前回の続き
自警団隊長昇格試験で、各試験会場に行ったエスポジオネ・隼空・ベルガン。
エスポジオネは、2番隊隊長のゴミナントの妻でナイトメアのアニーさんを見つけ出す試験。幻影で草原を覆い尽くしたアニーさん。この中から本物を見つけ出す事ができるのか。
隼空は、森の中に隠れたギルタブルのロゼリア・B・グラナスを見つけ出す事である。森の中は7番隊隊長のミギーが張った罠だらけ。この罠をかいくぐりロゼリアを見つけ出せる事ができるのか?
ベルガンは、試験会場にいた団長の娘でリザードマンのフィリちゃんと共に行動。大きな広場に出た。その時、檻から出てきた怪物に固まるベルガンとフィリちゃん。
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草原
「うおーーー!!!多すぎるだろ」大声をあげながら本物のアニーを探すエスポジオネ。
「うえ〜ん。アニーさ〜ん返事して〜」空の上から本物のアニーさんを探すエンジェルのサイント
「「「「「「は〜〜〜〜〜い」」」」」」
「偽物じゃない。本物だよ〜〜」
「「「「「「あたしが、本物だよ〜〜」」」」」」
「ふえ〜〜〜ん。だから、違うって」
草原を覆い尽くすアニー。たとえ幻影でも触れられたり、皆別々に行動できる特殊な技である。この技はアニーさんしか出来ない技である。
「くそ、これじゃ限がない。何かいい方法がないのか」頭を抱えながら悩むエスポジオネ。
「なにか、弱点があればいいけど・・・・そうだ」サイントが何かを思いついたみたいで空高く飛んで行った。
「エスポジオネ。目をつぶって!!キューティーライト!!」そう叫ぶとサイントの手から強い光が出てきた。
「サイント!!何をするんだ」
「聞いて、エスポジオネ。たとえ多くの幻影でも、所詮は影で作られた偽物。だから、強い光を当てたら消えるはずよ。もし消えなかったら、それが本物よ」
「そうか。すごいぞ。サイント!!」
「うふふ。私は良いからエスポジオネは本物を探して!!」
「よし、わかった」あたりを見回すエスポジオネ。サイントの言う通りアニーさんが作った幻影たちはどんどん消えていった。だが、肝心のアニーさんの姿がないのだ。
「アニーさんがいない?ど・・・どこにいるんだ!?」あたりを見回すエスポジオネと空の上から草原を見渡すサイント。
「いたわ。あそこ!!」サイントが指差す方向にナイトメアのアニーさんが目を回して倒れてしまっていたのだ。
「あちゃ〜アニーさん。あの、光をもろに見ちゃったのね」
「どうするサイント?」困ったように言うエスポジオネ。
「そんなの決まってるじゃないの。これで、テストは合格したんだし合図の花火を上げたら良いのよ」アニーさんの額にハンカチを置き介抱してあげるサイント。
「それもそうだな」腰に差してあった筒状の物を空に放った。そしたら、大きな爆発と共に煌びやかな火花が咲き乱れた。
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