連載小説
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異世界への挑戦 グレムリン
異界の扉 異世界への挑戦


アルカナ合衆国 マリッジニア州 異世界外交局ナダウ研究所

件の人魔国際会議から5年後の1995年2月。研究所では慌ただしく作業が進んでいた。

その間を縫うようにして、新しく入って来た技術者であろう若者と彼が入る部署の責任者であろうグレムリンが歩いていた。

『驚いたよ。あの論文を書いた天才がこの前までカルフォーロ工科大学の学生さんとは……。博士号はいつ取得したのかね?えーっと…………』

『ケビンです。ケビン・ロックスミスです。イリャーナ・リャノスカヤ博士。……博士号は2ヶ月前に取りました。』

『イリャーナでいいよ。ケビン博士。言いにくいな。ケビン君でいいかい?』

『はい。大丈夫です。』

『そうか、ありがとう。君もフレッシュマンとはいえ博士だ。遠慮はいらない。ボクと君は対等だよ。さて……ケビン君、君は量子の海を知っているかね?』

『はい……でも、ただ論文で読んだ程度です。量子力学は専門外ですし……。ですが興味はあります。』

『そうかね。コンピューターが恋人の技術屋とは言え、君もナダウに配属された優秀な技術者だ。説明するから頭に入れたまえ。………っと、着いたね。此処が我々の持ち場だ。ようこそナダウ技術開発部へ。』

『は、はい!』

2人が入った部屋には大きな門の様な機械が鎮座していた。

『うわぁ……す、すごい。』

『さて、説明しようか。ケビン君……この世界にあるものは全て量子によって構築されているのだが、量子には不確定性があるんだよ。……例えば……あぁ、いいね。これで説明しよう。ケビン君。そこの机を見たまえ。』

大きな机の上には乱雑に置かれた書類や実験機材や開発途中の機械と共にコーヒーが注がれた沢山の紙コップがこれまた乱雑に置いてあった。

『うわぁ…………。』

イリャーナ博士は適当な紙コップを取ってコーヒーメイカーから新しいコーヒーをいれて飲み始めた。

『ふぅ……いや済まない。変人ばかりで片付けもまともにできないのが集まっているんだ。コーヒー中毒者も多い。4時間事に掃除をしてくれる清掃スタッフがいなければ8時間42分で此処はゴミの山で足の踏み場も無くなるだろうね。あくまでもボクの統計に基づく計算だが……えーっと、大丈夫かね?』

『えーっと……はい、大丈……夫です。』

『君は分かりやすいリアクションを取るのだね。……さて、ケビン君。ちょっと後ろを向いていたまえ。』

ケビンは首を傾げながらイリャーナ博士に従い、後ろを向いた。

ドボドボドボドボ……

『ちょっ!博士何して!?』

ケビンが嫌な予感がして振り向くと、机の上がコーヒー塗れになっていた。博士が盛大にコーヒーを机に淹れたのだ。

『君は本当に分かりやすいリアクションを取るね。素直は良い事だ。……さて、今ボクが持っているこの紙コップがこの世界だとしよう。コーヒーはこの世界の内容物だ。』

そう言うとイリャーナ博士は持っていた紙カップを机の上に置いた。

『?……は、はい。』

『見たまえ。この世界(紙コップ)の周りにはこのように沢山の世界がある。それが無数にあるんだ。今、コーヒーが溢れて机の上で水たまりを作っている。この机の上のコーヒーの水たまりはどの紙コップにも属して無いけど、全ての紙コップから溢れてしまったのかも知れない。あそこで機械をいじくり回しているカワサキ技術顧問のコーヒーかも知れないし、そこのソファーで寝てしまっているジェニファー研究員のコーヒーかもしれない。机の上のコーヒーの水たまりのように、世界と世界の間にはこうした奇妙な次元が存在している事が分かったんだ。私たちはこれを量子の海と呼んでいる。コレが俗に言う多世界理論と言うモノで、理論上はこの量子の海を制御すれば別の世界、異世界に行く事が出来る。』

『……つまり量子の海を制御して、特定の異世界に安定して行き来する為に作っているのがこの大きな……』

『そう。異界の門だよ。』

博士は目の前の大きな門を指差して得意げに笑った。その顔はとても無邪気で、まるで子供のようだ。

『え、えーと……ちょっと待って下さい。話が大き過ぎて……。質問ですが聞いても良いですか?』

『あぁ、構わないよ。何だね?』

そう嬉しそうに話す彼女を見て、ケビンは何となく大学の数学教授を思い出した。自分の得意分野を教えるのが好きで、もし彼女も何かが違っていたら、きっと良い先生になっていたに違いない。

『まず、この門と魔王城や不思議の国やパンデモニウムに移送するゲートや魔法陣とは何が違うんですか?』

『……この世界の内側か外側かの違いだよ。あれらはこの世界の中にある亜空間と呼んだ方が良い。そうだなぁ……イメージをしてくれたまえ。紙コップの中に両サイドを完全に分ける仕切り作って仕切りの片側だけにコーヒーを注いだとする。』

『はい。』

『想像出来たかね?……では紙コップのコーヒーの入っている側を空間Aとして入って無い方を空間Bとする。さて、ここで仕切りに針か何かで穴を開けたとする。どうなるかね?』

『空間Aのコーヒーが針の穴を通って空間Bに流れます。』

『そう。空間Aが我々のいるこの空間。針の穴が移送ゲートや魔法陣で、空間Bが魔王城やパンデモニウムや不思議の国で、コーヒーが移送対象だ。コーヒーは見事に移送元の空間Aから移送先の空間Bに行く事が出来た。』

『わかりました。……でも、例えばパンデモニウムに行くとして、現実的に質量の問題はどうなってるんですか?』

『うむ。これ以上は……実際に見せた方が早いか。』

イリャーナ博士はケビンから少し距離を取った。

『今、空間がボクとケビン君を隔てている。魔法陣は……面倒なので省略するとしよう。君の懸念する通り物理学上、質量のあるものは空間と不可逆である時空を超えられない。だからこのように……』

『うわっ!』

ケビンの頭を撫でる手が彼の頭上に現れた。イリャーナ博士の手だ。彼女の目の前とケビンの頭上には小さなゲートが出来ていてそこを通った彼女の手がケビンの頭を撫でていた。

『ふふふ。君の頭はもふもふしてて心地が良いね。……コホン……例えば、このように空間自体を空間魔法や封印魔法などで無理やりくっつけて移送元と移送先の距離をゼロにしたり、デジタル通信のように対象を移送元で質量の無い魔力エネルギー体に分解して移送先に送った後で再構築する方法がある。余談だけどゲートや移送魔法の他にも召喚魔法がこれらの応用に該当する。……しかし今説明した方法は移送元と移送先の座標や、それらの空間を構築している様々な物質的環境、物理学的環境etc...が確定、安定していて初めて使えるんだ。』

『はぁ……あの、いつまでわしゃわしゃしてるんですか?』

『おっと、失礼。つい……。コホン。しかしこれらは紙コップの中の出来事なのだよ。ところで、もし紙コップ自体に穴を開けるとどうなるかな?』

『机の上にコーヒーが……』

『そう。そして机には既にコーヒーの水たまりがある。』

『混ざっちゃいますね。コーヒーの海に。』

『そう。ただ単に世界の壁に穴を開けただけではダメなんだよ。量子の海に飲み込まれてしまうんだ。最初に説明した様に、量子には不確定性がある。つまりは流動的に刻一刻と変化しているんだ。だからパンデモニウム等に行く為に使っているような移送ゲートは使えない。もう一度言うが、あれは移送元と移送先のあらゆる条件が確定、かつ安定しいて初めて使えるんだよ。現時点では量子の海の先に異世界があるらしいとしか解っていない。……そもそも量子の海をただ観測するだけでも莫大なエネルギーがかかる。それに君の言う質量の問題も解まだ決していない。その先に無数の異世界があると確認されただけなんだ。その無数の異世界も不確定要素ばかりだ。』

『そうですか……問題は山積みですね。でも、ロマンがあります。……博士はどんな世界があると思いますか?』

ケビンの質問に対してイリャーナ博士はおもむろにネクタイをケビンに見せた。

『うーむ……可能性の話しだが、ボクは今日着てくるネクタイを迷ってね?結局いつものグリーンのネクタイにしたのだ。』

『はぁ……。』

『もしかしたら、量子の海の先の異世界に赤いネクタイを締めているボクがいるかもしれない。』

『!!!』

『他にも……人間のいない世界……魔法の無い世界……主神がいない世界……別のテクノロジーが支配している世界……世界が無数にあるのであれば可能性は無限なのだ。』

『なるほど……ゲートを作るとして、移送先にかなり制限が出て来ますね。』

『うん。そうだね。我々の目標とする異世界は、人間がいて……魔物娘がいなくて……文明があって、我々と同じ物理学と数式を扱い、ある程度の科学技術を持っている事が絶対条件だね。……あと、主神と主神教はない方がいい。』

『なんとなくわかりました。』

『うむ。……それでここからがボク達の役目なんだが、変態物理学者や魔導科学者達が組み上げた理論を変人技術者であるボク達が形にするんだ。ここナダウでは魔法で出来ない事を科学が。科学で出来ない事を魔法や錬金術が実現する。ケビン君は工科大で魔導コンピュータや機械工学を研究していたろ?論文を読ませてもらったが、現行のチップ式の基盤と併用して魔界銀の基盤に直接演算術式を掘り込むアイディアはなかなか面白かったよ。まだしばらくは実用化は難しいかもしれないがね?君にはボクが開発している魔導量子コンピュータを一緒に作って欲しい。』

『魔導量子コンピュータ……実現出来てるんですか?』

『理論だけだよ。実現する為にはとびきり優秀な専門家が必要だからね。だからボクが君をナダウに呼んだんだ。……力を貸してくれないかい?』

『こ、光栄です博士!』

『2度目だけど、ボクの事はイリャーナでいいよ。ケビン君。』

こうして、イリャーナ博士のチームに若い才能が加わった。



それから3年5カ月後…………。



僕、ケビン・ロックスミスとイリャーナ・リャノスカヤ博士は魔導量子コンピュータの開発に成功した。

が……

『だめだ……完全に行き詰まった。』

イリャーナ博士が頭を抱えて悩んでいた。無理もない。起動した魔導量子コンピュータの計算が何日経っても終わらないのだ。

『博士……。しかし、理論は完璧な筈です。』

『そんな事は解っている!!』

今までのコンピュータは0または1のどちらかの状態を表すことはできるけど、2つ以上の状態を同時に表すことができない。

開発に成功した魔導量子コンピュータでは、状態の重ね合わせという量子力学的な基本性質を用いる。

重ね合わせとは、例えばコイントスの時にコインが空中で回っている状態のことで、裏と表が同時に存在する事を指す。コインが回転しているときには表と裏が未決定の状態で、観察するまでどちらか解らない状態だ。

それが『重ね合わせ』である。

魔導量子コンピュータの情報単位は重ね合わせにより状態が2つ以上であり、0でもあり、1でもあり、2でもあり、3でもあるという状態で、実際には同条件の平行世界の数だけ重ね合わせが起こる。

つまり、魔導量子コンピュータとは同時並行に存在する複数の世界で、同時並行に計算するもので、重ね合わされた平行世界の数だけ観測結果がある。

と言う事は、観測すべき最適化された答えは無限にあるんだ。

エラーは発生していない。

となると、そこから考えられる現在遭遇している問題は、僕とイリャーナ博士が作った魔導量子コンピュータの存在するこの世界を軸に、そこから生み出された無数の並行世界から発生した無数の可能性に理論が押しつぶされているんだ。

『…………博士!これは前進である事には変わりません!重ね合わされた平行世界の数だけ観測結果があるって証明出来ただけでも……』

そうだ。回り始めたコインはいずれ必ず止まるように、必ず絶対に答えが観測されるはずだ。

バン!!

『魔導量子コンピュータの計算がっ!幾ら待てども終わらないと言う結果から観測されたのは!この世界を軸にした!この世界線の無数の平行世界だ!!ボクが求めているのはっ!この世界とは!全く別の!!世界線にあるっ!!異世界なんだっっ!!!』

イリャーナ博士が何度も机を叩きながら、目から涙を滲ませ声を荒げた。

それだけ悔しかったんだろう。

大声で場がしんと静まり返ってしまった。

『…………すまない。少し1人にしてくれ。』

博士は一言申し訳なさそうに言うと。涙を拭いながら走って行ってしまった。

バチン!!

『うわぁ!!』

いきなり誰かに背中を叩かれた。

『……オメー、今すぐアイツおかっかけろ。』

『か、カワサキさん!?でも……博士は1人にしてくれって……』

僕の背中を思い切り叩いたのはジパングから来た技術顧問のカワサキさんだった。顔が怖い。ジパング・マフィアみたいだ……。

『ったく、これだからドウテーは……。オメー何でこの知的生命体のお友達が出来ないパターンその1から100まで揃ってる変人独身お局共と変人魔物娘共の巣窟で、逆レイプもされずに、のほほ〜ん……とドウテーやってられてるか知ってるか?』

『は、はいぃ??』

『はぁぁぁ〜〜〜…………おいおいマジかー。……皆んな口には出してねーけど、オメーがあの変人グレムリンのお気に入りだからだよ!!このスットコドッコイ!!』

『は、はぃい!?』

『解ったらさっさと行け!』

『は、はい…………』

『(イラッ……)駆け足っっっ!!!!』

『は、はいぃぃい!!!』

僕は駆け足で博士を追いかけた。

博士の居場所は大体想像が付く。仕事に詰まると毎回毎回、ナダウの中にある自室兼、部長室兼、ラボに引き篭もるのだ。籠もっている間は大体情緒不安定だから注意が必要だけど。

『ケビン様。ご機嫌よう。』

ラボのドアの前にオートマンのリタが立っていた。

『リタ!博士はこの中!?』

『申し上げられません。』

『じゃあ、入っても問題無いよね?』

『入ってはいけません。』

『じゃあ、博士はこの中なんだね?』

『申し上げられません……ケビン様、わたくしは定期清掃の時間でございますので、これで失礼し致します。あ、これはイリャーナ様が大好きなミルクと砂糖たっぷりのココアでございます。……くれぐれも決して中に入らないでくださいまし。』

そう言うとリタは僕に甘い香りがするココアの入ったマグカップを2つ押し付けると機械的な微笑みと一礼を送って去って行った。

『やっぱり居るんじゃないか……。』

コンコン、コンコン……コンコン、コンコン……

『……博士ー。ケビンです。博士ー…………』

ギィィ…………

叩いても返事は無く、ただ鍵が空いていた。

『入りますよー…………』

そうして、ラボに入った先にはファンシーなぬいぐるみやクッションと見たこともない謎の機械やら計器やらが同居するカオスな部屋だった。その隅に体育座りでブスくれている小さな影があった。

『博士……』

『ケビン君…………。さっきは済まなかった。……魔導量子コンピュータの理論は確かに完璧だよ。僕と君は世界の歴史に名前を残すだろう。』

『じゃあ……もう一度』

『計算してみたんだ。現状で魔導量子コンピュータが量子の海を観測して、ボクの求める全く異なった世界線にある異世界を見つけるまで、ざっと100年は掛かるんだ。……計算が終わる頃には全てが手遅れになってしまう。』

僕の言葉を遮って出て来た博士の言葉はどうしようもない現実だった。

『そう……ですか……。』

『可能性に可能性を潰されるとは……皮肉だね…………。』

博士はぐすんと鼻を鳴らすと枕を抱え込んで顔を埋めてしまった。

『これ、リタさんからです。ここに置いておきますね。』

2人分のココア(マシュマロ付き)を机と思わしき台の上に載せた。

『……………………ぐすん。』

『……博士。僕に何か出来る事はありますか?……少しでもお役に立ちたいんです。今までも博士のおかげでナダウでやって来れたんです。だから……』

『……じゃあ……ボクを慰めてよ。男の子なら出来る事があるでしょ?』

博士の顔が近づいてくる。いつもの不遜でクールな目じゃなくて、完全に目が座っている。

『えっ…………ちょ…………まっ……』

ドサっ……

『わっ!』

迫力に推されて後退りした先は博士のベッド。僕は自ら彼女に追い詰められてしまった。

『逃げないで……ちゅっ……』

『んーーーー……………………』

唇を重さねて間も無く博士の舌が歯と歯の間を割り込んで来て容赦なく舌を絡ませ口内を蹂躙していく。頭の奥が痺れていく。甘くて甘くて……でも悲しくて。

『ん……』

『はっ……博士っ!な、なんで?どうして?』

『まだ気付かない……この朴念仁……。』

びすっ!……ぢゅぅぅ…………

『ぎっ!?……ぁ、あ、ぁ、ぁ、あぁああ』

僕の首筋に衝撃が走った。ベッドから機械のアームが延びてそのアームには注射器か何かが握られいるようで、予防接種の時のあの血管に薬品を直接打ち込まれる嫌な感じがする。

『大丈夫……直ぐにキモチヨクなるから……。』

ピッ……ガシャン!バシュシュシュシュシュシュシュ

な、何!?何かが閉まる音が……

『これで完全に密室になったよ。君は逃げられない。音も外には聞こえない……』

身体が熱い。心臓が爆発しそうだ。頭が桃色の霞で覆われて行く。

『博士……は、博士っ……』

『ボクはね?君が好きなんだよケビン君。こんなにも。始めは優秀な部下が入って来て嬉しい程度にしか思って無かった。だけど、気付いたら君が……君の事が好きになってしまったんだ。胸が苦しくて理論に詰まっても無いのに自室に篭る事も増えた……自分で自分を慰めた。惨めだったよ。……そして今……自分自身の誇る技術が現実に打ちのめされて、ヤケを起こして君を我儘にしようとしている。……最高に惨めだよ……。だから、せめて……今だけは……』

博士は着ていたブラウスのボタンをプチプチと外していった。現れる青白い日焼けをしていない肌……

『待っててね……?』

ビリビリ……

何かが破れるような音が聞こえてきた。見れば博士が自分のストッキングを破っていた。

『ねぇ見て……もうこんなに……。』

くちゃぁ…………

破ったストッキングの間、白いショーツをずらして博士の大事なところが露わになっている。

身体が動かない。頭の中がピンク色で……ぐちゃぐちゃで……どんどん思考能力が低下していく。

いつの間にか痛い程に硬くなった僕のモノが外に出ている。

『ボクは君が欲しい……是が非でも欲しい……欲しくてたまらない……たがら、君をレイプするね。』

博士は自らの大事なところを僕のそそり立つモノに当てがった。そこはもうグチャグチャに濡れていて、火のように熱い。触れ合うだけで気がおかしくなりそうな快感が頭の中を駆け巡る。

『博士……博士……だ、ダメです……』

ボクはおケビン君……君と1つになりたいと思ってる。愛してる。だから、これはボクの我儘。しょうがないんだよ?全部ボクのせい……君は悪くない。キミハワルクナイ……キミハ……ワルクナイ……』

あれっ……僕は……えっと……あぁ……キモチイイ……あぁ……ボクハワルクナイ?

『だから……一緒にキモチイイコト……シヨ?』




ずっ……ブチン!!



『『ーーーーーーーッ!!!!!』』

どびゅるるるるるるるるるるるるるるるるるるる……

あぁ……キモチイイ……キモチイイ……

『かっ……はっ…………かひゅ……あ、あ、あ、❤❤❤』

ナニコレ……下半身が僕のものじゃないみたいだ……博士に……た、食べられ……

『アハッ❤ヒドイね君は❤❤入れていきなり中出しなんて❤❤別の世界から戻って来れないと思ったよ❤❤❤』

ぱちゅん、ぱちゅん、ぱちゅん

『コレが……セックス❤他の事が……あっ❤どーでも良くなるほどの❤あっ❤圧倒的快楽❤❤❤』

博士が僕の腰で飛び跳ねてる。

水遊びみたいな音が鳴るたびにキモチイイ……

ぱちゅん

ぱちゅん

ぱちゅん

ぱちゅん

『あぁ❤……出すのだね!?出したまえ!!遠慮はイラナイ❤❤……君の全てを受け止めよう❤❤』

『あ、あっ……がぁああ!!』

どびゅるるるるるるるるるるるるるるるるるるる……

『ーーーーーーーーー❤❤❤❤❤』

ビクンビクンビクンビクンビクンビクンビクンビクンビクンビクンビクンビクン!!!!

『あぁ……❤もっと……もっと君を感じたい❤』

ふぃ〜〜〜〜ん……がしょん……

あれっ?アタマに何か……

『あぁぁああああああ!!!!』

どびゅるるるるるるるるるるるるるるるるるるる

『『ーーーーーーーーー!!!???』』

『ネコや……動物の❤思考や感覚も知りたくてね?趣味で作ってみたんだ❤あっ❤どうやら成功だったようだね?』

『ハ……カセ……???』

『このヘルメットで❤君の脳波とボクの脳波をリンクしたんだー❤❤君のチンポの感覚はボクに……ボクのマンコの感覚は君に……アハッハハハハハハ❤❤❤ーーさあ、ドロドロに溶け合おうよぉ〜〜❤❤』

ぱちゅん

ぱちゅん

ぱちゅん

ぱちゅん

なにこれ……なにこれ……キモチイイ……キモチイイキモチイイキモチイイキモチイイキモチイイキモチイイキモチイイ

『ごれ"っ!しゅごいぃぃあぁあ❤❤変になる"ぅう"❤❤❤』

『あぁ"っ!あっ!ぎぅ!あっ!!』

ダメ……もう何も考えられない……

『出して❤だしてぇ❤❤抱きしめてっ❤ボクをギュッとしてっっ❤❤イリャーナって❤❤イリャーナってよんでえぇぇ❤❤❤』

『イリャ……ーナ?……イリャーナ!イリャーナ!!イリャーナぁぁぁああああ!!!!』

『あっ………………❤❤❤❤❤』

どびゅるるるるるるるるるるるるるるるるるるる
るるるるるるるるるるるるるるるるるるるるる

の……脳が……やけ……やけ……や、焼ける…………










僕の意識が戻ったのは、僕がイリャーナの自室(兼部長室兼ラボ)を訪ねてからまる3日経っていた。記憶が所々抜けているけど、僕とイリャーナは殆ど繋がりっぱなしだったようだ。

彼女は今、僕の胸に突っ伏して泣きながら小さな声で『ごめんなさい……ごめんなさい……』と繰り返している。

僕はイリャーナの背中に手を回して頭を撫でる。

『ひゃっ……!』

彼女の身体が強張るのが解る。小刻みに震えて、息を押し殺していた。

『あの、博……イ、イリャーナ……。その……いきなりで驚いたけど……イリャーナとこう言う関係になった事……嫌じゃないし……むしろ、う……嬉しい……かなって。』

『へっ……?』

『始めは……ただの憧れ……でした。凄いヒトだなって。それだけだったんです。……今まで僕は誰かを好きになった事は無いんだ。……ほら、僕は変わり者で、子供の頃から変わっていて……それで嫌な思いを沢山したんです。……他人に裏切られるのが怖い……。だから僕は望むままの理論やプログラムを与えれば、決して裏切らない機械工学やコンピュータにのめり込んだんです。ヒトには誰でも裏や表があるから……。』

『ケビン君……』

『でも……イリャーナからはそう言う裏や表は感じられなかったんだ。……理論を楽しそうに語ったり……少し得意げに量子力学や物理学を教えてくれたり……何気ない笑顔とか……上手くいかない時のちょっと子供っぽい所とか……気付いたら……好きになってたんです。……だから……だから、謝らないで下さい。』

『う……うっ……うわぁぁあああん!』

それから少しの間、イリャーナが落ち着くまで彼女の頭を撫で続けた。







『……イリャーナ?落ち着いた?』

『うん……。ありがとう。』

まだ目が腫れているけど、表情を見る感じ大丈夫そうだ。

『イリャーナ、前から聞きたかったんだけど……どうして量子物理学者になったの?グレムリンなら考古学や機械工学を専攻するものだと。……あっ、ごめん、先入観かな……』

『あぁ……構わないよ。確かに、グレムリンの大半は機械工学やエンジニアや考古学に行くね。……でもボクは未来あるものに憧れたんだ。』

すると彼女は何かを懐かしむ様に目を細めた。

『少し長くなるよ。あれは1921年だったかな……第一次人間大戦が終わって世の中が荒れててね?内乱があって家族で滅び行くシャーロ皇帝国からクラーヴェ帝国に亡命したんだ。その頃のボクはまだ人間の子供だった。時が流れて、学業の成績が良かったから18歳の時にクラーヴェのベルン大学に入ったんだ。それから、大学卒業後すぐに……1939年、ボクが21歳の時にフォン・ヴァイツェン博士の研究チームに入ったんだ。……今の君と同じだね。』

『フォン・ヴァイツェン博士って……あの、ロケット工学の権威のフォン・ヴァイツェン博士ですか?』

『あぁ、彼はボクの上司だった。ボクと博士は帝国の為にD2ロケットと言う兵器を作った。1942年にD2ロケットの打ち上げ実験成功の時、彼は『今、この瞬間に宇宙船が誕生しました。』と手を叩いて喜んだんだよ。ボクはロンド市を火の海にした兵器を宇宙船と嬉しそうにそうのたまった彼に着いて行けなくなった。1945年の2月にボクはシュピーゲル・フォン・リリエンタールと言う男の手引きでアルカナ合衆国に人生2度目の亡命した。……その時に魔物化処置を受けてグレムリンになったんだ。それからは、物理学や量子力学を研究するようになったんだ。ボク達が奪ってしまった人々の為に、未来の平和の為に役立つような研究がしたかった。奇跡的な科学を……科学的な奇跡を人と魔物娘に……それがボクが科学者である理由だよ。』

『そうですか……。』

『でも、理論が可能性に押し潰されてしまった。……これからどうしようかな?……今だけは君に甘えさせてくれ。』

『はい。……そしたら、また頑張りましょう。』

腕の中のイリャーナはまるで大きなネコみたいだ。無類の可愛さを誇っている。

『ふふふ……このまま本当にパンデモニウムに行って君を独り占めするのも悪く無いな。』

それは困る!

ん?……

『あの、博士……今何て?』

『イリャーナだ。……何って、君を独り占めに……』

『その前です。』

『パンデモニウムに行って……って、本気なのかね?』

うーむ、魅力的です。でも、それはまだ先になりそうだ。

『博士、魔導量子コンピュータの計算はいつ終わるのですか?』

『……約100年だ。』

『正確には?』

『……計算開始から98年286日と18時間だ。……何か閃いたのかね?』

イリャーナが科学者の顔になった。

『98年286日と18時間、計算に必要ならその期間計算させれば良いのです。』

『どうやって……まさか、パンデモニウムか!!?』

『はい。……博士は教えてくれましたね?ナダウでは科学で出来ない事を魔法が……』

『魔法で出来ない事は科学が実現する……。君は天才だよ。話を聞こう。』

それから、直ぐに理論を組み立てて、論文にするのにまる2日かかってしまった。









バン!!

技術開発部の扉が開けられた。そこから入って来たのは2人の科学者だ。

『ただいま戻りました。カワサキ技術顧問は?』

ケビン博士が呼ぶと強面のジパング系の男が出てきた。

『よう、呼んだか?……5日も見ない間に男のツラになったなボーズ。』

『ありがとうございます。カワサキさん、聞きたい事があります。魔導量子コンピュータの基盤の耐用年数ですが、何年持ちますか?』

『なんでぇ、藪からボーに……。耐用年数?恐らく起動しっぱなしで20年は持つ。』

『……耐用年数を100年にする事は出来ますか?』

『うーん……純度99%の魔界銀銀と玉鋼が有ればイケると思うが、予算がなぁ〜。』

『技術的には可能なんですね!?』

『あたぼぅよ!!……何か企んでんなぁ?わからねぇけど面白そーだ!ちょっと待ってな……』

するとカワサキ技術顧問は壁掛け電話に行くと受話器を取った。

トゥルルルルルルル……トゥルル… ……

『おう!ジローだ!……あぁ……わかった、怒鳴るなよ……わかってる!……埋め合わせは必ず……おう……それでよ……面白いボーズがいるんだ……あぁ……あの変人のお気に入りだ…………そうだ……んでよー純魔界銀と玉鋼……頼めるか?……そうか!上がったらナナリーに取りに向かわす!シャーリーによろしく言ってくれ……あぁ!……ありがとよ!!アイリー愛してるぜ!!』

壁掛け電話の受話器がガチャン!と乱暴に置かれた。

『……玉鋼と純魔界銀は手配した!オレッち自慢の嫁オーガ3姉妹が総出でサポートしてくれるってよ!炭坑夫の嫁1号が掘削して、練屋の嫁2号が精製して、運送屋の嫁3号がデコトラで運んで来る。3日後には届くだろう。金は……なんとかしやがれ!!!』

カワサキ技術顧問は良い顔で親指を突き出した。

『カワサキさん、ありがとうございます。』

『あとは部長として予算はボクが上に掛け合ってみよう。プレゼンはあまり得意では無いがね?』

『よろしくお願いします。僕は早速準備に取り掛かります。』



それから10日後……



『……つーまーり、結界魔法陣術式で人工魔導水晶内に領域を作りパンデモニウムの空間の一部を召喚、定着させ、水晶内でもう一台これと同じ魔導量子コンピュータを作り、計算をさせんだな?で、その後、条件召喚術式を使用して、再度水晶内に領域を召喚。結界内部で百年ほど時間を経過させた魔導量子コンピュータからデータをバックアップ。始めに作った魔導量子コンピュータにバックアップデータを反映させる……と、そー言う事だな?』

ケビンがカワサキ技術顧問に説明をしていた。

『はい。そうです。時が止まった空間で100年は奇妙ですが、このパンデモニウムを利用した領域空間については過去に実証済みです。ご心配無く。既に魔法開発研究部のスタッフを手配しています。』

『用意が良いなボーズ。』

『……それで部品の耐用年数の件は大丈夫ですか?』

『大丈夫だ……って言いたい所だが、何せ百年だろ?どーやって実証実験するんだ?大丈夫だってのは、あくまでデータ上だデータ上!……ただな?……いーもん作ったぜ?』

『十分です!ありがとうございます。奥さん達にもありがとうって伝えて下さい。』

カワサキ技術顧問は少し照れたように頭をボリボリ掻いてケビンから目を逸らした。

『よせやい……ヤローに言われても、嬉しくねーよ。……さぁ、始めるんだろ?』

『はい!』

床にはナダウの魔導研究開発部が手掛けた魔法陣が刻まれていた。魔導科学者達の威信を賭けた芸術的な魔法陣だ。

『結界内部に繋がるゲートは空間術式と封間術式で空間を無理矢理繋げてある。したがって、機材はそのまま入れる事が出来る。結界内部で組み立てた後、最終調整。その後は魔導量子コンピュータを起動。解析をスタート。速やかに退避とする。では作業開始としよう!』

イリャーナ博士の号令で作業が開始された。

その場にいる全員が自分に出来る事に全力で取り組んで行く。そうして10日程で水晶の結界内部に魔導量子コンピュータと魔導化ウラニウムを使用する半永久発電機が設置された。

『博士!それからボーズ!……本当に中に残るのか!?』

結界の外側から内側のイリャーナとケビンに向かってカワサキ技術顧問が心配そうに声をかけている。

『はい。博士と相談して決めました。……約百年も魔導量子コンピュータを起動させるんです。誰か残ってトラブルに備えないと。』

『ケビン君が言った通りだ。……何、ボクも付いてるから安心してくれたまえ。100年後に会おう。君達にとってはこの後直ぐの事だろうがね。』

カワサキ技術顧問は号泣しながら彼らの話を聞いていた。他のスタッフも、『お幸せに!』とか『羨ましいぞコンチクショー』とか『リア充爆……』など声を上げている。

『わかった!……結婚式はしてやれねーけど……無事終わったら、オレっちと3人の嫁でデカイ家建ててやるっっ!!!』

『カワサキさん……ありがとうございます!』

『頑張れよーー!!』

そうして、水晶の領域結界が閉じられた。



『封印完了しました。』



カワサキ技術顧問はオイオイと泣いている。男泣きだ。


『……それでは、早速呼び出してみましょう。』

と、ナダウの魔法開発研究部の魔女が冷静にそう告げた。

『え"え"っ!?』(カワサキ技術顧問

固まる一同。

『あ、あの……パンデモニウムは時の流れが止まった無限に広がる空間なのです。し、したがって正しく条件を組み込み、術式を発動させれば100年後の結界領域を召喚することが出来ますです。……時間はあまりかけない方が良いと思うのです。……えっと……条件召喚起動っ……です!!』

魔法開発研究部のスタッフは条件召喚術式を発動させた。

『どうやらこの術式は成功みたいなのです!』

そうして新しいゲートから現れたのは、イリャーナ博士と少し大人っぽくなったケビンであった。ケビンの手には2つのディスクが握られていた。

『皆さん、ただいま!……大きなトラブルも無く、魔導量子コンピュータは計算を終了しました。成功です!!こちらがバックアップデータです。』

ケビンはディスクの内、ひとつをカワサキ技術顧問に手渡した。

『お、おう……お帰り。そりゃ……めでてぇなぁ……』

カワサキ技術顧問の心中は複雑であった。

『お疲れ様でございます。お2人の無事のお帰りをリタは心待ちにしておりました。』

『あぁ、ただいまリタ。久しぶりだね?……君にとってはつい今朝の事だけど……なんだか奇妙だね。』

『左様でございますね。』


ワァァァァアアアアアア!!!


『バックアップ……問題ありません!!……異世界の座標が出ます!!』


研究者達から一斉に歓喜の声が上がった。


『やったぞ!!成功だっっ!!!』

『……ん?ちょっと待て?……異世界の座標がわかったのは良いとして、どうやってそこに行くんだ?まだ質量の問題が解決してねーだろ??ゲートに入った途端に量子レベルに分解されるのはゴメンだぜ!??』

『カワサキさん、それについても手を打ってあります。……100年何もしなかったわけではありません。まだ質量のある物質は送れませんが、質量の無いデータや魔力エネルギーなら話しは別です。』

そう答えたケビンの手にはもう一つのディスクが握られていた。

『カワサキ技術顧問。君は確か昔、ジパングの建設会社にいたそうだね?なんでもジパング山脈を突き抜けるトンネルを作ったとか?』

イリャーナがしたり顔で質問をした。

『??……あぁ、オレっちがまだチンチクリンだった頃にやった1番でかい仕事だ。』

『どうやって、そのトンネルを掘ったんだね?』

『どうって……片側からで掘ると崩落する危険があるから……東西に別れて両端から……そうか、そう言う事か!!なるほど考えたな?』

『はい。質量の無いデータなら異世界に送れます。……魔導量子コンピュータの異世界検索の条件には、人間がいて……魔物娘がいなくて……文明があって、我々と同じ物理学と数式を扱い、ある程度の科学技術を持っている事を絶対条件としました。魔導量子コンピュータは存在して無いにしても、現行の僕達と同じ理論を用いた古典コンピュータが存在しているはずです。このディスクには古典コンピュータのデータ形式で、僕達の世界の様々な情報と量子の海の座標、ゲート構築の為の工程を魔法陣術式の形で書き込んであります。したがって、このデータを異世界にあるコンピュータが読み込む事が出来れば、データと同じく質量の無い魔力エネルギーも異世界に送れます。……リタさん。』

『はい。ケビン様。』

『オートマンであるリタさんにこのディスクの中の情報を異世界に届けて欲しい。今からリタさんをゲートに接続。リタさんの人格、記憶等の情報をデータ化して量子の海の先にある異世界で異界の門を作って欲しい。……お願い出来ますか?』

リタは微笑みと一礼をケビンに送った。今度は機械的なものではなく、生物的な美しい所作であった。

『かしこまりました。不肖の身ながら精一杯務めさせて頂きます。』

リタの元にうつむいたイリャーナがやって来た。

『リタ……今までありがとう。最後の命令を聞いてくれるかい?』

『はい……イリャーナ様。』

『危ないと判断したら、直ぐに引き返してくれ。』

『ご命令承りました。』

『それから……始めは恐らくコンピュータの中にいる事になる。ケビン君のようにチョロイ男性を捕まえる事。』

エッ……?(ケビン

『はい……。』

『それから、ボクの事は心配しなくていい。散らかしても、不摂生になってもケビンがお世話してくれる。』

オイ…………(ケビン

『それから……異界の門を作る事も大切だけど、魔物娘として……君の主人になる男性を幸福にしろ!!』

『全部……全部、承りました。イリャーナ様……ありがとうございます。ごめんなさい。わたくし……悲しくとも、機械なので……涙は出ないのです。』

泣きじゃくるイリャーナとリタは抱き合って別れを惜しんだ。それを見ていたカワサキ技術顧問は案の定男泣きをしていた。

かくして、リタは異界の門と繋がり、量子の海の先にある異世界へと旅立つ。

『……こちらリタ。接続完了しました。』

『状況は?』

『全て正常作動中です。』

『了解。……半永久発電機起動。』

『半永久発電機起動、了解。魔導化ウラニウム燃料棒エントリー。』

『エントリー確認。……発電機起動確認。』

『了解。座標確認。』

『座標確認完了。……行けます。』

『ゲートオープン……』

『ゲートオープン確認。』

『リタ……行ってらっしゃい…………。』

『はい……イリャーナ様。』

人魔歴 1998年 7月18日

リタは量子の海の先の異世界に向けて旅立った。

続く……
20/05/13 00:50更新 / francois
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■作者メッセージ
お読み頂きありがとうございます。
オートマンのみの予定でしたが、グレムリンもやってしまいました。タグ変更します。あ、ヤンデレタグはよ……
SF要素を織り交ぜつつ、なるたけ現実的にしてみましたがいかがでしょうか?
次回は今度こそオートマンを書きます。

さて、次回の舞台は1998年の現代の日本です。リタさんの運命やいかに?はたしてゲートは完成出来るのか??

続く!

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