連載小説
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僕とメイドさん?のじゅうの約束〜キキーモラさん〜

いち仕事が終わったらすぐ帰ってきて下さいな

「お帰りですよ〜」テヲヒロゲ

「ただいま」ソッケナイ

「むぅ〜、ただいまのぎゅーはいりませんか?」

「…んっ」

「いりますよね♪」ギュッ





にご飯は一緒です

「はぁい、頂きますしてくださいね」

「頂きます…」

「スト〜ップですよ〜」

「?」

「あーん、はいりませんか?」

「大丈夫」

「あーん」

「…」モグモグ

「いりませんか?」アーン

「…いる」アーン

「畏まりました〜♪」





さんお背中御流ししますよ〜

「い、いいよ」

「いりませんか?」ゴシゴシ

「はぁぁ…」ココチイイ

「とりあえずゴシゴシされちゃってくださいね〜」

「そこは背中じゃ…」

「ご主人様のご主人様にご奉仕しないわけにはいけませんよね♪」

「うぅ…」





よん就寝はお側に居りますよ♪

「お疲れですね、寝ましょうか」

「う、うん」

「どうしました?」

「いや、僕が寝たらまた働くんだよね?」
 
「あとは家計簿と縫い物程度ですから」

「一人で寝るから大丈…」

「いけません。ワタクシの楽しみをどうか取り上げないで下さい」

「…わかった」





ごメイドとしてだけではありません

「ご主人様の望む、何者にもなりますよ」

「…僕はこのままで」

「一瞬悩みましたね、姉、妹、幼なじみ、いとこ、同級生、先輩、後輩…」

「…」ナニカイイタゲ





ろく好きに呼んでください

「わざわざ敬語でなくとも。お父上様からもそう言付かっておりますゆえ」

「そうは言っても…」

「名前で呼んでいただかなくとも。先ほどのようなポジションで」

「…」

「お姉ちゃんが良いですか?妹ちゃんですか?先輩ですか?女王様ですか?」

「…」ウツムキ

「そこはツッコんでいただかないと!」





ななワタクシを信頼してください

「ワタクシはご主人様を心から好いております」

「…」

「ゆえに、通常であれは引かれてしまう何かもお気になさらず告白してください」テヲニギル

「…」ニギリカエス





はちなっても良いですよ?…ワタクシの赤ちゃんに

「何のことかな…」

「ワタクシ実は分かっていたんです。ご主人様の甘えたを」

「ちが…」

「いえ、違いません」

「…」

「ママですよ〜、ほら良いよ。おいでぇ〜」

「…ん〜〜」ギュッーー

「うん、良い子ねぇ」ナデコナデコ





きゅう隠さなくて良いです

「可愛いです」ヒザマクラ

「お、お母さ…」

「違いますよね?好きに呼んでください」

「…ママ」

「んふふ、それで良いのですよ」ヨシヨシ

「ママ…」

「どうしました?」

「すき?」

「僕のこと大好きですよぉ〜」ギュムム

「〜♪」





じゅうずっとこのままで良いです

「お外で大変な思いをしているのですから」

「でも…」

「むふふぅ〜、ほら、ママの赤ちゃんになってしまえ〜」

「〜〜っ、い、良いの?」

「ワタクシはメイドの前にご主人様の妻ですから」フフ

「…大好き」ギュッム





「良いんです、ワタクシは何にでもなりますよ。ご主人様が望まれるなら」

「ママっ…ママっ…」

「あらあら、もう戻れなくなっちゃったね。お仕事も他のことも辛かったら全部全部辞めて良いよ。ワタクシが一生養ってあげますから♪」

「…僕も頑張る…けど、ダメそうならお願い」

「もちろんですよ、ワタクシだけの可愛い子…」チュッ

これがメイド?…ママとのじゅうの約束!

18/07/11 23:19更新 / J DER
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■作者メッセージ
一つだけ分かってて欲しいことは私がマザコンでは無いことです

私はシスコンです
以上!

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