蝉が鳴く季節がやってきた。保育園は夏休み入る直前で起きた大事件
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バフォ様屋敷
「バフォ様大変です!!!!」ミキシーが息を切らしながら部屋に入ってきた。
「どうしたんじゃ?騒々しいの・・・ワシは今、息子といちゃいちゃしてるのじゃ」息子のカルアさんバフォ様の息子さんで(血は繋がってない)記憶を失い8年間も放浪していたのだ。
「どうしたんですか?顔が真っ青ですよ」心配そうに言うカルアさん
「はい!!!!大変なんです!!!反魔物領土から軍隊がこちらに向かっているのこと・・・」
「なんじゃ・・・そんなことか・・・またわしらが出向いて蹴散らしてやるかの」腕を鳴らすバフォ様。
「し・・・しかし!!!!今回は反魔物連合でやってくるのです。その数・・・・約20万!!!!!」
「な・・・なんじゃと」絶句するバフォ様
「そして、今でもその数は増え続けており・・・しかも王宮魔術師や王国の騎士団までもが入ってるのこと・・・・このまま増えつづければおよそ60万の大軍勢になります!!!!」
「む〜〜〜今からそれ以上の軍勢を集めても1ヶ月は掛かる・・・・我らサバトを総力しても300人程度・・・・・どうしたらいいんじゃ〜〜〜〜」頭を抱えるバフォ様。
「とにかく、皆を避難させる!!!我が屋敷に集めよ。ミキシーはこの屋敷に防護壁を作るのじゃ、こうなったら持久戦で何とか持ちこたえるのじゃ!!!」
===================================== 〜バフォ様屋敷〜
多くの住民達が避難してきた。だが、数人の父親達や自警団がいない・・・
「ママ・・・パパは?」シースライムのチャルちゃん
「パパは、悪い人たちを倒しに行ったわ・・・・」チャルちゃんの母親シミリさん
「そっか!!!!パパ強いもんね!!!」笑顔で答えるチャルちゃん
「そうね・・・・・・・(どうか無事に帰ってきますように・・・)」そう心の中で祈るシミリさん
「おじさん・・・・・パパとママはどこにいるの?」ナイトメアのミナちゃん。
「ミナちゃんの、パパとママは今お仕事に行ってるから、おじさんたちと一緒にいようね」笑顔で言うトップさん
「ミナちゃん、遊ぼう〜〜〜」元気な声を出してミナちゃんに近づくラジーナちゃん
「うん♪♪♪」
「ジャグ・・・ゴミナントさん無事に戻ってきてくれ・・・じゃないと娘達が可哀想だよ・・・・」ラジーナちゃんとミナちゃんの遊びを見て無事を祈るトップさん
「お母様・・・お父様は?」ジョロウグモの百合ちゃん
「大丈夫よ・・・お父さんは今、この町を守ってるは・・・・」母親の巴さん
「あなた・・・無事でいて・・・もし何かあったら・・・あたし」涙を流しながら祈る巴さん
「しっかりしな!!!母親のアンタが泣いてちゃ駄目だろ!!」声をかけてきたのはアマゾネスの長、ロロ
「そうですよ!!!それに旦那さんは侍なんでしょ!!!!戦士の憧れの人だよしっかりしな!!!」同じくアマゾネスレオナさん。
「はい・・・・そうですね。すいません。弱気になってしまって」ロロさんやレオナさんに励まされ元気になる巴さん。
「ところで、レオナよ。おぬしの旦那はどこに行ったのだ?」あたりをきょろきょろするロロさん
「それなら、今さっき、『町を守りに行ってくるわ』って言って出て行きました」
「やはりな、私の旦那も、行ったところだ」笑いながら答えるロロさん。
「ロエンさん・・・娘たちをよろしくお願いします」3人の娘をロエンさんに預けるレオン・スカーレットさん
「パパ・・・・行っちゃうの?」涙目でレオンさんを止めるエルフのメリルちゃん
「メリルお姉・・・・ちゃん・・・とめ・・・・てもだめ・・・ぱぱ・・私達・・・助けるために・・・してくれる・・・・・・」スケルトンのアマンダちゃんがメリルちゃんを止める。
「そうだよメリルちゃん。パパ!!!!悪い奴なんてぶっ飛ばしちゃえ!!!!」拳を振り回すワーラビットのリシアちゃん
「そうだな・・・・ロエンさん後は、お願いします」
「気を付けて・・・・ちゃんと帰ってきて娘さんを抱きしめてあげてくださいね」優しく微笑むロエンさん
「はい・・・・それじゃあな、いい子で待ってるんだぞ・・・」そう言うとその場を去るレオンさん
「パパ・・・」
「だいじょう・・・・ぶ・・・へ・・・いき」
「そうそう。だから待ってよ」
皆それぞれに自分のなすべきことをしている・・・・・・
「園長先生やキルア先生はどこ
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