ねてしまうことさえある。
今のように、子宮口を亀頭で突き上げていない浅い位置で射精しても、彼女は達してしまう。軽くではあるが。
俺も似たようなものだ。
ウィルマリナにほんの少し愛撫され、挿入して締め付けられるだけで簡単に追い詰められる。
特に鈴口が子宮に吸い付かれたときなどは射精直後に殆ど間を置かず、2度3度と連続で射精させられてしまう。
無論、一度や二度の射精で満足などしない。
浅い位置での射精で、ウィルマリナの膣に充填するように精液を注ぐ。
子宮口と直接鈴口を接続しての射精でない分、子宮に注がれる量は少ないが、彼女の膣内に満遍なく吐き出す。
勢いのある精液が膣内を跳ねて肉壁を叩く。
「あぁぁあぁああぁぁぁ………
hearts;
hearts;」
背を反らし、白い喉を見せて、開いた口から舌を出してウィルマリナが長く長く喘ぐ。
精液の弾丸は何度も何度も何度も……断続して発射されて膣内を跳ね回る。
絶頂の快感を、息を止めてただただやり過ごす。
これで、一回目の射精。
最初の膣内射精を終えて、数秒だけ調息。
射精の快感が絶頂から降り始めたところで、再び交わりを再開する。
―ぐぢゅっ、くぶぷっっ……
ゆっくりと腰を揺らして、ペニスでウィルマリナの膣をかき回す。
子宮に届かない浅い位置で注いだ精液は膣の中に満たされて、彼女の愛液と混ざり合う。
膣内に満たされた精液と愛液の混合液を、ペニスで撹拌する。
膣壁の微細なヒダ、その一つ一つに俺の精液を塗りつけて馴染ませる。
ーぶちゅっ、くちゅっ、くちゅっ……
「ああ、んっ…
hearts;ぁぁぁぁぁぁぁぁ……………っ」
ウィルマリナが嬌声を漏らす。
その声は快楽に塗れてはいるが、やや不満も混じった、語尾が小さく延びた声。
膣内射精で絶頂に達したものの、その快感は軽くて浅く、短い。
彼女にとって最高に気持ちが良い子宮内射精でない分、満足に絶頂を味わえないのだ。
精液を膣壁に塗り込まれて絶頂を引き延ばされているが、快楽をとろ火で煮込まれるもどかしさを感じていた。
だが、この先の至極の快楽を味わうためには必要な前準備だ。
経験でそれを知っているウィルマリナは、生殺しの快楽にただ耐える。
「ウィルマリナ」
「うんっ……」
声を掛けると同時に俺達は身を起こして、キスをする。
口付けたまま抱き合い、再び対面座位の体位に戻る。
至近距離で俺を見つめる彼女の目尻が、安心したように垂れ下がった。
離れ離れになっていた時間が長かった反動だろうか。
ウィルマリナはとにかく、俺と身体を密着させることを喜ぶ。
寝る時ものんびりと過ごす時も、手を握り合い、抱き合い、過剰なくらいにキスを繰り返す。
セックスする時も、向
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