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第六章:交姦留学生との性活は続くよいつまでも!
 犬飼が魔物娘になってから三日が経った。
 あの日から犬飼は僕の家に入り浸っている。着替えや教科書を持ち込み、学校へもここから通っている。入り浸っているというより、もはや一緒に住んでいると言ったほうがいいような状態だ。
 流石に家に帰らないのはまずいのではないかと諭したのだが、犬飼は僕の話を聞く気は無いようだった。
「だって父さんも母さんも、私が起きる前に仕事に行って、私が寝た後に帰ってくるんだもの。家に居ても、ほとんど顔を見る事も無いの。この前話をしたのも、いつだったか忘れちゃったわ。
 そのくせ私の成績だけはしっかりチェックしているのよね。テストの点が少し落ちただけで、気が弛んでいるんじゃないかってお小言ばかり。
 化粧をしただけでも、男の気を引く真似をするなとか、いちいちうるさくて……。
 あの人達は、別に私の事なんてどうでもいいのよ。波風立てずに、大人しく"いい子"にしていれば、それでいいとしか思ってないみたい」
 僕が家の事を尋ねると、犬飼はいつもそんな風に言って寂しそうに笑った。
 確かに犬飼の言うように、彼女の持っている携帯電話に両親からの連絡が入ってくることは全くなかった。
「家に居るより、猿渡君と一緒に居た方が落ち着くし、楽しい」
 そう言って微笑まれると、僕は帰れとも言えなかった。
 そんなわけで結局犬飼は僕の家に居座ることとなったのだった。そして魔物娘化した彼女が男の家に居てやる事と言えば、一つに決まっていた。


 朝から晩まで、犬飼は暇さえあれば僕の体を求めてきた。肌をこすりつけ、ところかまわず唇を押し付け舌で舐めてきた。その節操の無さは、ある意味ではエンナ以上だった。
 大体やるときは三人でしたが、たまに二人でする時もあった。大体エンナか犬飼が疲れて眠ってしまった時だったが、意外にも犬飼の方が疲れ知らずにやりたがった。
 ……当然、僕は寝かせてもらえない。まぁ、もう眠らなくても平気な体ではあるのだが。
 犬飼が来て、僕の生活は再び変化した。家の中では裸で交わっていない時間のほうが短くなった。食事はたまに摂るが、睡眠は完全に無くなった。
 家でそんな状態なのだから、当然学校でも当たり前のようにするようになった。昼休みや、時には授業をサボってまで人気のない教室や校舎裏でいたすようになってしまった。それも、大抵は犬飼の方から誘ってくるのだからもうどうにも止まらない。
 一ヶ月前、エンナが留学に来る前は、いや、来た時でさえ、まさかこんな風になるとは夢にも思って居なかった。
 恋人だって出来るか不安だったのに、まさか乾き知らずの性活を送ることになるなんて。
 本当に、まさにセックス漬けの日々だ。学校から帰るなり、制服を脱ぐ間も惜しんで押し倒されてしまうような。
 現に学校から帰った今も、僕は犬飼にペニスをしゃぶられてうめき声をあげさせられている。
 着替えもしていない。シャワーも浴びていない。制服姿のままの僕を犬飼は強引にソファに座らせて、チャックを下ろしてペニスにむしゃぶりついてきたのだ。
 当然エンナとも一緒に帰ってきたのだが、彼女は郵便受けに入っていた届け物を取りに行っていた。その隙を突かれてのこのざまだった。
「マサルー。お父さんたちからの手紙がって、あ、犬飼ちゃん何してるのよ!」
 エンナが来てくれれば犬飼をなだめてくれる。……などとは当然露ほども思っては居なかった。エンナが来ればフェラチオに加わる。そんなのは火を見るよりも明らかだった。
「ずるいよ! 私も舐めるんだから」
 予想通り過ぎた。エンナは一目散に僕のもとに駆け寄ると、顔を僕のまたぐらに埋めて犬飼と一緒になって舌を動かし始めた。
 愛しい女の子二人によるダブルフェラ。こんなに幸せでいいのだろうかと、どうにも浮つきニヤついてしまう。
 二人の舌の感触を堪能しつつも、しかし同時にエンナが持ってきた手紙も気になった。
 エンナの手から封筒を受け取り、僕はその中を検める。
「うっ」
 中から出てきたものを見た瞬間、一瞬自分のあれが萎えそうになってしまった。一枚目に入っていた写真があまりにもひどかった。
 父親が、母親を抱え上げて後ろから犯している写真だった。二人とも欲望に蕩けた顔をしていて、おまけに母親の方は僕のよく見慣れた魔物娘に変身してしまっていた。
「母さんも魔物化してたのか」
 恐る恐る手紙を読めば、何が起こったのかも大体理解できた。
 現地と文化的交流を図るために、交流先の魔物娘夫婦を交えて夫婦でのまぐわいを繰り返すうちに魔力が浸透して両親ともに魔物になってしまったとの事だった。
 おまけにそう遠くないうちに、僕には妹が出来るのだという話だった。
「帰ってくるのは、もうしばらく先か」
 手紙の最後には、こうも書かれていた。
 エンナちゃんとまだセックスしてないなら、早くしてあげなさい。魔物娘の良さを体験して、そのことを周りのみんなにも伝えてあげなさい。そうすることが、お互いの世界が発展してゆくことにつながるのだから。と。
 僕は声を上げて笑ってしまった。
 何が偉くなって帰ってくるだ、エロくなっただけじゃないか。おまけに息子の気を付けろという気遣いを、どう間違えたら種を付けるという結果に至るんだ。
 全く、流石は僕の両親じゃないか。最初に写真を見た時こそ驚いたが、考えてみれば今の自分も写真の両親の姿と大して変わらないのだ。いや、二人にしゃぶらせている時点で、落ちぶれような僕のほうが上だ。
 近いうちに、こちらの近況も教えてやらなくてはいけないなぁ。……流石にこの姿を写真にとって送りつけようとまでは思わないが。
 さて、もう落ち着いて考えているのも辛い。
 エンナの、犬飼の、二人の唇が、舌が、僕の怒張を嘗め回し、吸い回し、もうどうにも我慢が限界になってしまったからだ。
「もう、出るよ。二人とも?」
 二人は僕の言う事など、まるで聞いていなかった。ただただ何もかもを忘れて、僕のペニスを舐めしゃぶる事だけに集中していた。
「ダメだ、出るっ」
 欲棒が膨れ上がり、白く濁った性欲を吐き出す。
 粘つく粘液は獣欲にまみれた雌二匹の顔に注がれ、その美しい顔をべとべとに穢してゆく。
 自分達の顔が辱められているにもかかわらず、しかしながら発情している雌二匹はだらしなく緩んだ顔でそれを受け入れる。
 そして射精が終われば、互いの顔に付いた精液を一心不乱に舐め合い始める。
 なんて退廃的で、獣じみた光景だろう。いや、野生の獣だってここまで淫らに堕ちはしないだろうというほどの堕落だ。
 しかも二匹のうちの一匹は、数日前まで清楚で真面目なクラス委員をしていたのだから、なおさらだ。
 こんなに淫らに獣欲に廃れきっているのに、どうして二人といるとこんなにも気持ち良くて幸せな気持ちになるのだろうか。こんなにも満たされて、生きていることを実感できるのだろうか。
 理由はよくわからない。でも、これでいいと思う。だってこんなに気持ちが良いのだから。
 だから僕は、ずっとこうしていたいと願う。願わずには、いられない。
「……あのさ、今すぐは無理だけど、二人とも僕と結婚してくれないか」
 前から考えていた事ではあった。エンナ無しでは生きられなくなった時から、そうしたいと思っていたのだ。
 今ではそこに、犬飼とも一緒に居たいという気持ちも加わっている。
 エンナだけではない。犬飼も居なくては、僕は生きていけそうもなかった。二人と一緒に、ひたすらエッチな事をして暮らしたかった。
 二人は顔を上げて、僕を見る。
 きょとんとした顔だった。何を言われたのか分からないと言うかのような。
「結婚?」
「私達と?」
「やっぱりダメかな、二人となんて」
 二人は言葉の意味が少しずつ飲み込めてきたのか、少しずつ表情を変えていった。
 都合のよい僕の言葉に怒られるかとも思った。けれど二人の表情はそれとは正反対の、喜びに満ちた笑顔だった。
「嬉しい。ずっとずっと一緒に居ようね」
「私、猿渡君の子供いっぱい生むね。幸せな家庭にしようね」
 ほっとするとともに、身体が熱を帯びていった。
「まぁ、二人を養って行けるかまだ分からないんだけど。仕事とか」
「仕事なんていいよ。一緒に居てくれればそれで幸せだもん」
「どうしてもってなったら、みんなで働けば負担も軽くなるし」
 二人は満面の笑みで、僕の抱き付いてくる。二人の体温、二人の匂い。柔らかくて、でも確かにそこに存在する身体。
 愛しい、手放したくない。
 このままのこの世界の法律では、もしかしたら僕達の関係は許されないかもしれない。生活するのも大変かもしれない。
 けどそれならば、僕達の手で変えてしまえばいいのだ。異世界の発見が技術の発展を促したように、魔物娘との愛で社会を変化させればいい。
 それでも駄目なら、いっそのことあちらの世界に行けばいい。
 今ならきっと、両親だって許してくれるはずだ。
 けど、まぁ、それはずいぶんと先の話だ。
 今は、ともかく。
「それじゃあ、今度はベッドに行こうか」
「うん。今日も寝かせないよ」
「いっぱい可愛がってね」
 今はともかく二人と愛し合いたい。気が済むことを知らない、肌を重ねるごとに天井知らずに高まり続けるこの気持ちを、ただひたすらぶつけたかった。
15/09/10 00:16更新 / 玉虫色
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■作者メッセージ
今後も彼らの淫らな生活は続いてゆきますが、物語は本章を持って終了となります。
お読みいただきありがとうございました。

あとがきとしまして、どういったものを書こうかとしたのかを少々。
最初は、現在某アニメもやっているので、図鑑世界から魔物娘が留学に来たらどうなるかという話を書こうと考えました。
まぁ、図鑑世界の魔物娘だったら、完全に留学先の男の子を襲うだろうなぁと、更に来たのがカク猿だったら、文字通りサルみたいにセックスにドはまりしてどうしようもなくなるだろうなぁと、普通に真面目にやっていたとしても、自分でも気づかないうちに堕落しきって猿になってしまうだろうなぁと。
そんなわけで、だんだんと猿のように欲望に忠実になって堕落していくような話にしたいなぁと思ったのですが、うまくいったかなぁ……?
まだまだ精進が足りない感じです。

最近クロス様の更新速度が凄まじく、魅力的な子たちに目移りしてしまっています。
とりあえず思いついた物があるので、書きたいなぁとは思っています。(書き上がるとは言ってない)

こんなところまでお読みいただきありがとうございました。また次のお話も読んでいただけたら嬉しいです。

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