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第五話『初陣』
 そして、翌日。
 総大将の命を受けて、先鋒隊の指揮官を任されたフラッパー・ブリッジ(23)は心地良い緊張に、決して大きくはないものの実用的な筋肉で固めた身を小刻みに震わせていた。気合を入れる度、彼が身に付けている、洗礼済みの鎧がカタカタと規則的な音を上げる。
 そうして、副官に目配せをされると、一つ咳払いをしてから頷き返し、真っ直ぐに伸ばした人差し指を、視線の先に陣を張っている魔王軍へと向け、勢いよく吸った息と一緒に命令を叫んだ。
 「撃てぇ!!」
 だが、砲兵が導火線にマッチで火をつけた瞬間、百を越える大砲が一斉に吹き飛び、桃色の煙が先鋒隊を包み込んでしまった。
 「何っっ?!」
 まさかの暴発にフラッパーは驚くが、鼻先を掠めた臭いに一瞬で顔色を変えると、馬に鞭を入れ、必死の思いで息を止めて桃色の煙から飛び出た・
 煙が届かない距離まで走りぬけて振り返ったフラッパーに、煙中から凄まじい力で投げられた一本の槍が襲い掛かる。
 咄嗟に、自慢のトゥーハンドソードで槍は折り飛ばしたものの、威力は想像以上に凄まじく、彼は馬から転げ落ちてしまった。
 第二撃を警戒して、素早い身のこなしで立ち上がったフラッパーに、煙の中から悠然とした足取りで出てきた一人の、仮面で顔を隠している兵士が拍手を贈ってきた。
 フラッパーはすぐに、自分の部下である事を示す印が刻まれた鎧を身に付けているものの、この男が裏切り者であり、魔王軍に属している者だと気付く。
 「今ので仕留められるとは思っちゃいなかったが、やっぱ、良い反応をするねぇ」
 この桃色の煙の中から平然と出てきたのが、その証拠だ。
 彼とフラッパー以外の兵士は、桃色の煙の内で吐瀉物を豪快に撒き散らしながら地面を転がっていた。四肢を震わせている者の被害はまだ軽い方で、中には白目を剥いたままで天を仰ぎ、真っ赤な泡を噴いている兵士までいた。
 どうにか、視界を覆い尽くす桃色から脱出を図りたくても、既に十分な煙を鼻と口から吸ってしまっていた為に、全身の隅々まで巡らされている血管に鉛を流し込まれたように体は重くなり、手足にもまるで力が入らない上に無理に動かそうとすれば嘔吐感が更に込み上げてくる始末である。
 魔王軍が好んで使う麻痺毒を予め調べていたフラッパーはすぐに気付いて、煙から脱出が出来たので手足の先に、槍を弾いた時以上の痺れは出ていなかった。
 「あわよくば、この毒煙で戦力を完全に潰しておきたかったんだがな、そう話は上手く行ってくれないもんだな」
 子供の頃から魔物の街で暮らしているキサラギは、魔王軍が使用する致死毒性の物以外の毒物にはある程度の耐性を体の中に持っていた。また、最低でも息を10分は止められるよう、心優しい先輩方に鍛えられてきたのだ、毒ガスの中を息をせずに歩いてくるなど朝飯前である。
 「まさか、ここまで潜り込んでいるとはな」
 「軍が大きくなりすぎるのも考え物じゃないのかね」
 キサラギは外した仮面を地面へと投げ捨てる。
 「魔王軍の勇者部隊か」
 「いえ、騎士団の見習いっす」
 「騎士団の? ・・・・・・人間、しかも、ジパング生まれが所属しているとは思わなかったな」
 フラッパーは目の前の自分と大して年齢は変わらないであろうキサラギの何気ない立ち姿から、彼の強さをしっかりと推し量り、ただの間諜ではないと悟り、自慢の得物を構える。彼が構えたのを見て、キサラギもまた腰の刀を抜く。
 「一人か?」と尋ね、鈍い光を放つ剣先を向けるフラッパー。
 「そうっすよ、見ての通り」と、両手をわざとらしく広げてみせるキサラギ。
 「いい度胸だ」と自分の胸を親指で打ったフラッパー。
 「あざっす」と道化めいた動きで首を垂れたキサラギ。
 「敬意を評し、俺から名乗ろう。
 フラッパー・ブリッジ・・・・・・お前を切り捨てる男だ」
 しかし、キサラギは彼の少しクサい名乗り上げに対し、己の名を口にしなかった。
 フラッパーと違い、まだまだ信用されきっていない自分が名乗るのはおこがましいと思っているのもあったが、それ以前に、迫りつつある激突の瞬間に向けて集中しているからだった。
 フラッパー自身も、それが解っているからだろう、無言を貫くキサラギを責めるでもなく、「ふっ」と不敵に微笑みながら肩を大袈裟に竦めた後にグリップを握り締める両手へと更に力を込め、練った闘気を出し惜しみせずに放出する。
 肌にビリビリと伝わってくる、まぎれもない強者の雰囲気にキサラギは思わず、笑ってしまう。
 単純に、フラッパーほど強い男と剣を交えられる事が嬉しくて堪らない、わずかに見ただけでそんな事を考えているのが解ってしまう笑みだった。
 地面を前に蹴ったのは二人ともほぼ同時だったが、先に殺意丸出しの攻撃を繰り出したのはフラッパーだった。
 しかし、キサラギは頭から股間まで一気に割るつもりで振り下ろされた剣をほんの少しだけ右にズレただけで避け、速度をまるで緩めずに前へと突っ込み、無防備になっている胴体に右拳を突き出す。
 咄嗟にグリップを握っていた左手を離し、肝臓狙いのフックをフラッパーは受け止めるも細身の割に重く、反撃に繋げるのも踏ん張るのも難しいと素早い判断を下した彼は、振り抜かれる拳の勢いを逆に利用して、後ろに跳んでキサラギから距離を置いたが、爪先が着くなり地面を力一杯に蹴って、剣を頭の上まで振り上げながら再び、キサラギへと迫った。
 自分より頭二つ分は身長があり、肩幅も胸板の厚さも自分より勝っているのに、フラッパーが思っていたより機敏に動いてくるので、キサラギは当てが外れたなと思いつつも、彼の体は空気を裂く音を派手に上げながら縦横無尽に振り抜かれる剣を紙一重で避けてみせる。
 フラッパーはキサラギの動体視力と反射神経に、内心で舌を巻いてしまう。
 (まだまだ、世の中には凄い奴がいるものだなっっ)
 「オリャア」
 太い腕を血管が浮かび上げるほどに滾らせ、しかも、人並み外れた背筋を豪快に盛り上がらせたフラッパーの強烈な振り下ろしの一撃。
 攻撃の予備動作で、反撃を意識した紙一重の回避は無理だなと瞬間的に悟ったキサラギ。
 彼はここで防御に転じた、しかも、相当に高度な。
 キサラギは手入れを決して怠っていなかったから、自分の日本刀の強度には自信を持っていた。だが、基本的に重さで物体を切るタイプの剣には敵わないとも知っていた。
 彼は馬鹿正直に重い攻撃を受けたりせず、地面に平行となるように左手を切っ先に添えて両手で構えた。そうして、刀にフラッパーのトゥーハンドソードの刀身がわずかに触れたのと同時に、左手を切っ先から離した上に柄を握っていた右手からも余計な力を抜いてみせ、斜めにした日本刀の刀身に沿って滑らせるようにトゥーハンドソードの軌道を、ものの見事に変えてしまう。
 日本刀を粉々にして、そのままキサラギの右腕一本を叩き切る気満々でいたフラッパーは、初めて見せられた『柔らかい』防御に動転してしまい、崩れた体勢を戻すのが一瞬ばかり遅れてしまった。
 相手の決定的な隙を逃さずにしっかりと掴めるよう、キサラギは血尿が出るほどの厳しい訓練を課せられているのだ。
 彼はガラ空きになっていたフラッパーの側頭部を微塵の遠慮も加減もせず、本気で蹴り飛ばした。
 派手な音が上がり、キサラギの蹴りを受けて吹き飛んだフラッパーは地面を転がっていく。
 「チッ」
 ・・・が、足の甲に感じた感触にキサラギは舌打ちを漏らしてしまった。
 確かに当たりこそしたが、フラッパーはほぼ反射で顔を捻って衝撃の大半を逃してしまった。その上、残ったわずかな衝撃も、やはり人並み外れて太い首に吸収されてしまった感があった。
 キサラギの読み通り、ゆっくりと立ち上がったフラッパーは大したダメージも受けていないようで、幾度か首を回してから憮然とした面持ちでいる彼へと、ニヤリと健康的な色をしている歯茎を剥き出した。
 もっとも、フラッパーもフラッパーで追撃を加えようと不用意に近づいてきたキサラギを起き上がり様に切りつける気満々でいた為に、十分な警戒心でその場から動かなかったキサラギに対し、苦々しい物を腹に感じていた。
 やはり、同時に地面を蹴って、相手へと迫るキサラギとフラッパー。
 幾度も切り結んだ二人であったが、フラッパーは俊敏な回避と柔軟な防御を使いこなすキサラギに掠り傷の一つも負わせられなかったし、キサラギは十を超える刀傷をフラッパーに負わせられていたが、どれも小さい物で元より頑強な彼の動きを止められるまでは到れない。
 だが、決着の瞬間は不意、そして、確実に訪れる。
 烈しい攻防を繰り広げるキサラギとフラッパーの戦闘力は、傍目から見れば互角のように思えた。
 しかし、フラッパーが期待の新人とは言え、その強さは同じ人間の中で磨かれ、自分と同等の実力を持つ者を相手にして勝ち星を順調に重ねてきた。
 それに対して、キサラギは自分より遥かに強い人外を、時には師匠として、時には稽古相手として、血反吐も出なくなるようなほぼ実戦に近い修練を積み、黒星を山のように積んできていたのだ。
 唾棄すべき驕りこそ一片たりとも持ち合わせていないが、苦戦と激闘の末に甘い勝利の美酒を飲んできたフラッパーと、苦い敗北を何百回と砂と一緒に噛み締めてきて、ごく稀に美酒を舌先で舐められたとしても、すぐにまた惨敗記録を上塗りされ、『人間』としての枠を超えるべく更に自分を苛め抜いてきたキサラギ。
 どちらの地力が高く、強さの純度が高いかは一目瞭然だろう。
 二人の動きは更に激しさを増し出していたが、背中に寒気を感じ出していたフラッパーは精神的な余裕を失い出していた。一方のキサラギは、遜色無しに強い相手を前に余裕など感じている暇などなかったのだが、自分が戦いの流れにしっかりと乗れてきてていると言う確信を得ていた。
 良い意味で調子に乗り出していた、今のキサラギにはフラッパーの動きが『観えて』いた。
 そして、二人は決着の刻は今を置いて他にはないと本能的に察知し、己の得物を相手に向けて全力で突き出した。
 宙に散った数滴の鮮血が大地に染み込む。
 フラッパーのトゥーハンドソードの切っ先はキサラギの脇腹をわずかに裂いていた。
 キサラギの日本刀は、肋骨の間を縫って彼の心の臓を貫き通し、切っ先は必殺の一撃を繰り出す要となる屈強な背中まで抜けていた。
 脇腹を切られた痛みでわずかに狙いが逸れてしまったからだろう、キサラギの突きは必殺には成りえなかったが、フラッパーは背中を垂れていく熱い己の血液と共に命が抜け出ていく感覚を覚えており、この傷では急いで治癒呪文を施させても無駄だと潔く悟った。
 鍛え上げてきた肉体に未だ残っていた生命力を、震える手に注げばキサラギの胴を両断までは行かずとも、トゥーハンドソードの刃を胴体の三分の一程度までメリ込ませる事は可能だっただろう。また、本隊に作戦中止の緊急報告する事も可能だっただろう。
 しかし、グリップから両手を離し、剣を地面へと落としたフラッパーは今にも儚く消えてしまいそうな生命力を、目の前のキサラギと話す事に使った。
 「名を、お前の名を教えてくれないか?」
 心臓を貫いている刀から直に、フラッパーの命の火が弱まっている事を感じ取っていたキサラギは間違いなく強かった彼に尊敬の念を払う。
 「―――・・・キサラギ・サイノメっす」
 「キサラギ・サイノメ、お前が俺の最後の相手になってくれた事、そして、戦士として俺を死なせてくれる事に対し、心の底から礼を言いたい。
 その上で言わせてくれ・・・・・・お前はまだまだ強くなれる、決して止まるな」
 「心に留めておくっす、アンタの言葉を」
 「そうしてくれると嬉しい」と血が細く流れる口の端を吊り上げたフラッパーの顔はもう真っ青を通り越し、雪のように真っ白に変わりだしていた。心臓を貫かれたままだからこそ立っていられるのであって、キサラギが日本刀を抜けば、すぐに地面の地溜まりに膝を落としてしまうだろう。
 フラッパーは自分がまだ生きているのか、それとも、既に死んでしまっているのかも、ハッキリと感じられなかったが、それでも、ゆっくりと右手を上げ、自分の太い首を軽く打った。
 最早、喋れないほどに弱っていたのだが、フラッパーの意思はキサラギにはちゃんと伝わっていた。
 小さく頷き返した彼は日本刀を一気に胸から抜くや否や、フラッパーの体が地面に崩れ落ちてしまうよりも速く、渾身の力で日本刀を真一文字に振りぬいた。
 そうして、膝が地面にぶつかった衝撃で、首の断面から鮮血が勢いよく噴出した。
 頬に飛んだ血飛沫を乱暴に拭ったキサラギは空中で幾度か回転してから、地面に落ちて不規則に跳ねながら胴体から離れるように転がっていってしまったフラッパーの頭部に歩み寄る。
 褐色の髪を掴んで持ち上げ、死に顔を覗き込めば、苦悶や憤怒の色はまるで滲んでおらず、どこか安らかであった。
 自分が最後の相手で良かったと言ってくれたフラッパーに、心の中で頭を下げて感謝するキサラギ。
 そして、彼は短い間に精悍さがいくらか増した顔を上げて、フラッパーの生首を何もない天に向かって、高々と突き上げて、腹の底から全力で叫んだ。
 「敵将ぉぉぉ、討ち取ったりぃぃぃぃぃ!!」

 突然の爆音に驚き、大慌てで陣形を整えていた魔王軍は、全身に迷彩魔術を施させ、教団の動きを空から調べさせていたハーピーが戻ってくるなり、声を動揺に震わせながら報告してきた事実に驚かされた。
 初陣で命を落としてしまったか、と大半の者から生存の可能性を諦められていたキサラギが敵の将を討ち取ったと言うのだから驚くのも無理はない。
 しかも、爆発の真相を探らせる為に、魔王軍は誰かを上空に送らせている筈だと推測したキサラギはここにいる先鋒は囮で、既に総大将が率いている本隊は最高のタイミングでの奇襲を仕掛ける為に、無防備な左側に移動していると叫んだものだから、ハーピーは翼を千切れよとばかりに全力以上の速度で本陣に戻り、その旨を隊長・副隊長の両名に伝えた。
 さすが、教団が発表している魔物娘ランキング6位に名を連ねている、『幽騎士』の二つ名を有するシンセロの指示は迅速だった。
 完成しかけていた陣形を大急ぎで組み替えなおし、丁度、森の中から飛び出てきた教団の、最精鋭だけを集めた本隊の奇襲を真正面から迎え撃った。副隊長のグレイス(ランキングは7位)も、さすがキサラギに剣を教えているだけはあり、『フレイムテンペスト』の異名に恥じない働きを見せた。
 キサラギが仕掛けた毒煙で戦う事すら出来なかった兵士達。何人かの兵士は痺れる体でどうにか調合した解毒薬で肉体の自由を取り戻すなり、フラッパーの首を降りてきたハーピーに手渡そうとしていたキサラギに背後から襲い掛かったが、健闘も空しく、返り討ちにされてしまった。
 そして、圧倒的な戦力で本隊を叩き潰して、キサラギの元まで駆けつけた魔王軍を目の当たりにした瞬間、士気は瞬く間に折られてしまい、兵士達は全ての武器を地面へと投げ捨てて投降の意を示した。
 
 囮役を努める筈であった先鋒隊の大将を討ち取った事、奇襲の危機から魔王軍を救った功績でキサラギを百人隊の長とすべきだ、と言う声も軍内から上がったのだが、キサラギの存在はなるべく秘匿としておいた方が今後の作戦を有利に運べる、と考えたシンセロはその意を魔王に伝えた。
 魔王もそれを了承し、キサラギを昇進こそさせなかったが、辺境ではあるが収穫高は安定している小国、城下町で商業を営んでいる店の二百分の一の支配権を彼へと秘密裏だが与え、戦いにおいては特務時以外であれば独自の判断で動いても許すという特権を授けた。もちろん、キサラギは結果を出せなければ即刻、剥奪すると釘も刺されたが。
 捕虜として縄をかけられた彼等は魔王の城に連れて行かれ、形式的な取調べと鞭打ち五十回の刑の執行の後に解放されたのだが、城下町に暮らしていたホルミノタウロスやラミアに『手厚い』もてなしを受けてしまい、そのまま居ついてしまった。ちなみに、兵士の中にはキサラギの部下になる事を望む者も多く、魔王もそれに関しては是とも否ともしなかった為、彼等はキサラギに頭を下げに向かった。
 だが、キサラギは自分などシンセロやグレイス、他の戦士と比べたらまだまだ若輩者であり、部下を持てる身分にも達していない、また、これからも部下を使うような戦いをする気は微塵もなかった為に彼等の申し出を丁重に断った。それでも、彼等が食い下がるので困ってしまったキサラギにたまたま、書類を届けに来て、彼から事情を聞かされた副隊長補佐官のリーヴォルフ(アマゾネス・ランキングは12位)は軽い気持ちで助言を与えた。
 「なら、魔王様から戴いた土地の管理を任せればいいじゃないか」
 それもそうだ、と思ったキサラギは彼等に、自分の代わりに小国を周囲の蛮族から守ってくれねぇかな、と逆に頼んだ。
 まさか、キサラギが自分達に頭を下げてくるとは思ってもいなかった兵士達は激しく慌てたものの、少し前までは敵であった自分達を昔からの友のように信頼してくれるキサラギの器の大きさに改めて感服し、彼等は膝を地面へと落とし、「必ず、貴方の国を脅威から守り、国民達の笑顔を翳らせたりしない」と心から誓った。
 こうして、この日以降、地図からは中立地帯が一つ消え、魔王軍の領土である事を示す黒に塗り潰される土地が一つ増えた。
11/10/07 10:36更新 / 『黒狗』ノ優樹
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