あの古城に幽閉されてもうどの位になるだろうか…。
俺は今だにあの女から陵辱の限りを尽くされていた。
ぐちゅり、ぐちゅりっ!――。
薄暗い寝室、仰向けになる俺の上に跨り
腰をふる女の動きが激しくなる。
『嗚呼――、相変わらずお前のコレは心地よいな。永遠に味わっていたい気分だ…』
下品な言葉を吐きつつ女…黒龍は一心に腰を振るっていた。
俺はそんな黒龍を下から見上げるように睨みつけていた。
『ふふっ、お前のその憎しみに満ちた表情…。本当にそそるわ…。何度でも犯したくなる』
そう言うと黒龍の膣内は俺の逸物をこれでもかというほどきつく締め上げた。
「ぐぁっ!」
あまりにも甘い痺れと刺激に俺は思わず声を上げる。
『こうして膣内を締め上げてやるだけで、こうも可愛い声で喘ぐとは…。本当に愛い奴だ』
そんな俺の様子を黒龍はさも愉しげに伺っていた。
ぐちゅっ!ぐりっ!ぐちゅ!ぐちゃっ!
どうやら、絶頂が近いらしい…。
黒龍は俺の腹部を抑え、滅茶苦茶に秘部を押し付ける。
『っ…ようやく私もイキそうだ。さあ、お前も思い切り出せ!』
ばちゅんっ!ぐちゅんっ!
とてつもなく卑猥な音を立てながら、艶やかな肢体が俺の目の前で思い切りバウンドする。
ベッドは黒龍の貪欲な責めにギシギシと悲鳴を上げていた。
「ぐっ…あ…あああああぁ!!」
『さあ!出せ!射精しろ!私の膣内に!』
黒龍はまくし立てながら、尾を俺の右足に絡み付け鬱血するほど縛り上げる。
そして、止めとばかりに俺の逸物を秘部へとねじり込んだ。
ばちゅんっ!!
「ぐああああぁっ!?」
その一撃がきっかけとなり、おぞましいほどの精液が黒龍の子宮へと注ぎ込まれる。
『あああああっ!!たまらんぞ!やはりお前は最高だ!』
黒龍も絶頂に達したらしい…。
麗しい切れ長の瞳は別人の様にたわみ、艶やかな桜色の唇からは赤く長い舌が唾液を垂らしながら妖しく蠢いている。
そのだらしなく緩みきった表情はまさしく、淫靡の一言に尽きる。
女の子宮は俺の精を全て吸い尽くすと、抜くこともなくそのまま膣内を締めて逸物を刺激する。
あまりの吸引力に、俺の逸物がしおれても黒龍の膣内から解放される事はなかった。
絶頂し疲れたのか、黒龍は快楽の余韻に浸りながら俺に倒れ込むように覆い被さってくる。
秘部は繋がったまま、長い銀髪と褐色の肌が俺の四肢に絡みつく。
そして俺の胸板を女の大きな双胸が滑るように這っていった。
『…流石にやりすぎたな…。少し眠ることにしよう』
そして、お気に入りの玩具を愛でるように黒龍は俺の頬を舐め回すと、その麗しい瞳をゆっくりと閉じた。
ぎちゅっ…。
眠っていても俺から精を絞ろうと黒龍の膣内がしまる。
俺は苦悶しながら奴が与える快楽に耐えるしかなかった。
黒龍が与えた血によって俺は死ねない身体になっている為、ここから抜け出す以外、奴から逃れる方法はない。
今はただ、黒龍が油断する瞬間をただひたすら待つしかなかった。
ふと顔を動かすと、寝室の小窓から、銀色の月明かりが差し込んでいるのに気が付いた。
この月が示してくれる瞬間をただ待とう。
そう思いながら、俺は黒龍に抱かれながら眠りについた。
俺は必ず安息を取り戻す。
そう誓いながら…。
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