これからは、妻と夫(後編)

勢い良く身を起こし、再び対面座位の体勢になる。

「あン……っ!?」

突然の行動に驚くサーシャ。
彼女が何かを言う前に、唇を唇で塞ぐ。
舌は絡めはせず、唇を強く合わせてのキス。

「ん……
#9829;」

キスをしたまま彼女の細い身体を抱き締め、ゆっくり腰を揺らす。
豊満な乳房が胸板に押し付けられて心地良い。
ペニスとの結合部で愛液と精液が混ざり、にちゃ、にちゃっ、と水音を立てた。
膣内にはまだ、たっぷりと吐き出した精液が吸収されきれずに残っている。
ペニスを膣壁に押し付けるように意識して、精液を肉ヒダに塗り付ける。

「あぁ……っ
   いい、です……
#9829;」

唇から快感を漏らし、再び口付ける。
絶頂で停止していたヒダ達が、ペニスに擦られて蠢く。
だが、まだ俺の精液を食べ終わっていなかったせいか、執拗な愛撫はされなかった。
膣内に出した精液を吸収しきるまでは、主導権を奪われる快楽は与えられないのかもしれない。

これなら、俺の好きに動けるかもしれない。

腰を突き出すと同時にサーシャを抱く腕に力を込めて、彼女の腰を俺の下半身に押し付けさせる。
ペニスでぐりぐりと、サーシャの深奥を抉るように。

「んあっ……!?
   きゃ、う……っ
#9829;」

亀頭で強く押し上げられた子宮がビクリと震えたのが、返ってきた感触で分かった。
どうやら膣壁だけでなく、子宮も精液を食べて弛緩している最中だったようだ。
達した絶頂から降りようとしているときに刺激を与えられて、再び絶頂へと達する。
痙攣するように小刻みに震えるサーシャの身体を抱き締めて、腰を突き入れる。
十割どころか十二割の硬度を保ち続けるペニスで、サーシャの子宮を押し上げる。

「あぁぁ……あぁぁぁぁぁぁ……
#9829;
#9829;」

子宮を亀頭で持ち上げられて、長く甘い吐息を漏らすサーシャ。
美しいコーラスを歌うような嬌声は、耳に心地良く響いて頭が蕩けていくようだ……。
なにもせずに繋がったままで聴いていたくもあったが、そうもいかない。
いつまでもサーシャに与えて貰う快感に酔っていてはダメだ。

俺が、サーシャに悦びを与えなくては。

サーシャを抱き寄せる腕はそのままに、腰を押し付ける。
胡坐をかいて上に彼女を座らせた状態ではピストン運動はできないが、子宮を亀頭で擦るグラインドはできる。
溢れる精液でぬめる亀頭で、精液を噴射されてぬめる子宮を擦る。
軟骨か、表面の硬いゴムボールみたいな感触のする子宮は精液でぬめって、亀頭の上に収まらずに逃げる。
だが、子宮の自重とペニスの押し上げによって、逃げながらも亀頭に押し付けられ、ぬめってすべる。

「ぁあぁぁっ……
#9829; んぁぁ……
#9829;
#9829;
#9829;」

激しいピストンでノックしているわけではない。
それでも、子宮を執拗に擦られる快感に、サーシャはキスを続けられずに喘ぐ。
背筋を伸ばして天井を仰ぎ、抱いた俺の頭を自分の胸に押し付ける。
視界が、彼女の乳房で塞がれる。

丁度、口に充血して硬くなったサーシャの乳首が触れた。
迷わず口を開けて、唇を被せるようにして大振りな乳房と対称的に小さな乳首を口に含む。
ほんのりとピンクに染まる乳房にキスをしながら、口に含んだ乳首を舌で舐める。
サーシャのフェラチオを真似て、硬い乳首に舌を巻き付け、しゃぶる。
キスほどではないが、不思議と甘味を感じた。

「あっ……!
   あぁぁ……い、いで……すぅ……」

サーシャが驚いたのは一瞬だけ。
もっと貪れといわんばかりに、俺の頭を抱き寄せて乳房を押し付ける。

押し付けられてひしゃげた乳房からサーシャの香りが立ち昇り、密着した俺の鼻を突き抜ける。
甘い体香は鼻腔を通って脳に届き、茹だった頭の温度を上げる……。

口の中に含んだ彼女の乳首を何も考えずにしゃぶりたくなったが、あえてその願望を抑える。
俺の欲望よりも、彼女の悦びを優先しなければならない。


―にちゃ、ちゅる……ちゅる……っ


舌にたっぷりと唾液を載せて、乳首を舐めて塗りたくる。
大きな乳房に不釣合いな小さな乳輪と、こりこりに硬くなった乳頭を舌の腹を押し付けて舐め上げる。
サーシャのフェラを真似て、繰り返し舐め続ける。

「あぁぁ……
#9829;  気持ち、いいです……」

俺の後ろ髪を撫でながら、サーシャはうっとりとした呻きを漏らす。
サーシャが悦んでくれるのが嬉しくて、俺は何度も何度も乳首に奉仕する。
乳飲み子のように吸い付くのでも、飢えた犬のようにしゃぶり付くのでもなく、サーシャが気持ち良くなってくれるように。

腰を揺らしてサーシャを突き上げることも忘れない。
俺が乳首を舐める度、弛緩した子宮がビクリと震える。
その振動は密着して
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