大百足の毒腺は顔と背と胸と腹の上部を除き、人型の上半身全域に存在している。
特に下腹部から男を受け入れる秘所にかけては一際太い毒腺があり、濃い毒を分泌することが出来る。
交わりの際、男の肉棒に強力な淫毒を塗り付けるための機能。
亘理は女唇から愛液を、下腹部の毒腺から淫毒を滴らせながら成忠の一物を呑み込んでいく……。
―ず、ぬぬぬぬぬぅ……
「おお、おおおぉぉぉ………」
「んっ! ……熱い、ぃぃ……
#9829;」
射精直後の一物は亘理の淫毒によって、射精前以上の硬度を保っている。
その赤熱化した肉棒に毒を塗しながら、自身も奉仕によって解れた女唇に呑み込む。
蕩けた膣に肉棒を沈める快感、灼熱の肉棒に膣肉を灼かれる快感に二人して声を漏らす。
成忠に巻きついた百足の脚をわきわきと動かしながら上半身を沈め……最奥にまで一物を受け入れる。
―こつん…っ
「んんぅぅ……っ
#9829;」
根元まで呑み込むと丁度、先端が子宮の入り口に当たる。
膣肉を押し広げ、その灼熱の体温で焼く肉棒の感触……子袋を押し上げられる感触に亘理は息を漏らす。
ぞくりぞくりと……膣に納めた愛しい肉棒の存在と温かさが至福の悦びとして全身に伝播する。
「おおおぉぉぉっぉぉぉぉ…………」
成忠にはその快楽を楽しむ余裕はなく、肉棒に伝わる亘理の膣の感触にただ呻くしかできない。
口淫奉仕で射精に追い込まれ、その余韻が引かないうちに膣に呑み込まれたのだ。
しかも一物には、股間の毒腺から分泌された淫毒が纏わり付いて塗されていく。
毒に触れた一物は、まず弱い痺れを感じ、その痺れが虫刺されで腫れたような熱さへと変わり、そして更に膨張させる。
海綿体は膨張して猛り、鉄のように熱を放ち、威容と硬度とそして感度を一際増す。
敏感になった一物を襲う強烈なくすぐったさに、成忠は苦悶の声を漏らす。
己の捧げる快楽に悶える成忠の姿に、亘理は深い満足感を覚える。
彼女たち大百足は、妖の中でも特に夫への執着心が強い者に分類される種族である。
夫が己の快楽に為す術もなく喘ぐ様は、彼女の本能を刺激し、欲望を満たされる喜びを与えてくれた。
もっと、彼を悶えさせたい……。
粘ついた欲望が燃え上がる。
「うふふふ…… とおっっても、素敵なお顔です……
#9829;
このまま、わたくしのナカにお子種を注いでくださいね、ぇ……
#9829;
#9829;」
亘理は、肉棒の体温で己の膣を焼くことよりも、成忠に精液を吐き出させることを選択した。
肉棒と膣肉を擦り合わせる快楽は勿論大好きだが、それよりも夫が快楽に喘ぐ姿が見たかった。
上半身をしなだれ抱きつき、成忠の首に両腕を回して固定。
百足の胴をゆっくりと動かして、抽挿を開始する。
―ぐじゅっ……じゅぢゅぅぅぅぅ………
「うおお………っ!?」
肉棒に押し広げられ、そして肉棒を包んで喰らい付く膣肉。
空気をはらみ、まるで熟れた桃を潰すような音を立てて呑み込んだ肉棒を擦り立てる。
先端に付いた子宮の口がちゅっちゅと鈴口に口付ける。
上半身はぴたりと成忠の身体に合わせたまま、百足の胴を器用にくねらせて腰を揺らす。
子宮と先端が離れぬよう、上下にではなく横に前後に、そして円を描くように。
咥え込んだ肉棒を膣肉と、絡みつかせて捏ねて、揉み解して擦り付けて、愛液を塗りつけてしゃぶり付く。
「くお、くぅおおぉぉぉぉ………!!!」
亘理のねちっこい抽挿に、堪らず成忠は奇怪な喘ぎ声をあげる。
目を見開き、口からは涎を流しながら為す術もなく亘理の奉仕に身悶えする。
「んっ! うふふふふ…… うふ、ふふふふふぅ………っ
#9829;」
膣に肉棒が擦れ子宮を押し上げられる感触は、亘理にとっても凄まじい快感を齎す。
快楽に声を漏らしながらも、じっくりと成忠を追い詰めて愉しむ。
自分の行為に喘ぐ成忠の顔……快楽に意識が朦朧として何も考えられなくなっている。
己に夫が夢中になっているその表情は亘理の執着心をひどく満足させ、嗜虐心を煽る。
愛しさ余って、夫の首筋に、そして顔に、ちゅっちゅと口付ける。
成忠の口の端から零れ出る唾液を舐め採りたかったが、それをすると夫の喘ぐ様を眺めて愉しむ余裕がなくなることを知っているので我慢。
そのかわり、子宮に精液を注いでもらうことにする。
「さぁ…… 成忠の熱ぅいお子種……わたくしにご馳走してくださいな……
#9829;」
百足の足で成忠の身体を掴んだまま、百足の胴全体をうねうねと蠕動させて身を捩る。
身を捩ると肉棒を咥え込んだ膣が右回り左回りに捻れて、螺旋を描くように肉棒を絞る。
根元から最奥で精を待つ子宮に向けて捩じ上げる膣。追い詰められる剛直。
限界は、すぐに訪れた。
「亘理……ッ!
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