連載小説
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bee Payback
俺は花村 茂。今日は明日も休みであることを利用し昼から酒を飲もうと育てていた枝豆とトマトを収穫しようとベランダに出たがトマトの苗の葉っぱに黒と黄色の毛玉かカビらしきものがあり良く見るとそれはマルハナバチだった。

良く見るとどうやら負傷しているらしく片方の羽が欠損している…
確か昨日近所の友人がスズメバチの駆除をしたらしく蜂の子やサナギのお裾分けに来てくれたのを思いだし、スズメバチから辛くも逃げてきたのかもしれないな…と思いゆっくりとスプーンに砂糖水を用意して移らせると部屋まで運びティッシュに砂糖水を染み込ませて小皿に起 置いて自分もゆるゆると酒をのむ準備をする…

取り敢えずトマトはキンキンに冷やしつつ枝豆を茹でていき、部屋に冷房を入れる…

枝豆がゆで終わる頃には氷水に浸したトマトはいい感じに冷え、ついでに炒めた蜂の子もいい感じに火が通りほかの乾物のつまみも出して俺の夜まで酒盛りの準備は整った…



酒もつまみもなくなり、洗い物を済ませシャワーを浴び着替えて寝る…


どれくらい寝たかわからないが尿意に目を覚ましトイレに向かうとマルハナバチが居たであろう小皿の辺りがなぜか光っていた…酒で頭が回らない状態だから見た幻だろうと判断を下してトイレを済ませてまた眠りに落ちていく…








何かが俺にくっついている感覚に目を覚ます…目を開けるとそこには蜂らしきモチーフの格好をした女が俺に抱きついていた…

何事かと目を覚ますと彼女は『だんなさま…♪おはよう…♪♪』と言い嬉しそうにしている…前に読んだ魔物娘図鑑とかいうサイトで似たようなものを見たことがあるがホワホワもふもふな毛が蜂の部分や手首などのファーらしきものに追加されているのが大きな違いに見える…
俺は「君は何者だ…?」と聞くと彼女は『だんなさまに助けてもらったマルハナバチですよ…♪恩返しをしたいとお月様に頼んだらこの姿になれたの…♪』と嬉しそうに語る…たしかに良く見たら羽の損傷した部分らしきところには跡がついている…

マルハナバチを入れていた小皿を見るもその蜂はいなかった。彼女に「何で葉っぱの上に居たのか?」と聞くと少し悲しそうに『スズメバチが、襲いかかってきて私だけでも逃げろって言われて途中に襲われたけどなんとか逃げきれて、あの葉っぱの上で休んでたけど羽が傷ついてもうだめかと思ってたらだんなさまが助けてくれてご飯もくれた。』と語る…

何が起こったかは一応理解できた。次に気になるのは彼女のポジションだなと思っていると彼女は『私は一応女王蜂候補として生まれて、生き残れたのは私だけ…』と言う。

道理で前に見たハニービーより発育が良いなと思う。何というかやや小柄(140pと少し)と背はやや低めだが出るところはしっかりと出ている…

すると彼女は『私はもう一人だからだんなさましかいない…』とすがるように見ている…

ゆっくりと俺は彼女を抱き抱える、すると彼女は強く抱きつきしばらくして寝息をたてている…











しばらくして、彼女は目を覚ます。腹も減ったのでカップ麺でも食べようかと台所にいくと彼女は『それなら…』と彼女は腰につけている小さな壺を外して蓋を取る。するとそのなかには蜂蜜らしき黄金色の液体が入っている…
幸いパンが六枚ほどあったので塗って食べてみようか…早速パンをトーストにしバターを塗り壺の中身を塗ってみることにする。蜂蜜の独特なクセもなく甘味は強いもののくどくない。はっきり言ってめちゃくちゃ旨い…

昼飯を終え、本格的にどうするか…そう思っていると身体が熱い…!何が起きている…?と感じていると彼女は『あの蜜はアルラウネの蜜、美味しいけど強力な媚薬でもあるんだよ…💗』と言い近づいてくる…

俺の首の後ろに手を回し『私を助けた貴方にだから言うね。『私のだんなさまになってください。』』と頬を朱に染めて言う…

ゆっくりと彼女を抱き返して「何もお返しをしに来るのは脊椎動物だけではないんだな…」も言い「それなら、よろしく」と返す。

身体がさらに熱くなる、特に下腹部から股間にかけてが熱い…すると彼女は俺を仰向けに寝かせ、ゆっくりとズボンと下着を脱がせていく…寝かせる前にやれよと思ったが言葉には出さなかった。

脱がせ終わると彼女は俺の臨戦態勢な男性器を胸の谷間に一気に押し入れていく…上気していたのか温かく、そして弾力性と沈み込むような柔らかさが男性器を攻め立ててくる…

経験もなく我慢ができると言うわけでもない、少しして俺は我慢ができず震えながら果てる…






彼女は嬉しそうにしながら男性器を引き抜き、服を脱いだかと思うと小瓶の蜜を胸部と股間に重点的に塗っていく…

彼女が蜜を塗り終えると口を開き『なら、私をお嫁さんにしてね…💗💗💗』と一気に腰を落とす…なにかを突き破る感覚の後すぐに先程とはまた別方向に凄まじい快楽が俺を襲い思考が焼き切れそうになるも俺の口を彼女は自分のそれで塞ぎ腰だけを何度もずちゅっ!!!ずちゅっ!!!ずちゅっ!!!ずちゅっ!!!と動かすので意識が飛ぶのさえ許さない。彼女が男性器を最奥部まで届かせる度に俺は精を凄まじい勢いで吐き出していく…










精がやっと止まり、落ち着いたところで彼女は『こんどは、だんなさまのばん…💗💗💗💗』とと仰向けに手を伸ばす。不思議と全然疲労感がなかった俺はゆっくりと男性器を押し入れていく…

最奥部まで到達するとゆっくり腰を動かし始める…すると彼女は『ふふ…おっぱいばっかり見てるね…💗💗💗』と言う。俺は「そりゃ、こんなにいいモノ持ってるしな…」と思い切り突き上げる…彼女は『んん…💗💗もちろんおっぱいもだんなさまのものだから…💗💗そうだ💗』と心臓辺りに手を当てる。すると彼女の胸から白い雫が一筋垂れる…なにが起きたかと思ったが彼女は『だんなさまからもらった精でおっぱい出るようにしたよ💗💗赤ちゃんもいないから遠慮なく召し上がれ…💗💗💗』と俺の顔にその片手では収まらない胸を近づけてきた。

早速遠慮なく左右交互に吸い付く、先程の蜜の味にミルクの味が合わさりいくら飲んでも飽きない味が広がる、吸い付く度に締め付けが強まり、突き上げる度に精を吐き出しその分ミルクを飲んでいく…彼女は『おっぱいおいしいみたいで私もとってもうれしい…💗💗💗💗』と俺を抱き抱える…

















どれだけ出したか覚えていないがさすがに疲れが来た…彼女は『ふふ…💗💗こんなに情熱的に娶ってくれてとっても幸せだよ…💗💗💗』と抱き抱えたままで彼女は言う。
バービー。と言葉が漏れる。彼女は首をかしげているが俺は「君はマルハナバチだったよな?マルハナバチは外国の言葉でバンブルビーと言うんだ、だからそこからとってバービーって考えた。」と言うと彼女はさらにうれしそうに『お嫁さんにしてくれただけじゃなくて名前もくれるの?』と問いかけてくる。俺は「名前無いと呼びにくいだろ…」と言うと彼女は『それもそっか…💗』と返す。そんなことを話しつつ俺は意識を手放した…









あれから数ヶ月して、俺達は引っ越した。どうやら彼女は魔物娘という存在らしく彼女らが生きやすい世界へ行った。そこで家を作りつつ子供の面倒を見ている。俺の役目は娘を増やすこと、そして女王の夫としての仕事。とはいっても前者と半分くらい被っているが…らしい。

近間で花やアルラウネの蜜を集めて帰ってきた彼女を見て。あの歌が浮かんだ…

Sweet little bumblebee
I know what you want from me
Doo-bi-doo-bi, doo-da-da
Doo-bi-doo-bi, doo-da-da

と。

彼女が『なんの歌?』と聞いてきた。俺は「外国の人が歌ったマルハナバチの歌だな」と返すと『どんな歌?』とさらに聞いてきたので「バービーほどではないにしろかわいいマルハナバチの歌だな」と返す。

彼女は『ふふ…💗』と言い手早く蜜を片付けていく…あれだけの早さでも一滴も溢さないのは
さすがというべきか…

もう命からがら逃げ傷つき孤独だった一匹の蜂はいない。その蜂は希望と幸せを宿しまた大空へ飛び立てたのだから

おわり

23/09/12 22:44更新 / サボテン
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