「出るわけねぇだろうが!!」
「やってみなきゃわかんないじゃないですか!!」
「ホルスタウロスじゃあるまいし餓鬼孕まねぇと出ねぇよ!!」
「よし、それなら話しは早いじゃないですか!!」
「何脱いでんだ!!アタイは泣きながら抵抗する奴を襲うのが好きなんだ!!
てめぇみたいに自分から来る奴は御免だぜ!」
「じゃあ嫌がって泣いてる振りしますよ!」
「意味ねぇだろ!」
「その代わり終わるまでおっぱい揉み続けてもいいですか?」
「それって抵抗の意思があるように見えないぜ…」
「それならたまに口で吸ってみるのは?」
「余計悪化してるだろ!!」
「そもそも、本当に妊娠しないと出ないんですか?」
「はぁ?」
「ウシオニでしょ?牛でしょ!?いけるでしょ!?」
「いけねぇよ!!」
「いけますって!!
揉んでいればなんかほら…すごいパワーで母乳が出るはず…エロ同人みたいに!!」
「現実と妄想の区別くらい付けようぜ…」
「それじゃなかったらウシオニなんて紛らわしい名前やめてください!!
なんなんですか!?鬼でも牛でもなくてアラクネ属って!!
タラバガニですか貴方は!?」
「なっ!!自分で気にしてる事をっ……!!
ならどんな名前だったらいいのさ!!」
「ガンタイキョニュウグモ?」
「裂き殺されてぇのか!?」
「そんなことすると三つに分裂しますよ!?」
「プラナリアかなんかかてめぇは!!」
「当らずとも遠からじってやつですね、まあ良しとしましょう」
「なんなんだよてめぇは本当に…」
「私のことなど気にせずに、貴方自身の事を考えましょう」
「人間殴れないようにした魔王を恨むぜ…」
「出せる出せないか、から考えるのではなくて、出せたらどうなるかを考えてみましょう」
「それを妄想っていうんだぜ…」
「乳とは、母体の血液から作られます」
「んなこと知ってるよ」
「そして貴方達ウシオニの血は浴びただけでもウシオニやインキュバスになるほど高濃度の魔力が混ざっています」
「ま、そうだな」
「つまり!!ウシオニから出るミルクはとてつもない魔力を宿したスーパーミルクというわけです!!」
「それがどうだってんだ?」
「おそらく、人間が飲めば即魔物化…魔物が飲めば即欲情…の素晴らしい効果が出るでしょう。
そんな牛乳が出れば、ホルスタウロスミルクと肩を…いや!それすらを超す牛乳界の女王に輝くことが出来る!!」
「牛乳、牛乳いってるけどアタイはアラクネ属だからな?蜘蛛乳だからな?」
「そんな可能性を貴方は秘めているのです…」
「だけどよぉ…それがアタイの何の得に「愚か者!!」
「きゃう!?」
「いいですか…? ウシオニミルクがヒットすれば一気に貴方は大金持ちです」
「アタイは金なんかに興味ないぜ?」
「最後まで話を聞いてください。そうしてそのお金で奴隷を買うのです」
「そして、その買った奴隷を好きにしろってか?
そういうやつは大抵覚悟してくるからつまんねぇんだよ」
「まだまだ甘いですね、すぐに襲うのではなく、しばらくはただ一緒に生活するのです」
「なんでそんな面倒なことしなくちゃいけねぇんだ?」
「まぁまぁ最後まで最後まで。
そのうちに、貴方に害意が無い事を理解した奴隷は心を開き始めます…」
「ふんふん、それで?」
「そして、貴方に全幅の信頼を寄せたその時!!
本性を曝け出し襲いかかるのです!
豹変した貴方にパニックを起こした奴隷は泣きながら抵抗すること請け合いです!
まぁ、終わった後の奴隷の精神状態は保障しかねますが…どうです?」
「嫌に決まってんだろ!!
なんでそんな成層圏まで上げて落すようなことしなきゃならねぇんだよ!!
回りくどい上にえげつなさすぎるわ!!」
「意外に良識あるんですね…」
「そ…そんなじゃねぇよ!!
とにかく、てめぇとは交渉決裂だ!さっさとどっかに行きやがれ!!」
「そうですか…それは残念…いや、よかった」
「なんだと?」
「ところで、私達相性ぴったりだと思いませんか?」
「いきなり何言ってんだ!!
んなはずねぇだろ!!」
「そうですか?私達意外に似てますよ?
泣きながら抵抗する奴を襲うのが好きな所とか」
「て!!……てめぇ何しやが…!!…な!!なに!?…や……やめろ…ひっ!?
そ…そんなの…むちゃくちゃだ…い…いや…
いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「え?あの後どうなったかですって?
出た事出たんですが…飲んだらすぐにインキュバスになっちゃって…
あれから町に帰ってないんですよ。
それに、妻のミルクを他人に飲ませるなんて考
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