かーーーーん・・・・かーーーん・・・・かーーーーーん・・・・・ジュ〜〜〜〜〜〜〜〜。打ち鳴らすは入れ槌の音、その奥で一つ目の女性が何かを一生懸命打っていた。
「ふあぁ〜〜〜〜〜〜・・・・・朝早くから頑張ってるな。バリス・・・・」このだらしのない男は抹茶 塁児(通称るーじ)この金物屋の主人である。
「なにって・・・・・もう・・昼だよ・・・・」この人はこのだらしのない男の妻サイクロプスのバリスさん。
「そうか・・・もうそんな時間か。ユーニリアは?」
「ここ・・・・」父親のパジャマの袖を持っているユーニリアちゃん
「あっ!!そこにいたのか今日保育園は?」
「おやすみ・・・」
「そうか!!そしたら、パパと一緒に散歩するか」ユーニリアちゃんの頭をなでる。るーじさん
「うん・・・」恥ずかしそうに下を見るユーニリアちゃん。
「そうと決まれば、今日は仕事休み!!!休み!!!」
「え!!!・・・ちょっとあなt・・・」言うより早し、早業で店の看板をしまい、シャッターを下ろして、散歩の準備をする。るーじさん・・・・どんだけ仕事したくないの。この人は・・・・
「さぁ〜みんなでピクニックだぁ〜〜!!!」
「もう・・・まあいいか・・・家族でおでかけするのも」なかば呆れ気味のバリスさんでも・・ちょっと嬉しそう
「おでかけ・・・・・♪♪♪」喜んで散歩の準備をするユー二リアちゃん。
だがこの後、この家族に思いもよらないことが起きるとは知るよしもなかった。
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太陽が降り注ぐ森の中その先にあるのは透明で綺麗な湖。その場所はこの魔界でも有名な憩いの場所。多くの家族連れで賑わい、バーべキューにはもってこいの場所だ。
「パパ〜着いたよ」元気に走り回るサイクロプスのユーニリアちゃん。
「そうだな。ん・・・・あれは?」場所を探し辺りを見回すと、何処か見覚えのある家族がいた。
「トップさんじゃないですか!!!!こんにちわ〜」大声で挨拶をする。抹茶 塁児さん。
「るーじさんじゃないですか!!こんにちは〜」返事をするトップ=リウルフさん
「ユーニリアちゃんだ!!!お〜〜〜〜い。ユーニリアちゃん」お友達のつぼまじんラジーナちゃん
「ラジーナちゃん!!!お〜〜〜〜〜〜い!!!!」走ってラジーナちゃんの所に行くユーニリアちゃん
「皆さんも、ピクニックですか?」バスケットを片手に持ちトップさんの所に行くるーじさん
「えぇ、天気もいいですし。ここには、沢山の花がありますので、何個か持っていこうかと。」さすが、花屋さん。抜け目がないですねぇ〜。
「パパ!!ユーニリアちゃんと遊んでいい?」
「いいよ。遊んでおいで」
「やったー!行こうユーニリアちゃん」
「うん!!」
元気に走り回る子ども達、その様子を見守る親達ほほえましいですねぇ〜。
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お昼、小鳥達がささやき、子ども達がお腹をすかせてやってくる。
「「おなかすいた〜〜〜〜〜!!!」」
「いま、準備してるから待っていてね」ラジーナちゃんのお母さんボトリアさん。
「ユーニリア、ラジーナちゃん。湖で手を洗ってきなさい」ユーニリアちゃんのお母さんのバリスさん
「「は〜〜〜〜〜〜い」」湖の所まで行き、手を洗うユーニリアちゃんとラジーナちゃん。
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「いや〜天気のいい日は、外で食べるのが一番ですね〜」サンドイッチをほう張りながら話するーじさん
「同感です。なにより、子ども達が喜んでいますから」微笑みながら、カレーを作るトップさん
「バリスさん、この前の指輪ありがとうございました。壊れた時、本当にどうしようかと悩んでいましたから」自分の指輪を撫でるボトリアさん。
「いいんですよ、大切な結婚指輪なんですから」ジュースを飲みながら、話すバリスさん
「ユーニリアちゃん、この卵サンドイッチちょうだい」
「いいよ。」サンドイッチをあげるユーニリアちゃん。サンドイッチを貰い喜ぶラジーナちゃん。
「みんな〜。カレーできたよ」カレーを作っていた。トップさん
((((((やった〜〜〜〜〜))))))
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夕方頃・・・・子ども達は疲れきっていた。
「ボトリアさん。ありがとうございます」トップさんの奥さんに家の近くまで送ってもらい、お礼を言う塁児さん。
「いえいえ、そしたら明日保育園で。お
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