連載小説
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ラストエスケープ
「いくんや!そこや!」
バシバシッ‼

ガチャガチャ
「いやっ!まてこら!うわっ!!!死ぬ!」
ガチャガチャ


「やばいやばいやばいで!はよハーブ喰わんかい!」
ベシッ‼


「も、もうハーブねぇよ!!」


「アホ!なにやっとんねん!!」
バシバシッ‼


「いやいや!んな事言ったって!あ!…………」
ユーアーダイ


「あーあ…………まーたガメオベラやん……………」
ガックシ


「クッソーッ!モッシャモッシャッ!途中でハーブ使いすぎた!」


「武器が弱いんとちゃう?サクサクッ!ウチオススメのオナホバズーカ使ったらええやん!サクサクッ!」


「威力は申し分ねぇけど反動は強いし弾数は少ないしで癖が強いんだよ…………モッシャモッシャッ!それよりもアナルビーズピストルの方が俺は使いやすい!ゴクゴクッ!」


「サクサクッ!そんなら道中でもっとハーブ節約するしかないなぁ!サクサクッ!
それから何度もゆーけど、サクサクッ!、リーさんザコ相手にしすぎやで!倒して旨味無いやつは無視せな!サクサクッ!弾いくらあっても足りんで!サクサクッ!」


「うーんそうだな、モッシャモッシャッ!…………あの辺の敵は相手にしなくて良かったな!モッシャモッシャッ!
ゴクゴクッ!…………あー!よし!リベンジだ!」



……………………………………




「よっしゃあぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!
倒したぁぁぁぁぁああああああ!!!!」


「やったやん!次はいよいよラスボスやで!」


「よーし!ぶっ潰してやるぜ!」




……………………………………




「ついにラスボスが現れたで!
身長3mを越える巨体に左腕が超巨大なチンコへと変貌を遂げた究極のチンコモンスターや!あの左腕のチンコを女性器にぶちこまれたら、どんな魔物娘でも流石にイチコロや!」


「うぅぉぉぉおおおおおおお!!!なんなんだコイツゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!」




…………………………




「……………………やった……やった!やったぞぉぉぉ!
ラスボスを倒したぞぉぉぉ!!!」


「喜ぶのは早いで!こっからが本番や!」


「…………………なんだって!研究所が自爆!?」


「はよこの研究所から脱出するんや!地下にある逃走用の電車のとこまで逃げるんや!」


「なるほどな!最後まで油断は出来ないってか!」




…………………………………




「……………よし!地下電車乗り場についたぞ!」


ドゴォォォォォン!


「な、なんだ!?いったい!?…………うわっ!さっきのラスボスが降ってきた!?」


「後を追ってきたんやな!これが真の最終決戦や!研究所が爆発する前にラスボス倒してこの街から脱出するんや!」


「なるほどな!うぉぉぉおおおおお!!!やぁってやるぜぇぇぇぇ!!!」




………………………………………………




「………………た、倒した……………やった!!!やった!倒したぞぉぉぉぉぉ!」


「よっしゃぁぁぁあああ!!!これでついにエンディングやでぇ!」
パアンッ!

二人は勢いよくハイタッチをした。


「ふぅ…………疲れた………ゴクゴクッ‼」


「いやぁ!でもぶっ通しでゲームすんのはエエな!なんや子供の頃に戻った気分にさせてくれるわ!」


(ボンの見た目は子供のままだけどな…………)


「…………なぁリーさん?」


「ん?」


「なんやかんやゆーてても楽しかったやろ!?だってリーさんも途中からずいぶん夢中になってたしなぁ!真面目に謎解きとか戦い方考えてたでぇ?
ぷぷぷ!もうすっかりウチの術中にハマってしまったなぁ!!見事に調教されてしまったなぁ!?」


「……………………………」
(ここだ………俺はいつもここであたふたしてたんだ。あたふたしてしまうからコイツが面白がって付け上がるんだ!
ならば!ここは………)


リーは深呼吸をひとつすると、ボンの方に向かって爽やかに頬笑んだ。そして………


「ふふっ!そうだな!」


「お!?」


「このゲーム、最初はなんてゲームだと思ったけどやってみたらスッゴい楽しくて夢中になってたよ!
でもな、それ以上に…………」


「それ以上になんや?」


「きっとボンが隣にいたから…………お前と一緒に考えながらゲームをプレイしてたから、だからこんなに楽しかったんだろうな!」


「……………………………」
ポカン


(さぁ!どうだ!俺の必殺甘い言葉カウンター!流石のお前も予測なんてしてないだろ!
さぁ恥ずかしがれ!赤面して悶絶しろ!)


「にヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘ!!!!!
どないしたんやぁ!?リーさぁん♥そないなこと言ってしもぉて♥熱でもぉあるんかぁ♥スリスリッ!
そないなちょ〜しエエこと言うてもぉ〜!別になぁ〜んにもあったりせぇへんでぇ♥スリスリッ!あ!晩ごはんなんか食べたい物でもあるんかぁ!?オムライスかぁ!?オムライスなんかぁ!?スリスリッ!
ん〜もう♥リーさぁんは甘えん坊のこんこんちきさんやなぁ♥スリスリッ!よぉ〜しよし!よぉ〜しよしよしよしよしよしよし!!スリスリッ!
あ!ポテチの食べかすついとるでぇ♥しょーがないリーさんやなぁもう♥ツンツンッ!お菓子ばっかり食べとるとオムライス入らんくなってまうでぇ♥ツンツンッ!
にヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘへ!!!!!ん〜もう!リーさんってばぁ♥にヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘへ!!!!!」







(めちゃめちゃ効果テキメンだーっ!!!なんか逆にこっちが恥ずかしくなってきた……………)


「よっしゃ!そないにリーさんが楽しかったんなら!こっからはウチの出血大サービスや!今日から一週間!夜通しずーっとゲーム三昧や!」


「…………………は!?」


「これがウチの秘蔵のゲームコレクションや!さぁ!寝る間も無く遊び尽くすでぇ!!!」


(………………あー、なーんだ!なるほどな!俺は!墓穴を掘ったのか!なーんだ!そっか!
……………ちくしょーーーーー!!!!!)
18/06/23 07:02更新 / J2
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■作者メッセージ
「次のゲームはこれや!四八(仮)や!ウチもまだやったこと無い異世界のゲームなんやけどな!その異世界では相当有名なゲームらしいでぇ!」

「それは期待できるな…………うわっ!オープニングムービー怖っ!」

「ふんふん!これは神ホラーゲーム間違い無しやな!」

「そうだな、スッゴい怖そうだ!………まずはこの広島って場所からプレイしてみるか………」

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