連載小説
[TOP][目次]
僕と妻の]の約束〜ケプリさん〜
ケプリさんとの約束
 




T王になって欲しいですよ!

「僕の王に!」

「そんな事言われてもなぁ」

「何故ダメです?」

「キミ、独りだよね?」

「は、はい!」

「相手が一人でも王になるのかな?」

「わからないです…。でも僕は、僕は…」コマル

「あー、泣かない泣かない」





U魔力いっぱい集めてきますよ!

「僕、頑張りますよ!」

「うん、そうじゃなくて…」
 
「行ってきますよー!」ダダダ

「行っちゃった」

「あー!」シュバババ

「戻ってきた」

「行ってきますのチューですよ!」チュッ

「は、ハイハイ」チュッ





V帰ってきたら最初はヤりますよ!

「お帰りなさいですよー!」

「ただいま…って今日もいっぱい魔力を集めたね」

「はい!ヤりますよ!」

「まずはご飯食べたいなぁ」

「?ヤりますよ!」

「ごは…」

「ヤりますよ!」

「…」

「ヤりますよ!」カタクナ!





W僕が全部しますよ!

「旦那さんは座ってるだけで良いのですよ、なのにお仕事に行くのは嫌です」

「まぁ、それだと人間として駄目になるしさ」

「じゃ、じゃ、今日のご飯何にしますか?」

「うーん、今日はキミの慰安も兼ねて外食に…」

「…」ウルウル

「に、肉じゃがかな?」

「はぁぁい!!」シュババ





X他の人にデレデレするのはダメですよ!

「あっ、この人綺麗だな」テレビ

「ムッ!」

「スタイルいいなぁ」

「ムムッ!」

「あ、あの、どうしたの?」

「旦那さん、僕はどうですか?」

「どうですか?とは?」

「この人と!僕!どっちが良いんですか!」ユビサシ

「ん〜、どっちだろうね〜」チラッ

「むむっ〜〜!」プクー

「(可愛い)」





Y旦那さんなんてもう知りません!

「ふん」プクー

「おーい」ツンツン

「ぷん!」プクー

「ふふっ」ホホツブシー

「ぷはっ!やめてください!」

「怒らないでよぉ」

「知りませんよ!」





Z僕は一人ですよ!もう!

「良いですよ!もう他の人の彼氏になっちゃえば良いじゃないですか!」

「ん?旦那じゃないんだ」

「…」

「大丈夫だよ、僕はキミの旦那さんなんだから」

「…」コロコロ

「無言で魔力を持ってくるの止めよっか」





[も、もう独りは嫌…

「な、何も出来ない僕が悪いです。でも、独りにしないで下さい」キュッ

「家族多いから独り立ちが早かったのは仕方ないね。それにキミは万能だし」ナデナデ

「僕は寂しいの嫌いですよ」

「今、独り?」

「い、意地悪な旦那さんと一緒です!」

「こいつぅ」コチョコチョ

「や、やだぁ♪」





\迷惑はかけないので寝るのだけは一緒に

「そうなの?」

「ダメですか?」

「いや、それだけで良いのかなぁって」

「お、王になってもらうのです。だからワガママは言いません…」

「さっき、なんか拗ねてた子もいたような気がしたけどアレは良いのかな?」

「むむぅ〜、意地悪です…」

「良いんだって、だから好きなこといっぱい言って良いよ。全部叶えてあげるから」





]僕だけの…僕だけの

「では!王に!」

「そ、そこに戻るのね」

「なぜ!ダメなんですか!」

「いやね、なるのは良いよ。だけど、そうなることで夫と妻って関係から遠くなるようなら俺は嫌だなぁって」

「た、確かに」

「でも、仕方ないな…なるしかないね。そしたら俺が拒否したらエッチも無理矢理とか、絶対ダメだね」チラッ

「や、やっぱり…でも…」ポロポロ

「可愛いなぁ」ヨシヨシ






「なぁに、簡単なことだよ」

「?」

「キミが王女様になれば良いんだ」

「た、確かに!」

「でも、そうすると兵も雑婦もいない、二人だけの王国になるね」

「そうでした!ダメです!」

「じゃ、僕は王になれないね」

「あ゛〜〜」コンラン

「可愛いなぁ」

これが妻との]の約束




18/08/02 00:19更新 / J DER
戻る 次へ

■作者メッセージ
ま、現代にしました

けど、中途半端ですね
そんな中途半端なのが許されるこの型は書きやすいです

とりあえず順々とリクエストに答えていきます
それでは。

TOP | 感想 | RSS | メール登録

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.33