※魔王城・ハーレム部屋前※
※ラーモ視点※


｢とうちゃーく�促

｢ここがハーレムの国……城内にあるのか｣
｢魔王様が部屋を提供してくれたの。百人以上の魔物娘と交われるようにって�促
｢前後に大と小の扉が二つあるのか｣
｢大きな扉に柴様のハーレム全員が住んでおります�争�みに小さな扉はパール様と柴様の寝室兼調教部屋です�促

ギィィィィ…

｢おや、丁度いいタイミングで参られましたわ�促

部屋中に充満していた魔力が扉の間から放出されます。

扉から現れたのはバイコーンと、彼女に乗馬する男性。


続いて現れたのは六人のワイト。

そして一人のゾンビ(＋ファラオ)。


｢おっといけなーい｣

ワイトのクリマちゃんがワイトの列に加わり


｢｢｢｢｢｢｢ようこそ、ハーレムの国へ｣｣｣｣｣｣｣


クリマちゃんを含めた七人のワイトがベルフィード様に挨拶をします。

｢ハーレムの国を率いるパールと申します｣
｢ハーレムの夫、柴だ。お嬢様、この度は俺のハーレムの見学に来ていただき誠にありがとう｣

｢眠らずの国の王。腐敗の王者ベルフィードだ。ベルと呼んでくれ｣

｢ベル様。ぜひこの機会に俺の嫁にﾍﾌﾞｯ！｣

パール様が柴様の頭に峰打ち。

｢ごめんなさい、この人未婚の女性なら誰でもハーレムに誘おうとするの｣

｢そなたも大変だな……｣

｢イテテ……冗談はここまでにして俺の嫁達を紹介しよう｣

柴様がワイト達に合図を送ります。

｢改めてーワイト序列だいいちいーロリ系ワイトのクリマだよー｣

赤色のメッシュが入ったツインテール、小柄な身体に可愛らしいミニスカドレスが栄えます。

図鑑の挿絵のような豪華なドレスを着用したワイトが華麗に挨拶をします。挿絵との違いは髪に橙色のメッシュ。

｢ワイト序列第二位、貴婦人系ワイトの一番星、イーダと申しますわ、以後お見知りおきを｣

次にチャイナ服、両端の頭にシニョン、黄色のメッシュが入ったワイトが礼儀正しく自己紹介。

｢ワイト序列第三位、武道家系ワイトの皇蘭(こうらん)と申します｣
｢くっくっく、皇蘭ちゃんが敬語使ってる、くっくっく｣
｢ベリル！武道家って奴はな、礼儀を弁えてるんだよ！……あっ｣
｢は〜いこれが普段の彼女です。以上ワイト序列第四位、ゴスロリ系ワイトのベリルでした｣

フリルが装飾されたゴスロリ服、緑色のメッシュが特徴のワイトがベル様に告げます。ワイトらしく退廃的な美人ですが、言動とボサボサ髪と目の回りに隈というあまりにも退廃過ぎて美人が台無しです。

｢くっくっく、次はエルブの番だよぉ？｣
｢……｣

七人の中で一番の大柄に重量感ある鎧、短髪に青のメッシュのワイトは何も言いません。

｢くっくっく、どうしたのかな？緊張でお腹が痛いの？くっくっく｣
｢……名を名乗ることは即ち、己の全てをっ、曝け出すことに繋がるっ！だが腐敗の王者が自ら名を名乗ったならば、こちらも名を名乗ろう！ワイト序列第五位！騎士系ワイト！エルブ……はぁはぁ、治まれ我が右腕っ！｣

エルブさんが右手に何重にも巻いた鎖を押さえつける中、次のワイトが自己紹介をします。

｢初めましてベル様、僕はワイト序列第六位。麗人系ワイトのシア｣

ショートボブに藍色のメッシュ、切れ目の美形
そして男性用の燕尾服、つまりベル様と同じ男装のワイト。

｢こんな格好をしているが貴女と同じ女性だ｣

｢ワイト序列第七位、撫子系ワイトの彩貴(さき)と申します。生まれはジパングどすえ｣

黒髪のロングに紫色のメッシュ、大きめの着物を羽織ったワイトの自己紹介が終わり……

｢ポワイちゃん、ポワイちゃん｣
｢はーいパールさま｣

パール様に催促され、メイド服を着たゾンビ、ポワイちゃんがベル様に頭を下げます。

｢ゾンビのポワイです〜もう少しでワイトになるらしいです〜｣

次にパール様は檻にいるファインさんを紹介します。

｢今回のもう一つの目玉、ファラオのファインですわ｣
｢余はﾊﾟｼｯｨｨﾝ！

パール様は笑顔で剣を鞭のように叩きつけました。

｢あら？名声を過去に置き去りにした王がベルフィード様に向かって名乗る名があるのかしら？｣
｢す、すみませんでした｣
｢わかればよろしい。メシャスちゃん、手筈通り例のアレを取りに行って頂戴｣
｢はーい�促ﾋｭﾝ

メシャスさんはワープするように姿を消しました。

私もおもてなしを頑張るぞ

｢ラーモちゃんにトビラちゃん｣
｢はい、柴様｣
｢何ですぅ？｣
｢悪いけど、二人は部屋に戻ってくれないかな？｣

まさかのお役目ごめん？

｢実は勢いでキキーモラ達をほぼ全員凌辱しちゃってね。キキーモラは性質上、襲いかかったら一切の抵抗をしないまま夫の行為を受け入れるから仕方ないけどね｣
｢じゃあ、堅物なモラルさんもメスのように凌辱されたのですか？官能小説みたいに｣



｢堅物で悪かったわね｣



｢って、モラルさん!?無事だったのですか!?｣
｢わたくしも柴様に襲われそうになりましたわよ。ですがメイド長としての意地と根性で避難しました。ﾎﾝﾄ羨ま……ｺﾎﾝ、つまり今動けるキキーモラはわたくしと貴女しかいません。だから隣のマーチヘアと一緒に手伝いをしなさい｣
｢私もですぅか？私はこれから柴様のエッチを見ながらオマンコに手を這わせる役目が｢そんな暇があるなら手伝いなさい！｣

｢はい、わかりました！｣
｢はーいですぅ｣


※リーゼ視点※


ラーモさんとトビラさんがハーレム部屋へ戻るなか、パール様はハーレムに指示を出します。

｢サラダちゃんはファインちゃんの護送をお願い。デビルバグ達は触手の苗を運んで。リーゼちゃんはこの娘達をお願い｣

パール様から小道具を渡されます。

ジパング製の傘に鉢
鉢に植えられていたのは

｢テンタ君｣

目のような器官がついた触手、テンタクル・ブレインでした。

｢ほぅテンタクルか｣

ベル様がテンタ君に興味津々

｢大丈夫、テンタ君？あんな事があったのに｣
｢あんな事とは？｣
｢ベル様、この子は以前ファラオのファインさんに酷い仕打ちを受けたんです｣
｢ほぅそれは気の毒じゃったな｣
｢更に無理矢理操られて……なのに何故連れていくのでしょう？ファインさんも一緒なのに……｣

｢酷い仕打ちを与えたからこそ、ファインちゃんの調教に欠かせないのよ｣
｢パール様、でもまたあんな事があったら｣
｢大丈夫、この娘の安全は私が保証するわ｣

それでも不安です。

ｽﾘｽﾘ｢テンタ君？｣

テンタ君は小さな触手を使ってわたしの頬をなでます。

｢どうやらその者はお主を心配しているようじゃぞ｣

と、ベル様。

｢ありがとう、テンタ君｣ﾁｭｯ

わたしはテンタ君の頬をキスをします。

ﾎﾟｯ…

テンタ君の緑色のボディが若干赤く染まっています。

｢女の子のキスで顔を赤くするなんて、やっぱり男の子なんですね｣
｢ん？｣

何故かベル様はわたしに対して変な顔をしましたが

｢……お主も相当鈍いのう、ラーモといい勝負じゃ｣

意味深な事を呟きました。

｢準備が出来たわ。ベル様をディナールームへお連れするわよ｣
｢｢｢｢｢｢｢はい、パール様｣｣｣｣｣｣｣


｢行きましょうベル様｣
｢うむ｣

わたしは傘を右手に、テンタ君を左腕に抱えて進行を始めました。


※魔宝石採掘隊※
※メシャス視点※


｢ハーレムの国のメシャスよ�促

｢はーい｣
｢未着色の魔宝石を取りに来たわ｣
｢えっと……｣
｢クリアちゃんから頼まれてたけど…？｣
｢……ペドリー様、かくかくしかじか｣

魔女がクリアちゃんの旦那様に確認しているわ��

｢それならクリアの部屋に置いてあるから｣
｢わかりました、少々お待ちください｣

※

｢はい、魔宝石です｣

持ってきたのは紅と黄色に着色された魔宝石…

｢これじゃないわよ、無色透明な魔宝石の詰め合わせよ�促
｢君、それは調査中の物じゃないか｣
｢すみません間違えました。直ぐに取りにｷｬｧｯ｣ｺｹｯ

ﾄﾞﾃﾝ！

転んだ拍子に二つの魔宝石が宙を舞い

あたしは咄嗟にキャッチ��

｢大丈夫？｣

｢ま、魔宝石は!?｣
｢二つとも無事よ�促
｢良かった、もし割ってしまったらクリア様に大目玉を食らう所でした｣

｢別にクリアは怒ったりしないよ。確かにワイト夫婦の精と魔力が籠もった貴重な代物だけどね｣
｢ヤるじゃん、種族を特定するなんて�促
｢ただ個人の特定は出来ていませんが……いけない仕事をしなきゃ、頼まれてた品は僕が持ってくるから、君は持ち場に戻ってくれ｣
｢はい｣

紅と黄色の魔宝石をペドリーに渡し、宝石の入った透明な箱を受け取ったあたしはパール様の下へ戻ったわ��


※リーゼ視点※


｢お疲れ様です。パール様｣
｢おもてなし頑張るのじゃ｣

警護中のハーレム達に挨拶をしながら、わたし達はディナールームへ向かいます。

｢ただいま戻りました�促
｢お帰りなさい、メシャスさん｣
｢ねぇねぇリーゼちゃん�蒼r中でベル様がいると気づいた人いた？｣
｢いえ、特に｣
｢んー残念�促
｢私達は闇の花嫁達に囲まれているのですよ。精々城の住民から軽く挨拶されたくらいです｣

｢先に種明かしをするが、黒ローブの者達が魔力を隠蔽する結界を貼っておる｣
｢え？どこに？｣
｢無理も無い。一目見ただけでは気づかない程の極薄かつ強力な結界じゃ。余もつい先程まで気づかなかった。それにしてもこれ程の実力者を持ちながら皆が一組の夫妻に従っているとはのう。パール夫妻の事はやつがれから聞いてはおったが……｣
｢ベル様は知っていたのですか？パール様や柴様のことを｣
｢ハートの女王から耳にタコが出来るほど聞かされたのだ、かつてハーレムの国のバイコーン夫妻が来訪した際、数多くの住人達をハーレムに誘ったと。優秀な者もいたから国は手薄になったと、陶酔の度に愚痴るのだ｣

｢因みにあたしもその優秀な者の一人で―す�促
｢メシャスさんも不思議の国出身ですか？｣

と、わたし。

｢正確に言えばワーキャットだった頃に不思議の国に迷いこんで、女王様からチェシャ猫の洗礼を受けたの�曹ｻれから女王様をからかいながら多くの来訪者を案内したり、女王様をからかいながら多くの来訪者を情事に誘ったり、女王様をからかいながら多くの来訪者を住民にしたわ�促

｢女王を手玉に取るとは、噂通りの食えない奴じゃな｣
｢だって女王様はあたし達に我が儘ばっかり言っては刑を執行しようとスルから〜ヤろうとしていたらこっちが先にヤっちゃう。猫だましだ�促
｢流石は『五人目』じゃな……｣

｢ごにんめ？｣

わたしは首を傾げながらディナールームに到着しました。


※ディナールーム※


｢どうぞ〜ベルフィードさま〜食前の紅茶です〜｣
｢ほぅミルクティーか。普段はドーマウスの魔力入りの紅茶を飲んでいるがたまにはこれもいいのう｣
｢いつもはドーマウスの紅茶を飲んでいるのですか〜｣
｢うむ、それを飲まんと快適に眠れんからな｣
｢どうしましょう〜メシャスさま〜｣

ベル様が紅茶を気に入らないと勘違いしたのかポワイさんが慌てています。

｢ベルフィード様、今からハーレム部屋に戻って、ミツキちゃんとシボヤくんと一緒にサンコンちゃん入りのティーポットを持ってきますわ�促
｢別にこれでも構わぬ｣
｢いいの…？｣
｢余が眠らなければ良いだけの話だ｣


｢ベルフィード様、ディナーの準備が整いましたわ｣

イーダさんが高らかに言います。

｢一番星よりも輝く、このわたくし、イーダが前菜をつとめﾑｸﾞｩ｣
ﾁｭｯﾁｭｯﾓﾐﾓﾐ
｢柴様、早すぎぃ｣
ｸﾁｭｸﾞﾁｬｧ
｢いやぁスリットに手を入れないで｣

最初は抵抗していましたが、やがて

｢も、もっとしてぇ、柴さまのオチンポをぶち込んでぇっ｣
ｽﾞﾎﾞｯｼﾞｭﾎﾞｼﾞﾎﾞ

柴様はイーダさんの両足を持ち上げ駅弁スタイルで腰を大きく降ります。

｢柴様ぁ、足を大きく開いてくださいませぇ、オマンコにオチンポが突き立てられる姿を、ベルフィード様に、見せつけてあげますわぁ｣
ｽﾞﾝ、ｽﾞﾝ、ｽﾞﾝ、ｽﾞﾝ、ｽﾞﾝｯ！
｢ベルフィード様、見てぇ、わたくしの、一方的に、凌辱される姿をっ！｣

｢いきなりプライドの欠片も無い姿を拝むことになるとは…｣
｢その為の前菜です�促


※続く※

■作者メッセージ
イーダ｢ベル様、リクエストがあれば何なりとお申し付けくださいませ、エロありならば何でも致しますわぁぁぁぁん♪｣ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ


※


ドリルモールです。

ベル様及び紅と黄色の魔宝石は妄想ヶ原様の作品のキャラクターです。妄想ヶ原様、修正及びリクエストがございましたら、感想欄にてお願いします。


次回は皇蘭のスープと彩貴の魚料理を披露する予定です。