連載小説
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恐怖の大王 ダークエルフ

ちゅーい!!

ダークエルフ様にご出演頂いております。

ダークエルフ様 十 頭のイカれたフ☆ッキン作者……

お察しください…………


異界の扉



恐怖の大王




連立与党が政権の座に着き、政治改革、国制緩和、2000年問題に対米では沖縄基地。そして、貿易の規制緩和。

『では、その様な方向性でよろしくお願いします。』

『……君の方も上手くやってくれたまえ。その為に、君を推したんだからね?』

問題は山積みだ。

『貿易規制緩和の推進の件は任せましたよ?財団と大手の貿易会社とはもう話は付いているんだから。』

『はい。精一杯務めさせて頂きます。』

『よろしく頼むよ。……いゃあ、しかし、美味いですなぁ。やはり国産ブランド牛は違う。』

『いやはや全く。見て下さい、このサシを!脂が違いますよ脂が。……吉田・誠一郎君、君もそう思うだろう?せっかくの料理だ。遠慮せずに。』

『はい。頂きます。』

国民には米国産の安い肉。自分達は国産の高級肉か。

政治とは国会で行われるものでは無く、こうした西麻布のとある料亭などで水面下で入念に打ち合わせや根回しが成されて、誰が利を得るか、誰が損をするか、誰が上がり誰が下がるのかが事前に決まっている。

国民の知らない所でこの国の行先が決まるのだ。

国会での討論などはパフォーマンスに過ぎない。

この国は民主主義を掲げているが、実情は社会主義そのものだ。

私のやりたかった事はこんな事じゃない。

『本日はありがとうございました。』

『うむ……ぁあ、そうそう。この件が上手くいったら、功績は……わかるね?君は優秀だから。』

『はい…………。』

かつて私は理想に燃えていた。いや、今もその情熱を心に持ち続けている。しかし、現実はそうはいかない。かつての理想は現実に打ちのめされてしまった。だから私はこうして肥え太った老害に頭を下げ無ければならないのだ。

バタン……ブロロロロ〜〜〜…………

ちくしょう……

ちくしょう……!

チックショョョョョョョゥゥウウ!!!!!









スパーーン!!

『おっふっ!!』

『イイ声で喘ぎなぁ!この豚ぁあ!!』

ぐりっ!!(ハイヒール

『ぉぉおおん!!』

『うむっ。良いケツだ。なかなかの踏み心地だ……欲しいか?』

『ふがふが!!(ください!!』

スパーーン!!

『おっふっ!!』

『ハーーッハッハッ!!これかぁ?これが欲しいのかぁ!?』

スパーーン!!ズバン!ッパーーン!!

『ぉぉおおん!!ぉぉだっ!ぉぉん!んん"ぉお!!(もっと!そうだ!こい!もっとだぁあ!!)』









『ふぅ……。』

朝一番の会議が終わり、関連する資料に目を通す。時間は無駄に出来ないのだ。

カチャッ……

『お疲れ様です。』

コーヒーを運んで来たのは新しく入った秘書だった。ハーフだったか?独特な雰囲気を持った美人だ。

『ありがとう。えっと……』

いかん。名前が出て来ない。そろそろ歳だろうか?

『梨木・恵理香です。……それでこの後のスケジュールは……………………』

秘書からビッシリ詰まったスケジュールを淡々と聞かされた。忙しい。ストレスも溜まる。……また今夜にでも行こうか?

『…………以上となります。それから……』

パラっ……

秘書から写真を手渡された。そこに写っていたのはSMクラブに入店する私だった。

『ななななな、何故コレを!?』

いかん、思わず立ち上がってしまった。

『ある一定以上の地位を得た方にマゾシストが多いと言うのは本当のようですね。』

言葉が痛い!ザクザク刺さる!!

『プライベートと趣味に口を出すつもりはありませんが、余りスキャンダラスな事はなさらないでください。問題になりますので。』

『う……っ……。』

な、何も言えない。しかし、SMはアートなのだ。私の唯一のストレスの捌け口なのだ!!やめられる筈は……

『……はぁ………。どうしてもと仰っるのでしたら、こちらに……』

そう言うと秘書はカードを出してきた。

『…………これは?』

"SMクラブ・黒い森"

『安全な会員制のプライベート・クラブです。その店でしたら、こういった風に写真を撮られる心配も無いでしょう。』

『………………。』

誰にも知られずに、心おきなく。……と最後に付け加えて恵理香君は資料の準備に行ってしまった。

どうしたものか…………。

『来てしまった…………。』

とあるバーのカウンター。マスターにカードを見せるとあっさりと奥に案内された。

シックな空間で控えめながらも上品である。SMクラブと言われなければ解らない。

あの恵理香君の勧めの店だ。この前の写真の件は揉み消してくれるだろう。彼女は非常に有能だ。故に私の"アート"で迷惑はかけられない。

……今度ボーナスを検討しよう。

しかしながら、問題はこの店に私を満足させるだけの女王様が居るか否か……

『吉田様でございますね?お話しは伺っております。お待ちしていました。』

その地下で私を迎えたのはダークスーツをピッシリと着込んだ美しい女性だった。

何故だろうか、恵理香君の雰囲気によく似てるような?

『どうかなさいましたか?』

『いえ、何も……』

『ご安心ください。此処では最高のおもてなし、最高のプライバシーと至高の快楽が保証されています。当クラブのお客様は、皆様相応の社会的地位を持っておりますから……我々は秘密と安全を保証せねばなりません。』

私の拙い繕いに案内の女性はそう説明すると、妖しく微笑んだ。

『……ですから、この店に居る間は何もかも忘れて純粋な快楽を貪って頂ければ幸いです。して……吉田様はどちらで?』

『ドMです。』

あ、思わず即答してしまった。

『かしこまりました。……どの様な方がお好みで?』

『1番エグい人でお願いします。』

……またもや即答してしまった。自分の性癖が恨めしい。

『後からのキャストの変更はプライバシーの為、致しかねますがよろしいですか?』

『は、はい。大丈夫です。』

『クスクス……かしこまりました。では、ルーム13番でお待ち下さい。』

そうして私は受け付けの女性からカギを渡され、言う通りに13番の部屋で待っていた。高級そうなベッドと数々のアートツール(拘束具)が置いてあるごく普通の(?)SM部屋だ。しかし窓が無いのは少し残念だ。




カッ……カッ……カッ……カッ……




すると私の耳に誰かの足音が聞こえてきた。恐らく12cm級のピンヒールであろうか?



ギィ……バタン…………


思わず息を飲んでしまった。扉から出て来たのは抜群のプロポーションをボンテージで飾り立て、褐色の肌に銀髪をなびかせた完璧な"女王様"だった。

『……ワタシを指名したのは、貴方?』

アメジストの瞳を宿すつり目に、すっと通った高い鼻。そしてこの自信に満ち溢れた声……。

『…………』

『何をしているの?もう一度聞くわ……。ワタシを指名したのは、貴方?』

いけない。余りの美しさに呆けてしまったようだ。お返事をしなくては。

『はい。よろしくお願……』

スパーーン!!

『おっふっ!!』

あぁ!何と言う鞭捌きだ!強すぎず、弱すぎず、最高の角度と速さ……き、きもちいい!!

『……おかしいわねぇ?ワタシは豚に聞いたのよ?豚は喋らないわ?』

スパーーン!!

『ぶひぃぃぃぃいいい!!!』

『そう……やれば出来るじゃあない♪でも……ワタシの豚ちゃんに、そんな服は必要ないわ。』

シュババババババババババババ!!!

ビッターーーン!!!

『ぶひぃぃ!?』

ドカっ!!

なな、何をされた?

手が動かせない。

『ぐむぅ!?』こ、声が出ない。

足が動かせない。

そして首に違和感が。

どうやら私は信じられない速さで裸に剥かれて、革製のボールギャグ、手枷に足枷、首輪をつけられてしまったようだ。

凄い……凄すぎる……何と言う女王様力!!!

『さぁ……お仕置きの時間よ?貴方の罪を数えて……わ・る・い・こ・ちゃ・ん?』

スパーーン!!

『ぶひぃぃ!!』

スパーーン!!

『ぶひっっ!!』

グリグリ……

『ふふふふふふ♪いい声で鳴くのねぇ……』

あぁ、鞭の肢でグリグリ……

れろん……ちゅっ……でろろろ……

『おぉ"っ……ぁぁ』

鞭で打たれた跡を舌が……舌がぁぁぁ……

『ちゅぱっ……いいわぁ……素敵になったわねぇ?』

女王様は私の耳元で優しいお声で囁いた。脊髄までゾクゾクと快楽への期待にざわめく。

『……どうかしらぁ?今のアナタを同僚が見たら……幻滅するんじゃなぁい??こんな性癖を隠して、恥ずかしいわよねぇ?』

え、恵理香君に……見られる??

そ、そんな……そんな事っ……!!

『ふふふ♪……ガチガチ♪見られる所を想像しちゃったのぉ??ワタシに聞かせてくれる?』

カチャッ……

ボールギャグを外して頂いた……。

『ぷはっ……こ、興奮します!同僚のっ!……ひ、秘書の女性にみ、見られると思うと……』

『ふふふ♪……そうねぇ……じゃあ、言ってごらんなさい?[私は秘書さんに私の恥ずかしい性癖を見られる所を想像してチンポをガチガチにする変態です]ってね。』

『わ、私は秘書さんに私の……は、はずっ……恥ずかしい性癖を見られる所を想像してチンポをガチガチにする変態ですっっ!!!!』

『アハハハハハハハハハハ!!!……良く言えました♪良い豚ちゃんには、ご褒美をあげなくちゃねぇ??』

じゃらっ…………

スパーーーーーーーーンンンン!!!!!!

『ぶひぃぃぃぃぃいいいいいいい!!!!!』

ドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドク

その時、私の人生で感じた事の無い頭が真っ白になるような快楽を、甲高い轟音とケツに走る衝撃と共に女王様より与えられたのだ。

恐らく鞭で叩かれたのだろう。

気付いたら私は絶頂していた。

ここまでキモチイイ鞭は……初めてだ……。

『はぁ……はぁ……はぁ……』

情けない事に快楽で動けない。

『まぁ、今日はこれくらいが頃合いね。』

女王様は私をベッドに運ぶと私のアートツール(拘束具)を外してくださった。

『ふふふ♪アナタ、気に入ったわ❤……プレゼントをあげるわ…… またね♪』

ちゅっ…………









目が覚めるとベッドの上だった。1時間くらいだろうか?寝ていたようだ。

カサッ……

カサッ?

スーツの上着のポケットには口紅が押された手紙が入っていた。

"このクラブは気に入って貰えたかしら?……次に会う時まで無駄打ちは禁止よ?……胸のキスマークが消える前にまたいらっしゃい?ワタシのかわいいかわいいブ・タ・ちゃ・ん❤

ルージュ・ベルベット"


……あのお方はルージュ様と言うのか。


胸には赤々とキスマークがつけられていた。


それから、私の日常はさながら夢と現実が入れ替わった様になった。週2回、必ず私は"アート"の創作活動に行くのだ。何時もその事を考えてしまう。

ルージュ様こそ奴隷(私)の求めた最も美しく、凛々しく、理想的で完璧な女王様なのだ。

あの秘密クラブで私の拙い脳味噌が考えうるありとあらゆる"アート"を満喫した。



私はマゾシストである。

ルージュ様が天高く掲げた鞭が甲高い乾いた打撃音と共に、私のケツを吹き飛ばすのが好きだ。

私はマゾシストである。

豚の様な悲鳴を上げる私の足やケツをルージュ様が履いておられる12cm級ピンヒールで踏んで頂いた時など悶絶ものだ。

私はマゾシストである。

ロウソクの火で炙られるのもいい。アート用では無く、本式の和蝋燭などもうたまらない。

私はマゾシストである。

吊し上げられもがく事すら許されずに乗馬鞭の打撃痕を肢でグリグリとなじられるのも最高だ。

私はマゾシストである。

拘束され、視界を奪われ、無様で可哀な奴隷(私)をルージュ様の太さ44mm、長さ180mmのペニバン、カイザー・パールコブラがレイプ同然でケツ穴を蹂躙した時などトコロテン絶頂を覚える。

私はマゾシストである。

ルージュ様の心底軽蔑した凍てつくような視線も私にとってはご褒美に他ならない。

私はマゾシストである。

窒息プレイも素晴らしい。クンニ中の卑しい豚(私)の顔を掴み、鼻を押さえながら口に聖水をぶち込んで頂けた時など天にも昇るようだ。

ありとあらゆる"アート"とその行為は私の生きる糧であり、意味と言っても過言では無い。故に、ルージュ様への想いはもはや信仰である。

何故なら、私はマゾシストであるからだ。



そうしてルージュ様の奴隷となって早1カ月。5月の終わり……

『アナタにもっともっと高尚な快楽を与えようと思うの。どうかしら?』

スパン!!

『ぶひぃ!!(ありがとうございます!!』

ふふふ♪……と笑うルージュ様は心底嬉しそうだ。

カチャッ……

『ぶもっ!?』

『コレは、特別な貞操帯。ワタシも女性用を着けてるわ。……今から1カ月、来月の今日までプレイは愚か、無駄打ちも禁止。わかったわね?』

『ぶっ、ぶひっ??(な、何ですと??』

『返事は??』

『ぶ、ぶひぃぃ!!(わ、分かりました!!』

スパーーン!!!

『良い子ね❤……ちゃーんと我慢出来たら、特別なご褒美をあ・げ・る♪』

と、言う事で1カ月のオナキンが始まったのであった。









3日経った。

まだ3日……先は長い。いかん、鎮まるのだ我がムスコよ……。







1週間経った。

鞭で打たれたい。ピンヒールで踏まれたい……。ルージュ様の蔑んだ冷たい、しかし慈愛に満ちた視線が恋しい……。







2週間経った。

仕事に身が入らない……。常に喉が乾く。







3週間……。

痛い。勃起が治らない。常にギンギンになっている。脳内で快楽の日々が再生される。毎日淫らな夢を見る……出したい。けど出せない。先走り汁で貞操帯の中が凄い事になっている。匂いも凄い。あ、後……9日……!!







4週間…………

後……2日、後2日後2日後2日後2日後2日後2日後2日後2日後2日後2日!!!!!

出したい出したい出したい出したい出したい出したい出したい…………







そして、30日後の同じ日同じ時間。

1カ月のオナキンを終えて、私はいつもの装備、ボールギャグ、手枷に足枷、首輪を身につけルージュ様の下に辿り着いたのだ。

『お久しぶり?もう、出すことしか考えて無いような顔ねぇ?』

あぁ、ルージュ様……ルージュさまぁぁ……

『ぶっ、ぶ、ぶひぃぃぁ!!!』

『ふふふふふふふふふ♪♪アナタは最高のワタシの奴隷。さぁ、戒めを解いてあげる……。1カ月オナ禁オチンポみ・せ・て?』

カチャッ……ボロン!!

貞操帯が外された瞬間に暴れ出た。

『きゃっ♪……凄いおおきい♪ふとぉ〜い血管もビキビキに浮き出てる❤真っ直ぐに気おつけが出来て偉いわね?ふふふ……素晴らしいわぁ……❤』

ルージュ様がムスコをスンスンと鼻を鳴らして嗅ぎ出した。

『あぁ〜〜……凄い臭い……堪らないわぁ?』

もにゅん……と、ルージュ様は私の睾丸を手に取った。

『おもぉい♪溜めてたのね?せーし❤』

言葉と行為のひとつひとつが私の劣情の火に薪をくべていく。

『さぁ……跪ずいて足を舐めなさい?丹念にねぇ?手は使っちゃダメよ?』

私は命令通りに手を使わずに犬の様に口でピンヒールを脱がし、ガーターの留め具を外し、ストッキングを脱がし、豚の様に丹念にルージュ様の足を舐め回した。

『ふふふふふふ♪♪キモチイイわぁ………。アナタさぁいこぅうよぉ?ご褒美上げたくなっちゃった。何がいい??』

『あ、足で……して下さい……』

『あははは♪♪いいわぁ?足でシゴいてあ・げ・る♪』

ルージュ様の足が私のムスコをシゴく。信じられない程にすべすべで、時々裏筋や亀頭を爪がカリカリと当たるのが何とも言えない刺激を与えてくださる。

そしてなによりも……支配される喜びがイイ!!

『あっ……あっ……あ、あ、ぁ……』

『良いのね?』

『ぶひぃ!』

『手でも口でもよかったのよ?でも、足が良いのね?』

『ぶひぃぃっ!!』

『そう……ヘンタイ……ヘンタイ……ヘンタイ❤』

『ぶひ、ぶひ、ぶひ、ひ、ひ、ひ"』

ぁあ、出る、出る、デルでる出……

ぎゅっーーーーーーっっ………………

『だぁめ❤❤』

『ぶひゃっ!!!????』

な、なん……で…………

足で思い切りムスコを締め上げられて出すに出せない。射精直前で寸止め。

『もっと我慢すれば、もっと素敵になるわぁ?もったいないじゃなぁい?』

そ、そんなぁ……

ビクン!……ビクン!

『ふふふ……すごぉい……上下にビクンビクン、腰がカクカク……お預け苦しいねぇ??ふふふふふふふふふ♪♪』

ルージュ様は嬉しそうに微笑むと銀の装飾で飾られた黒い革製のレオタードを脱ぎ出した。

『ぶひ!??』

なんと、そこにあったのはルージュ様の秘部を完全に覆った大きなハート型の南京錠が付いた貞操帯だった。

『ワタシも貞操帯を着けてたのよ?オナニーは愚か触れる事も出来ない。何時も2桁はやらないと満足出来ないのに、流石のワタシも気が狂いそうだったわ?』

ルージュ様は貞操帯を私の目の前に近づける。むわりと香る微かなアンモニア臭を含んだキツイ雌の臭い。

『少し特別な貞操帯でアナタだけが、コレを外す事ができる……外してくれる??』

『ぶひぃ……』

私が歯で貞操帯の金具に触れると重厚そうなそれは空気中に消える様に無くなった。

何故かは良く分からないが、その"何故"はルージュ様の一言で消しとんだ。

『良く出来ました♪さぁ、愛でなさい……』

くちゃりと開かれたその男を殺すであろう秘部に私は夢中でしゃぶりついたのだ。

『あっ、ぁあ!!イイ!!がっついてる❤』

舌を這わし、舐め回す。蒸れた雌の臭いがたまらない。ヨダレと蜜が混ざり合ってさらにキツくなる。

ずっとこうしていたい。しかし、それは唐突に終わりを迎えた。

ガッ……

『む"ぅ……は……ちゅ……』

ルージュ様が私の髪を掴み上げ、キスをしてくださった。舌が歯と歯の間を容赦なく蹂躙する。舌を噛まれ、唾液を送られ、快楽と共に誰が支配者なのかを否応なく叩き込むようなディープキス。

ちゅぱっ……

キスがルージュ様と目が合う。

キィィィンン……

あれ?ルージュ様?目が……赤……??

ビタン!!ジャラッ!!

それも束の間、床に仰向けに寝かされ、ルージュ様が私に股がった。

『……約束通り、特別なご褒美よ?』

ぐじゅんんんんん!!!!

『ぶっ!!???』

理解不能な快楽が脳髄に叩き込まれた。パチパチと頭の中の回路が火花を上げている。

『すごぉい❤かたぁぁあい❤最高よ?アナタぁあ!!!』

ルージュ様にレイプして頂いたと気づいたのはそのお声を聞いた時だった。あれ?

ルージュ様の耳が……尖って?

瞳も紅?……く……?

じゅぱん!!

『ぷぎゃ!??』

『何をぼぅっとしているの??ふふふ……早くそのぶっといグロテスクなモノを突き上げなさい。』

『ぶひぃぃ!!』

ずっぱっちゅん!!

『ぁああ!!イイ!!すっっごい❤❤』

ずっ、じゅっ、ぱちゅ、じゅ、ぱん、ぱん、じゅぱん、ずっぱ、ちゅん、ぱん……

『あっ❤あァ❤ああっ❤……世間では違うらしいけど、あん❤……コレが正しい正常位よ?』

上で美しく跳ねるルージュ様がそう仰った。

『わかったわね!!??』

『ぶ、ぷひぃ!!!』

じゅっ、ぱちゅ、じゅ、ぱん、ぱん、じゅぱん、ずっぱ、ちゅん、ぱん

湿った音がだんだんと速度と快感を増して加速する

ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱ

あ、キモチイイ、あ、あ、

ぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱ

でる……でる……でるでるでるで……で????

『イキたかったぁ??ざぁんねぇぇえんん♪♪暗示をかけてぇ……ふたり同時じゃないとイケないのぉ❤❤』

そ、そんなぁ……

『ワタシの与える快楽でアナタの頭がパーになるのが先ぃ??それともちゃぁんと一緒にイケるかしらぁあ???』

『ぶひぃぃ!!ぶひぃいい!!!』

ひどい……ひどいよぉぉおお!!!

『ごめんなさいね?でも、アナタは虐められ無いとイケないヘンタイで、ワタシは虐めないとイケないヘンタイ❤❤さぁ、もっとキモチイイコトしましょう??』

がっっ!!!!

『ぶひゅっっっっ……』

首輪がっ??しまって??

『しめてあげる❤❤すっごいの呼んであげるわぁ??……ぁぁぁあああ❤❤アナタのその顔ぉぉおお!!最高ょぉおお!!感じちゃう❤❤』

息があ!!く、くるし……

ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱん

『情けない顔ぉお❤まな板の上のコイみたい❤……あ❤あ❤あん❤』

苦しくなると同時に、あらゆる感覚が敏感になっていく。ルージュ様の膣肉のヒダひとつひとつが暴力的快楽を私に与える。

『あぁ❤あ"ぁ!イク……イク……イク❤イク❤イクイクイク…………』

『ごっ……ひっ……ひゅ……ぶひゅ……』

ぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱ

『命令よ!!!ワタシを孕ませなさい!!孕ませなさい!!!!』

ぷしゃっ…………!!!!

『『ーーーーーーーーー!!!!!!』』

どぶりゅるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるる!!!!!

脳味噌が快楽で焼き切れる。私のブツンとそこで意識が途絶えた。









気が付くと私はルージュ様の膝に頭を乗せて寝ていた。

『あら、起きたのね?……お疲れ様。アナタ素敵だったわぁ❤❤』

(耳が……やはり、気のせいではなかった。)

『ん?……耳?ふふふ♪……そうね。実はワタシは人間じゃないのよ??……そう言ったら信じてくれるかしら?』

そうして、ルージュ様は自分がダークエルフと言う魔物娘?の一族で、異世界からやって来た事を話してくださった。

ダークエルフにとって奴隷や豚と称する男性は恋人や夫と同義語だと言う。

私との"アート"でも、暗示の魔法を使ったり、安全な魔界銀?と言う物を使っていたそうだ。

曰く、ルージュ様が元いた世界では様々な理由で人口減少に歯止めが効かず、そう遠くない未来に人間も魔物娘も絶滅してしまう可能性があるらしい。

魔物娘……それは異形の女性達。男性を求め、快楽と平和と愛を渇望する存在。

なんと魔物娘には女性しか居ないと言う。しかも、男性との間に産まれた子供は皆魔物娘になるらしい。

ルージュ様の世界では暫く前にとうとう魔物娘と人間を合わせた女性の人口が男性の人口を大きく上回ったと言う。男性を増やそうとも、人間の女性が男の子を産むとは限らない。男性が人間の女性と結婚するとは限らない。むしろ人間同士の結婚は減っているらしい。

当然、世代を追う毎に男性は減り女性が増えていくと言う悪循環が生まれてしまった。

危機感を募らせた人々と魔物娘達は問題を解決すべく、この世界にやって来たらしい。

……なんとなくだが、ルージュ様は人間では無い。そんな気がしていた。しかし、それはそれだ。

『ルージュ様?』

『なぁに?』

『ルージュ様が何処の誰であろうと、ルージュ様は私の女王様です。お慕いしています。この心は変わりません。』

そう私が言うとルージュ様は耳まで真っ赤にすると『じゃあ、忠実なる奴隷にご褒美をあげなくちゃ』と一言言うと私を押し倒した。

言うまでもなく滅茶苦茶に犯された。









7月……

最近性生活が充実しているからなのか身も心も清々しい。まるで若返ったようである。

家に帰れば愛しいルージュ様がいらっしゃる。

結婚とは自由の死だと思っていたが私の間違いであった。

帰ったら……ゲフンゲフン。

しかし、優秀な秘書の恵理香君が辞めてしまったのは残念だ。まぁ、彼女なら引く手数多だろう。上手くやっているに違いない。

さて、時間か。

『規律……それでは、本日の議会をはじめます。……その前に……異世界の外交官がお見えになっているので登壇願いたいと思います。』

議会中がざわめいた。私も頭の中が混乱している。なにが一体どうなっているのだ!??

異世界の外交官??

すると、羽を広げた人の形をした何かが議長席の近くに降り立った。

周りを見ると皆、口をあんぐりと開けている。

『ご紹介頂きましてありがとうございます。……国会にお集まりの皆様、私はご紹介に預かりましたエリカ・リンデンバウムでございます。……吉田・誠一郎様、お久しぶりでございます。』

だれかに似て?

あっ!!

『き、君は……恵理香君!?』

彼女は私に肯定のウィンクを投げつけた。そして話を続ける。

『この世界の主要な先進国と言われる国、アメリカ、ヨーロッパ諸国、中国……そして日本国の首脳、大統領閣下の方々、並びに高官は我々、魔物娘との友好とその意思を示して頂きました。……さぁ、友好を始めましょう。』

言い終わると彼女はパチン!!と指を鳴らした。

すると、空中に美しくも威厳のある女性の姿が現れた。SF映画で見たホログラムの様な不思議な感じだ。

『この魔力映像は全ての国の主要な都市で放送されております。』


ホログラムの中の女性は私達に微笑みかけた。


"この世界の全ての皆様……ご機嫌よう。わたくしは魔王…………"


1999年7月のこの日、ノストラダムスが予言をしたように、恐怖かどうかはわからないが、確かに魔王が来た。



おわり


20/05/13 00:48更新 / francois
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■作者メッセージ
お読み頂きありがとうございます。
ひゃっはーーっ!俺は書きたいモノを書いてやったぜーーー!!!
……コホン、これにて異界の門が完結しました。

最終話、こんなぶっ飛んだ訳ですが

現実世界の物語りもこれから書いてみたくなった

前日章も書かなくては

オートマン編を書き終わった。続きどうしよう……

異世界に進出するにして、まず権力者から懐柔するよね?

権力者ってマゾ多いんだってー……ヒラメイタ!!!

こんな感じです。

罵詈雑言、感想はお気軽に!
ではまたU・x・Uつ

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