今日の保育園は、お父さんとお母さんの感謝の気持ちを伝えるため、プレゼント作りをしているのだ。
「みんないいのができてるわね、リオちゃんは、十字架のアクせアリーね」
「うん、パパは水泳のインストラクターしてるから邪魔にならないように首飾りにするの」笑顔で言うシービショップのリオちゃん。ここの保育園では、海から来る魔物には、しっかりと足がつけられるようにバフォ様直々に魔法がかけられている。だから、海の魔物たちも普通に来れるのだ。
「ユーニリアちゃんは、指輪ね」恥ずかしそうに一つ目をクルクルさせるサイクロプスのユーニリアちゃん。みんなそれぞれ自分の個性にあったプレゼントを作っている。
「kuroeちゃんは、何を作っているのかな?」俺は、一生懸命絵を描いているオークのkuroeちゃんに目がいった。そこに描かれてある絵は、お父さんとお母さんの絵が描かれていた。
「kuroeちゃんは、何を描いているのかな?」そう、声をかけたら元気な声で「今日は、パパとママの結婚記念日なのだから、あたしプレゼントするんだ」そう言って、顔が絵の具だらけにも関わらず一生懸命絵を描いていくkuroeちゃん今日はきっとこの子にとっていい日になるんだろうな。
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〜poke家〜
(今日は、パパが帰ってくる日お仕事大変だったから、いっぱいお手伝いするんだ)うきうきしながら、お父さんの帰りを待つkuroeちゃん、それと一緒で、夫の帰りを待つporukuさんkuroeちゃんのお母さんだ。
「今日は、パパが帰ってくる日よ。うんとご馳走作ってまってなくちゃね」張りきるporukuさん。なにせ帰ってくるのが2ヶ月ぶりですからね。
ちょうど、ご飯の準備をしている時だった。鼻歌を歌いながら、手にいっぱいのお土産を持って帰ってきた一人の男性。この人がここの主で、kuroeちゃんの父親pokeさんだ。
「ただいま〜〜〜〜〜〜。マイスイートハニー――。そして、愛しの愛娘kuroe〜〜〜〜今帰ったよ〜〜〜〜〜」なんとまぁ〜テンションの高い人だ。
「パパ〜〜〜〜」
「あなた〜〜〜〜おかえり〜〜〜〜」
抱きつく家族、主人の唇に深くキスをするporukuさん。父親の足にしがみつくkuroeちゃん。
「会いたかったよporuku・kuroeどれだけ寂しかったことか」久々に家族に会ったので、大泣きするお父さん。
「さぁ、あなたご飯の用意ができていますよ。kuroe手伝って」
「は〜〜〜〜い、ママ」喜んで手伝うkuroeちゃん。取り皿を出し、コップにジュースを入れたりする。kuroeちゃん。
porukuさんは、今日作ったご飯を出していた。脂の乗った七面鳥の丸焼き、野菜たっぷりのシーザーサラダ、いろんな具材が入ったサンドイッチ、今日取れたかぼちゃとホルスタウロスのミルクがたっぷりと入ったパンプキンスープ。どれも、奥さんの手料理。テーブルの上は、ご馳走でいっぱいになった。
「それでは」
(((いただきま〜〜〜〜〜〜す)))
口の中にご飯を頬張るkuroeちゃん、その光景をみて、お酒を飲むpokeさんとporukuさん。
「っあ」何かを思い出したように自分のかばんを持ってくるkuroeちゃん。
「どうした、kuroe?」娘の行動を見て不思議に思うお父さん
「パパ、ママ今日結婚記念日でしょ。だから、プレゼント」お父さんに渡された一枚の絵、そこには自分達が描かれていた。それを見たporukuさんとpokeさんは目に涙を溜めてkuroeちゃんを力ず強く抱きしめた。
「kuroeうれしいぞ、パパは・・・・パパは・・・うおおおおお〜〜〜〜〜〜んん」
「もうあなたったら」そう言うporukuさんも目に涙を溜めて、喜んでいた
「えへへへ・・・・パパ、ママ苦しいよ・・・・・・」二人に押しつぶさせるんじゃないか位抱きしめられたkoroeちゃん。
「よし、家族みんなでお風呂に入るぞ」
「いいわね〜〜」
「お背中、流したい〜〜〜〜」
その夜、poke家では笑い声が絶えなかったという。
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