保育園の自由時間。子供たちは、自由に遊んでいた。砂場で山を作るドワーフとエルフ。滑り台で遊んでるメデューサとサハギンの姉妹。その中で、リザードマンのキルア先生と遊んでいる?子ども達がいた。
「キルア先生!!かくごおおお!!」威勢良く木の上から奇襲をかけるアマゾネスのリリアちゃん。手にはアマゾネス専用の木で出来た大剣を持っていた。
「ふん。奇襲をかけるなら静かに忍び寄る物だな」上から奇襲をかけたリリアちゃんを横に避けてすかさず額にデコピンを食らわした。
「引っかかったな!!」額をデコピンされたリリアちゃんは笑みを浮かべていた。
「まさか。囮か!!」驚くキルア先生
「今だ。ミリサちゃん」リリアちゃんが、合図の手を上げると草むらからデュラハンのサーシャちゃんが出てきた。
「くらえ!!!」キルア先生目掛けて突っ込むミリサちゃん。
「甘すぎるわ!!」突撃してきたミリサちゃんを闘牛士のように華麗に避け頭にチョップを食らわした。
「いたい〜〜〜〜」頭を抱えるミリサちゃん。
「この私に、奇襲攻撃など30年早いわ!!それよりも、未来の戦士が奇襲などと姑息なマネをするな。いいか戦士という者というのは・・・・・」正座させながら戦士の基本と信念を延々と聞かされるミリサちゃんとリリアちゃん。戦士の信念については保護者が迎えにくるまで続いたそうな。
「「ふえ〜〜〜〜ん」」
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〜マッド家・居間〜
「ハハハ!!そうか、戦士としての信念について話されていたんだな」大笑いしながら言うマッド。
「私は、てっきり何か悪戯をして怒られてるかと思ったわ」頬っぺたに手を置いて言う奥さんでデュラハンのサーシャ。
「むぅ・・・後ちょっとでキルア先生に一本取れたのに・・・」大好きなハンバーグを口に入れ不満を言うミリサちゃん。
「まぁ、キルア先生に一本取れる人は早々いないだろうな」水を飲みながらしみじみと思うマッド。
「本当にね。以前、あたしを含めて自警団のリザードマンのミリュームさんやアマゾネスのレオナさんと一緒に戦った事があるんだけど・・・・・ボロボロに負けちゃったわ」
「そうだな。あの時はいいおs」言いかけたマッドの喉下に剣をつき立てるサーシャ。
「娘の前では、卑猥な事禁止よ」ニッコリと微笑むサーシャであるが目が笑っていなかった。
「うん・・うん!!分かったから剣を降ろそうねサーシャ」焦るマッドに気をとがめることなく、ミリサちゃんはハンバーグを食べていた。
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マッド家・居間
「いってきまーす!!」母親のサーシャに連れられて元気よく行くミリサちゃん。だが、大切な剣を持つのを忘れた事に気づき家に引き返すミリサちゃん。
「忘れ物・・・忘れ物・・」そう言うと居間に置いてある剣を持ち母親の所に行くミリサちゃん。
「剣持った?」サーシャが優しく声をかけた。
「うん。大丈夫だよ」そして、そのまま保育園へ向かうミリサちゃんであった。
刻同じくして居間に忘れた商品を取りにきたマッド。
「いや〜あぶない。あぶない。また、サーシャに叱られる所だった。慌てた様子で居間に置いてある商品を持つマッド。
そして、そのまま店に行くのであった。
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保育園・昼休み
お昼ご飯を食べ終わった子ども達が園庭にでて遊んでいると、ジャングルジムのあたりでリリアちゃんとミリサちゃんが話していた。
「昨日は、惜しかったな〜あと、もうちょっとなのに・・・」昨日の事を悔しがるリリアちゃん。
「仕方ないよ。それよりも剣の練習しようよ」そう言うと、腰に差してあった剣の鞘を抜くミリサちゃん。だが、鞘から抜いた瞬間、奇妙な音ともに太くてうねうねとした物が出てきた。
ヴィーン・・・ヴィーン・・・・ヴィーン・・・・
「・・・・・・」
「・・・・・・」
唖然とするミリサちゃんとリリアちゃん。最初に声をあげたのは、当の本人である。
「わ〜〜〜ん。あたしの剣が・・・剣が・・・・」涙を流しながら言うミリサちゃん。だが、リリアちゃんは、そのモノを見つめた瞬間赤くなりそのまま倒れてしまった。
「え!!リリアちゃん?」恐る恐る近づくと小刻みに震えているのが見えた。
「これは・・・・リリ先生が言っていた『イク』ということ・・・」その時、ミリサちゃんは、不
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