読切小説
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終わった誰かの閑話休題
始めましてのかたは初めまして。僕の名前はリヒトと言います。

元勇者で、元男の子だったんだけど、今は魔物になって女の子になってしまっています。
そして今は大好きだったアルフレッドお兄ちゃんのお嫁さんになっています。
アル兄ちゃんと僕は勇者としての旅を続けていて、僕が女の子になってそれを終えました。
僕とアル兄ちゃんは二人、ここが旅の終わりと決めて冒険の旅を終えることにしました。

僕たちは魔物領で家を借りて、生活と性活をしています。
まいにちまいにち魅力的で、えっちな身体を使ってアル兄ちゃんを毎日誘惑しています。
誘惑したあと暴走したアル兄ちゃんに好き放題させてえっちなことをされちゃってます。

アル兄ちゃんは最近理性のタガが外れたように僕にえっちなことをしてきます。
僕はアル兄ちゃんに求められるのが嬉しくて仕方がないので全部受け入れちゃってます。
えっちなことは大好きだし、僕もこの女の子の身体をどんどんスケベにしたいんです。


今でこそこんな健康な身体を持ってる僕なんですが、昔は病弱でやせ細っていました。
勇者になってみるみる健康になっていった後も、そこから女の子の身体になってしまったときも。
別人の身体を使っている。そんな感覚が抜けきらない。
自分の心が先に結果を受け入れて、身体は借り物の身体を使っている感覚なんだ。
アル兄ちゃんと触れ合えて嬉しい心と、セックスしたいすけべな身体の二つの気持ちがあるんだ。
だから元男の子としてのエロい視点で、女の子にさせてみたいことをいっぱいさせて貰ってる。
僕のカラダはそれに100%以上で答えてくれるどすけべボディなんだ。
そしてアル兄ちゃんの性欲を全部受け止めることが出来るすごいカラダなんだ。
この身体を精一杯使ってアル兄ちゃんを誘惑しまくってる毎日です。
ほかのおんなのこにとられたくないしね。

最近アル兄ちゃんは僕の魔物としての魔力に感化されたのか遠慮が無い。
僕がどんなことでもやってあげてるのもあるだろうけど、本当に最近遠慮が無くて強引で……

きゅんとくるよね……♥


* * *


まいにちまいにちエッチでスケベでヘンタイで淫らなえろえろの楽しい日々を送っています。
おっぱいやお尻なんかは当たり前のように触られて揉まれます。
服の上から揉みしだかれることを考えてブラジャーはつけていません。
僕のおっきくて柔らかいおっぱいを毎朝毎晩堪能して顔をうずめてきたりします。
僕からもアル兄ちゃんにぱふぱふしてあげたり、おっぱいを押し付けたりして誘惑します。
ピンク色の乳首もアル兄ちゃん専用で指でくりくりしたりお口でちゅぱちゅぱされちゃいます。
そのたび気持ちよくて僕はおっぱいをいじられるだけで簡単にイってしまいます。


パンツはアル兄ちゃんがどんな風に僕にセクハラをするかで履くことを決めています。
超ミニスカで前がオープンになってるパンツを履かせたり。
下半身だけ露出させて、足を少し開きながら家事をさせたり。
上から擦って濡れさせて汚れさせるためにパンツを履かせたり。
脱がせた後、僕にパンツ手コキさせたるために履かせたり。
あとべっとべとに精液が付いたパンツを履かせたり……♥


当然、僕のおまんこもアル兄ちゃんはいじり放題です。
いつでもどこでもどんなときでも僕の股の間に手を伸ばしてさすさすと擦ってきます。
僕のお尻や足の間に顔をうずめてきて、僕のえっちな匂いを深呼吸しながら嗅いだりしてきます。
人前で隠しながらおまんこを遠慮なくくちゅくちゅさせて僕の足をがくがくとさせちゃいます。
僕はなんどもなんども声を出しそうになって、アル兄ちゃんの意地悪に頑張って堪えてるんです。
路地裏でいじられたときは遠慮なく指をずぼずぼ入れてきて思わず絶叫しそうになりました。
その時はイっちゃって気持ちよすぎておしっこを漏らしちゃいました。


最初は僕の趣味というか性癖だったんだけど、最近はアル兄ちゃんも乗ってきました。
こんなに可愛い女の子が、アル兄ちゃんが見てるなか、おしっこをじょぼじょぼとしちゃうんです。
アル兄ちゃんに見られながら、勢いよくおしっこしながらダブルピースとかしちゃうんです。
ぼくどへんたい。
負けたほうはエッチなことされちゃうというルールでおしっこの飛ばしあいっことかします。
大きく反り返って大股を開きながら、孤を描くようにおしっこして見せつけます。
おしっこをした時の気持ちよさと、見られてる気持ちよさが混じってぞくぞくします。
そして負けちゃいます♥
勝ったほうは次の勝負まで相手を好き放題にしていいんです♥
一度も勝ったことないんだけどね♥


着用する衣服もいろんなものを着用します。
魔物のお店は全体的に価格が安めなのでいっぱい買ってしまいます。
強くてかっこよくて凄いアル兄ちゃんは女の子にモテモテなのです。
物語の主人公みたいにハーレムとかを作ってしまっても仕方がないくらいかっこいいんです。
でも僕は、アル兄ちゃんを独占したい。
他の女のひとにアル兄ちゃんを取られたくない。
僕は元男で、降ってわいた女の子の身体で魅了してるだけなんじゃないかと思っている。
アル兄ちゃんが他の女の人に興味を持ってしまったら、僕は捨てられちゃうんじゃないかって。
そんなことは無い、とは信じているんだけど、少し、怖い。
奪われてしまうかもしれない。そう思うだけで、胸が苦しくなる。
でも、アル兄ちゃんを独占していても縛り付けるだけのような気がするんです。
アル兄ちゃんにはもっと自由にいてもらいたいな、って思うんです。
だから、折衷案。


アル兄ちゃんといろんなえっちな服を着た僕といっぱいコスプレえっちするんです♥


ほらいろんな服着た女の子とえっちできるアル兄ちゃんハーレム(一人)の出来上がり!
勇者アル兄ちゃんの冒険の周りに居るいろんな人の衣装を僕が着こんでハーレムを作る!
ぼくあたまいい!


露出だらけのビキニアーマー戦士さんを真似て野外で力づく逆レイプエッチしたり♥
清楚な神官さんを篭絡して甘々ラブラブエッチでえろえろにとろけさせていったり♥
魔法使いのおねーさんを真似て魔法で誘惑して、ドすけべえっちにドハマりさせたり♥
遊び人さんを他のアソビが出来ないように快楽漬けにしちゃって専用にしちゃったり♥


同じ志を持つ、女勇者さんと心の底から愛し合って結ばれたり。


そんなスケベ極まりない毎日を送っています♥


* * *


どれだけアル兄ちゃんとセックスしても、どれだけエッチなことしても、どれだけ愛されても。
借り物の身体を使っている。偽物のような心で女の子になっている。という気持ちが抜けません。
元々男の子だったという事実は変えられませんし、今までの自分を否定するつもりもないのです。
でも、もともと病弱だった僕はいまいち性欲というものに関心が薄かった気がするのです。
だから、元の性別は男の子だったけれど。心は男ではなかったのかもしれません。
身体は当然男の子だったので、心が女の子だったというわけではなかったんだけど。
どちらでもない心を持っていたのかもしれない。と今になって思う。


アル兄ちゃんからの愛を受け止めることが出来て、アル兄ちゃんと心がつながる嬉しさも感じます。
でも現状の性欲があふれてエッチなことをしたいこの健康な身体にいまだに心は慣れません。
僕のカラダはえっちなことをしまくっていたいし、それでアル兄ちゃんを気持ちよくさせたい。
身体は正直で、アル兄ちゃんに見られたいし、触られたいし、興奮してほしいし、入れてほしい。
でも僕の心は暴走するカラダの欲に振り回されている感じがずっとしているのです。
それは悪いことではなくて、むしろ魔物的には何も考える必要が無いくらい正しいことだけど。
僕のカラダは僕の心が迷っている間にアル兄ちゃんを誘惑し続けて、えっちなことをしちゃいます。
アル兄ちゃんはその性欲を受け止めて、兄ちゃんからも求めてきて延々繰り返しちゃいます。
僕が思うこの違和感は、アル兄ちゃんに話しかけてもどうしようもないことだから。
僕自身で結論をつけなきゃいけない悩みだから、僕はずっと悩み続けている。
なにせ、いまいち言葉にできない悩みなのだ。アル兄ちゃんに相談しても戸惑うだけだと思う。

もう僕は、何も考えないほうが良いのだろうか。

きもちいいし。
おちつくし。
みたされるし。
すきだし。
あいしてるし。
らくだし。

何かを諦めたように、僕は考えるのをやめようとした。
アル兄ちゃんに溺れていよう。アル兄ちゃんに恋い焦がれたままでいよう。
僕はこの身体を使ってアル兄ちゃんを誘惑し続けて、欲で汚れさせて、発散させてあげよう。
一生繋がって、セックスして、エッチして、交尾して、生殖活動を続けよう。
もういいや、アル兄ちゃんを縛り付けながら、一番奥に出される以上のしあわせはないし。
このまま一緒に沈んでいこう。





そう思っていた、ある朝。


「リヒト、冒険を再開しよう」
「え?」


アル兄ちゃんが冒険を再開すると言い出した。


「いや、大したものじゃないよ。冒険者として活動を再開しようって話だ。
 色々と考えたんだけどさ。やっぱりここで終わるのは勿体ない気がしてさ。
 勇者としての旅は終わってしまったけど、俺たちで新たな旅を始めることはできる。
 俺は、もっと強くなりたいし、強くなれるはずだとまだ思っている。
 俺は、こんな燻ったカタチで旅を終わらせたくなかったことに気が付いたんだ。
 だから、一緒に冒険をやり直そうぜ、リヒト」


そんな不器用で、でも前をまっすぐ向いたアルフレッド兄ちゃんの冒険の誘いでした。
僕は、きょとんとしたあと、なぜか噴き出して笑ってしまいました。


「な、何かおかしいこと言ったか?」
「いや、そんなことないよ。カッコいいなぁって思っただけ。
 そうだね、アル兄ちゃん納得できてないもんね。まずは僕より強くならなくちゃねー。
 いいよ、ついて行ってあげるよ。どこへでも、どこまでも。一緒に行こう」

さっきまで鬱屈とした森のような場所に居た僕の心は晴れやかな気分になっていた。
ああ、やっぱりアル兄ちゃんは勇者様だったんだなぁ。
あんなに迷っていた僕を簡単に連れ出してくれた。
すごいや。


「じゃあ、今すぐにでも冒険に出かける準備をしようか、僕の勇者様」
「おう、行こうぜリヒト、何処へでも連れて行ってやるよ」


そうして僕たちは借りていた家から荷物を引き払い、新たな冒険の旅に出立することになる。
さあ、これから二人でどこに行こうか。
16/04/03 23:31更新 / うぃすきー

■作者メッセージ
カラダは真性のドスケベだと思います(確信)

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