「ねぇねぇ、太郎君…」
「今度一緒にさ…」
クラスの女の子から『また』お誘いが来る。
サキュバス、猫又…どちらも美少女の部類に入るだろう。
そんな彼女達から、俺は誘いを受けている。
ああ、なんてうるさいのだろうか。…はっきり言おう。
俺はモテる。
なにを言ってるのか。妄想乙。などと思うかもしれないが、これは事実なのだ。
「田嶋君。先生が呼んでたよ?」
「おっひょ!?…木下さんか。ありがとね。」
後ろから声がかけられた。同じクラスの木下さん。
彼女は魔物娘ではないのだが、それはもう可愛くて…
さらさらとした髪の毛、ぱっちりとした目に長いまつげ。
髪は…目立たない程度に染めているのか地毛なのかダークブラウン。
肌はきめ細かくて、健康的な色をしていて…ああ触ったらどんな感じなのだろうか。
スタイルは魔物娘にはかなわないけど、それがまたイイ!
「田嶋君!」
ああ〜今日は髪はピンでちょっとサイドをとめてるのか。キレイな耳が見えてていいね。
ああ〜抱きしめたい。抱きしめたいもふもふしたい髪の毛の匂いをウォオオオオオオオオオオオオ「田嶋君!!!」え?」
あれ?なんでみんな驚いた顔でこっちを見ているんだ?
え?なんで木下さん、そんな怖い顔してるの?え?え?
「口に…。」
木下さんが今なんか言ったな。なんだろう、嫌な予感しかしない。
「口に出てたよ…今の…。」
終わった。
帰り道、俺は一人で学校の近くの小さな店に来ていた。
「ごちそうさまでした。美味しかったです。」
「はい、700円ね。今日もかっこいいわね!太郎ちゃん!」
「はぁ…。」
いつもなら、ここでラーメン定食を食べてからお店のおばさんと話をしたりするのだが、今はそんな気分ではなかった。
どうしてこんなことに…。
「どうしたの?なんかあったなら話してみなさいよ。あと、私はまだおばさんじゃないわよ。」
「はぁ…。」
今日のあの一件でクラスは大騒ぎだ。魔物娘の方々はなぜだか胸元とかを強調してきたり、木下さんみたいな髪色にしてこようかとか…。
仲間だと思ってた男子たちは実は俺の味方ではなかったらしく、あのクソイケメンを【ピー】しろとか言ってきた。お前らとはもうガ○ダムのゲームはやらん。
俺を呼び出していたはずの先生は呼び出した理由を忘れてしまっていたが、そんなの関係ないといった感じでなぜか俺を保健室に連れて行こうとした。
微妙に甘い匂いがして、顔が赤かったんだけど…いやいや、魔物娘とはいえ先生はそんなこと考えないよな。
大体このお店のおばさんももう300さ「今日のラーメン定食、本当なら1200円なんだけど」若くて綺麗だと思います。」
まさか今のも口に出てたのか…俺ってやつは…。
「あのねぇ、なんか学校であったみたいだけど一体何があったの?」
「いや、それは。」
「1200円」
「わかりました、話します。」
卑怯だよ、金欠の学生にそれは。
俺は学校で俺がうっかり愛を叫んだこと、それが原因で大騒ぎになったことを話した。
「太郎ちゃん。」
「はい。」
「私とエッチしましょうか。」
「ええええええええええ!?いきなり何言っちゃってんのこの人!?」
「何って、エッチしよ?って言ってるんだけど。」
「この小説一応エロ無しだよ!?あと、俺木下さん以外に興味ないしおばさんの垂れた肉じゃ…!」
「あら、私最近吸精してなかったからお腹空いてるのよねぇ。」
「ごめんなさいもう二度と言いません。」
とまあこんなやり取りを数十分続けた結果…
「太郎ちゃん。その、木下さんって子に告白しなさい。」
「ええええええ!?だから、なんでそんな意味わからないくらいぶっとんだ答えが…。」
「いい?あなたはイケメンよ。」
ますます意味が分からない。でも、おばさんは真剣な目をしている。
「こんなこと、普通の人が言ったら即嫌われたり…いや、社会的に終わるけど。」
「あなたなら、このピンチをチャンスに変えることができるかもしれない。」
俺はおばさんのアドバイスを聞いてから家に帰り、次の日に向けて準備をした。
その夜、夢を見た。
「太郎〜!おりゃ、締め付け攻撃〜!」
「痛い!ほんとこれは死ぬ!死ぬって…!」
下半身がムカデの少女に締め付けられて失神するというものだった。
もうちょっと縁起の良い夢が良かったな。
「あ、あの…木下さん。」
俺は昨日聞いたアドバイス通りに、さりげなく話しかけた。よし、これはいける!
「何?昨日あんな事叫んでたのに普通に話しかけてくるとか…田嶋君、もしかしてバカなの?」
全然そんなことなかったぜ。俺、自分の力を過信してました。
「いや
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