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第一章 夫婦の間の小さな嵐

 愛があるからこその、夫婦生活。

 愛だけではやっていけないのも、夫婦生活。

 この章では愛ゆえに結ばれ、愛ゆえに悩み、愛ゆえに悶絶する皆さんの声を集めてみました。


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≪ 質問 : 1
  魔物である奥様と結婚して、困った事は何ですか? ≫

・ワーキャットを妻に持つ男性
「近所の野良猫、特にオス猫に襲われるようになりました。彼らから見れば、僕は《良いメスを連れた憎きあの野郎》であるようです」

・ガーゴイルを妻に持つ男性
「昼は仕事、夜は奥さんのお相手……私は、いつ眠ればいいんでしょうか」

・ラージマウスを妻に持つ男性
「飼い猫、野良猫を問わず、色々な猫が僕の後ろをついて来るんです。《お前の家にデカいネズミがいるのはわかってるんだぜ》って事でしょうかねぇ?」

・レッドスライムを妻に持つ男性
「うかつにクシャミや咳が出来なくなりました。唾やら何やらを奥さんが取り込んじゃうんです。本人は『全然平気だよ?』と言ってくれるのですが、こちらの気分的にちょっと……」

・ミノタウロスを妻に持つ男性
「牛肉を一切口に出来なくなりました。ビーフシチューとか、好きだったんですけどね……」

・ゴーストを妻に持つ男性
「寂れた洋館で深夜に結婚式を挙げて以来、友人達と疎遠になってしまいました。どうも色んな意味で怖かったみたいです」

・セイレーンを妻に持つ男性
「鼻歌を歌えなくなりました。歌っていると途中から彼女が入って来て、全部持っていかれた上に熱唱され、その魔力に当てられてしまうので……とても危険なのです」

・レッサーサキュバスを妻に持つ男性
「もう異常にエロくなってしまって大変です。『ちょっとアレ取って』という言葉の『アレ』に反応して、頬を赤らめながら内股になるレベルですもん」

・稲荷を妻に持つ男性
「嫁の尻尾中毒になってしまいました。最低でも一日三十分は、彼女の尻尾に顔をうずめていないと気がすみません。もう本当、モッフモフのフッカフカなんですよ」

・アントアラクネを妻に持つ男性
「働かない、家事しない、化粧もしない……しかし、非常にエロい。どうしましょう?」


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≪ 質問 : 2
  日々の様々な事柄に関する主導権は、どちらが握っていますか? ≫

・アヌビスを妻に持つ男性
「いちいち訊かれるまでもなく、そしてお答えするまでもなく……彼女です。異論、反論は一切認められません。とはいえ全部お任せなので、楽といえば楽なんですけどね」

・アマゾネスを妻に持つ男性
「我が家は亭主関白ならぬ、嫁関白ですから。彼女の決定に口を挟むことなど出来ません」

・ワーバットを妻に持つ男性
「屋内は彼女、屋外は僕ですね。なので、どうしてもこちらの言い分を通したい時は、言葉巧みに彼女を外へ連れ出してから交渉を開始しています」

・リザードマンを妻に持つ男性
「基本的には、彼女にリードされてます。そして、意見や考えが衝突した際は、尋常な勝負の末、勝者に選択権が与えられる事になってます」

・おおなめくじを妻に持つ男性
「私としては、何事も話し合って決めたいと思っています。が、なかなか上手く行きません。何故なら、説明の途中で奥さんが寝てしまうので。長い話は、どうにも苦手のようです」

・サイクロプスを妻に持つ男性
「普段は僕に決定権があるのですが……彼女は何か言いたい事があると、ジ〜っと静かにこちらを見つめて来るんです。そして、その視線が強烈過ぎて時々困るんです。脅威の目力なんです」

・インプを妻に持つ男性
「言動が子供みたいな人なので、いつも僕が軌道修正してます。ただ、彼女にはそれが気に入らないのか、『ロリコンのくせに!』とか反論して来ます。ちょっと心に刺さります」

・ケンタウロスを妻に持つ男性
「う〜ん……主導権は、やっぱり彼女にありますね。けど、きちんとこちらの意見にも耳を傾けてくれるので、わだかまりや不満みたいなものは生じません」

・ナイトメアを妻に持つ男性
「こちらの主張に反論しない、大人しい彼女ではあるのですが……不満や本音を悪夢にしてぶつけて来る事がたまにありまして。起床後は、『昼間に口で言いなさい』と説教してます」

・クイーンスライムを妻に持つ男性
「『じゃあ多数決で決めましょう!』と言って、召使いさん達に投票権を与えるのは止めていただきたいのですが。だって、結局は全部彼女から出てる存在なんですもん」


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≪ 質問 : 3
  ここだけの話、奥様に
  『ちょっと止めてもらいたいなぁ』と思っている事は何ですか? ≫

・ワーラビットを妻に持つ男性
「中途半端な脚力ではないため、貧乏ゆすれをされると家全体が揺れまくって怖いです」

・マーメイドを妻に持つ男性
「最近、釣りに凝り始めました。何か間違っているような気がします」

・デュラハンを妻に持つ男性
「『タネも仕掛けもありません』と言いながら、首を外すのが持ちネタです。そりゃ、タネも仕掛けもある訳が無いですよね」

・ゆきおんなを妻に持つ男性
「極度の猫舌ですが、鍋物が大好きです。なので、一回の食事時間が四時間を越えたりします」

・メドゥーサを妻に持つ男性
「『あぁんもう! 今日は寝癖が酷いわ!』と言われても、どれが寝癖なのかわかりません」

・河童を妻に持つ男性
「煮物にも、焼き物にも、揚げ物にも、キュウリを混入するのは、お願いだから止めて……」

・クイーンスライムを妻に持つ男性
「【赤ワインを呑むと、レッドスライムっぽくなるか?】という実験に凝っています。たぶんならないと思いますし、なれたらそれはそれでミラクルです」

・ホルスタウロスを妻に持つ男性
「彼女はトマトが好物なのですが、うっかりそれを見つめ過ぎて興奮状態に陥る事がしばしば……」

・アラクネを妻に持つ男性
「時々、くしゃみと同時に糸を放出する事があります。食事中にこれをやられると、食卓も私も、色んな意味で酷い状態になってしまいます」

・ヘルゼブブを妻に持つ男性
「『肉は腐りかけが一番美味いのじゃ』と言いながら、完全に腐っている肉を食わそうとするのは止めてください。どうも『腐りかけ』の定義が根本的にズレてるみたいなんですよねぇ……」


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≪ 質問 : 4
  あなたの奥様は、ヤキモチやきですか? ≫

・ラミアを妻に持つ男性
「はい。それはもう最上級に。うちの奥さんは嫉妬心に火がつくと、サッと瞳孔が縦長になって、僕の眼前で長〜い舌をチロチロ動かすから……ものすごく怖いんですよ。夢に出る勢いです」

・ホルスタウロスを妻に持つ男性
「市販されている牛乳を飲むと、『浮気ですぅ〜!』と怒られます。まぁ、その時のふくれた表情も可愛いんですけどね」

・メドゥーサを妻に持つ男性
「やむを得ぬ事情がある時以外は、他の女性と話しただけで怒りますね。体の半分を石にされた状態で食らうお説教は、効きますよ……」

・サキュバスを妻に持つ男性
「『別にいいわよ、私も浮気するから。寝取り寝取られ、刺激的で良いじゃない』とか言われた事があります。けど、その時の目が全く笑っていなかったのが怖かったですね」

・ジョロウグモを妻に持つ男性
「深く静かにヤキモチやきですね。直線的に嫉妬されるより、『うちに魅力がないさかい、旦那はんは他の女子が気になるんですなぁ』とかやんわり言われる方がキツいですよ……」

・バブルスライムを妻に持つ男性
「嫉妬心を燃え滾らせるような事はありませんが……カチンと来る事があると、ブクブク賑やかに泡立ち始めるのですぐにわかりますね」

・ジャイアントアントを妻に持つ男性
「女友達を含む学生時代の仲間達と遊んで、帰宅、就寝した翌朝……僕のベッドの周りを高い壁が囲んでいました。建築技術とヤキモチの融合は、自宅内での軟禁状態を生み出します」

・ホーネットを妻に持つ男性
「何の脈絡も前触れもなく、『アタシの針であんたのチ○コを刺したら、どんな風になるんだろうねぇ?』と言われて以来、余計な事はしないように心がけています」

・アカオニを妻に持つ男性
「『旦那の馬鹿を許すのも、女の甲斐性ってもんさ!』という、力強い信頼をもらっています。不思議なもので、そう言われると逆にいつも誠実、正直でありたいと気が引き締まりますね」

・フェアリーを妻に持つ男性
「ある時、彼女が全く似合わないお化粧をしていた事がありまして。驚いて理由を訊ねると、『私に大人の魅力が足りないから、ダーリンは他の女の子を見るんだ』と。もう、愛しさ全開でした」


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≪ 質問 : 5
  奥様の過去……やっぱり、気になりますか? ≫

・ヴァンパイアを妻に持つ男性
「私の妻は、元人間のヴァンパイアです。たまに、お互いの家族の話をする事があるのですが、やっぱり一瞬……とても寂しそうな顔をしますね。そういう意味で、気になります」

・ユニコーンを妻に持つ男性
「ユニコーンは純潔を大切にする種族ですので、お互いに過去の事でモヤモヤすることはありません。せいぜい、子供時代の初恋話をする程度です」

・アリスを妻に持つ男性
「常に『純真な乙女』の状態……ではあるものの、彼女自身が覚えていない【経験】は色々とあるんでしょうねぇ。うん。やっぱりちょっと気になるかな」

・オークを妻に持つ男性
「奥さん曰く、『狩り取って来て跨った男は、ノーカウント!』だそうで。とりあえず僕も、若干の疑問は抱きつつも、その主張を受け入れてます」

・ダークエンジェルを妻に持つ男性
「過去を訊ねると、『やぁん♪ ヤキモチですかぁ? 可愛いんだからぁ♪』と何故か発情して襲われるので、極力触れないように気をつけています」

・デュラハンを妻に持つ男性
「お互いに隠し事をする事無く、全て正直に打ち明けあっています。ただ、彼女の首を取った状態で訊ねたら……衝撃の新事実が出て来てしまうかも知れませんが」

・ハニービーを妻に持つ男性
「女王様や仲間達から色々と教えられた結果、知識と経験値がつり合わない耳年増系ハチ娘になってしまったようで。その辺の苦労話を聞いて、いつもゲラゲラ笑ってます」

・ゾンビを妻に持つ男性
「昔の事を訊いても、『あ〜……どうだったかなぁ』としか言わないため、よくわかりません」

・アルラウネを妻に持つ男性
「奥さん曰く、『過去を掘っても素敵な花は咲かないわ』だそうで。まぁ、そんな感じです」

・サキュバスを妻に持つ男性
「……色んな意味で自信を失う事になりそうだから、今までもこれからも絶対に訊きません」


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≪ 質問 : 6
  実は、隠し事をしていたりしますか? ≫

・エルフを妻に持つ男性
「来月、彼女の誕生日に向けていくつかのサプライズ作戦を進行中です。普段はクールな彼女ですが、気持ちが高まると涙目になるんですよ。もう本当に、それを見たい一心です」

・サイクロプスを妻に持つ男性
「彼女が欲しがっていた高級万華鏡が、今週末に届く予定です。一つ目の彼女が黙々と万華鏡を回し、覗いている姿は、なかなか可愛いですよ」

・ホーネットを妻に持つ男性
「密かに、編み物の勉強を始めました。冬に向け、彼女のために帽子と手袋、セーター、そしてお尻カバーを作ってあげたいので」

・ミノタウロスを妻に持つ男性
「台所に置いてある、樽。実はその中には、奥さんの好きな葡萄酒がたっぷり詰まっているのですが……ちっとも気付きませんね。とりあえず、気付くまで黙っていようと思ってます」

・マーメイドを妻に持つ男性
「磯でのデート中、尖った貝で彼女が指を切りまして。とっさに怪我の部分を口に含んで舐めたのですが、一緒に数滴の血も飲んでしまったような気が。あれは、彼女の作戦だったのかなぁ」

・ワーラビットを妻に持つ男性
「村での運動会の際、記録用に奥さんの時計を無断で拝借しました。文字盤もスイッチも大きいから、ものすごく扱いやすくて素敵でした」

・カラステングを妻に持つ男性
「知人からの依頼を受け、生ゴミを漁るカラスよけのネットや罠を作りました。今はただ、カラスから彼女へ通報が行かない事を祈るのみです」

・ゴブリンを妻に持つ男性
「納屋の奥深くに、【これを塗れば、あなたもホルスタウロス級のお乳に!】と書かれた怪しい美容クリームがある事を知っています……が、黙ってます。指摘できる訳がありません」

・スケルトンを妻に持つ男性
「チーズや魚介類など、骨に良いとされる食品を食べ続け、夜の営みを繰り返した結果、何となく奥さんのシルエットが太くなったような気がします。これ、学会に提出したら採用されるかなぁ」

・ローパーを妻に持つ男性
「彼女の触手のヌルヌル感を取り除きたくて、寝ている隙に塩もみした事があります。とりあえず、一本だけツルツルにする事に成功しましたが、彼女はうなされてました。反省」


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≪ 質問 : 7
  奥様と交際、結婚した事によって失ったものはありますか? ≫

・アラクネを妻に持つ男性
「【かいがいしく台所で料理している奥さんを、後ろからそっと抱きしめる】という幻想でしょうか。何せアラクネは火に弱いもので。基本的に料理は僕の担当なんです」

・つぼまじんを妻に持つ男性
「特にこれといったものはありません……が、つぼまじんの下半身を覆っている、あのつぼ。あの中身とメカニズムに関する謎は無くなりましたね。それは、敢えてここには書きませんが」

・スフィンクスを妻に持つ男性
「これはもう、どうしようもない事ではありますが、【問いかけ】の無い平穏な毎日というものは消え失せました。例えば、夕飯のメニューを決める前にもまず一問、という感じです」

・アヌビスを妻に持つ男性
「独身時代の自由気ままな時間でしょうか。けれども、その代わりに彼女の肉球の柔らかさと、慌てふためいた時の可愛い姿を手に入れる事が出来ました」

・マンドラゴラを妻に持つ男性
「私の妻は、引き抜かれた時期の影響もあり、かなり幼い見た目をしておりまして。そのためでしょうか、若干私自身の世間的信頼度が低下したような気がします。決してロリではございません」

・リザードマンを妻に持つ男性
「朝寝坊や二度寝の気持ちよさは、恐らくもう二度と味わえません。だって、嫁が『いつまで寝ているつもりだ! 朝稽古の時間だぞ!』って叩き起こしに来るんですもん」

・ドリアードを妻に持つ男性
「彼女と【同居】したため、世間の動きにとんと疎くなってしまいました。なので、たまに通る旅人や魔物達との会話が結構な楽しみになってます。あ、もちろん、奥さんの事は愛してますよ?」

・ダークプリーストを妻に持つ男性
「聖職者の衣装に対する畏敬の念は、確実に失いました。何故なら妻が『ねぇ、もっと両横のスリットを激しくして♪』と言いながら裁縫&改造を要求して来るもので。バチ当たりですね」

・ピクシーを妻に持つ男性
「無遅刻無欠勤で仕事に行く事が難しくなりました。魔力が高まってくると、彼女が僕をピクシーサイズにして弄ぶんです。さらに、それがちょっと楽しいのも問題なんです」

・アカオニを妻に持つ男性
「……健康な肝臓よ、さらば」


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≪ 質問 : 8
  奥様に対して、「怖っ!」と思う瞬間はありますか? ≫

・ナイトメアを妻に持つ男性
「夜、ロウソクの灯りの下で黙々と鎌を研いでいる後姿は、妙な迫力に満ちています」

・スキュラを妻に持つ男性
「自慢の吸盤を生かして壁や天井に張り付きながら移動したり、こちらめがけて突然降って来たりします。油断している時にこれをやられると、死ぬほど驚きます」

・ミミックを妻に持つ男性
「箱選びに対する妥協の無さと、その時の横顔でしょうか。頑固な職人のオッサンみたいな顔になります。僕はただ、家の衣装ケースや収納箱が欲しいだけなのに……」

・シースライムを妻に持つ男性
「うちの奥さんには、頬杖をつきながらぼんやりするクセがありまして。時々、その手が頬と溶け合って完全に一体化してるんですよね。何度見ても、あれはギョっとします」

・ワーウルフを妻に持つ男性
「骨付き肉をバリバリ言わせながら食べている姿は、やっぱりちょっと怖いです。お腹をモフモフしてあげると尻尾を振って喜ぶのですが、本当に同一人物だとは思えません」

・ハーピーを妻に持つ男性
「いつも朗らかで陽気な彼女なのですが、鳥料理が好きという人に対しては容赦がありません。『お前もフライドチキンにしてやろうかっ!?』とか叫びますから」

・ダークエルフを妻に持つ男性
「鞭使いを一人黙々と練習している姿は、不思議な美しさと妖艶さに溢れている……のですが、そうして身につけた技術は最終的にこちらへ飛んでくる訳で。お、恐ろしい」

・エンジェルを妻に持つ男性
「何の前フリも無く唐突に、『あなたの! あなたのためなんですよ!』と言いながら襲い掛かって来る事があります。彼女にとっては善意の性交渉でも、私にとっては平和的な強姦です」

・ダークスライムを妻に持つ男性
「ダークスライムには、スライムコアと呼ばれる中心点が存在しています。で、そのスライムコアに、どう見ても顔みたいなのがあるんですよね。で、それが時々こっちを見てるんですよね……」

・河童を妻に持つ男性
「夏場、うっかり水の無い所で干上がってしまった奥さんの姿は、何と言うか、こう、ものすごくパンチが効いています。たぶん、子供が見たら泣き叫ぶんじゃないでしょうか。あれは」


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≪ 質問 : 9
  単刀直入にお聞きします。浮気をした事が、ありますか? ≫

・ラミアを妻に持つ男性
「ありません……と言いますか、『今日は○○人の女とすれ違ったようね』とか正確に言い当てる妻を相手に、嘘や隠し事を出来る訳がありません。ラミアって、すごいんですよ」

・アルラウネを妻に持つ男性
「ありません。物理的に不可能です。何せこのアンケートも、妻に包まれながら書いてますから」

・アカオニを妻に持つ男性
「『ムラムラしたなら、外に女を作っても良いぜ』と言われてはいますが、別に……。私は、この愛すべき酔っ払いとの関係を大切にしたいので」

・エンジェルを妻に持つ男性
「そんな気は、全く起こらないですね。『天使のような微笑み』という言葉がありますが、うちの奥さんはリアル天使ですから。この笑顔を曇らせたくないんですよ」

・つぼまじんを妻に持つ男性
「実は一度、飲み屋のお姉ちゃんと良い雰囲気になった事があるのですが……。ふと見ると、店の酒壷から奥さんが顔を出してこちらをジ〜っと見てまして。あの涙目には、参りましたねぇ」

・エルフを妻に持つ男性
「『浮気をしたら、その瞬間にお前は生きた的だ。私の弓のな』と言われているので……」

・ブラックハーピーを妻に持つ男性
「そんな事をしたら、彼女自身はもちろん、親族、友人知人も総出で惨殺されるでしょうね。何せ横のつながりが強い種族なので、外出先でも下手な事は出来ないんですよ。誰が何処で見てるやら」

・アヌビスを妻に持つ男性
「ありえません。僕の抜け毛まで管理してるんですから。うちの奥さんは」

・アリスを妻に持つ男性
「どこまでも自分の事を慕ってくれる『永遠の処女』が家にいるのに、どうして浮気をしなればいけないのですか?」

・サイクロプスを妻に持つ男性
「『私ににらめっこで勝てたら、浮気しても良い』と言われていますが、どうしても勝てません。まぁ、それ以前にそんな酷い事をするつもりもないんですけどね」


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≪ 質問 : 10
  同じく、単刀直入にお聞きします。
  今日までに『別れ』を意識した瞬間は、ありましたか? ≫

・コカトリスを妻に持つ男性
「以前、思い切り大きなクシャミをしたら、それに驚いた彼女がすごい勢いで逃げて行きまして。五日経っても戻って来なかった時は、もはやこれまでかと思いました」

・ゴーレムを妻に持つ男性
「うっかりルーン文字を刻み間違えた結果、妻が恐ろしくハイテンションなゴーレムと化してしまって……。盛大に踊りまくる彼女の前で、一人呆然と立ち尽くしました」

・アルラウネを妻に持つ男性
「結婚前、彼女にホットケーキを届けてあげた時のこと。あ、ハチミツ忘れちゃった……と呟いた僕に、『はいどうぞ』と股間から彼女オリジナルの蜜を出された時は、正直、どうしようかと」

・レッサーサキュバスを妻に持つ男性
「清純な婚約者だった彼女が、淫らな願望を赤裸々に語るようになって行く……。その変化の理屈を頭では理解できても、精神的に受け入れられるようになるまでには、やっぱり苦しみました」

・ケンタウロスを妻に持つ男性
「今振り返れば笑い話なのですが、お互いに奥手過ぎた結果、交際が立ち往生に陥りまして。キスするまで二年七ヶ月もかかった僕達は、純粋なのか間抜けなのか。いやはや」

・エルフを妻に持つ男性
「交際も結婚も、お互いに周囲の人達から大反対されました。最終的に、妻は集落を捨て、僕は家族と離れ……いわゆる、駆け落ちという奴です。決断に到るまでは、本当に辛い日々でした」

・リザードマンを妻に持つ男性
「結婚が決まった二日後、私は事故に遭い、剣を握れなくなりました。他の誰かと幸せになってくれ……そう言った私の頬を張り、彼女は涙ながらに『お前でなければ駄目なんだ』、と……」

・リャナンシーを妻に持つ男性
「知りあって間もない頃、創作に行き詰まった僕は、彼女に不条理な八つ当たりをしてしまって……。けれど、それでも微笑みかけてくれる彼女の優しさに、己の愚かさを強く恥じました」

・スフィンクスを妻に持つ男性
「『私のハートを盗んだ、素敵な泥棒さんはだ〜れだ?』という彼女の問い掛けのセンスに、一抹の不安を抱きました。俺、本当にこの子とやっていけるのかなぁ、と」

・サキュバスを妻に持つ男性
「朝三回、昼二回、夜七回。これに耐えられる男でなければ、サキュバスの夫は務まらないと知った時ですね。さて……これを読んでいるあなたは、どうですか?」

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……ということで、番外編第二弾です。

今回は仕事量が多くなりそうですが、
きちんと完成させられるよう努力してまいります。

ちなみにQ&Aに関しては、読んでくださった方に、
「あれ? 俺、いつこのアンケートに答えたんだろ?」と
笑っていただけるようなものを目指したいなぁ……などと考えています。

お付き合いの程、よろしくお願いいたします。

10/03/07 02:51 蓮華

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