姉と弟の１０の約束


１【寒いのは我慢しなくていいんだよ】

「今日もそうだけど、お姉ちゃんのお仕事までついてこなくていいんだよ？」

「寒い中お姉ちゃん一人に出来ないよ！」

「本当は？」

「お姉ちゃんとずっと一緒が良い！」

「成人してもお姉ちゃん離れできないねぇ」ｺﾏｯﾀ…ｹﾄﾞｳﾚｼｲ





２【バイクは禁止だよ】

「危ないからね」

「で、でも、お姉ちゃんに迷惑かけられないよ！」

「弟君のお仕事場まで迎えに行くの？お姉ちゃんが好きでやってるから良いの」ﾖｼﾖｼ

「でも…」

「それに…お姉ちゃんがいるのに他のものに乗るなんて…」ﾎﾞｿｯ

「どーしたの？」

「何でもないよ〜」ﾖｼﾖｼﾖｼ





３【厚着禁止だよ】

「でも寒い…」ﾌﾙﾌﾙ

「何のためにお姉ちゃんがいるの？」

「〜っ」ｷﾞｭｯ　

「そうそう、それでいいんだよ…ん？」ﾅﾆｶｱﾙ

「何？お姉ちゃん？」

「これは何かなあ」ﾎﾟｯｹﾆﾃﾌﾞｸﾛ

「…ごめんなさい」

「めっ、お姉ちゃんがいるから良いでしょ？」

「うん！」





４【見回りのお仕事についてきゃダメ】

「じゃあお姉ちゃん、巡回の時間だから」ﾊﾅﾚﾙｰ

「行かないで〜」ｷﾞｭｯ

「ほらほら、すぐ帰ってくるからね〜」

「ヤダ！」

「ん〜、お姉ちゃんもヤダよぉ」ｷﾞｭｩｩｩ

「ん〜〜〜…Zzz」

「よし…さっさと行って帰ってきましょう」





５【ずっと一緒だよ】

「…んっ…お姉ちゃん？」

「おはよ、って言ってもまだ夜中だけど」

「お姉ちゃんお仕事は？」

「弟君がいい子に寝てる間に終わらせてきたよ〜」

「じゃ、今日はもうずっと一緒？」

「うん、おいで〜」

「んん〜、お姉ちゃん温かい」

「お外巡回してきたからね〜」ｲｲｺｲｲｺ





６【お姉ちゃん以外に頭なでられちゃダメ】

「分かった？」

「大丈夫だよ、僕ももう子供じゃないんだから。…あっ、ゆきおんなさん」

「あらら、弟君今日もお姉さんに着いてきたの？」ﾄｵﾘｽｶﾞﾘ

「お姉ちゃん大好きだから…」　

「寒いのに、良い子ね〜」ﾖｼﾖｼ

「えへへ」

「…」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ





７【他のお姉ちゃんに行っても良いですよ……】

「お姉ちゃん、怒ってる？」

「何でですか？」

「だって抱っこしてくれないから」ｵﾛｵﾛ

「ゆきおんなさんがいますよ？」

「…？」

「ほら、ゆきおんなさんが居るんですから私じゃなくても良いじゃないですか」

「…」

「ヨシヨシってされてあんなに気持ちよさそうにする弟君はもうゆきおんなの弟になればいいんです」

「…お姉ちゃんじゃなきゃヤダよぉ」

「！！」

「ごめんなさいぃ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

「こ、こっちこそごめんね〜、だから泣かないで」ｷﾞｭｯ





８【火照ったお姉ちゃんを慰めて】

「よしよし、よしよし」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

「…お姉ちゃん、温かい」

「そう？でもずっと、ギュッとしてたからお姉ちゃん暑くなって来ちゃった」

「そうなの？」

「そうよ、だからぁ〜」ﾁｭｯ

「んっ、お、お姉ちゃん？」

「お姉ちゃん体が暑くて大変だから弟君助けてくれる？」

「う、うん！」





９【お姉ちゃんを好きにして良いんだよ】

「んっ」　

「お姉ちゃん、お姉ちゃん」ﾁｭｯﾁｭｯ

「そう、そうよ、だからもっとおっぱい好きにして良いよ」

「んっ…好き…お姉ちゃん…おね、お姉ちゃん…」

「かわいいかわいい、私の弟だから。誰にも渡さないから…」





１０【我慢しないんだよ】

「弟君、良い子だったね…」

「Zzz…」

「お姉ちゃん、困っちゃうけど…でもお仕事に着いてきて良いよ。我慢してお家で待ってる君を考えたら心配で何も出来なから。」

「…」ｷｭｯ

「寒いのかな？最初にも言ったけど、お姉ちゃんには全部甘えて良いから。」ｷﾞｭｯ




「…お姉ちゃん？」　

「んっ？どうしたの？」

「時間大丈夫？」

「時間？」

「巡回の時間は…？」

「………あっ、弟君。お留守番出来るよね？」

「い、行かないで」ｳﾙｳﾙ

「（これは我慢を覚えてもらわないとかも…）」


これが姉弟の１０の約束

■作者メッセージ
すみません、と謝ることしかできません

なんかもうクオリティも投稿頻度も笑えるくらいボロボロですね
一応次のキキーモラさんは構想まであがってるので…なるべく、がんばります

こんな自分のモノにコメント、voteをしてくださってるみなさん、感謝です

それでは。

宜しければ、以前の物もお読み頂けると幸いです。

では最後に皆様の余暇のお供になれることを願いましてー。