連載小説
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第三話
―8―

 結局、アタシはシャルの家に住み着いてしまっていた。もしもアタシが魔物だってバレたらシャルにも両親にも迷惑がかかるってわかってるのに、出ていけなかった。
 その言い訳をするようにアタシはシャルの父親の仕事の手伝いもし始めた。重いものを運ぶだけじゃなくて、町に同行したのだ。先日の言いがかりもあったし、用心棒みたいなもんだ。
 町に行って、納品だけで終わらない場合は基本的に着いて行っている。まぁ横で突っ立ってるだけだけど。接客もしてみないかと言われたが、ありゃアタシには無理だ。
 これで別にいままでしてきたことへの詫びになるなんざ思ってない。あの村の連中が納得するはずもない。
 直接謝って、身を粉にして働いて尽くすか、そうでなきゃアタシの命を差し出すかしかないだろう。アタシの頭で思いつくのはそれくらいだ。
 でも、できない。怖い。あの村の連中に、死んじまった娘の親とかに何を言われるか考えると怖い。いままで何言われてもなんとも思わなかったのに。
 それに、村の連中がアタシにぶつける言葉が、シャルの口からも飛んでくるのではと考えると怖くて仕方がなかった。
 だから、アタシは時間を忘れるようにずっと身体を動かして、それかシャルの父親を手伝って働いていた。何かしていれば忘れられる。凶悪な魔物のアタシが、ちょっとはマシな存在になれると思いたかったのだ。
 当然、あの祭りの日以来、シャルとの時間はちょっとばかし短くなっちまった。不満そうに頬を膨らませるけど、代わりに思い切り遊んでやっている。アタシも、正直シャルといる時間が一番心が安らぐからな。
 それに、遊ぶ時間は減っちまったが一緒にいる時間は長くなった。
「ねー、ルーリアー、今日もいい?」
 もう寝る時間。シャルはアタシが使わせてもらってる部屋(もとは客用だったらしい)のドアからひょっこりと顔を出した。
「また怖い夢見そうか?」
「……うん」
 祭りの日以来、シャルは怖い夢を見るらしい。どんな夢かは教えてくれないけど、相当怖ぇ夢らしくて、しきりに一緒に寝て欲しいとせがんできたのだ。
 最初こそ渋ったが、シャルの両親たちにもお願いされて一緒に寝ることになった。
 んで、本当に怖い夢見たのかよって思うくらいシャルはぐっすり寝ていやがった。
 アタシを抱き枕にして。
 そして今日もだ。
「ふふふー、ルーリアの身体あったかいー」
 ベッドの上。服は脱いで、毛だけで色々な場所を隠しているアタシの身体に真正面から抱き付いてくるシャル。胸辺りの毛に顔を埋める様は、シャルの身体の小ささも相まってアタシの毛に食われているみたいだ。
「いま夏だぞ、熱くねーのか?」
「んー。なんだかねー、ルーリアの身体ねー、くっついてても熱くはないけどぽかぽかするの」
 ぐりぐりと顔をこすりつけてくる。腰のところに腕を回されて密着しちまっていた。
「そっか。今日も寝れそうか?」
「うん!」
 頭を右手で撫でながら、左手はシャルの背に回す。さらに脚を軽く曲げて、シャルの脚に絡めてさらに密着させた。これじゃあアタシがシャルのことを抱き枕にしてるみたいだ。
 アタシもどうしてか、シャルと抱き合ってても熱く感じない。ぽかぽか、という表現が正しいんだろう。なんていうか、落ち着く。でも尻尾はぶんぶん振ってしまう。やっぱり落ち着いてないかもしれねぇ。
「ルーリアの身体はふわふわでー、ふゆふゆで気持ちいいねー」
「ったく、お前は甘えん坊だな」
「ルーリアの毛がふわふわなのが悪いんだもん」
 アタシの胸に顔を埋めて、いっぱいの毛を頬で撫でてくる。
 ん、ちょっとばかし胸の先っちょが擦れて変な感じだ。
「まっ、精々甘えやがれ。ほら、もっとアタシの身体に引っ付きな」
「う、うん」
 掛け布団なんざいらねぇだろ。アタシの毛が、身体がこいつの布団だ。というか、アタシがいりゃあベッドもいらねぇだろうな。どこで寝るにしてもこいつにはアタシがいりゃ十分だ。
「……どした?」
 ふと気づくと、シャルがなんだかもじもじしていた。身体をゆっくりとしかし小刻みに揺らしてそわそわしている。
「な、なんでもない、よ」
 声もどこかたどたどしい。
 風邪? いや、そんな感じはしない。だけどシャルの様子が変だ。さっきまで引っ付いてきてたのに、ちょっと距離を取ろうとしているような感じがする。特に腰から下。アタシの脚から逃れようとしてるようにも思えた。
「なんだなんだ。シャルから抱き付いてきたんだろ? なんで離れようとするんだよ」
 寂しいじゃないか。
「あぅ……うぅ、だってぇ」
「ん?」
 シャルの腰の辺りが前後に揺れる。すると、アタシの腰を何か固い小さな何かが突いた。
「あう」
 シャルの口から甘い声が漏れる。
 これってまさか。
 アタシはシャルの腰に脚を回し、自分の元へ引き寄せた。くっとアタシの腰回りに固いものが引っかかる。
 シャルの身体を解放してベッドに寝かせる。シャルはびくびくと肩を震わしながら、顔を真っ赤にして泣きそうな顔をしていた。
 そして、シャルの下腹部では小さなテントが張られていた。
「っ」
 ぞくっと背筋が震える。嫌な気持ち、じゃなくて高揚にも似た興奮の予兆を感じさせる感覚だ。
「なんで……こうなったんだ?」
「うぅ、わ、わかんない。さっきいきなりなったの……で、でも今日だけじゃなくて、き、昨日もなって」
「寝てるとき、か?」
 シャルは恥ずかしそうに顔を両手で隠しながら頷く。
「昨日はじっとしてたら収まったのに……あぅ、ルーリアに当たってなんだか変なのが止まらないよ」
 生唾を呑む音がする。アタシが出した音だった。
 オチンチン。シャルのオチンチン。
 それが勃起してる。
「……アタシが、治してやろうか?」
 魔物の本能のせいか。アタシはそんなことを口走っていた。
「ふぇ、治せるの? これ、病気なの?」
「いいや、病気じゃねぇ。だけど放っておいても苦しいだろ? だから、アタシが楽にしてやるよ」
 どうだ? と尋ねるとシャルはおずおずと頷いた。
 多分、この瞬間アタシは笑ってたと思う。口の端が釣り上がっているのだけはわかった。獣の、アタシの魔物としての本能が刺激されちまった瞬間だったから。
 アタシはシャルの寝間着服のズボンに手をかけ、一気にずり降ろす。
「る、ルーリア!?」
「あぁ……」
 シャルの驚きの声と、アタシの色に塗れた息が混じり合った。
 夜闇の中でもはっきりと見える。
 小さな小さな、アタシの獣の小指よりも小さくて細い、肌色のオチンチンが立派に天井に向いていた。
 男のペニスは一応見たことはある。サキュバスがヤリ合ってるところに居合わせたことがあるからだ。
 ただ、その男よりも遥かに小さい。小さくて、可愛い。包皮も先っちょまで完全に覆ってる。まるでシャルの分身だ。シャルの優しいところが具現化されたような、そんな可愛らしいオチンチンだ。
「見ちゃやぁ、ルーリアぁ」
「っ、見なきゃ治せねぇぞ」
 羞恥心がもう限界を超えてるみたいだな。顔を真っ赤にして可愛いじゃねぇか。はぁあ、もっとそんなシャルの顔が見たい。もっと羞恥心に塗れさせて、願わくば屈服させたい。
 アタシの中にこんなアタシがいたなんて。シャルを泣かせたくないって思ってたのに。でも、これはしてもいいことだと、アタシの中のアタシが囁く。
 もう止まれない。
 こんなシャルを、シャルのオチンチンを、“アタシで勃起した”オチンチンを見せられて、止まれるはずがない。
「さぁ、治療の時間だぜ。痛かったら言えよ?」
 アタシはシャルのオチンチンを摘まむ。爪は立てず、毛で覆われた肉球で挟んだ。
「ひゃうっ!?」
 っと、あまり声を上げられると両親にバレちまうな。ここは。
「あむぐっ」
「あんまり大声出すとバレちまうからな。これしゃぶってな」
 アタシはシャルに尻尾を噛ませてやる。へへ、口に入れた瞬間ちゅうちゅう吸ってきやがる。アタシの尻尾の毛がもう濡れちまった。
 さてと、シャルのオチンチンだ。皮被りの可愛い子供オチンチン。アタシは竿部分をぎりぎり摘まんで上下に動かす。
「んぁっ」
 シャルの声が漏れる。でも艶が含まれていて、苦痛から来るものじゃないってすぐにわかった。
 ガキのくせに一丁前に感じてやがる。アタシの手で、こんなにびくんびくんさせてる。
「はぁはぁ、もっと、やってやるからな。すぐに楽にしてやる」
 息が荒くなる。アタシ興奮してる。シャルのオチンチン触って。
 ああ、勃起してても柔らかくて弾力がある。アタシの肉球をしっかり押し返してる。触ってるだけで、芯から痺れるような奇妙な快感が肉球から全身に伝ってくる。
 しこしこと上下に擦るたびシャルのオチンチンはびくんとして、さらに腰まで浮かせる。
「ふぅーふぅー、ルーリ、アぁ」
「気持ちいいか?」
「わはんないよぉ」
 まだ気持ちいいってこともわかんねぇか。仕方ないよな。でも、こっちは気持ちいいってびくびく震わせてるぜ。
 はあぁ、いい、愉しい。シャルのオチンチン擦るの愉しい。アタシの手で快楽に悶えているシャルを見るのが堪らなく愉しい。
 喘げ、もっと喘げ。アタシの尻尾がふやけるくらい噛んで唾液を染み込ませろ。シャルの匂いを尻尾につけろ。
 シャルの前についた尻尾も、アタシの匂いをつけてやるからよ。
「確か、剥くときは、痛くないように濡らせる、だよな」
 誰かに聞いたような気がする。覚えてないがまあいい。
「涎で、いいよな。しゃぶって、アタシの舌で剥けばいいよな?」
 横目でシャルを見ると、濡れた瞳でオチンチンに食い入るアタシのことを見つめていた。
 口を開き、アタシは涎塗れの口内と舌をシャルに見せつける。これからナニをするか伝えるために。
「っ、らめだよ、汚っっ!?」
 上下にオチンチンをシコシコして、シャルの言葉を遮る。くく、シャルはもうオチンチンシコシコされたらアタシに逆らえないなぁ。
「大丈夫だって、シャルのオチンチンは汚くなんかねぇよ。まっ、色々こべりついてるだろうから、アタシが綺麗さっぱり舐め落としてやるけどな」
 少しだけ、皮を肉球で剥く。シャルの喘ぎ声とともに、アタシの鼻腔を甘く蕩けさせる香りが漂った。
 ああ、もう我慢できねぇ。もうアタシの魔物の本能を抑えきれねぇ。抑えねぇ。
 アタシは大口を開け、舌を伸ばす。その先からたっぷりの涎をシャルのオチンチンの先っぽに垂らした。ドロドロの粘性のある涎がオチンチンの先っちょと皮の間の溝に溜まる。
 もっとだ。もっと涎垂らして濡らしまくってよーく馴染ませてやる。
 もういいか? もういいよな? 食べるぜ? 食べちまうぜ?
 アタシは牙を剥き出しにして、シャルのオチンチンを一気に根本まで咥え込んだ。
「ッ!?」
 快楽が喉奥から頭の奥底へと突き抜けた。思考がフラッシュする。信じられないほどの快楽が、アタシの目の前を白く染める。真っ暗なのに、チカチカと真っ白な光が明滅してやまない。
 これで皮の中を味わったらアタシはどうなるんだ?
「ッ!」
 やばい、早く味わいたい。もっと白く染まりたい。
 アタシは舌を蠢かす。
「ひゃうぅ、にゅるってぇ、ルーリァ」
「じゅるり、れろれるあむ」
 分厚い舌を口に含んだオチンチンの根元から竿へ這わせる。舌が快楽に痺れるけど、感覚はより鋭敏になる。シャルのオチンチンが敏感に感じられる。
 味もする。どんな肉料理よりも旨い肉。噛むことで味わいが増す肉と違い、舌を這わせふやかせ、甘噛みをしてシャルを感じさせるほどに味わい深くなっていく。
 そうか、シャルをもっと気持ちよくさせられば、アタシももっと気持ちよくなれるんだな?
 ならわかった。この一番美味しそうな匂いのする場所をさっさとこじ開けよう。シャルが隠しているこの宝箱を。
「っ! ざらってしたのがぼくのオチンチンの先っぽに……あうぅ」
 尻尾に口を塞がれて籠った声を漏らすシャル。もう堪らないって声音だ。快感が強すぎて耐えられないのだろう。身をよじってどうにか逃れようとしている。
 でも無駄だぁ。アタシはヘルハウンド。どこまで獲物を追い込んで貪る地獄の番犬。シャル、お前はもうアタシの唯一の獲物なんだ。もう二度と得られない大事な大事な、な。
 だから、逃がさないぜ。
「じゅるれろれろっ、じゅぶじゅぶじゅぶぶぶぶ、れろっ」
 軽く水音を立てて、濡らした舌をついにシャルのオチンチンの皮の中へと侵入させる。
 むせかえるような匂いがこじ開けた皮の中から溢れ、喉奥を通して鼻の奥を犯していく。舌は甘美な味わいが広がって、一瞬アタシを忘我の境地へ追いやった。
「らめぇ、ルーリアぁ、変なの、来てるっ、オチンチンむずむずして、何かきてるぅ」
「はっ」
 本能でわかった。シャルはもう出せる。アタシの一番の好物を。ただの一度も味わったことがないにも関わらず知っている、何物にも代えられないアタシの最大最高の好物を。
「らせっ、じゅぶっれろっ、それ出せ、アタシに、じゅぶっれろっ、口の中に……!」
 蠢かす舌のスピードを速める。前後に突いて、左右に振って、シャルのこべりついた皮の中の汚れを舐め取って喉を鳴らして食べていく。
「じゅるれろっ」
 じゅるんと、シャルのオチンチンの先っぽに舌で円を描いていく。何度も何度も描いて、涎で滑らせて、どんどん円を奥へと進めていく。
 シャルの皮が剥かれていく。小さなぷるんとした亀頭が舌に感じられる。もう少し。もう少しだ。
「おほなチンチンにしてやるはらな、れろっじゅぶれろっ」
「ううっ、ルーリアぁ、なにかくるぅ、ぼくのオチンチンから何かでるぅ」
「出せ、出せ出せ、れろぅ、アタシのくひにらせぇ……!」
 そして、シャルの亀頭が完全にアタシの口の中で露になった。
 その瞬間。
「出るぅっ!」
 尻尾を思い切り噛まれる。そんな痛みすら凌駕するほどの快感が、アタシの喉奥に打ち付けられた。
「あふっんんっぁ!」
 全部を白濁に染める、熱い液体の奔流。それが喉に直接ぶつけられた。
 思考が全て微睡む、暴力的な快楽。アタシはシャルのオチンチンを口に含めたまま、全く身動きが取れず、身体をびくんびくんと震わせるほかなかった、
 それでも、唇はぴっちりとシャルのオチンチンの根本を咥え、吐き出されたシャルの子種は一滴たりとも漏らさない。
「ごく、ごく、ごく……ごく、れろ、んっ、んく、んく」
 そのまま飲み下し、垂れたものは舌で舐め転がし、オチンチンをしゃぶりながら喉を鳴らす。
 身体が動かせないのに反して、アタシの口内はシャルのオチンチンを貪るために貪欲に蠢いていた。
 獣の如く。魔物の如く。
「あっ、あっ、あっ……あっ」
 シャルの声が途切れる。噛まれていた尻尾の甘い痛みがなくなる。数秒だけの短い、量も少ない射精がもたらしてくれた快楽から、アタシが復帰し顔をシャルに向けると。
「……!?」
 寝てやがる。すやすやといい顔して寝てやがる。出すもんだしてすっきりしたってか?
「チッ、初射精なんだからよ。何か感想言って欲しかったぜ」
 アタシは初フェラと手コキなんだからな。
「まっ、しゃーねぇか。お疲れさん。よく頑張ったな」
 アタシはベッドに寝転がり、シャルを抱き寄せる。
 全身でシャルを抱き締め、アタシも眠りについた。
「ルーリア、大好きだよ……むにゃむにゃ」
「……」
 アタシもだよ。

「ねー、ルーリア、あのね、その、えっと、あの……ぼくのね、その」
 もじもじと股の辺りを揺らすシャルに、アタシは舌なめずりをしながら熱い息を漏らす。
 こうなったら、母親にも父親にも見つからない森の深いところに行くのがアタシたちの日課になっていた。
 アタシは木の幹に背を預けて、シャルの脇の下に腕を通して背中から抱きすくめる。ズボンをずり降ろし、触ってもいないのにびくんびくんと跳ねる子供オチンチンを外に晒した。
「くく、もうこんなになってるじゃねぇか。アタシに触ってもらえるからって我慢できなかったか?」
 耳元で嬲るようにアタシは囁く
「ひゃうっ!? あうぅルーリアぁ、いきなりらめぇ……」
「嘘言うなよ、さっさと触って欲しかったんだろ、ほら、シコシコってな」
 なんて、我慢できないのはアタシも同じだ。シャルのオチンチンを指先の肉球で摘まんでシュッシュッと上下に軽く擦る。小さくても脈動は激しく、肉球から伝わってくる。
「お前のオチンチンはアタシに触られて嬉しいって泣いてるぜ? ほら、もう涎がでてきた」
「そ、それはぁ、ルーリアが触るからぁ」
「アタシのせいだってのか? お前が触って欲しいってアタシにおねだりしてきたんだろ?」
「ふぁああ、だ、だってぇルーリアを見てるとぉ、オチンチンが大きくなっちゃんだもん」
「だから楽にするのがアタシの仕事だってか? なら、どう楽にさせてやってもアタシの自由だよなぁ?」
「ふわぁっ!? あああっ!」
 皮被りのオチンチンを一気に大人オチンチンに成長させてやる。ぷりぷりでツヤツヤのピンク色の亀頭が露になった。とても旨そうだ。アタシも涎をどうにか漏らさないようにするのが精いっぱいになっちまう。
「もう手だけで剥けるようになっちまったなぁ。今朝も舐めてやったから綺麗なもんだ。でも涎いっぱい出してんなぁ」
「あうっ、先っぽツンツンやぁ」
 肉球で突いてやれば面白いくらい反応を返してくれる。シャルもシャルのオチンチンも。
「なんでだ? オチンチンはもっとして欲しいって言ってるぜ? ん、あ、ぅあー」
「あうっ」
 口の中に溜まった涎を掌にたっぷりと乗せて、その手でシャルのオチンチンを覆う。アタシの涎でドロドロになったオチンチンは、毛に覆われた両手の中で魚みたいに泳いでアタシの指の間を行ったり来たりした。
 根本から先っぽまで、いや玉袋も全部含めて、シャルのオチンチンをアタシの手で堪能していく。
 ああ、手で触ってるだけだってのにまるで舐めしゃぶってるみたいだ。味もするような気さえする。
「だめぇ、ルーリアのお手々だめぇ!」
「くくっ、何がだめなんだ? 気持ちいいんだろ? オチンチン気持ちいいんだろ? 正直に言えよ、ほらっ」
「あぅ、だめぇ気持ちいいからだめぇ! ぷにぷにのお手々で触られちゃうと気持ちいいのっ! 摘ままれてシコシコされちゃうと、ぼくおかしくなるっ、また白いオシッコ出ちゃう! お漏らししちゃぅ!」
「出しちまえ アタシの手で触られただけで白いオシッコたっぷりお漏らししちまえ! オチンチンシコシコされるのが大好きなシャルになっちまえッ!」
 オチンチンがびくんと跳ねるのに合わせ、シャルの亀頭を両手で覆う。
「出るぅ!」
 アタシの黒い手に食べられたシャルのオチンチンは、我慢の限界を超えた。
 びゅりゅりゅっと耳に届くほどの激しい射精音が、手の中から漏れる。さらに指先から白濁した新鮮な子種汁が漏れ出てきた。
 身体がずり落ちるのを脇下に通した腕で支える。シャルは放心したように顔を蕩けさせて、涎を垂らしていた。が、すぐさまその顔は快楽と苦悶の間に挟まれた表情へと塗り潰される。
「ルーリア!? らめっ、ぼく出たからもうしちゃやぁあ!」
「くくっ、まだ出してないのがあるだろ? 黄色の汁もいっぱい出しちまいなッ! ほらっ、シュッシュッシコシコッてな!」
 子種汁塗れの手でもう一度シャルのオチンチンを扱く。オチンチンをドロドロに彩っていく。
「やぁ! はぁっ、はぁっ、あひっ、んんっ! らめっ、りゅーりあぁ、んひぃ」
「女みてぇな声漏らしやがっていやらしいなぁシャルは。我慢すんなよ、ここまで来たんだすっきりしちまえ、アタシの手の中にぴゅっぴゅっしちまえ、おしっこ漏らしちまえ!」
「ああああああああっ!」
「アタシの手にシャルのおしっこ飲ませろっ!」
 そして、精液よりも量の多い液体がアタシの手の中で溢れた。
 ぼたぼたぼたとアタシの手では飲み切れなかった黄色の液体が土の中に飲まれていく。
 シャルのおしっこを飲んだアタシの手はびっしょりと濡れ、表面の子種汁は流されてしまったが奥深いところにまだ残っているのがわかる。手が乾く頃になれば染み込んでいることだろう。
「ううぅ、ルーリアのいじわるぅ」
 うなだれたシャルの口から、恨めしい言葉が漏れ出る。涙に濡れた声。しゃっくりもあげている。ちょっとやりすぎたみたいだ。
 ひくひくと背中を上擦らせるシャル。この手だと撫でてやることもできないな。んー。
 あ……そうだ。
「なぁ、シャル。仕返し、したくないか?」
「え?」
 涙目で見上げるシャルに、アタシはにやりと笑い返す。ゆっくりとシャルを自分で立たせ、アタシは木の幹に背中を預けたまま、右足を上げて腕で支える。
 アタシの大事な秘所が露になるように。
「シャルのこと苛めたアタシに仕返ししてみたくないか?」
 シャルは困ったように目を伏せる。
「……意地悪されたけど、でも、ぼくルーリアが嫌がるようなこと、したくないよ」
「っ!」
 けなげなシャルの言葉。ますますじんと来る。股の涎が止まらなくなっちまう。
「こ、ここはな。アタシにとっての、シャルのオチンチンと同じ場所なんだ」
「ルーリアのオチンチン?」
 オチンチンはねーよ。
「だから、ここをアタシがシャルにやったようにやってもいいんだ。好きなように弄り回してもな。アタシはシャルと同じことを考えてるからな」
「ぼくが意地悪しても、ルーリアは嫌がらないってこと?」
「そうだ」
 自分の声とは思えないくらいの艶を含めた声で、アタシは答えた。
 黒い毛に覆われたオマンコはぴっちり口を閉じているのに、涎を滴らせている。もう我慢の限界を迎えている。ここ何日もシャルのをしゃぶったり擦ったりだけでアタシのは何も弄ってない。
 されたい。シャルにされたい。苛められたい。ここをシャルの自由にされたい。
「ほうら、やられっぱなしでいいのか? たまにはやり返してみろよ。さっきシャルがなった姿みたいに、アタシもさせてみろ」
 誘うように腰を振ると、シャルはいきなりアタシの股間に飛びついた。
「きゃっ!」
 もうほんと自分の声とは思えないくらいの甘ったるい声だ。
 シャルの小さな口と指が触れた瞬間、シャルのオチンチンを咥えたときに匹敵するくらいの快楽の電流が全身に流れる。
 わかる。シャルが顔をアタシの毛むくじゃらな股間に突っ込んで、黒い肌にキスして、指で秘所をこじ開けようとぐりぐりしてるのが。
「ひひ、遠慮ねぇ」
「れろ」
「くひぃっ!」
 舌が這った! アタシのオマンコの入り口をシャルの舌がっ!
「ご、ごめん、ルーリア……痛かった?」
「……ったく。どこまで優しいんだよ。ガキのくせに。もっとやれ。アタシがお前にやったみたいに激しくな」
「うん」
「ッッ!」
 また目の前がフラッシュする。シャルがじゅるるとか水音立ててアタシのオマンコをしゃぶってる。指でくいくいって穴を探りながら舌を這わせてる。
「れろ、れろ、ちゅぷ、じゅるる」
 知らねぇ。こんな感覚知らねぇ。
 愛おしい。シャルが愛おしい。アタシの黒い股に顔を突っ込んで一生懸命にオマンコを舐めているシャルのことがとても。
「はぁ、はぁ、いいっ、シャルの指も舌も、アタシの涎垂らしてるオマンコを刺激して、ッ! はぁー、ふぅー、はぁー……あむ、れろ」
 気づけばアタシは自分の手を舐めていた。シャルが放ってくれた子種汁とおしっこで塗れた毛で覆われた手を。
 美味しい。気持ちいい。何も考えられねぇ。もっと気持ちよくなりたい。シャルが気持ちよくしてくれてる。仕返しなのにアタシのこと気遣ってくれてるのがわかる。ちらちらとアタシを見上げて視線が交わってる。嬉しい。シャルがアタシのこと想ってくれてる。嬉しい嬉しい嬉しい。
 嬉しいからシャルにもアタシの蜜、プレゼントしてやるからな。
「ぶふっ」
「あはっ」
 アタシはシャルの後頭部を掴んで、思い切り顔にアタシのオマンコを押し付けた。
 さらに腰を前後にゆすってシャルの顔にアタシのオマンコを滑らせ、蜜をこすりつける。
 シャルは当然苦しそうな顔をするけど、悪い、止められない。
「ごめんな、シャルッ! すげぇんだ、お前に舐められると気持ちいいんだ! 最高なんだ! だからもっと欲しいんだッ! 舐めてくれ! アタシのオマンコ、犬みたいにぺろぺろ舐めてくれッ!」
 ――れろ。
「いいひいぃいいいっ!! そぅれぇ! それいいッ! シャルぅ! アタシ嬉しいッ! シャル大好きぃ! 優しくて、アタシのこと想ってくれて! こんなアタシに好きって言ってくれて嬉しい! 大好き! あああああッ、ああッ、あああああああああッ!」
 前後に擦る腰の下で、シャルの舌がアタシの敏感な突起物に触れた。舌が引っ掛かり、それはめくれた。シャルのよりも小さなオチンチンが初めて空気に触れて、舐められた。
 瞬間、アタシの思考は完全に弾けた。
「あひぃいいいいぃッ! イクぅぅぅぅぅぅぅッ!!」
 そしてシャルの口にぐっとオマンコの照準を合わせ、アタシは蜜を弾けさせた。ぶしゃーと噴水のような音を立てて、快楽を伴うおもらしにも似た感覚が股間から溢れる。
「あ、あぁ、ああ……あ、ああ」
「…………」
 アタシもシャルも放心して、何も言えず、その場に崩れた。
 シャルよりも何日も遅れて、今日初めてアタシはイクことを知った。
 その魅力に取り憑かれたのだった。
 びしょ濡れになったアタシたちは、水浴びして帰った。一応バレなかった。

―9―

 舐め合いっこはもう止められなかった。どちらかでもなく、片方がその気になればもう片方もその気になっていた。
 舐め合って、触り合って、気持ちいいのを与え合うという関係。飼い主と飼い犬という関係としてはちとおかしいのかもしれねぇが、止められねぇ。シャルも止めたくないみたいだし、アタシたちはどんどんのめり込んでいった。
 だけど多分、アタシの場合は、嫌なことを忘れるためでもあった、いま思えばそんな気がする。
「ここのところ最近、ルーリアは生き生きしてるね」
「そ、そうか?」
「ああ。なんだかちょっと前は落ち込みがちだったからね、心配してたんだ」
 シャルは家でお留守番で、父親と一緒に町に薬草売りに来てた時のことだ。
 どうも最近、アタシは気が緩みすぎていたみたいだった。シャルとエッチなことをするのが楽しすぎるのだ。二人にはバレないようにしないといけないのに。
 気を引き締めるように集中してアタシは、シャルの父親の指示通り袋に薬草を詰めていく。いま来ている客に渡すためのものだ。
「そういや最近、村が魔物に襲われるって話聞かねぇな」
「ああ、ちょっと前に遠くの方の村とかが魔物に襲われてたってやつか。黒い魔物にだろ?」
 客が口にした言葉は、アタシを動揺させるには十分すぎた。
 生唾を飲み込む音がやけに大きく感じる。
「勇者様が討伐しに行ったって話だし、もうやられたんじゃないか?」
「逃げられたって話も聞くけどな」
「まっ、こんだけ長いこと現れてないんだ。生きてたとしても魔物がいっぱいいるところにでも逃げかえったんじゃないか?」
「だといいがなぁ。うちの村に攻め込まれたら堪ったもんじゃないぜ。今年の春先はなかなか厳しかったしな。おっと悪い、勘定だな」
 もう薬草を入れ終えていたアタシは、お金と交換に袋をその客に手渡す。ちらっとアタシのことを見て、もしかしてと思ったがちょっとにやけただけでそのまま去っていった。アタシの正体に気づいたとかそんなわけじゃなかったらしい。
「……」
 アタシの悪評はこの国の周辺ではかなり広まっていたみたいだ。改めて自分の立場を思い出した。アタシは魔物だ。
 こうしてシャルの家族のお手伝いを始めてからアタシは知った。
 お金を稼いで、今日明日これからを食べていくことの大変さを。
 シャルの父親も母親も、日が暮れるまでずっと忙しなく動いている。暇があれば何かしている。それは無駄なことじゃなくて、今後何かが残るためのものだ。明日生きるために積み上げているのだ。
 それが奪われる。どれほど酷いことだ? 命を削られるのと同義だ。
 それをアタシは平気でやってきた。暴力に頼り、他人の命を奪って、生きてきた。繰り返してきた。他人が積み上げたものを横から奪う卑怯な行為をしていたのだ。
「……」
 いまさら気づくことができた。
 一人……いや他にもアタシのせいで死んでいる人がいるかもしれない。
 あの女の言う通り。アタシは悪い魔物だ。凶悪で、卑怯な魔物。もう逃げられない。どうあがいてもアタシはそんな魔物だ。何をしたってマシな存在にはなれやしねぇ。
 こんなアタシが、シャルの傍に……。
「!」
 ぽんと背中を叩かれた。振り返ると、眦を下げたシャルの父親が困ったような笑みを浮かべている。
「帰ろう。早く帰らないとシャルが心配して迎えに来ちゃうからね」
「……」
「さ、帰ろう」
「……うん」
 再度促されて、アタシは片づけの準備を手伝う。
 この父親も、あの母親も、シャルも、アタシの正体を知ったらどうするだろうか。
 怖い。でも、もうこれ以上、嘘はつけなかった。
 この優しい人たちに嘘をつきたくなかった。
 だから、アタシは。

「アタシが町で噂になってる黒い魔物なんだ」
 その日の晩、アタシは両親たちに告白した。シャルに言う覚悟はまだできてなかった。
 眠ったシャルに聞こえないように、小さな声で語る。アタシがどれほど悪い魔物かを。やってきたことを。これまで悪いと思っていなかったことを。
 アタシは馬鹿だから、多分説明が下手だったと思う。もしかしたら自分を擁護するような言葉も混じってたかもしれない。でもそれでいい。もし自分の身が可愛いと思ってるのなら、アタシはそれだけ悪い魔物だったってことなんだ。
 そして勇者にやられ、気づけばシャルの家にいた。そう二人に話した。
 二人とも最後まで黙って聞いていてくれた。真剣に聞いてくれていたと思う。それが怖くて、ほとんど目を合わせられなかったけど。
 言い終えたアタシは、口をつぐむ。何を言われるのだろう。出ていけか。シャルに近づくなか。もしかしたら烈火の如く怒り、武器を持つかもしれない。
「ルーリア、いや、テラスさん」
「……」
 いつもの優しい声音じゃなかった。
「あなたのした罪の告白は、ただあなたの気が楽になるだけのものだと思います」
 言葉の意味が一瞬、理解できなかった。呆けるアタシに、シャルの父親は畳みかける。
「抱えていたものを吐き出して楽になるのはあなただけだ。私たちは裁く者じゃない。湖の畔に暮らすただの人間だ」
「……」
 口の中が震える。歯がカチカチと鳴る。恐れていたことだった。拒絶の言葉が向けられている。そうなる覚悟はできたはずなのに、いざ直面すると堪らなく恐ろしい。
 アタシはまた、独りになる。
「この場所で何をしても、あなたの罪がどうにかなるわけじゃない。どうもならない。その亡くなり天に召された娘も帰っては来ない」
「ぅ……あた、しは」
 言葉が紡げない。顔を見れない。アタシを恐怖の目で、排除する目を向けるあの顔を見たくない。アタシは……!
「だから」
 アタシの震える獣の手を、父親の小さな温かい手が包んでくれた。
「一緒にその村に行きましょう。失われたものが戻ることはありませんが、何もできないわけではありません」
「……え?」
 顔をあげるとシャルの父親は優しくアタシに笑いかけてくれていた。母親の方も同じだ。
「あなたがどうにかして償いたいと思っているのなら、私たちも一緒に行きます。私たちにできることは多くはありませんが……」
「アタシを、追い出さない、のか?」
「追い出しませんよ」
「なんで……。だってアタシ、こんなひどい魔物で、凶暴で、凶悪で、卑怯な、悪い魔物なんだ」
「そうだったとしても、それはいままでのテラスさんです。いまはもう、あなたは私たちの大事な家族、ルーリアなんです」
「ッ!」
 喉が震えた。恐怖とは別の、だけどただ嬉しいとかそんな単純な感情じゃない、言い表せない気持ちが喉から溢れ始めた。
「お前らは主神教なのに、アタシは魔物で」
 アタシはやっぱり卑怯者だ。自分を卑下して貶めて、そうして期待する。自分が欲しいと思う言葉を期待しちまう。
「それ以前に家族です。家族は助け合うものですから。あなたも私を、シャルを助けてくれたじゃないですか」
 そんなアタシを二人は受け入れてくれる。
「……アタシなんかが家族で、いいのか? だって魔物で、人間じゃない」
「前のルーリアも人間ではありませんでしたが、私たちの大切な家族でしたよ。人だから魔物だからは関係ありません」
 アタシに家族はいない。いなかった。これまでは。
 だけど、今日からは。
「……シャルみたいに、お父さん、お母さんって呼んでも、いいか?」
 父親が母親に顔だけ向けて、頷き合う。シャルみたいな、これまでで一番眩しい笑顔をアタシに向けてくれた。
「もちろん」
 瞬間、アタシの喉と目の奥から来ていた感情は完全に決壊した。
「うぐっ、ひぐっ、うううぅ、うあああああああああああああああん!」
 一度溢れたら止まらなかった。自分の口と目から出ているのか疑いたくなるくらい、感情の奔流が溢れた。
 お父さんとお母さんを困らせているのがわかるのに、どうしても止められない。色々な感情が綯い交ぜになって溢れている。
 ただ一つわかる感情は、アタシは安堵している、ということだけだった。
 変わらず受け入れてもらえたことへの安堵だった。
 大声を出して、泣いた。産まれたばかりの赤子のように。
「あー! ルーリア泣いてるっ!」
 シャルがドアを開けて入ってきた。泣き叫ぶアタシを見て、すぐさま駆け寄り、アタシとお父さんたちの間に割って入る。
「だめだよ! ルーリアを苛めちゃ! ルーリアは、ぼくの家族なんだから!」
「ううっひぐっうわあああああああ!」
「大丈夫? ルーリア? ぼくはいつもルーリアの味方だからね?」
「ち、違ぇんだ、お、お父さんも、お母さんもアタシを苛めちゃ」
「お父さん? お母さん?」
 頭を傾げたかと思うと、シャルの顔がたちまち明るくなる。
 アタシのお腹に抱き付いて、温かい熱を分けてくれる。ぽかぽかがアタシの胸を満たしてくれる。
「ルーリアもやっとお父さん、お母さんって呼んでくれるようになったんだ、やった」
「ううひぐっ、シャルぅ」
「泣かないでルーリア。家族なんだから、ずっとずっと一緒だよ?」
「すん、すん、ひぐ、ううぅ、うん、シャル……」
 アタシの頭を撫でてくれるシャルの小さな手は、温かくて、とても大きかった。
 今日この日、アタシは初めて、家族を得た。
 二度と手放したくのない宝物を得たのだった。

 だけど。

「見つけたぞ」
 アタシが魔物であるが故の魔の手はそこまで迫っていた。
18/01/21 20:07更新 / ヤンデレラ
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■作者メッセージ
本番はラストまでお預けなのだ。
……尻尾コキとか入れておけばよかったかな?

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