マンティスの手にヤられて

――気が付いたら、パンツとズボンが木端微塵だった。

一体何を言ってるんだと思われるだろうが事実なのだから仕方ない。
まあとりあえず状況を整理して落ちつかなければなるまい。
僕は森を抜けて隣の町へ行こうとしていて、一人で歩いていた。
前の町で思いのほか稼げていたので鼻歌なんて歌いつつ上機嫌で。
それで浮かれ過ぎていたせいか舗装された道から外れて森の奥深くに来てしまって。
さて隣町はどっちだろうかと途方に暮れていたところ後方からがさごそと物音がして。
振り向いたら素早く動く人影があって、気がつけば下半身露出という状況に陥っていた。

――うん、全然冷静に考えられないぞ!?

落ちつけ平常心だと言い聞かせようとしたら、またも人影が動き僕を押した。
尻餅をついてしまうが痛くない、どうやらいつの間にかお尻の着地点に幾層もの葉っぱが敷かれていたらしい。
小さな枝やら石やらで怪我しないで済むことはありがたかったが未だ状況を把握できていない。
とりあえず僕を押し倒してきたその人影を観察することにする。

僕のズボンやパンツを切り裂いたのは両手に備わる腕よりも長い大きな鎌のようだ。
全体的に緑系統の色の格好だが、顔や足の付け根から膝にかけては綺麗な肌色が眩しく映る。
濃い茶髪の髪がさらりと揺れ、通常の目とは別の黄色く光る複眼や触覚が僕を捕捉している。
魔物に遭遇するのが初めてある僕にも、彼女がマンティスという種族の魔物娘であることが分かった。

「…………」

彼女は無言のまま、僕の下半身を凝視している。
僕はどうすればいいか分からず、尻餅をついたまま彼女を見つめる。
ズボンとパンツ返して、と言おうとした僕に対して彼女は右手を伸ばしてきた。
手を取って立たせてくれるのかと思い彼女の手を掴もうとするも、彼女の手は僕の手の方へは来なかった。
なんと僕の下半身、それも大事なところを触ってきたのだ。

「え、ねぇ何!?」

ただ脱がされただけでふにゃふにゃの状態だった僕のモノ。
それにチョークを掴むようにして親指と人差し指、中指を這わせてくる。
外気の冷たさに晒されていたモノに彼女の指が温かさを持って絡みついてくる。
すべすべとした感触は自分の手とは比べようもないほど気持ちよく感じる。
根元の部分から先端にかけて指を這わせて、なぞるようにして弄んでくる。
ほんの数十秒触られているだけで僕のモノは少しずつむくむくと大きくなっていった。

「あぁ、そ、そんな触られたら……」

僕の抗議を受けて指を離してくれた、かに思えた。
しかし彼女の手が離れたのは一瞬で、指を離した後でまた僕のモノを握ってきたのだ。
傘の柄を掴むようにされて、彼女の握り拳の中心に僕のモノが収まっている。
ただ握られただけでも竿全体に温かさが伝わって気持ちいい。
それだけにとどまらず、彼女は手を上下に動かし始めたのだ。
彼女が扱くたびに僕のモノは熱を帯びていき、硬さを増していく。

「ぁっ、も、もぉだめ……ッ!」

完全に勃起する前に僕は限界を迎えようとしていた。
美人が眉も動かさず僕のモノを一心不乱に見つめていて。
指をモノに這わせてさすり、手のひら全体で扱きあげてくる。
そんな状況で射精するなと言う方が無理なのだ。
そうして僕は彼女に見つめられながら精を放出した。

「あ、ぁぁっ……」

びゅくびゅくと音を十数秒も立てて、彼女の手に精をぶちまける。
彼女の右手の濃い緑色が、僕のモノから吐き出された白で汚されていく。
彼女の親指や人差し指、手の甲に至るまで大量の精液で白く染めていた。

「…………」
「あ、あの……」

彼女は無言で白く汚れた手を見つめている。
僕は一体どうしたものかわからず彼女を見つめる。
次の瞬間、彼女は手を口元に寄せて精液を舐め取ったのだ。

「き、汚いですよ!」

射精後の倦怠感で身動きは取れないが声でやめるように言う僕。
しかし彼女は、僕の発言など全く気にせずそのまま舐め取り続けたのだ。
驚くのはそれだけではない、なんと頬を赤く染めて微笑みながら舐め取っている。
僕のモノを触っている間でさえもずっと無表情だったのに、今はとても淫らな表情を浮かべている。
手の甲に舌を這わせて丹念に舐め取っていき、精液で汚れた指を舐めしゃぶっているのだ。
唾液と精液が混じって淫らな水音をたてて一心不乱に舐め取っている。
そんな彼女の痴態を見て、僕のモノは射精したにも関わらず完全に勃起していた。
指をしゃぶり手の甲を舐め回し顔を上気させた彼女は、視線を右手から僕の下半身へ移した。

「あ、あの……」

声をかけると、彼女は淫靡な表情を浮かべ僕のモノに手を近づけてきた。
竿を右手全体で包み込み、またも上下に扱き始めてきた。
それだけではなく、今度は左手が袋の方へと伸びてくる。
左手で
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