「準備はどうだ?」
「全然大丈夫」
「こっちも平気だ!!」
「子ども達には、ばれてないだろうな・・・」
「平気よ・・・準備は子ども達が寝てからしてるから」
ここは、とある家のリビング。何人か集まって、こそこそしている。
「とにかく、明日までの辛抱だ」
何を話しているのか、わからないが聞かれてはいけないことを話してるみたい・・・・・・
=====================================
〜公園〜
「う〜〜〜〜ん」頭を抱えて考えているアヌビスのリヴェリアちゃん。
「どうしたの?リヴェリアちゃん」心配そうに言うエキドナのアベリアちゃん。
「頭がいたいの?」シースライムのチャルちゃん。
「違うよ・・・・でも、パパの様子がおかしいの・・・・・」うつむいて言うリヴェリアちゃん。
「いつもなら、パパのお部屋に入って・・・わからない所を聞きに行って教えてもらうんだけど・・・全然教えてくれないの・・・私が入ってきたらパパ慌てて何かを隠すの・・・」
「そうなんだ・・・・そう言えばうちのパパも最近よく海に行くの・・・それで、いつも傷だらけで帰ってくるの」チャルちゃんが涙目で言った
「私のパパも、最近おかしいんだよね。何か準備してるみたいなんだけど・・・全然教えてくれないの・・・」アベリアちゃんが首を傾げて言った。
「うふふ・・その謎!!解いて見せましょう!!!」どこからか、聞こえる笑い声。その、笑い声は空から聞こえてきた。
「私の名前は、ジェニア・ビリア。名探偵だよ!!!こちらは助手の菫!!いまから、私がみんなの悩みを解決しましょう!!」上空から急降下してきたのはハーピーのジェニアちゃん。ジェニアちゃんの背中に乗ってたのは妖弧の菫ちゃん。目を回して、フラフラになってる。
「あたしが来たからには、どんな謎でも解決しちゃいます!!!」
「「「「おぉ!!!」」」
「では、なぜ・・・パパやママがおかしくなったのか・・・それは!!!」
「「「「「「それは!!!!!!!!」」」」」」
公園に、緊張が走る。お互いに、にらみ合う・・・・・・・・
「私にもわからない・・・てへ」ジェニアちゃんが笑いながら答えた。一斉にずっこけるリヴェリアちゃん達。
「もう!!ジェニア!!」怒るアベ二アちゃん。この二人は実は姉妹なのである。
「ごめ〜〜〜ん。お姉ちゃん」あやまるジェニアちゃん。
「もう!!」
「そういえば、うちのパパが何か書いていたような」ふと思い出すチャルちゃん
「何を書いてたの?」菫ちゃんが言いよる。
「う〜〜ん。あんまりよく見えなかったんだけど・・・〔パーティー〕って書いてあったよ」
「パーティー?・・・・そっか!!!今日は、誰かの誕生日なんだ!!!」手を叩いて喜ぶアベニアちゃん
「でも、あたしの誕生日は春だったよ・・・」リヴェリアちゃん
「私は、冬だよ」チャルちゃん
「あたしの誕生日は、この前やったばっかし・・・」菫ちゃん
「みんな、誕生日はすぎてるし・・・・何のパーティーだろう?」また、考え込む、ジェニアちゃん
その時、公園の入り口から大声で自分達を呼ぶ声。
「あ、いたいた。お〜〜い!!!チャル。リヴェリアちゃん、アベリアちゃん、ジェニアちゃん、菫ちゃん!!!」そこにいたのはチャルちゃんのお父さん。どら
又さんがいた。
「パパ〜〜〜〜♪♪」走って駆け寄って行くチャルちゃん。
「おじさん。どうかしたんですか?」
「お!!!アベリアちゃん。なに、今からみんなで楽しいことするんだよ」そう言うと子ども達を抱きかかえ、ある場所に向かうどら又さん
「さすが、パパ!!」
「木の上を走ってる・・・」
「ありえない・・・・」
「あたしが飛ぶより早い」
「うぅ・・・目が回る・・・」
着いた場所は・・・・・・宿屋【クロッカス】であった。でも、庭では楽しげな声が聞こえてきた。
「さぁ!!主役の子ども達が来たぞ!!!」そう言うと子ども達の背中を押すどら又さん。
この時、アベリアちゃんは今までの大人たちの不可思議な行動がわかった。
このパーティーは私達のために作られたんだ!!
どら又おじちゃんは、この日のために、たくさんのお魚をとってきてくれたんだ。その証拠に、テーブルには大きな魚が焼かれて置いてあった。そして、チャルちゃんが見た〔パーティー〕と書いてあったやつは、今ステージの上に飾られてある。
リヴェリアちゃんのおじちゃんとおばちゃんは、パーティーのスケジュール・・・誰にも見せないように部屋で書
[3]
次へ
[7]
TOP [9]
目次[0]
投票 [*]
感想[#]
メール登録