時刻は17:56
砂漠でギルタブリルの妻を持つ男が新聞を読んでいる。

男「”海に隕石、現場一時騒然”っかぁ」

娘一同「………？」

元はジャーナリストだった男は子だからに恵まれているようだ。

-時事ニュース-・気象・

昨夜日付の変わる頃、大陸南東沖二五〇キロメートルで隕石が確認された。着岩点より三三〇メートル先で見ていたシービショップによると「丸い円柱状の物体だった」との事。また、隕石は海底で二つに割れていると今朝わかった。似たような円柱状の物体が街で発見されており、関連性を調べているが未だ不明。この隕石の破片からは微量の魔力が検出されているが、残留量からして、高等クラスの魔物ではないかと疑われている。しかし、隕石の中は未知の技術で造られている事から矛盾していると言われている。

明日の天気
大陸南東部にかけて曇り後雨

魔力界の影響で全国的に魔物がおとなしい様です。所により、夕方から一部凶暴化する見込みです。外出される方は…


妻「それ…朝刊。」
男｢あ、すまん｣

-時事ニュース(夕刊)-

地元のネレイスが人の姿をした何かと遭遇したとの事。話しによれば、「私と同じぐらい優雅で、雅？なやつだった」「機械の足に、腰から金属のヒレの様なものを生やしてた」「腕が体にしまえる」等はっきりとした情報が上がった。彼女等は直接接触していたと思われる。「口調が噂の喋る鉄塊みたいっだった」と漁船の船員が言っていたが、関連性は不明である。しかし、運送業者に務めるハーピー(三〇)は本人が”XM2110A2、真文”と名乗ったと言う。しかし、証言から見て同一の物でわはなく異なる関連性を持った物と見られている。

男｢円柱…。無人機か｣