ここは、魔物保育園・・・・草むらに隠れる黒い影。あの姿何処かで見たこと在るような・・・・・・
「みなさん!!お久しぶりです。そして、はじめまして。みんなのアイドルシシンが帰ってきたよ!!!前回は、ズタボロになりながら写真を撮ったのに何故かゴーストが入って台無し・・・・でも、今回は大丈夫!!!ゴーストが入らないようにカメラを改造したからね!!さてと、今日の子供たちはどんな格好で、来ているのかな。楽しみ楽しみ♪♪」ルンルン気分でステルス機能を発動して、草むらから出てくるシシン。
「ぐふふ・・・・さてさて、はじめは誰にしようかな?」あたりを物色するシシン。
「ぬお!!!あの子は可愛いぞ!!」そう言うと滑り台の所で遊んでるドワーフの子を見つけると急いで滑り台に走っていきシャッターを切るシシン。
「ふひょ〜〜。可愛いねぇ〜ドワーフの子どもは、まぶしすぎるよ!!」
「ん・・・・・」滑り台の近くにいたワーウルフのシーナちゃんがあたりを見た。
「どうしたの?シーナちゃん?」滑り台で遊んでるサラスちゃんが落ち着きの無いシーナちゃんに声をかけた。
「何でもない!!」
「そっか!!ねぇ、今度はあそこのシーソーで遊ぼうよ!!」
「うん。いいよ!!」シーソーの所に走って向かうシーナちゃんとサラスちゃん。
「あぶない、あぶない。ウルフは、匂いや音にも敏感だから大変だよ。まったく」近くの草むらの逃げ込んだシシン。
「でも、可愛いドワーフの写真が撮れたしいいかな」含み笑いしながら撮った写真を眺めるシシン。
「ん・・・向こうには、コカトリスの子どもがいるじゃないか」保育園の入り口付近に、コカトリスと見慣れない男が何かを話していた。
「他にもいるな・・・・よし、あの子達も撮りに行くか!!」入り口の所まで行き近くの草むらに隠れるシシン。
「はぁ〜。掃き掃除大変だな」箒で落ち葉を集める男性。
「ブレイナーおじさん。まだあそこにもあるよ」ワーラビットのリシアちゃんがブレイナーさんに声をかけた。
「多すぎだろ・・・・仕方ねえな・・・・あらよっと」そう言うとどこからともなく筒状で細長いものを出すブレイナー。
「なんだ。掃除機か!?」シシンがそう思った瞬間だった。
「ファイヤーーーーーーーー!!!!!!!」ブレイナーがそう叫ぶと、筒状の所から火が出てきた。
「すご〜〜い」驚くコカトリスのロナちゃん。
「すごいだろ。嬢ちゃんたち!!!こいつは、俺の愛用MGMだ!!!!」笑いながら落ち葉を次々と燃やすブレイナー
「おいおい、やりすぎだろ」シシンが思った。だが、どこからともなく焦げ臭い匂いがしてきた。
「ん・・・・この匂いは・・・・・あちゃちゃちゃちゃちゃちゃ!!!!!」髪の毛に火が燃え移り一生懸命に消すシシン。だが、皮肉にも燃えた場所は綺麗に髪の毛がなくなっていたのだ。
「ぬぉおおおおお!!!俺の髪がああああああ・・・・・・」そういい残すとそのまま気絶するシシン。
=====================================
〜保育園裏庭〜
「さ〜て、スピカが作ったこの、高性能カメラで娘達をバンバン撮るぞ!!」握りこぶし一つ分しかないカメラを片手に、身構える佐藤 敏夫警備隊長。
「あ〜〜パパ。あんな所でサボってまた、あたし達を撮る気だ」ほっぺを膨らませて怒るテイルちゃん。
「任せて!!この時のためにお仕置きシステムを作ったの!!えい!!」そう言うと小さなリモコンを取り出し赤いボタンを押した。その瞬間、敏夫のカメラが爆発した。
「・・・・・・・・」呆然と敏夫を見るテイルちゃん。
「大成功♪♪♪」喜ぶスピカちゃん。
「パパ・・・・大丈夫?」心配になって敏夫に近づくテリエラちゃん。
「ブホ・・・・・」口から黒い煙を出し、頭がアフロヘアーになっている敏夫。
「も・・・・もう・・・・・だめ」力無く倒れる敏夫。
「大丈夫、大丈夫パパは無敵だから平気だよ」元気に言うフェアちゃん。
「とりあえず、保健室に持っていこうか・・・・・」リーフェちゃんが敏夫の服を持ち上げようとする。
「手間のかかる。パパ・・・・」シィルちゃんがリーフェちゃんのお手伝いをする。
一生懸命に、運んでるけど原因を作ったのは、この子達だからね・・・・・
=====================================
〜草むら〜
「む・・・・しまった!!また気絶してしまった!!!」夕方まで気絶してたシシン。園庭には、子ども達の姿はなく一人ぽつんと取り残されていた。
「今回の収穫はドワーフ
[3]
次へ
[7]
TOP [9]
目次[0]
投票 [*]
感想[#]
メール登録