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ちょ〜っと息抜き -首都高編-

ちょ〜っと息抜き


〜3週間前〜


―首都高速 大黒PA―


エレナ「どうだぁ?」

優「ああ、行けそうだ。馬力は遠征があるから600ぐらいまで落としてあるが、軽く300`オーバー位は出るだろ」


この日、優とエレナはRの慣らしとマンネリ防止のために首都高に来ていた


優「どーする?湾岸線からまわってC1まで行くか?」

エレナ「……お前に任せる。正直C1とか言われてもチンプンカンプンだ」

優「お前首都高は初めてだっけか」

エレナ「そうだ、それに300`オーバーなんて体験したことがないからなぁ。だからすげぇうずうずしてんよ」

優「そか、んじゃ行いきますか!」


そう言って愛車のR34に乗り込む二人

そしてゆっくりとPAから出て行くのだった


―湾岸線―


優「おっし、とりあえず慣らしだからセーブはするけど、結構トバすからな。掴ってろよ!」

エレナ「ああ!」


優は回転をあわせ、一気にアクセルを開ける


エレナ「くぅっ…!」


それと同時に、エレナはシートに強く押し付けられるような今まで味わったことのない鋭いGを全身に受ける

タコメーターは一気にレッドゾーンに達し

優がシフトを上げる度にRB26が甲高い唸りを上げる


エレナ(すっげぇ…!なんて加速だよ…っ!馬力下げたんじゃねーのかよっ…!)


そしてエレナが運転席のメーター類に眼を向けた時には

既にメーターの針は時速270`をマークしていた


エレナ(あと少しで300…)


ところが、


優「あぁ!やべぇぇ!!」


あと少しで300`という時に慌ててブレーキを踏んでスピードを落とす優


エレナ「うわぁ!なんなんだよ!!いきなり!!」


タイヤを鳴らしながら一気に減速するR34

そして優は法定速度までスピードを下げると

ようやくブレーキからアクセルに右足を置いた


エレナ「おいおいどーしたんだよ…ビビったじゃねーかよ…、なんかあったのか…?」

優「この先に新しくオービスが出来たのを思い出したんだよ…」


ここ最近、首都高には魔物娘達による公道での暴走行為が頻繁に起きるようになったため

その防止のためにオービスなどの防犯体制を強化していた

従来のループリコイル式などのオービスに比べ

魔物娘達の技術の導入もともない、首都高全てのオービスがほぼ100%逃げられ

ない走り屋にとって厄介なものへとすげ変わっていた


エレナ「あんだよ、そんなことかよ〜」

優「ごめんな、怖がらせちまって…」

エレナ「え、あ…いや…、怖がってないけどよ、ただ…いきなりでちょっとビビっただけだ」

優「そうか、でもホントごめんな?あとちょっとで300`行けたのにな」

エレナ(くぅぅ//そんな悲しそうな顔されたらそそられるじゃねーかっ//やばい興奮してきた///)

優「…あのー」

エレナ(て、おいおい!今優は運転中だぞ!?何考えてんだアタシはっ!…で、でもよぉ///)

優「…お、お〜い」

エレナ(犯してぇ//このまま押し倒してしまいてぇ…///)

優「…もしも〜し」

エレナ(もう…ダメだ!我慢できない!!////)

エレナ「おい優!!」

優「は、はい!!」

エレナ「そのままスピード落として路肩にクルマを止めろ」

優「え?で、でもここは高速d…」

エレナ「いいから止めろ!!」

優「はいぃぃ!!」


優はゆっくりスピードを落とし、クルマを路肩へと寄せてを止める


優「止めましたが…、いったいどういったご用件でしょうか…?」


するといきなり、優の上に跨るエレナ

エレナは不敵な笑みを浮かべながらも、その瞳は欲情で蕩けきっていた


優「ちょ…こんな所で!?」

エレナ「お前が悪いんだぞぉ///お前があんな顔するからぁ///」

優「はぁ!?なんの事だよ!?意味わかんねーよ!!」

エレナ「うるさぁい!!アタシが満足するまで放してやらないからなぁ///覚悟しろよぉ////じゅるり…///」

優「いやぁぁぁぁぁぁああああ!!」



真夜中の首都高に1人の男の叫びが木霊す―


結局優が解放されたのは夜が明けきった頃だったとさ――



13/12/17 01:08更新 / 稲荷の伴侶
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■作者メッセージ
お久しぶりです、稲荷の伴侶です。

すごい久々にSSを書きました。

いろいろ自分のSSに自信なくなってました。

それで書く気が失せてしまって…、

まあとりあえず気が向いたんで書いてみたんですが

今回はサブタイトル通り

息抜き感覚で書きました

見てくださった方、

本当にありがとうございました^^


次回

ヒルクライムバトル

期待しないでね

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