連載小説
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後編《捕食愛》
夢を見た。
お姉さんが、僕に呼び掛ける夢だ。
僕は倒れていて、身体がぴくりとも動かない。
そんな僕にお姉さんは、涙をいっぱい流して、ごめんなさいごめんなさいと呼び掛ける。
そんな夢だ。
僕は悲しそうなお姉さんを見るのが辛くて、笑おうとがんばった。でもお姉さんは泣いたままで。

僕は、お姉さんを笑顔にすることはできないのかなぁ。

ふと考える。

お姉さんは僕を幸せにしてくれたてた。

でも、僕はお姉さんを幸せにしてあげられてたのかなぁ。

――神様。

もしあなたが本当にいるのなら。

お願いです。

僕にもう一度。

もう一度、お姉さんを幸せにするチャンスをください。

絶対に。絶対にお姉さんを幸せにしてみせますから。

神様。お願いです。




優しい女の人の声が、聞こえた気がした。


―∞―


目を開くと真っ先に移ったのは薄灰色の天井。いつも見慣れた僕の家の天井じゃなかった。
身体の痛みと気怠さが、僕が死んでいないということを教えてくれる。

僕はまだ生きている。

痛みに堪えながらも、身体を起こす。僕が寝ていたのはベッドの上。見渡すと無駄なものはないという感じの部屋。ここには覚えがある。そう、お姉さんのアパートだ。
どうして僕はここに?というか、道で倒れた僕がどうしてここに?
普通に考えたら、誰かが僕を運んできてくれたのだろう。そして、この家に運ぶとしたら一人しかいない。

お姉さんが僕を助けてくれた?

そうだ。それしか考えられない。あの夢。あれは夢じゃなかったんだ。お姉さんだったんだ。お姉さんが僕を助けてくれたんだ。
そう思うと胸が熱くなる。お姉さんはまた僕を助けてくれた。
お姉さん、お姉さん、お姉さん。

「あ……」

「……あ」

お姉さんだ。

ユニットバスのところから顔を出して、こちらを見ている。
お姉さんに見られた。そのことが堪らなく嬉しい。

「あの、お姉さ」

僕が声をかけようとするも、それを拒絶するかのようにユニットバスの扉は閉まる。

「目が醒めたんだね。……もう動けるんなら、早くお家に帰って。もう、私を捜さないで」

「どうして。どうしてお姉さんはそんなことを言うの?お姉さんになにがあったの?僕は、お姉さんと離れたくないよ」

僕は、僕の気持ちを言う。どうしてお姉さんが僕から離れたがるのか、それが知りたかった。

「私は、穢れたの。だからユウくんに会うことはできない」

「そんなんじゃ納得できないよ!お姉さん、どうしてそんなところにいるの?こっちに来てよ」

僕を見てよ。

「…………ダメだよ。私は穢れたの。そんな姿を見たら、ユウくんは絶対に私を嫌いになる。私は、ユウくんに嫌われたくない」

まるで少し前の僕のような、泣いて震えた声でお姉さんは言う。
お姉さんは怖がっている。僕に見られることを怖がっている。
穢れている?お姉さんが?

「僕は、お姉さんが穢れているかなんて関係ない。そんなこと知らない。お姉さんは僕にとってはお姉さんなんだ。どんな姿でも構わない」

「………………嘘。絶対、ユウくんは嫌いになるよ」

小さく、今にも消えてしまいそうにお姉さんは言う。あの強いお姉さんが今はこんなにも弱々しくて、それが僕に嫌われたくないからで。僕は、お姉さんを助けたい。

「嘘じゃないよ、僕はお姉さんのことが、」

僕は想いを伝えようとする。だけど、お姉さんは僕の言葉を遮るようにして、ユニットバスの扉を開き、部屋に出てきた。
僕は言葉を失った。
お姉さんは、人間じゃなくなっていた。

「これでも、同じことを言える?嫌いに、ならない?」

お姉さんは涙を笑いながら流して、晒す。
下半身。お姉さんの下半身に広がる。ピンク色の触手。無数に伸び、自由に伸び、うねうねと動く触手。
お姉さんはそれを僕に見せる。これでもかというほどに見せつける。
もう自暴自棄といった様子で、その表情には諦めの泣き笑いが浮かんでいた。

「あは、は……は、は。こんな気持ち悪いもの、あるんだよ?ね。私はユウくんと一緒にいる資格なんてないよ。だから、帰って。もう、私はユウくんの前に姿現さないから。帰って」

ボロボロボロボロ、お姉さんは涙を流す。お姉さんは嘘つきだ。大嘘つきだ。お姉さんは僕に帰ってほしくない。帰ってほしくないんだ。

「……………………」

僕はなにも言えない。
お姉さんから生える触手を見て、僕の正直な感想は、きれい、だった。
鮮やかなピンク色。艶やかな表面。誘うように揺れる触手たち。
お姉さんから生えるそれらは、僕の言葉では言い表せないくらい、美しくて、穢れているなんて到底思えなかった。

でも、僕はそれを口に出せなかった。
僕が口下手なのもある。お姉さんに思いの丈を伝えきれると思えなかった。それに今のお姉さんに、言葉は通じるとも思えなかった。

だから。

僕は行動で示す。

お姉さんが穢れてなんかいないことを。

お姉さんは僕にとって、どこまでもお姉さんなんだってことを。

「ユウくん……来ないで」

僕は身体中の痛みに歯を食いしばりながら、お姉さんの元へ行く。広がる触手の前で跪く。

「ユウくん……なにを?」

僕は、おもむろに腕の太さはあるような触手を手に取った。ビクンビクンと脈動している。ピンク色の触手はよく見れば、血管みたいな筋がいくつも入っていて、それが鼓動していた。
お姉さんの触手。お姉さんが穢らわしいと思うもの。
それが間違いだと、僕が教えてあげるよ。

れろぉ。

「ひゃうっ!」

僕は触手に舌を這わした。適度なところから先端まで筋に沿って。それに伴ってお姉さんはあえぎ声をあげる。悲しい顔は吹き飛び、堪えるように顔を赤らめている。
気持ちいいのかな。
だったらと、僕はさらに触手を舐めた。横にキスするように唇と舌を這わせたり、触手の先端を舌でペロペロ舐めたりした。

「んん、ダメ、だよぉ……ハァハァ、ユウくん、そこきたな、んん!」

汚くなんかないよ。きれいだよ。僕が舐める度にビクッビクッてなってかわいい。
そうだ。

「ユウくっ!くわえちゃ、ダ、メ……」

僕は精一杯口を開いて、触手を僕の中に入れる。ほんの少ししか入らないけど、でも優しく舌を這わせたり、甘噛みしたり、頬をすぼめたり、触手を前後ろに動かしたりする。

「あんっ!そ、んなぁ、ダメぇ、ユウく、ダ、メぇ!」

気持ちよさそう。お姉さんすごく気持ちよさそう。そうだよ、もっと気持ちよくなって。僕のお口でお姉さん、気持ちなって。
そして、知ってほしい。お姉さんは穢れてなんかないってことを。姿なんて関係なくお姉さんはお姉さんのままであって、僕にとっては大事な人だってことを。

「ダメぇ、ユウくん!なにか、なにかキちゃうっ!上ってきちゃう!ンンンンッ!ああああ!」

お姉さんの叫び。それとともに、触手の先端から熱い液体が勢いよく噴き出し、喉に当たって口の中に甘いものが広がる。それはどんどん噴き出て、僕の頬を膨らませる。ついには、我慢できず、僕は触手から口を離した。

「ぶはぁ!ごほっごほごほっ!あー」

触手が乱れるホースのようにびたびたと震え、僕に熱い真っ白な液体をかけていく。頭をくらくらさせる、練乳よりも甘い味と匂いが広がる。
おいしい。お姉さんの触手ミルク、おいしい。
もっと飲みたいと思ってしまう。

「あ、ああ、ユウくん、ごめ、ごめんなさい、私、私、我慢できなくてっ」

お姉さんが僕の目線まで下りてきて、手で僕に降りかかったミルクを顔からぬぐいながら、そんなことを言う。謝る必要なんて、ないのに。
今なら、僕の言葉、お姉さんに届くかな。伝わるかな。

泣きながらなおもミルクを拭っていくお姉さんを、僕は抱き締める。首に腕を回して、お姉さんの身体は全然僕に収まらないけど、それでもできるだけ気持ちが伝わるように強く抱き締める。

「ゆ、ユウくん!?」

「お姉さん。僕、お姉さんが好きだよ。大好きだ。お姉さんとしてじゃなくて、一人の人としてお姉さんのことが大好きだなんだ」

「ユウ、くん……」

お姉さんの身体が震える。

「僕はお姉さんと一緒にいたいよ。他にはなにも、誰もいらない。お姉さんが僕の傍に一緒にいてくれたらそれでいい
。……僕はね、この二週間、とても幸せだったんだ。ううん、お姉さんが僕を電車で見始めてくれた日からずっと幸せだったんだ」

僕はお姉さんを抱く力を強くする。

「僕はね、人生に意味なんてないと思ってた。親にも見られず、友達にも見てもらえなくて、生きてる意味なんてあるんだろうかって思ったんだ」

でも、と続ける。

「お姉さんだけが僕を見てくれてた。短い時間だけど、僕を、僕だけを見たくれてた。それがすごく嬉しかったんだ。救われた気がしたんだ。その日からお姉さんに見られることが、僕の人生の全てになってたんだ。僕はお姉さんに救われて、幸せになったんだ」

だから、と言葉を紡ぐ。僕の気持ちを。

「僕はお姉さんを幸せにしたい。僕を幸せにしてくれたお姉さんを幸せにしたい。そして、どうかできることなら、お姉さんの傍に僕を居させてほしい」

「……………………」

お姉さんからの返答はない。
言いきった。僕は僕の想いを伝えきった。どうなっても後悔はない。
ややあって、お姉さんが深く息を吸い込むのが聞こえる。

「……私、人間じゃないんだよ?」

「触手かわいい」

「っ!……どれくらい年離れてるかわかってる?」

「きれいだよ、お姉さん」

「っ!!……私、馬鹿力だよ?」

「僕を守ってくれた」

「っ!!!…………………………」

「お姉さん。僕はお姉さんがいなかったら、生きていけない。生きていけないんだよ」

心臓の鼓動だけが静かな部屋に響く。永遠にも思える時間が流れた。
そして、

「……………………離さないよ?」

「えっ?」

「私、ユウくんを二度と離さないよ。鬱陶しいくらいにユウくんにくっつくよ。一日中、ユウくんの傍にいて、ベタベタにくっつくよ?ユウくんに誰も寄せ付けなくて、話するのも私だけになっちゃうんだよ。ユウくんは私と一緒にいるだけで人生終わるんだよ?」

「……お姉さん」

僕は笑う。

「それが僕の幸せだよ。」

「っ!」

ぐっといきなり、引き離される。お姉さんに顔を向き合わされた。
お姉さんは今にも泣きそうな顔をしていたけど、それは嬉しくて泣きそうな表情だった。
お姉さんは言う。眩しいくらいの笑顔で、嬉し涙を流しながら。

「私の幸せもそれ。ユウくん、大好きだよ。愛してる」

そして、お姉さんは僕の唇を塞いだ。一瞬驚いたけど、僕はそれを受け入れる。唇が触れあう。お姉さんの唇は柔らかい。あ、お姉さんの舌が僕の中に。舌が舐められる。僕の舌に、唾液まみれのお姉さんの舌が絡み付いてくる。くちゃくちゃと音を立てながら、僕の舌がお姉さんに揉みくちゃにされる。舌先も舌裏も根本も、お姉さんの舌先に突かれたり、優しく撫でまわされたり、吸われたりする。

「ん、くちゅ、ちゅぶ、ちゃるるるるるるる」

「んんん、んく、ちゃば、びちゃぴちゃ」

粘りけのあるものを手でこね回しているような音が響く。
お姉さんの舌が、僕の舌を舌先でトントン叩くと、自分の口の中へ戻っていく。今度は私に、ということらしい。
僕はお姉さんに誘われるがまま、お姉さんの口の中へと舌を侵入させる。

「じゅるるるるるるるるる!!」

「んんー!」

いきなりだった。いきなりお姉さんは口をすぼめ、僕の舌を引きちぎらんばかりに吸い始めたのだ。唇でしっかりとホールドして、僕の舌は逃げられるずお姉さんの口に嬲られる。どんどん吸いつつも、お姉さんは唾液をいっぱい出して、僕の舌に絡ませていく。甘い。お姉さんの唾液おいしい。濃厚な牛乳みたいでドロドロしている。頭がぼんやりしてくる。
と、僕のぼんやりとした隙をつき、お姉さんは僕の舌を解放すると、今度は僕の口の中にいっぱい唾液を流し込んだ。頭を蕩けさせる唾液を僕の口へ、喉の奥へ奥へと流していく。僕はそれをいやなものとは思わず、ゴクンゴクンと音を鳴らしながら飲んでいく。今まで飲んできたどんなジュースよりも甘くておいしかった。病み付きになりそうだ。唯一これよりおいしいのは触手ミルクのみである。

「んく、んく、んく、ぷはぁー……」

僕たちはようやく口を離し、深く息を吸い込む。五分はしていたんじゃないかと思えるくらい長い長いキスだった。唇が完全にふやけてしまった。

「ハァハァ、気持ちよかった?」

「ハァ、ハァ、うん、気持ちよかった」

「ハァ、ハァ、ふふっ、私も。ユウくんとの、キス、すっごい、興奮し、たぁ」

蕩けた表情を見せるお姉さんはとてもエッチだ。キスしたせいもあって、どんどんとムラムラした気持ちになってくる。なんだか切ない。

それはお姉さんも同じのようだった。

「ユウくん、私、もう我慢できないよぉ。ねえ、いい、よね?」

お姉さんは僕の答えを聞く前に、僕を触手で持ち上げて、ベッドに座らせる。そして、服に手をかけた。

「お、お姉さん?……あ、ズボンまで」

「私たちは恋人だよ?恋人がすることは一つだけ」

恋人という言葉に僕は堪えようのない興奮を覚えてしまった。服を脱がせてくる抵抗もできなくなってしまう。

「ふふ……わぁ!かわいいオチンチン。毛が一本も生えてないし、皮被って隠れてるねぇ。でも、カチカチだ。エッチな気分になって勃ってるんだねえ。うふふ、すぐに見つけて、あ、げ、る」

「は、恥ずかしいよぉ」

顔から火が出そう。

「うふふ、剥いてあげるね」

そう言ってお姉さんが、僕の露になったオチンチンを口に含んだ。

「き、汚いよ!」

「んれろれろ、ぷはぁ……ユウくんに汚いところなんかないよ。私に汚いところがないみたいにね」

そう言われちゃうと僕はなにも言えない。お姉さんが穢れてないと言ったのは僕なのだから。
でも嬉しい。お姉さんは自分が穢れていないって認めてくれたんだ。

「続けるね」

お姉さんはまた僕の小さなオチンチンを口に含める。すっぽりと僕のオチンチンは根本までお姉さんの口に収まった。

「くちゅくちゅ」

唾液が僕のオチンチンにいっぱいまぶされる。舌が根本の裏筋から先っぽまで、れんろぉと舐め上げられる。まるで僕の背中をなにかが這ったみたいにゾクゾクと快感が走った。
お姉さんは僕のオチンチンに舌をぐちゅぐちゅ絡ませて、唾液を刷り込んでいく、オチンチンに味覚はないはずなのに、どうしてか甘く感じた。

「あ、あん、ああああ」

気持ちよくて声が漏れちゃう。堪えられない。

「こん、なの、初めてだよぉ……」

「ひもひほふなっふぇ」

「ああああ!」

お姉さんの舌が僕のオチンチンの先を探り始めた。皮をめくるように、その中へと入り込んでいく。

「っ!」

お姉さんの舌が皮の中のオチンチンに触れた瞬間だった。
身体中を電気が駆け巡ったような、強すぎる痺れの快楽が僕に襲いかかってくる。

「お、お姉さんっ!だ、ダメ!そこダメだよぉ!気持ちよすぎちゃう!ああああ、オシッコ出ちゃう!お姉さんのお口の中にオシッコでちゃうよぉぉ!」

「らひへぇ、らひへぇ、ひっふぁい、ひっふぁい、らひへぇ」

お姉さんは僕のオチンチンを喉奥深くに飲み込み、僕の皮をすべてめくりきる。そして、皮のなくなったオチンチンをすぼめた頬と舌で圧迫し、一気に吸い上げた。
これまで味わったことのない、強烈ですべてを壊してしまうかのような衝撃的快楽が、僕の頭をがつんと響かせる。

「ああああああああああああああ!!オシッコぉぉ出るぅぅぅぅ!」

僕は我慢できず、オシッコをお姉さんのお口の中に吐き出した。

「んんんんんん!?」

僕はあまりの気持ちよさに我慢できず、お姉さんの頭に抱きつく。
お姉さんが苦しそうに唸ったけど、それは一瞬のことで、すぐに声が蕩けたものに変わった。

「あぅ、あああ…………?」

気持ちよさの余韻が残って頭がふわふわしてたけど、僕はお姉さんをオチンチンに押し付けていたことに気づく。

「ご、ごめんなさい!」

「ん……んん」

慌てて頭から離れると、お姉さんは口をすぼめながら、ゆっくりと僕のオチンチンを引き抜いていく。

「ん、ぷあぁー」

お姉さんは、僕に向けて口を広げ、その中を見せた。

「うわぁ……真っ白だぁ」

お姉さんのお口の中には白いオシッコていっぱいだった。内頬にも舌にも歯にも喉にも、全部全部に白いドロドロしたオシッコが絡み付いていた。
お姉さんは口の中に指を入れてそれをこね回したり、口を閉じてクチャクチャと音を立てたりする。

「クチュ、クチュクチュ、ンン……んくんく……ゴクン……ぷはぁ」

お姉さんはうっとりとした表情で息を吐いた。

「ああ、ユウくんの精液、飲んじゃったぁ。すっごく生臭くてぇ、ドロドロでぇ、喉にからまってぇ、おいしいぃ」

「せい、えき?」

「うん。精液ぃ。あれ、もしかしてぇ、オナニーしたこないないのぉ?」

オナニーってなんだろう。僕は首を傾げる。それを見てお姉さんは嬉しそうにエッチな顔で微笑む。

「そっかぁ。ユウくんの初射精、私が飲んだんだぁ。うふふ、あはは、最高!ダメ、もうダメだよユウくん欲しいユウくん犯したい」

「お姉さん?」

お姉さんの目の色が変わる。目の光がなくなり、どこか焦点の合わない、病人染みた瞳になった。
一瞬、僕はお姉さんを怖く思えた。でも、部屋中に漂う甘い匂いが、それをどうでもいいことじゃないかと思わせてくる。お姉さんはお姉さんなんだから。

「ユウくん、もっと気持ちよくなりたい?」

「気持ちよく?」

「そうよぉ?ほらぁ、これみてぇ」

お姉さんが僕にピンクの触手を見せてくる。それは僕がさっき舐めた触手ではない。形も大きさも全く異なっていた。
その触手は二の腕くらいの太さはあり、さっきのと比べると少し太い程度。驚くところはそこではない。触手の先端。先っぽが大きく口を広げ、中を僕に見せていたのだ。
中には無数の柔らかそうなヒダヒダがびっしりと生えていて、それ自身が生きているかのようにうねうねと蠢いていた。そして、そのヒダヒダは白く濁ったトロトロとした汁にまみれており、入り口からはとろぉと涎のように白濁汁を溢している。
お姉さんは言う。

「この中にユウくんのオチンチンを入れるのよ」

「お、オチンチンを!?」

「そうよ。ここにオチンチン入れるとね、このヒダヒダがオチンチン全体に絡み付いていてグッチョグチョにするの。前に後ろに上に下に動いて、オチンチンを気持ちよくしちゃうのよ。さっきでお口でしたときなんかと比べ物にならないくらい激しくて気持ちいいんだよぉ」

「お口より……」

ごくり、と僕は唾を飲み込む。
入れて、みたい。僕のオチンチン。この中に入れてみたい。気持ちよくなりたい。

「お姉さん、入れたい。僕、入れたいよぉ、気持ちよくなりたい!」

「うふふ。じゃあ入れちゃうねえ。触手マンコでユウくんの童貞いただきまぁす」

ああ、僕のオチンチン、お姉さんの触手マンコに食べられちゃったぁ!
なかぁ、やわらかぁい、どろどろぉ。オチンチンこねこねされてるぅ。皮剥かれて、

「あああああああああ!」

ヒダヒダ僕のオチンチンの先っぽにきたぁ!

「そこはねぇ、亀頭っていうのよ」

「き、とう?」

「そう亀頭。その亀頭の下のところをカリ下って言ってねぇ、ほら、さわさわ」

「うあぁぁぁぁぁぁぁ!?」

「カリ下気持ちいいでしょ?ヒダヒダ小さいからこんな狭いところも満遍なくまんべんなぁくさわさわできるのよ。ほぉら、こんな感じで擦ってあげたら」

「あああああ!いいよぉ、亀頭ぉ、カリ下ぁ、気持ちいいよぉ!」

僕は我慢できず、お姉さんに抱きつこうとする。お姉さんも触手を手放して、僕を受け止めてくれた。触手はお姉さんの手を離れても自由に僕のオチンチンを食べる。

「いっぱいいっぱいオチンチン、触手マンコでしごいてあげるね。ほぉら、しこしこしこしこ」

ああ、しごかれてる。オチンチンしこしこされてるぅ。

思わず、お姉さんの露になってるおっぱいに吸い付いた。大きい。手じゃ収まらないし、僕の顔よりもおっきい。乳首がびんびんに勃ってて、触手と同じきれいなピンク色。

「あんっ!もう、ユウくん、おっぱいミルク欲しいの?」

欲しい。お姉さんのおっぱい欲しい。ミルク飲みたい。

「うふふ、じゃあ、もっとねえ、強く揉んで、吸ってぇ」

お姉さんに言われた通りに、お姉さんのおっぱいを揉みまくる。おっぱいミルク出てきて。ちょうだい。飲みたいよぉ。お姉さんのおっぱいミルク飲みたいぃ。

「ああん、吸われてイクぅ!」

口の中に広がる暖かな甘い味。ああ、これ、触手ミルクとおんなじ味だぁ。甘すぎて頭がトロトロになるぅ。

「ぷはぁ……ああ、いっぱいぃかかってるぅ」

お姉さんの乳首からおっぱいミルクが噴き出まくってまくって、僕の髪を顔をミルクまみれにしていく。

「うふふ、おっぱいミルク顔射しちゃった」

甘い味に夢見心地になる僕だけど、すぐに現実に引き戻された。
触手の動きが激しくなったのだ。さっきはさわさわしているだけだったのに、もう触手自体が前後に動いて、僕のオチンチンをしごいてくる。頭の中が焼けたように熱くなる。
きた。きた。上がってきた。白いオシッコだ。僕が気持ちよくなれる白いオシッコがいっぱい上ってきてる。出したら気持ちよくなれるんだ。もうちょっと、もうちょっと。もうちょっとで、白いオシッコどぴゅどぴゅ出せるぅ……。

「でもダァメ」

「えっ?」

もうほんの少しで出せるというそのとき。触手マンコが僕のオチンチンの根本をきつく締めた。

「お、ねえさん?」

「まだ出させてあげない。もっと溜めてから出すのよ。我慢しなさい」

「そ、そんなぁ」

僕は目の前が真っ暗になる。もう少しで気持ちよくなれたのに、それをお預けにされたその絶望感。オチンチンが苦しくて、痛くて、白いオシッコ出したいのに出せない。吐き出したい。気持ちよくなりたい。

「ああ、出せないぃ。白いオシッコぴゅっぴゅ出せないぃ!」

触手のヒダヒダ動いて気持ちいいのにぃ。白いオシッコ出そうなのにぃ。出せないよぉ。出てこないよぉ!

「頭おかしくなりゅぅ!白いオシッコ出したいよぉ!オシッコオシッコオシッコぉぉぉ!」

「うふふ、まだまだ」

「おねえさぁん、いじめないでよぉ。オシッコぴゅっぴゅさせてよぉ!僕、僕、変になっちゃうよぉ、オチンチンのことしか考えられなくなりゅよぉ!」

オチンチン熱い!燃えちゃいそう!もうダメだよ!死んじゃう。僕、死んじゃう!

「あはは、涙に鼻水に涎ダラダラだねぇ、かわいい♪じゃあねえ、「僕のエロエロ子供チンポで、お姉さんのグチャグチャ触手マンコの中に、白いオシッコを出させてください。お姉さんの触手マンコを僕の淫乱チンポで孕まさせてください」って言ったら出させて、」

「僕のエロエロ子供チンポで、お姉さんのグチャグチャ触手マンコの中に白いオシッコ出させてくださぃぃぃぃぃ!!お姉さんの触手マンコを僕の淫乱チンポで孕まさせてくださぁいぃぃぃぃぃ!!」

僕はお姉さんが言い終わる間もなく、言った。言い切った!

「あらあら。そんなにイキたいのねぇ。うふふ、いいわ。私の触手マンコ、孕ませて!」

触手の締め付けが弱くなり、僕のオチンチンが触手マンコの奥へ奥への吸い込まれる。

そして、

「でりゅうぅぅぅぅぅ!」

僕は白いオシッコを、精液をお姉さんの触手マンコに吐き出した。ドピュドピュと音を立てて。もうなにも考えられないくらいに気持ちいい。いや考えたくないくらいに気持ちいい!

「あっは、ユウくんったら白目向けてアへ顔になって。そんなに気持ちいいんだぁ。ほらピースピース」

ぴ、ぴーすぅぅ。

「あはは、かわいいよユウくん。エッチだよぉ。興奮しちゃう……、…………?」

「あへぁ……?」

おねえ、さん?

「あ、あ、あ、……きて、る?触手通してきてる、ユウくんの白濁孕ませ子種汁きてるぅ!」

お姉さんが涎をダラダラに垂らしながら、白目を向けてそう叫ぶ。触手が僕の精液をごくんごくんと脈動させながら飲み干していく。

「ああ、きてる。ユウくんの精液きてる。あは、私、なっちゃった。完全なローパーになっちゃった。これが魔物娘なんだぁ。すっごい気持ちいい。私の触手。これが私の触手。これでユウくんとずっとずっとエッチできるんだぁ」

お姉さんは触手からオチンチンを抜き、僕から離れると、触手をこちらに向けるようにして床に転がった。

「おねえさ、ん?」

「私、ユウくんを食べたい。ユウくんを食べたくて食べたくて仕方ないのぉ。ユウくんの髪を耳を目を鼻を口を喉を手を腕を脇を背中をお腹をオチンチンをお尻を膝を足を。ユウくんの全部を食べたくて仕方ないのぉ!」

お姉さんはそう言って、束になっていた触手をほどき、広げる。そこには普通は、お姉さんの大事なところがあるはずだ。だけど、そこには大きな大きな穴が開いていて、中には細い触手やヒダヒダがところせましとひしめき合い、触手ミルクが肉壁から垂れていた。
そう。これはまるで、触手マンコをそのまま大きくしたような。僕一人を丸々呑み込むためにあるような、そんな大きな穴だった。

「これはぁ、私のオマンコなのぉ!私の一番大事なところぉ!触手でぇ、拡げられちゃってぇ、触手だらけのオマンコになっちゃったのよぉ」

これがお姉さんのオマンコ。僕は喉を鳴らした。

「ここでぇ、ユウくんを丸呑みにしてぇ、一生を暮らしたいのぉ!ずっと一緒でぇ、ずっと傍にいてぇ、ずっとエッチなことするのぉ!だからお願いぃ、ここに来てぇ!ユウくん私に食べられてぇ!」

「あひぁ、食べられる!僕、お姉さんに食べられる!」

僕はなんの迷いもなく、お姉さんの丸呑みマンコに飛び込んだ。柔らかいオマンコの肉壁の感触。たちまち僕は触手に腕を脚を身体全てを絡み取られた。

「あはぁ!きたぁ!ユウくんオマンコにきたぁ!もう逃がさないぃ、離さないんだからぁ!もうずっとずっと私のものなんだからぁ!」

触手が僕の身体に巻き付いていく。もう絶対に逃がさないと言いたげに、腕に脚に腰にとグルグルグルグル巻き付いていく。もう僕の身体で肌が見えているのは、頭とオチンチンだけ。他全ては触手に埋まってしまった。
そして、閉じていく。オマンコの入り口がゆっくりと閉まっていき、触手が入り口を塞いでしまった。僕の視界はすべてお姉さんの触手だけになってしまった。

「食べちゃったぁ」

「食べられちゃったぁ」

光はないはずなのに視界ははっきりしている。
ピンク色の触手。ピンク色の触手。ピンク色の触手。ピンク色の触手。ピンク色の触手。ピンク色の触手。ピンク色の触手。ピンク色の触手。ピンク色の触手。ピンク色の触手。ピンク色の触手。ピンク色の触手。ピンク色の触手。
全部ピンク色のお姉さんの触手。

そして、ピンク色のお姉さん。触手が集まってかたどられた、色以外全く瓜二つのお姉さん。
僕は口を開く。するとピンク色のお姉さんは僕にキスをした。もとが触手だからなのか、お姉さんの舌は何本もあって、僕の口の中を同時に全部嬲っていく。舌も歯も頬裏も。いいや口だけじゃない。食道にも触手舌は伸びていって、胃まで届いた。僕の全部は私のものだと、そんなことを言われているようで嬉しくなる。そう。僕はお姉さんのものなんだ。お姉さんのために生きているんだ。僕の口内を犯しつくす触手舌が、ぷるぷると震える。僕はそのあとのことに備えることができなかった。

「……!……!!……!!!」

たくさんの触手ミルク。それが僕の口に、胃にぶちまけられた。触手ミルクは僕の唇の隙間から漏れたり、鼻から噴き出たりする。

「あなたの食事は今日からこれよ。私のミルクだけ」

耳元でお姉さんの声。目だけでそこを見ると、もう一人のピンク色のお姉さんがいた。
僕は心の中で答えた。
うん。おいしいよ。もうこれ以外、なにもいらないよ。

「そして、私の食事はユウくんの精液だけ」

どこからともなく伸びてきた細い触手が僕のオチンチンに触れる。最初は絡み付いてしごいてくれるのかと思った。けれど違った。
触手は僕のオシッコの穴に先を触れさせたかと思うと、

ずぷぅっ!!

入るはずのないオシッコの穴に、細い触手がそんな音を立てて入り込んできたのだ。

ずぶずぶずぶずぶっ!!

「んっ!んむぅっ!!」

痺れる?燃える?溺れる?
僕の身体を抉る快楽が全身を巡り、痙攣が止まらない。怖いよ。こんなに気持ちよくなった僕はどうなるの?

「大丈夫よ。安心して私に身を任せて」

両耳にピンク色のお姉さんの声。僕を挟むようにしていたお姉さんには脚があり、オマンコを僕に見せつける。くぱぁとドロドロの触手ミルクを吐き出しながら、オマンコはひくひく動いていた。
僕の腕に絡み付いている触手がバラけると、ピンク色のお姉さんは僕の腕を掴み、オマンコの中へと入れた。お風呂のような熱さのスライムに腕を突っ込んだような暖かさ。そして腕に隙間なく、まるでお母さんのお腹のように優しく絡み付いてくるお姉さんマンコ。その優しさは、僕の怖さを溶かしつくし、不安感を取り除いてくれた。

お姉さんの細い触手が僕のオシッコの穴を出たり入ったりする。その度に頭の裏がチリチリと焦げるような快楽が走る。もっともっと激しくオチンチンの奥に入れてほしかった。
お姉さんに伝わったのか、僕とキスするお姉さんはにっこりと目を細める。

「じゃあ、オチンチン、太く長くして、もっと気持ちよくなりましょうか」

ピンク色のお姉さんは僕の口から離れる。去り際にまた触手ミルクをドピュドピュ飲ませてもらい、僕は頭が蕩けた。

「ほぉら、刺さっちゃうわよ?」

オチンチンの周りに現れたのは十五本もの触手注射。触手たちは絶えず脈動していて、針先からぴゅっぴゅと触手ミルクが噴き出ていた。

「怖くない?」

怖い?ううん、全然怖くない。むしろ楽しみ。オチンチンいっぱいお注射されて、いっぱい触手ミルク注いでもらって、いっぱい気持ちよくなるの楽しみ。もう僕はお姉さんのすることならなんでもきもちよくなれるよ。

「いい子ね。じゃあ、たくさん気持ちよくなってね」

そして、十五本もの触手注射がいっせいに僕に襲いかかる。亀頭に四本。カリ下に三本。棒に五本。キンタマに三本。それぞれに刺さった。

「ひいぃぃぃぃぃ!触手注射刺さったぁぁぁぁ!」

「あっは、ユウくんまたアへ顔になってる。かっわいい。もっともっとユウくんのアへ顔見せて。白目向けて、舌出してぇ」

触手ミルクが注入される。一度だけじゃない。何度も何度もだ。大量の触手ミルクが注がれた分だけ、僕のオチンチンはひとまわり、ふたまわりとぶっとく長くなっていく。

ドクンドクンドクンドクン!
ぐんっぐんっぐんっぐんっ!

おっきくなる度に白いオシッコが出ているような快感がオチンチンに襲いかかる。でも出なくて。出ないのに気持ちよくて。もし出したらどれだけ気持ちいいのだろうと僕の期待は高まるばかりだった。

「うふふ、これくらいでいいかしら?ユウくん、身体は子供なのに、オチンチンだけ立派な大人に成長しちゃったねぇ。もうさっきの触手マンコじゃあ、キツキツすぎて入らないよ?」

僕のオチンチンは、僕の脚の太ももくらいの太さに膨らみ、そして僕の目の前にまで高く伸びていた。

「僕のオチンチン……」

「そうよ、ユウくんのオチンチン。そして、私専用のオチンチン」

お姉さん専用のオチンチン……。なんだろう。すごくそれがうれしい。

「あら、この細さの触手じゃあ、隙間ができちゃうわね。もっといっぱい触手いれようかしら」

言ってお姉さんは細い触手を数えきれないほど伸ばしてくると、一気に僕のオチンチンに入れた。

「ああああああああああ!オシッコ出るぅ!」

頭を白く塗りつぶす快感。目の前に白いモヤがかかる快感。だけど、白いオシッコは出なかった。

「ああ、出ないぃ!オシッコ出ないぃ!出ないのに気持ちいぃ、触手でオシッコの穴拡げられてるのに、シコシコクチャクチャされてるのに、気持ちいいぃぃ!頭ぁ!頭ぁ、おかしくなりゅ!」

「ふふ、ああははあははあは!?気持ちいい、ユウくん犯すの気持ちいい!私の触手なしで生きられなくさせちゃうんだ!私の触手、ユウくん専用触手になっちゃうんだ!私の触手でユウくんをグッチャグチャに犯しまくって、ユウくんを私の触手専用チンポと専用穴に変えちゃうんだあぁぁ!」

身体に絡み付く触手によって、僕の態勢が変えられる。仰向けに寝転がり、お尻を高く突き上げるような態勢。オチンチンが僕の顔に当たって、むわっという臭いがする。何故だろう、嫌悪感は感じなかった。

「ちんぐり返しぃー。ああ、ユウくんのアナル。ひくひくアナルぅ。おいしそう。くっさい臭いがぷんぷんして、お鼻曲がりそうなのにぃ、もっと嗅ぎたいのぉ」

といってピンク色のお姉さんは僕のお尻に鼻を当てる。

「んー、いい臭いぃ!頭ぁくらくらするぅ。もうダメぇ、我慢できない!ユウくんのアナル。アナルマンコ!お尻マンコ!男の娘マンコ!私の触手チンポで犯してあげるぅぅ!」

ピンク色のお姉さんのオマンコのところから、触手がズボリッと生えてきた。それは僕のオチンチンと変わらない太さ。でも形は大きく違う。カリが数センチ間隔でいくつもついており、その返しがきついのだ。さらにそのカリ下には針ほどの穴が空いていた。オチンチンの先っぽからは絶えず、ドロドロと触手ミルクをこぼし続けている。
それが、僕のお尻に、男の娘マンコにあてがわれる。

「いくよぉ!触手チンポ、ユウくんに挿入れちゃうよぉ!ほらぁ!」

ズンッ!

「ああはぁあああああ!」

お尻に、男の娘マンコが、お姉さんの触手チンポで抉られていく。狭い身の詰まった僕の男の娘マンコを抉り削り取っていく。
焼けるような快感が走る。焼ける?いや、響く?男の娘マンコに快感が反響しまくって熱を帯びて、それがどんどん増していくような感じ?わかんない。わかんないよ!でも気持ちいいよ!

「もっともっと!ユウくん犯してあげる!犯しまくってあげるぅぅぅ!」

お姉さんは腰をゆっくりと引く。カリが僕の男の娘マンコの肉壁をガリガリと引っ掻いていき、声も出ないほど気持ちいい!
そして、触手チンポが抜けるところまで引き抜いたかと思うと、

ズンッ!!

また奥まで一気に差し込んだ。男の娘マンコのお肉を抉ってぇ。
気持ち、よすぎ、てぇ、息ぃ、できなぁ、い……。

「あっはぁ!ユウくんの男の娘マンコおいしいよぉ!キツキツでえ、私の触手チンポにびっちり絡み付いて離さないよぉ!しかも男の娘マンコの奥、こりこりするのがあってぇ、子宮口突いてるみたぁい!ほらほらもっともっと突いてあげるよ!このこりこり気持ちいいんでしょ!?」

「いいぃ!気持ちいいよぉ、おねえさぁん!もっと僕の男の娘マンコゴリゴリ犯してぇ!ほじりまくってぇ!」

「あは、女の子みたいに喘いじゃって!かわいいよ、ユウくん!ほら、もっと鳴いて!こりこりの奥まで突いてあげるから!」

「ひぎぃぃぃぃぃ!こりこり潰されたぁ!お姉さんの触手チンポで突き破られたぁ!」

ズンズンズンズン!お姉さんは腰を前に後ろに素早く動かす。
パンっパンっパンっパンっ!!と腰がぶつかる音がお姉さんのオマンコの中に響く。
お姉さんは腰を引いたりしている。確かに、触手チンポが引き抜かれ、カリが僕の男の娘マンコの肉壁を削ってる。だけど、
ずぶずぶずぶずぶずぶずぶずぶずぶっ!!
触手チンポの先は引き抜かれるどころか、どんどん僕の男の娘マンコの奥へ突き進んでいる。僕の内臓を犯してるっ!

そうか。お姉さんは触手なんだ。だから、長さは自由自在。触手チンポはどこまでも伸びるんだ。

「お腹ぁ、膨らんでるぅ。お姉さんの触手チンポで僕のお腹いっぱいぃ!」

ゴリゴリ言ってる。お姉さんの触手チンポ、僕のお腹の中犯してる。触手の形に僕のお腹膨らんでる!

「上ってる!触手チンポ、どんどん上ってるぅ!気持ちいいぃ!お腹の中グチャグチャに擦られて気持ちいいぃ!ああ、来る!きちゃう!お姉さんの触手チンポぉぉぉごぼぉぉっ!」

僕の口から、お姉さんの触手チンポが生えた。くねくねとうねって、嬉しそうに触手ミルクを撒き散らす。

「さあ、ラストよ。あなたのオチンチンを私の触手チンポで食べてあげる」

そうお姉さんが言うと、触手チンポよオシッコの穴がみるみるうちに広がり、触手マンコになった。だけど、形は全然違う。中はヒダヒダでびっちりなのは同じ。だけど、まるでオチンチンのカリをそのままひっくり返したようものが等間隔でついていた。
そして、穴の真ん中には僕のオチンチンのオシッコ穴に収まりそうな、ピンっと勃った触手。
ここに、僕のオチンチンを入れるんだ。触手チンポのオマンコに入れるんだ。

「入れるわね。ほら、ユウくんのオチンチン呑み込まれてる。ユウくんのお口から出た、私の触手チンポの穴に呑み込まれてる。あっは!根本まで食べちゃった!あとは、隙間ができないように尿道の細い触手と、触手チンポの細い触手を入れ替えて……うふふ、どうユウくん?」

「ああああ……」

気持ちいい。お姉さんの触手チンポ。気持ちいい。お姉さんのカリと僕のカリがぴったりと合わさって、あるべきところに収まったようなそんな安心感。触手チンポの中は暖かくて、いつまでもこうしていたい安堵感がある。
オチンチンの周りだけじゃない。オシッコの穴にも、触手チンポの細い触手がぴったりと収まって、すごく心地いい。常にオシッコを漏らしてるみたいな、そんな解放感があって、ずっとずっと差していてほしい。

「でもね、もっと気持ちよくなれるの」

もっと?これよりもっと?

「そう、もっと。なりたい?」

うん!なりたい!僕もっと気持ちよくなりたい!

「ふふ、もうすっかり私の触手の虜ね。いいわ、ユウくん、頭がおかしくなっちゃうくらい――気持ちよくしてあげるっ!」

ずぼぼぼっ!

僕に腰を当てていたお姉さんが、一気に腰を引き抜いた。
その瞬間。

「……!?……!!……!!!」

僕のオチンチンに被っていた触手が引き抜かれる。それはもちろん、ぴったりと収まっていたカリが引き抜かれるということで。僕のカリはお姉さんのカリに、卑猥な音を立てて削られた。
カリだけじゃない。僕のオチンチンの中に入っていた細い触手も同様に引き抜かれ、オシッコの穴の壁をずりゅずりゅと擦りあげていく。
さらには僕の口の中、食道、胃、小腸、大腸と、ありとあらゆるものが連動して、擦りあげられていく。
そして、男の娘マンコの入り口をカリがごりゅごりゅ拡げて削り開けていった。

オチンチンからお口、そして男の娘マンコまで。僕の全てがお姉さんに犯される。

――ズンッ!

「っ!?」

お姉さんが腰を一気に降り下ろす。
お姉さんの触手チンポが、僕の身体を突き進み、またも僕のオチンチンにぴったりと収まる。だけど、それは一瞬。たったの一瞬。
お姉さんはまた腰を引き抜く。触手チンポが引き抜かれる。快感が身を襲う。
お姉さんがまた腰を降り下ろす。触手チンポが収まる。快感が身を包む。
僕という僕を全て犯す、愛情的でもあり、暴力的でもある、とてつもない快楽の暴風雨。

もう、オチンチンもお口もお尻も関係ない。全てが気持ちいいところで、お姉さんの触手に触れられているところは全て僕の快楽のポイントだった。
そして、僕に触手が触れていないところはない。触手はどこからも伸び、僕を犯す。鼻も目も耳も頭の中にも、触手が入り込んで僕を犯しつくす。手にはお姉さんのオマンコが絡み付き。脚にはにゅるにゅるの触手が巻き付いて擦りあげる。胴も背中も首も全部全部、お姉さんの触手まみれ。触手天国。

僕は幸せ。気持ちよくって心地よくって最高だ。

だから、

僕は、ぼくは、ボクハ、もう、なにも、かんがえられ、ない。

「さ、ぁ!イク、わよ!私も触手ミルク出すから。オチンポミルクいっぱい、出しなさいっ!」

「ンンンンンンンンンンッッッッッ!!」

オシッコの穴から細い触手が引き抜かれて、そして。

ドピュドピュドピュドピュドピュドピュドピュドピュドピュドピュドピュドピュドピュドピュドピュドピュドピュドピュ!!!

――ああああああああああああああああああああああああ!?

出てりゅう!?オチンポミルクいっぱい出てりゅうぅ!お姉さんの触手チンポの中にいっぱい注いでるぅ!触手チンポごくごく僕のオチンポミルク飲んでるぅ!

「ああああああああ!私もイクぅぅぅ!」

ドピュピュピュピュピュピュピュピュピュピュピュピュピュピュピュピュピュピュピュピュピュピュピュピュピュ!!

お姉さんの触手ミルクきたぁ!僕のオチンポミルク吐き出すだけのオチンチンにきたぁ!かかってる!熱いの触手ミルクきてるぅ!僕のオチンポミルクと混ざりあってるぅ!

「!?」

お口の中にも触手ミルク出てきてりゅう!お腹の中にもいっぱい出されてりゅう!ああ、あの穴だぁ、あのちっさい穴から出てるんだぁ!僕の、僕の身体、触手ミルク漬けにされてりゅう!

オチンポミルク止まらないぃ!ずっとドピュドピュ出てりゅう!気持ちよすぎてオチンポミルクバカになっちゃうのに、ドピュドピュ止まらないぃ!あああああ、気持ちいいぃ!ずっと出すぅ!オチンポミルクずっと出すのぉ!お姉さんの触手チンポの中にぃ、一生出し続けるのぉ!触手ミルクずっと飲ませてもらって、オチンポミルク出しまくるのぉ!

「そう。ユウくんのオチンチンは私のもの」

「オチンポミルクも私のもの」

「ずっと出し続けるの」

「私の触手の中で」

「一生、生きつづけて」

「出し続けるの」

「私の触手ミルクを飲みながら」

「私のオマンコの中で」

「ずっと、ずぅっと」

「生きつづけるの」

「ユウくん」

「ユウくん」

「ユウくん」

「ユウくん」

「ユウくん」

「ユウくん」

お姉さんだぁ。お姉さんがいっぱいだぁ。一人。二人。三人。ああ、数えきれないほどいるやぁ。
ああ、僕、お姉さんに見られてる。いっぱいいるお姉さんに見られてるよぉ。優しい目で、僕のエッチな身体を見てるよぉ。

ああ。

見て。

もっと見て。

僕を見て、お姉さん。

もっともっともっと、僕を見てぇぇぇぇぇ!!

「ユウくん」


「ユウくん」


「ずっと」


「ずっとずっと」




「ずっと一緒だよ」



[完]
13/02/24 15:47更新 / ヤンデレラ
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■作者メッセージ
もうちっとだけ続くんじゃ。

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