連載小説
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同居人とのルール
俺と同居人との間には同じ部屋で暮らす上で大なり小なりルールがある

………明確にしているものから暗黙の了解まで

金銭的なものから言うと、食費や生活用品代は俺で、光熱費と家賃がマツバ、趣味や自分が欲しいものは自己負担だ

マツバは働いていないのにどこから金を手にしているのかは知らない、株や売春はやってないらしいし借金も無いのにまったく謎である

……たまに家にやってくる魔女の娘がなにやら関係してそうだが、詮索はしないのが暗黙の了解の一つである

他にもリビング等の共有スペースの使い方や予備の鍵の隠し場所、ゲームをする時のコントローラーの使い方とかがある

あとは俺の性欲の解消の仕方と、彼女の精の補給方法………とかな









俺が勤めている会社では完全週休二日制なので土曜と日曜が休みである

したがって今日はマツバとゲーセンに行ってきたが、明日も休日なのでゆっくり寝ていられる

風呂から上がった俺はベッドの上でのんびりと漫画を読んでいる

そろそろ眠たくなってきたので、まもむす印の牛乳でも飲んで寝ようかと思っていたら部屋の壁からドン、ドン、ドンと三回ほど響くような音がした

その壁の向こうはマツバの部屋になっているので今の音は彼女が壁を叩いた音というわけである

しかし、別段彼女に迷惑をかけたというわけではなく二人の間の合図となっている

俺はちゃんと隣まで響くような強さでドン、ドンと二回叩く

そして読んでいた漫画を本棚に戻し、部屋を出て彼女の部屋に向かった










全裸になったマツバが俺の腰辺りに跨って……まぁ早い話が騎乗位である

彼女が体全体を使って俺の暴れん棒を扱き、俺も彼女に合わせるように突き上げる


 「くっ……出るぞっ………」


俺の言葉に彼女は体を倒して俺の口に舌を滑り込ませてくる

それが引き金となって俺は絶頂に達し、彼女の最奥へ子種をぶちまける


 「んんぅ……相変わらずおぬしの精は美味じゃのぉ……」


彼女は嬉しそうに目を細め、今度は唇の触れ合うだけの軽いキスをして腰の動きを再開させる

が、俺は自分の体と彼女の体の位置を反転させるように転がり、彼女の膣に腰を突き入れる


 「んふふ、そう慌てるでない、どうせ明日も休みなんじゃろ、時間はまだまだあるのだからじっくりと楽しまぬか?」


 「俺は俺なりに楽しんでいるつもりだ、それに早い目にこうしないとお前が気絶した時に俺が困るんでな」


彼女と肉体関係をもったのは最近ではない

最初に彼女と交わったのは同居してから半年ほど経った頃だ

昨夜のようにリビングでエロゲをしていた彼女に妙にムラムラしてしまい、半ば強引に彼女を犯した

そして次の日、自分の部屋で自己嫌悪に陥っていたら突然部屋に入ってきた彼女に犯された

それ以来彼女との間に一つのルールが増えた

『お互いの体はお互いのもの、どちらかが性行為を求めたらよっぽどの理由が無い限りそれに応じる事』

まぁ俺が仕事関係で切羽詰っている時は流石に彼女も自重してくれるので、基本的にはムラッときたら彼女を抱いている

彼女の方からもエロゲをやってムラムラしたときや『暇だからしゃぶっていいかの?』とか言って俺を押し倒してくる時もあるな

最近は頻度が増えてきている気もするが、大体2,3日に1回程度の度合いである

1回といっても何時間もして場合によっては日をまたぐ


 「………のう晶」


 「ん?どうした」


 「今まで随分な回数おぬしと交わったが、もしもわしがおぬしの子を孕んだらどうする?」


………

マツバと俺の子……か……


 「………まぁ一応責任は取るか」


 「一応とはなんじゃ一応とは、まぁそうなった場合わしもおぬしがどう言おうが産むつもりではおる、出来たのであれば産むのが筋じゃし」


そうなってもおかしくは無いのだが、全然想像できないな

彼女には子供を抱いて微笑んでいる姿よりもエロゲをやりながらニヤニヤしている姿のが似合っているからだ
12/03/19 22:34更新 / 錆鐚鎌足
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■作者メッセージ
この作品はあまり話数を多くしないつもりですのであしからず
1話ずつの長さも短めです(現状の予定では)

バフォ「おぬしのことじゃからあれやこれやと書いているうちに長くなりそうな気がせんでもないがの」

サキュ「短く書き上げるつもりの作品でも思ったよりかなり長くなることは多いですからね」

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