連載小説
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ヘル×アン……?
はい。普通内勤になるとお給金は下がるんですが、流石に上級職だと、話は別です。
まあ、部署がアレなので、実家にも言えなくて……
それこそ、仕送りの額が、桁上がりになったので、相当ビックリしたらしいです。
上司はどうだったか?まあ、良くなりましたよ。それは前が前でしたから(苦笑)
確かに魔王軍一のキャリアウーマンで、あられますけど、意外と乙女なとこもあるんですよ♪










〜〜〜ウルス巻き込まれより三ヶ月後〜〜〜
いやあ、持つべき者は優秀な部下だな♪能力高く、勤務態度も真面目。まったく、どこかの娘にも見習ってほしいものだ( ̄ー ̄)
しかし、定時あがりとは気持ちが良い。
今夜は可愛がって貰うか(ぐふふ
お?噂をすればなんとやら。どれ、久しぶりに後ろから、ガットっやてチュッと吸っては〜〜ん♪と驚かしてやryooooooooo ?!




???「ちょっ、こんなところで止めてくださいよ……人に視られたらどうするんすか。」
すんすん
???「なあに。僕としては、むしろ悪い虫がつかなくて、結構だがね。それに、こんな匂いを纏っている君が悪い(苦笑)襲われてもかまわない、と言っているようなものだ。」
???「そ、それは…しかし、こんなこと、ロビン達にばれたらどうするんすか。」
???「っふっふっふ、君もまだまだ若いな。どれ。僕が手ほどきをしてやろう。こっちに来たまえ。」くるっ
???「っちょ、こんな時間からですか。。。」







な、な、なんじゃありゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!??!?!









コンコン
「エアリス様!エアリス様!」
っは!ここは、執務室か…
ガチャ
ウルス「エアリス様!いかがなさいましたか?」
空いた扉からは、「実に」優秀な褐色肌の部下が顔を出していた。
エアリス「いや、ウルスなんでもない。報告書の内容があまりに酷くてなあ。思わず、怒鳴ってしまっただけだ。」
誤魔化せるだろうか…
ウルス「さいですか。このところ、残業続きでお疲れのようですから、お体を大事にしてくださいませ。」耳ぺたん
エアリス「(あー、モフりたい。)」


このワンコちゃんを私の補佐官としてから、三ヶ月。彼女の能力は予想以上であり、仕事は実に捗っていた。
いや…捗りすぎていたorz
手付かずだったマジックアイテムの解読、諜報活動の戦略見直し、財務etc.
テンパり癖がある、としてこれまでアヌビスの登用は避けてきたが、彼女の実力か踏んだ場数の数か(はたまた、常に高レベルのイジリにさらされているおかげか)、実に良い仕事をしている。
お陰で、上司である私もてんてこまいであるが(苦笑)

……しかし、これだけの人材を下に置いてあの体たらくなのだったから、ウルスの義姉達の頭の軽さが、うかがい知れる……

エアリス「長年、仕事を溜めていたツケだ。仕方あるまい。」
ウルス「はあ。そういえば、技術局の方から、ヘルメス殿の検査があらかた終わったとの報告がありました。」
ギクッ!

わっ忘れていたのに…
エアリス「そ、そうか。。。して、彼は、今どこに?(我ながら、あのような夢に狼狽えるとは…)」
ウルス「はい。今はアンディ様と、服屋に行かれているようですgary)」
エアリス「な、な、な、なにいーーー!?」ぷるぷる

ウルス「エアリス様?!なにか問題でもありますでしょうか。ヘルメス殿宛で、緊急の用件も無かったと思いますが。」アセアセ
落ち着けエアリスよ。未来の婿とその義父だ。仲が良いに越したことはない。そうに違いない。
エアリス「いやあ。アンディが、服屋に行くのは珍しいのでな。」
ウルス「はあ。(どうも、本日のエアリス様は変です。)」
エアリス「どれ。私達もここいらで切り上げて、夕食でもどうだね?」
っぴょん
ロビン「いくいく〜〜〜♪」
エアリス・ウルス「!?」
ロビン「僕は煉瓦亭が良いんだけどどうかなあ?( ̄▽ ̄;)」

エアリス「ロ、ロビン。入ってくる時はノックをしろ。」
ロビン「え〜、だって開きっぱだったから。」ブーブー
ウルス「し、失礼しました。」
エアリス「ウルス、気にしなくて良い…扉が開いてなければ、天井から来る娘だから(-。-)y-~」
ロビン「その通り!で、煉瓦亭はどうするの?」
ヘルメス「馬鹿もん。今から予約が取れるわけなかろう。大人しく食堂だ。」
ウルス「私もリーズナブルな方が嬉しいです。」
ロビン「ちぇっ、大臣と補佐官のくせにケチだなあ。」
エアリス「ウルス、君の分は奢ってやろう。」
ウルス「ありがとうございますう><」
ロビン「僕は!僕は?」
エアリス「あっ(怒)?」
ロビン「・・・・・・・」



〜〜〜魔王軍食堂内勤用〜〜〜
ロビン「いや〜〜〜、長かったけどようやくだねえ♪」ガノンドロフとホルシチュー
ウルス「(はむはむ)何がですか?」タンドリーチキンセット
エアリス「(モフ毛は汚れないのだろうか…)聞いていたのか?ヘルメス君の件。」ヘルシーセットワイン付き

ンクンク、ぷはーっ!
ロビン「そうそう。やっと、ヘルメスの故郷に行くことが出来るね。フッフッフ。この三ヶ月、練りに練った対策で、無事に彼の恋人さ♪」(^-^)/
ウルス「最近は、仕事サボって消えてましたもんねえ。サリス様にも会いに行ったんですか?」
ロビン「………それは、ヘルメスと一緒に結婚報告する時までとっておくさ。。。」
エアリス「(逃げたな)」
ウルス「(逃げましたね)」

エアリス「しかし、直ぐには行かせんぞ。ヘルメス君を正式に諜報部付にしなければならんし、娘達とのお見合いもまだだ。」
ウルス「あ、それ本当にやるんですね。」
ロビン「ちょっと、御母様!実の娘の幸せを邪魔する気(´Д`)」
エアリス「実の娘は、お前だけではないからなあ。それに、ヘルメス君を当家に迎えるのは確実にしたい。」
ウルス「結構買ってるんですねえ。確かにすごい方ですが。」
エアリス「どうやら、リエル様達を手玉にとった話が流れたらしくてな…意外と、競争相手は多いのだ。まったく、あくまでもモブ兵で、隠していたのに。」カチャカチャ
ウルス「あ〜、それは…」
ロビン「ええええええ!しっかり、僕のダーリンだって、言いふらしてたのにい><」
エアリス「オマエカ(怒)」スパコーーーーン
ウルス「あと、情報屋とか言う、エキドナが、しきりに噂話をしていたそうです…」フィンガーボールぐしぐし
エアリス「サリス様orz」

ロビン「ん?ちょうど、後ろの席で噂してるのヘルメスのことかな?」
ウルス「!?」耳ぴーん
エアリス「ほう…」襟をたてたて


〜〜〜ちょいと離れたテーブルにて〜〜〜
バイコーン「それにしても、噂のヘルメスさん。目の保養になりましたわあ♪」ホクホク
バフォメット「じゃろう。じゃろう。アレを諜報部が独占するのはずるいのう。しかし、一人だけでなく、二人セットで見れるとは、記録水晶を持って無かったことが悔やまれるのう…」うぬぬ

ウルス「(ん?二人???)」


バイコーン「ああ言うのは、見ただけの方が、想像が働くんですよ。やっぱり、彼が受けなのかしら。」
バフォメット「そう単純ではなかろうて。何度も匂いを嗅がれておったじゃろう。ワシが見るに、誘い受け。つまり実態は、ヘルメスが攻めじゃ!」


ロビン「受け?攻め?」


バイコーン「流石は、バフォ様ですわ。あーん、だけど、せっかく服屋に居たのだからもうちょっと色々見たかったですわねえ…」
バフォメット「そうじゃのう。たまには、執事服以外も見たいのう。」


エアリス「(服屋!?し、執事服????)」



バイコーン「では、次の新刊は、ヘル×アンということで♪」
バフォメット「じゃの。っふっふっふ、ワシの右手が光って唸るわい。」






〜〜〜戻ってエアリス達〜〜〜
ロビン「なんか普通の噂とはちょっと違ったねえ?新刊ってなんだろう???ウルス、アヌペディア使えない?」
ウルス「わ、わふぅう。しょ、食事中は使えないのでえ、、、(うわ〜、あれ大御所の淫靡党の二人だったんだ)」
エアリス「・・・・・・・」

ロビン「そっか〜〜〜。だけど、二人って言ってたけど、ヘルメスと誰なんだろう?」
ウルス「さ、っさあ??(確か、あのサークルって執事モノがメインだったはず)」
エアリス「・・・・・・・・・」

ロビン「あんまり、彼が有名になるのは困るなあ。ねぇ、御母様?」
エアリス「」
ウルス「え、エアリス様?」
エアリス「」
ロビン「?御母様?」ぐしぐし
ウルス「どこかに旅立ってますねえ…」



〜〜〜エアリス脳内〜〜〜
大丈夫。アンディは、私にぞっこんのはずだ。間違いない。
今日も規則正しく生活してるし、身嗜みも清潔感があるはずだ。
何より、このパンツルック(スーツ)!であった頃、と同じ。
アンディの好みはカッコいい女だからな!!!!
(からのギャップが大好物なのだが、エアリスは気づいていない)
常に、男装の麗人であれば、私にメロメロよう
カッカッカ

しかし、男装の麗人といっても、私は女だ……………
さ、流石に男にはなれん……………
確かに、ヘルメス君は中々に良い男だが、私の方がカッコいいはずだ!

バフォメット「誘い受けじゃのう」じゃのうじゃのうじゃのう

!?さ、誘い受けだと?????
ま、まさか、少し隙があった方がががががががががが









エアリス「アンディぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」

ロビン「うわあ?!突然立たないでよ御母様(((・・;)」
ウルス「聞いてないですねえ……………」

エアリス「おのれ、ヘルメス!アンディを罠にはめるとは。」グヌヌ
ロビン「え?パパがどうしたのお?????」ぽぽぽぽぽ〜〜ん
ウルス「(あー、誘い受けでイメージしちゃったんだろうなあ…」

エアリス「ぬおおおおおおおおお、アンディィィィィィィィィィ!今その身に、私の匂いを思い出させてやるぞーーーーーーーーーーーー!!!!!!」シュッブン
ロビン「ええ?転移魔法使ったあ?!」
ウルス「(ああ、後始末が大変そうorz )」



オラァ、ヘルメスぅ出て来いやオラーーッッッッl
ワーキャーーーー
ばっとまんがでたぞ…ーーー






〜〜〜魔王軍風呂場〜〜〜
ゴシゴシ
ヘルメス「結局、背中洗ってもらうって、どういう仲なんすか俺達。」
ゴシゴシ
アンディ「僕としては、息子と仲が良いのは嬉しいねえ。」
ゴシゴシ
ヘルメス「息子って……一回ぐらいで気が早くないすか?」
ゴシゴシ
アンディ「なあに。慣れれば良いのさ慣れれば。」
ゴシゴシ
ヘルメス「慣れちゃいけない気もしますが……」

わーーきゃーーー
やつのまえにたつなーーーーー

ヘルメス「それにしてもうっさいなあ。風呂ぐらい静かに入らせろよ。」
スンスン
ッヒャア!
アンディ「うむ。大分良い匂いになってきたねえ♪」
ヘルメス「だから、いきなりかぐの止めてくださいって(怒)」
アンディ「ッハッハッハ。良いじゃないか息子よ!」



バーーーーーーーーン
キッキーーーーーーー
ザン

ヘルメス「おわ?!なんだあ?って、エアリスさん?」
アンディ「あれ、エアリス。今日は残業無いのかい?」

はあはあ
ぜえはあ
エアリス「ヘルメス・・・・貴様何をしている?」グララララァ
ヘルメス「何って?風呂ですよ風呂!てか、ここ男湯です。」
アンディ「ハッハッハ。なあに、男二人で裸の付き合いと言うわけさ!なにげに、ずっと憧れていたんだよ、僕♪」


エアリス「ほうう。風呂。裸の付き合い。長年の憧れ……………」くっくっくっく

ヘルメス「っちょ、アンディさん。ようすがおかしいっすよ。」
アンディ「なに僕らの仲に焼いているだけだよ♪」


エアリス「僕らの仲…………」

ピシッ

ヘルメス「へ?鏡が……」

エアリス「アンディ?」
アンディ「なんだい? (^-^)」
エアリス「もとはといえば、私が完璧すぎたのが、良くなかったのだ。」
アンディ「???そうだねえ。エアリスは常に完璧さ!」

エアリス「なので、今回の件、私にも非がある……」
アンディ「(^-^)??」
エアリス「安心しろ……痛くはしない……ただ、本物の男以上にカッッッッッッッッッッコヨククゥをそれでいて、思わず手を出したくなるよう、私を刻みこんでやるるるるるるるるるるるるるるうぅ!!!!!!!」


アンディ「(^-^)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(゜ロ゜;?!」

エアリス「アンディィィィィィィィィィ!!!!!!!!の前に、貴様はいっぺん死んでおけえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ(怒)」

ヘルメス「ヒデブゥ!?」











ぬちょずちょぬちょずちょ
パンアンッパンパンパン

オラオラオラ、アンディィィィィィィィィィ、気など失ってる場合ではないぞぉ。
私にくわれろおおお!

そして、
ッガ
だいしゅきホールドwithぱふぱふ胸ロック

私の匂いの中で果てろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろ











〜〜〜ノルン・パッカード村長室〜〜〜
あの後、一部始終を皆の記憶から消すのは大変でした……
あれ、諜報部全体で動いたんですよお。
まあ、私達は覚えているわけですが(苦笑)

え?結局、ヘル×アンは何だったのかって?
あれは、そもそもヘルメス殿がニンニクを食べたのが悪いんですよお(´Д`)

しかし、あの時バッチリ妊娠したんだから、ヘルメス殿の仲人力も、神がかってますよねえ。

わ、私の赤ちゃんですか?!

実は今……………




終われ

13/01/13 16:08更新 / S.L.サンチェス
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■作者メッセージ
リクエスト一個目消化〜〜〜


まあ、あれだね。
エロ無理m(__)m




Mですがなにか?

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