静かな夜。月明かりに照らされて窓からこぼれる優しい光・・・・。今日はクリスマス。よい子には、サンタさんがくる季節でもあった。そして、この魔界にも、サンタは来て、プレゼントを配っているのだ。
「ホーホッホ!!メリークリスマス!!!!」赤い服に白い髭・・・そして、聞こえてくるのは鈴の音。そう、彼こそが子ども達にプレゼントを配る方・・・・名前は『サンタクロース』
「さて・・・・残りはこの子達じゃな・・・・」ソリに乗りながらポケットから小さなメモ用紙を出す。そこに書かれたのは残りの子ども達のリストだった。
「まずこの子からじゃの」そう言うとソリを山の方向に向け走り出した。
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〜メデューサ・二カちゃん〜
「さて・・・・・ホホホ・・・寝てるのぉ〜」そう言うとサンタさんは二カちゃんの枕もとに細長くピンク色の箱を置いて窓から出ようとした。
「ん・・・これは」サンタさんが近くにあった机に目を向けた。そこには小さなケーキが置いてありその横に手紙が置いてあった。
「ホッホッホ・・・・優しい子じゃな」そう言うとケーキを食べ手紙を取った。その内容を見たサンタはニッコリと微笑み二カちゃんの頬にキスをして窓から出て行った。そして、そっとクマのぬいぐるみを机の上に置いていった。
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〜アヌビス・リヴェリアちゃん〜
「この子は、手紙が長かったの・・・・」そう言うとサンタは懐から手紙を出しそっと寝ているリヴェリアちゃんの枕もとに手紙を置いた。
「そうじゃった・・・これもじゃな・・」そう言うと、分厚くそして緑色をした本もそこに置いた。その本には可愛くリボンが添えられていた。
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〜魔女・ゴブリン・インプ・雪女・ティエン・タルヒ・アルア・シオ〜
「ここは、四姉妹じゃな・・」
静かに子ども部屋に入るサンタさん。そこには静かに眠るティエンちゃん・アルアちゃん
ティエンちゃんには、同じように寝ている小さな生き物『メイテル・タイガー』の子どもをそっとベットの横に置き、その横には飼い方や餌の仕方の本をおいてあげた。
アルアちゃんちゃんには、悪戯道具七つ道具を置いてあげた。そして、その上には、手紙が添えられていた。
もう一つの子ども部屋に入るサンタさん。
そこで寝ていたのは、タルヒちゃんとシオちゃん。
タルヒちゃんには、世界の料理本全10巻を上げその隣に可愛いエプロンが添えられた。
シオちゃんには、新しい食器と雪で描かれた煌びやかなエプロンを置いた。
「さて、これでここのうちの子にはあげられたの・・・・」煙突のところから出ていくサンタさん。
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〜リザードマン・フィリちゃん〜
「こんどは、ここじゃな」白い息を吐きながら窓をから入るサンタさん。
フィリチャンのベットの横には愛用の剣が置いてあった。それを見たサンタさんは、ニッコリと微笑み剣の前に子供用の盾を置いてあげ、その盾の前にはリザードマンの絵が描かれた絵本を置き静かに出て行った。
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〜ドワーフ・サラスちゃん〜
「この子には、これじゃな・・・」寝ているサラスちゃんの横に掛かっている赤色とルビーで装飾した靴下の中に可愛いお人形さんを入れてあげた。そして、新しいツルハシも置いてあげ、部屋から出て行くサンタさん
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〜ラージマウス・初香ちゃん〜
布団の中で包まっている初香ちゃんを見て微笑みながら大きな分厚い本と、ホール型のチーズをそっと机の上に置いてあげた。
「ふむ・・・・・これくらいあれば皆で食べられるの・・・」
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ダークマター・マリちゃん
小さな寝息を立てて、寝ているマリちゃん。マリちゃんには、色々な体位が描かれている絵の本を靴下に入れた。
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〜メロウ・オリビアちゃん〜
「ここは、ペットが欲しいみたいじゃから・・・・」そう言うと、手に抱いている『カルードック』をそっとベットの上
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