妖精の小さな願い事

「貴方の精をくださいな♪」

寝袋を片付けてる俺の耳に可愛らしい声が聞こえてきた。
周りをきょろきょろと探せば俺の真後ろに一匹の妖精が浮かんでいた。

「……はい?」

身長30センチにも満たないような身体。
その体には透けて裸体が見えそうなほど薄い緑のワンピースを着ている。
背中からは後ろが透けて見えるほどの透明に近い羽根が生えている。
赤紫の髪をポニーテールにまとめている顔はとてもにこにことしている。

「貴方の精、くださいな♪」

寝起きの頭を回転させて現在の状況を把握しようと努める。
俺は旅をしていて、昨晩はこの森の中で夜を過ごそうと思って、テントを張って寝た。
それでちょっと前に目が覚めて、寝袋から這い出て、それを片付けようとしていた。
そしたらこの妖精が俺に声をかけてきた……うん、良く分からない。

「えっと、まず君は誰?」
「私はフェアリーのリアって言います。貴方のお名前も聞かせてほしいです」
「あ、俺はフェイっつーんだけど……いきなり何かな?」
「それ、すごく大きくなってるみたいなので」

そう言って彼女が指差してきたのは俺の股間。
ズボンの上からでも存在感をアピールしている部位。
朝起きてすぐなのでいわゆる朝勃ちというものをしていた。

「それを私のナカに入れてください♪」
「……えーっと……」

朝でまだ脳が始動しきってないためだろう。
初対面の人にいきなりそんなこと言ったらだめだよ、とか。
そういうことは仲良くなってからすることなんだよ、とか。
そんなことより先に口から疑問の言葉が飛びだしていく。

「……はいるの?」

そう、入るか否かである。
自分のモノを思い浮かべ、彼女の身体を見てみる。
対比的には妖精と亀頭は通常の人間とサッカーボールくらいにはなりそうだ。
そんなもの入りっこないだろう、入れたら絶対痛いって、入れる方も入れられる方も。
そう思ったのだが彼女はどうやらそう思わないらしい。

「入りますよー」
「痛いんじゃないの? いや、痛いと思うよ?」
「お友達に気持ちいいだけだったって聞きましたよ?」
「うーん……じゃあ先っぽだけね」
「はい♪ じゃあ脱いでください♪♪」

性交するのかなどと思われるかもしれないが俺は童貞なのだ。
セックスしてくださいと頼んでくる子がいたらしたくなるのは必然だ。
彼女に言われるがままズボンをパンツごと下ろして局部を露出させる。
起きてすぐなので朝勃ちの状態で既に硬さを備えている愚息。
彼女はそれを見て淫猥な色を含んだ笑顔を浮かべると俺の右手の方へと飛んできた。

「私を握ってオナホールみたいに扱ってください♪」
「あ、うん、遠慮なく」

彼女の脇の下辺りに手の平を近づけてぐいと握る。
服や羽は絹のように手触りがよく、身体の温度が仄かに温かい。
親指に感じる微かな弾力は胸だろう、小さいのにとても柔らかい。
リアを掴んだ右手を性器の方へと移動させ、先端を接触させる。
どうやら下着の類は着用しておらず、そして十分に準備が出来ているらしい。
俺のモノにはとろりとした愛液が付着しているのが分かる。

「えぇっと、入れるよ?」
「はい、お願いしまぁす♪」

痛くないと良いけどなんて思いながら思い切り右手を動かし、一気に亀頭全体を挿入する。
ぬるぬるとした愛液を感じながら侵入した彼女の中はとてもキツかった。
今もカリの首の辺りを食いちぎらんばかりに咥えこんでいる。
しかし痛みはまったくなく、寧ろそれが気持ちいいのだ。
ナカは熱く、肉襞が亀頭全体を愛撫してくるのが分かる。

「痛くない?」
「全然です。すっごく気持ちいぃ……♪」

お腹をぽっこりと膨らませている彼女を心配したが杞憂のようだった。
その声はとても甘い響きで、その表情は淫靡な色を含んでいた。
快楽に蕩けた顔を浮かべ言葉を紡いでいくリア。

「身体の中が満たされてますぅ……」
「お腹こんな膨らんでるけど痛くない?」
「はい♪ なんだか妊婦さんみたいですね」

そう言って彼女は両の手でお腹をさすった。
そしてその刺激が直に性器へと伝わってきた。
お腹を膨らませるほど俺のモノが彼女の内部から主張してるのだ。
お腹の上から軽くさすられるだけでも堪え切れぬほどの快楽が押し寄せてくる。

「わわ、お腹なでたらぴくってしましたね」
「あ、あぁ、さすられるの、気持ちいい」
「そうですかぁ? じゃあこういうのはどうです?」

そう言って彼女は手を這わせる動きを変更してきた。
両手で円を書くようにして亀頭全体を優しく愛撫してきたり。
男性器の先端が当たってる鳩尾を重点的に撫でたりしてきたり。
手で撫でると同時に女性器の入り口を締め付けてカリに刺激を与えてきたり。

「あぁぁ……やばい、気持ち良すぎる……」
「ふふ♪ それじゃあ竿の方も弄
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